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ロンドンからハリーポッターのロケ地観光!映画のワンシーンで見かけたあの場所20選を巡ろう

目次

【イギリス・ロンドン在住者執筆】書籍から映画まで世界的大ヒットをだしたあの「ハリーポッターシリーズ」の舞台でもあるイギリス・ロンドン。

ロンドン市内はもちろん、日帰りで行ける距離にあるロケ地は連日多くのハリーポッターファンが訪れる人気スポットです。

ハリーポッターを抜きにしても観光スポットとして魅力あふれる場所が多く、イギリスの歴史や文化を感じられるでしょう。

今回はロンドン在住miholocoさんが映画のワンシーンで見かけた撮影場所20選を紹介します。


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この記事を執筆したライター:ロンドン在住「miholocoさん

まるでハリーポッターの世界にいるよう!ロンドン周辺にはロケ地がたくさん


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ヨーロッパ随一の大都市ロンドン。

日本からロンドン(ヒースロー)までは飛行機で約14-15時間。
日本との時差は9時間(サマータイム時の3月下旬〜10月下旬は8時間)。

東京の約7割程度しかない面積に、ローマ時代から残る歴史や緑多い自然、近代的な建造物、多国籍な文化が集まっている魅力的な街です。

そのロンドンといえば1997年に刊行されて以来、世界的ベストセラーとなり2001年には映画化された「ハリー・ポッター」の舞台としても有名。

近年この映画公開より20周年を記念してのイベントも多く、ハリポタブームが再燃し“ロケ地巡り”ツアーが人気となっています。

ロンドンから行けるハリーポッターのロケ地20選を紹介


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初版発売から20年以上経った今もなお、世界中で人気のハリーポッターシリーズ。
映画ではロンドンをはじめ、イギリス全土の歴史ある建物や迫力ある景色がロケ地として使われています。

数々の名場面を再現できる場所に世界中から訪れるハリーポッターファンも大興奮!映画を一度でも観たことがある方なら、「この場面あった!あった!」とうなずいていただけるはず。

そんな映画の名シーンが撮影されている、ロンドンから行けるおすすめのロケ地をシーンの解説と共にご紹介します。

魔法の世界に飛び込みましょう!

キングス・クロス駅 Platform 9と3/4番線(King’s Cross) - ロンドン


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多数の地下鉄や鉄道が交差するロンドンの主要なターミナル駅のひとつ。
日本で言うと東京駅みたいなイメージです。


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ここはロケ地巡りで欠かせないハリー・ポッター聖地のひとつ。
ホグワーツ特急の始発駅とされるのがこのキングス・クロス駅です。


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「ハリー・ポッターと賢者の石」でハリーたちがホグワーツ魔法魔術学校に初めて向かうシーンは有名ですよね!

実際に撮影で使われた場所はこの駅の4番線と5番線の間のアーチ型の柱です(改札内)。


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その乗り場となるPlatform 9 3/4番線を再現したフォトスポットがキングス・クロス駅構内(9番線・10番線近く)のハリー・ポッターグッズショップ隣の壁面にあります。


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こちらのフォトスポットで、ハリーポッターになった気分で写真を撮りましょう!


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平日でも写真を撮る人の長蛇の列ができる、大人気の場所。


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ショップではここでしか買えない限定アイテムもあるので、お土産品に悩んでいる方は要チェックです!

The Harry Potter Shop at Platform 9 3/4】

  • 住所:Kings Cross Station, London, N1 9AP
  • アクセス:地下鉄「King’s Cross St Pancras Station」下車、徒歩約4分
  • 営業時間:月-土 8am-8pm、日(バンクホリデー含む) 9am-8pm
  • 公式サイトHP:https://harrypottershop.co.uk/pages/platform934

セント・パンクラス駅(Saint Pancras)‐ ロンドン


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セント・パンクラス駅(St Pancras)はキングス・クロス駅(King’s Cross)と隣り合わせの駅。
イギリスを代表するターミナル駅の一つです。


Photo by miholoco※写真右がキングス・クロス駅

イギリス北部や南東部方面への電車や、パリ行きやブリュッセル行きのユーロスターの発着駅ともなっています。
ネオ・ゴシック様式の壮麗な建物が、まるでイギリスの格式ある歴史を物語っているようです。


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また、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」で、列車に乗り遅れたハリーとロンが、ウィーズリーおじさん(ロンの父親)の空飛ぶ車でホグワーツに向かうシーンで使われたのがこの駅です。


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ハリー・ポッターの映画ではこのセント・パンクラス駅がキングス・クロス駅として撮影されています。

  • 住所:Euston Rd., London N1C 4QP
  • アクセス:鉄道「St Pancras」駅下車
  • 営業時間:24時間
  • 公式サイトHP:https://stpancras.com/

レドンホール・マーケット(Leadenhall Market)‐ ロンドン


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ロンドンで最も古いアーケードで、重要文化建築物にも指定されています。
「ハリー・ポッターと賢者の石」で、ハリーとハグリットがホグワーツ魔法魔術学校で必要なものを揃えるためのお買い物に行くシーンのロケ地。


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このアーケードの路地(Bull’s Head通り)には、あのダイアゴン横丁に繋がるパブ「濡れ鍋」の入り口が実在します!


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撮影時は黒く塗られていましたが、実際は現在白い扉のメガネ屋さん「The Glass House」になっています。

この場所は金融街(シティ・オブ・ロンドン)の真ん中。
平日はロンドンのオフィスワーカーたちが談笑していたり颯爽と歩いている姿が見られます。


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ここはロンドン橋やバラマーケットまで徒歩約15分の距離なので、他の観光とあわせて周るのにもおすすめです!

  • 住所:Gracechurch St London EC3V 1LT
  • アクセス:地下鉄「Bank」駅下車、徒歩約8分
  • 営業時間:アーケードは24時間通行可(各店舗によっての営業時間は変わります) ※土日休業の店舗が多いのでここで飲食など楽しみたい方は平日に!
  • 公式サイトHP:https://leadenhallmarket.co.uk

バラ・マーケット(Borough Market)‐ ロンドン


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「ロンドンの台所」とも呼ばれ、ヨーロッパ中の食材が集まるローカルにも人気のマーケット。
ロンドン最古のマーケットで、その歴史は1000年以上さかのぼります。

映画のロケ地となったのはこのマーケット内ではなく、マーケット横のストーニー通り(Stoney Street)。


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ここは「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のナイトバスが「濡れ鍋」の前でハリーを降ろすシーンで登場した場所です。


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またハリーが宿泊している「濡れ鍋」の部屋から外を眺めるシーンは、高架横の4階建のお店の4階から撮影したといわれています。


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マーケット内には新鮮な魚介類やお肉、野菜、フルーツ、チーズ、パン、スパイスなどたくさん揃っていて、食べ歩きを楽しむのにもオススメ。

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バラマーケット名物の魚介パエリヤや、キノコのリゾットは並んでも食べたい一品です!

  • 住所:8 Southwark Street, London, SE1 1TL
  • アクセス:地下鉄「London Bridge」駅下車、徒歩2分
  • 営業時間:月 定休、火-金10am–5pm、土 9am–5pm、日 10am–4pm
  • 公式サイトHP:https://boroughmarket.org.uk/

ロンドン動物園(London Zoo)‐ ロンドン


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この動物園は1828年にリージェンツパーク(The Regent's Park)の敷地内に開設された、世界最古の科学動物園。


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ここは「ハリー・ポッターと賢者の石」でハリーがダーズリー家と一緒に行った動物園です。

ハリーが初めてパーセルタング(蛇語)で話したシーンは記憶に残っている方も多いはず。

ダドリーに不意にパンチされたことで無意識に魔法を使ってしまい、ガラスを消して蛇を逃がしたシーンはこの爬虫類館で撮影されました。


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この動物園の特徴は今にも触れそうな動物との距離感。動物好きにはたまらない展示になっています。

また、園内には他の動物園ではあまり見ないような設計の飼育スペースや、クスッと笑ってしまうユニークな看板があるのも楽しみのひとつです。

ホリデー時期は人気のため、チケットは事前のオンライン予約をおすすめします!

オンライン予約に不安がある方は、「ロコタビ」でロンドン在住のロコにサポートを依頼してみてくださいね。

  • 住所:Outer Cir, London, NW1 4RY
  • アクセス:地下鉄「Comden Town」駅下車、徒歩22分
  • 開園時間:10:00am – 4:00pm (〜6:00pm) 最終入園:3:00pm(〜5:00pm) ※時期により閉園時間が変わります
  • 入場料:
    • 大人 £31(平日などオフピーク時27£)
    • 子供 £21.70(平日などオフピーク時18.9£)※2歳以下無料
  • 公式サイトHP:https://www.londonzoo.org/

ウェストミンスター駅(Westminster station)‐ ロンドン


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「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」でハリーがウィーズリーおじさん(ロンの父親)と懲戒尋問に出頭するため魔法省に行く時に、使った地下鉄の駅。

ウィーズリーおじさんが地下鉄の乗り方がわからず自動改札機で引っかかっていたシーン、それがこちらの駅の改札です。


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ハリポタファンでなくても、ウェストミンスター駅周辺はロンドンの観光名所が集まった魅力ある場所でもあります。


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駅を出ると目の前にはビッグ・ベン(Big Ben)。

その右手奥にはウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)があります。

そしてテムズ側の向こう側には観覧車のロンドン・アイ(London Eye)があり、ロンドンを代表する建物が一挙に見渡せるのが見どころです。


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ロンドンに来たら一度は行っておきたい場所。訪問リストに忘れずに入れてくださいね!

ミレニアム・ブリッジ(Millennium Bridge)‐ ロンドン


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西暦2000年を記念して建設された、テムズ川を南北に渡る歩行者専用の橋。
セントポール大聖堂とテートモダンを繋いでいるので、周辺の観光の行き来を便利にしてくれています。


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「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の冒頭、マグルが通行中のミレニアム橋を死喰い人(デスイーター)たちが破壊して、テムズ川へ落下させたのがこの橋。


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有名なノーマン・フォスター卿設計の橋で前評判も高かったのですが、開通して二日後には大きな横揺れが原因で閉鎖されたことでも有名です。
これによって、「Wobbly Bridge」(ゆらゆら橋)と呼ばれるようになったこともあるとか。その後、工事を経て現在は問題なく渡れるようになっています。

また、余談ですがセントポール側の橋裾にあるCity of London Schoolは、ハリー役のダニエル・ラドリフの出身校としても有名です。


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  • 住所:Thames Embankment, London EC4V 3QH
  • アクセス:地下鉄 「Mansion House」駅下車、徒歩約6分

セントポール大聖堂(St. Paul's Cathedral)‐ ロンドン


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大きなドームが印象的な英国国教会の大聖堂。

ベルタワーの内部にある螺旋階段が、占い学のトレローニー教授の教室へ向かうシーンで撮影された場所です。


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金融街(シティ・オブ・ロンドン)にある大聖堂で、シティ内ではこのセント・ポール大聖堂より高い建造物を建ててはいけない基準があり、ロンドン市民のシンボルともなっています。

ここは1981年にチャールズ3世と故ダイアナ妃の結婚式が行われた場所としても有名。壮麗なステンドグラスや迫力あるパイプオルガンは圧巻です。
またドームの小塔は階段で上ることができ、ロンドン市内を見渡すことができます。

ミレニアムブリッジやテートモダンが近いので、セットで見学するのもいいかもしれないですね。

  • 住所:St.Paul’s Churchyard, London EC4M 8AD
  • アクセス:地下鉄「St Paul’s Station」駅下車、徒歩2分
  • 営業時間:
    • 月火木金土 8:30am-4:30pm
    • 水 10:00am-4:30pm(最終入場 4:00pm)
  • 入場料:大人 £20.5 子供 £9(5歳以下無料)
  • 公式サイトHP:https://www.stpauls.co.uk/

オックスフォード(Oxford)

大学都市として世界中で有名なオックスフォード。
名門オックスフォード大学は30以上ものカレッジの総称として知られています。

その中で最も古いカレッジの一つであるマートン・カレッジは現在の天皇陛下が大学時代に留学されたほか、各国の王室や要人が留学するカレッジとしても有名です。

地図で見るとロンドンとオックスフォードは遠く感じてしまいますが、ロンドン・パディントン(Paddington)駅から電車(Great Western Railway)で1時間弱。
乗り換えもなく2駅と、ロンドンから日帰りでも移動しやすい場所です。

この街にもハリー・ポッターのロケ地となった場所がたくさんあり、ハリー・ポッターファン必見のスポットとなっています。

  • アクセス:鉄道「Oxford」駅下車

クライスト・チャーチ(Christ Church)

歴代のイギリス首相も通ったオックスフォードで最大規模のカレッジ。

このクライスト・チャーチカレッジ内にあるザ・グレート・ホールは、ホグワーツ魔法魔術学校の大広間・食堂シーンで使われたファン憧れのロケ地です。


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食事シーンや組分けのシーンなどで、よく登場するこの場面は映画そのもの。
ここではこの雰囲気に興奮した様子でシーンを真似する人たちが続出。

食堂の手前の階段も、ハリーやハーマイオニーがマクゴナガル教授と出会うシーンなど蘇ってきますよね!


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実際に現在も学生が通常使っている食堂のため、ランチの時間帯(11:45am-2:00pm)は見学ができません。
見学する時間には要注意。

また、学校が休みの期間はなんと学生寮に一般の方が宿泊できます。
宿泊者はこの大広間で朝食を食べることができるので、ハリー・ポッターのリアルな世界を体験したいファンは必見です!

  • 住所:St Aldate’s, Oxford OX1 1DP
  • アクセス:鉄道「Oxford」駅下車、徒歩約17分
  • 開館時間:
    • 月-土 10:00am-5:00pm
    • 日 2:00pm-5:00pm(ホール)10:00am-11:15am、2:30pm-4:30pm
  • 入場料:大人 £16〜 子供 £15〜(5歳未満無料)*時期より入場料が変わります
  • 公式サイトHP:https://www.chch.ox.ac.uk/

ボドリアン図書館(Bodleian Library)


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オックスフォード大学の図書館。
ボドリアン図書館はひとつの建物ではなく、オックスフォード市内に点在する27の専門的な図書館の総称です。

規模は大英博物館に次いでイギリスで2番目の大きさ。
この27の内のひとつ、Bodleian Old Libraryにある「ハンフリー公図書館(Duke humfrey’s Library)」という部屋が、ホグワーツ魔法魔術学校の図書室のロケ地です。


出典:Duke Humfrey's Library, the oldest part of the Bodleian Library, Oxford©annetgent/Wikicommons

ハリーが夜中に寮を抜け出し、禁書の棚からニコラス・フラメルの情報を探すシーンがまさにここです!

また、図書館の1階にある「神学校の教室 (Divinity School)」は「ハリー・ポッターと賢者の石」ではホグワーツの医務室として撮影。「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」ではクリスマスのダンスパーティーにむけてマクゴナガル先生がダンスレッスンを開催した場所でもあります。

図書館公式サイトのガイドツアーに申し込まないと、館内見学はできないので事前予約必須。また館内写真撮影禁止のため、見学した人しか味わえない感動があります。

またロケ地ではないですが、外観がみごとなイギリス初の円柱図書館「ラドクリフ・カメラ(Radcliffe Camera)」もガイドツアーに参加すると内部を見学できるのでこちらも必見です。

ガイドツアー予約や英語に不安がある方は、「ロコタビ」でロンドン在住のロコにサポートを依頼してみてくださいね。

  • 住所:Bodleian library, Broad Street, Oxford, OX1 3BG
  • アクセス:鉄道「Oxford」駅下車、徒歩18分
  • 開館時間(Divinity School):
    • 月-金 9:00am-5:00pm
    • 土 10:00am-5:00pm
    • 日 11:00am-5:00pm ※Divinity Schoolのみの見学もできます £2.5/人
  • 営業時間(ツアー受付):月-金 9:00am-4:00pm
  • ガイドツアー:10£(30分)、15£(60分)、20£(90£)
  • 公式サイトHP: https://visit.bodleian.ox.ac.uk

ニュー・カレッジ(New College)

オックスフォード大学のカレッジのひとつ。

「炎のゴブレット」の回廊と中庭のロケ地。三大魔法魔術学校対抗試合に選出されたハリーがセドリックに話しかけるシーンや、ドラコ・マルフォイがマッド・アイ・ムーディーにフェレットされた場所です。

このカレッジは、すべての建物が長方形の形をしているのが特徴。チャペルの奥の祭壇画や天井の高い食堂も見ごたえがあります。

そして、見覚えのある大きな木のある中庭や回廊からの眺めは、映画のワンシーンを彷彿させ感動もひとしおです。

  • 住所:New College, Oxford, OX1 3BN
  • アクセス:鉄道「Oxford」駅下車、徒歩約20分(バスもあり)
  • 開館時間:
    • 冬(2023/10/17-2024/3/10)月 定休、火-日 1:30pm-4:30pm(最終入場 4:00pm)
    • 春夏(2024/3/11-10/13) 10:30am-5:00pm(最終入場 4:30pm)
  • 入場料: 大人 £8 (7歳以下無料) シニア/子供(16歳未満)/学生 £7 ※現金不可。クレジットカードのみ使用可なので要注意!
  • 公式サイトHP:https://www.new.ox.ac.uk/

レイコック(Lacock)

ロンドンの北西約200kmのコッツウォルズ地方にあるレイコック村。
村全体をナショナル・トラストが管理・運営しています。

そのため、まるで中世のまま時が止まったような街並みが、状態もよくそのまま残っているのがとても印象的です。数々の映画やドラマのロケ地にもなっています。

「ハリー・ポッターと謎のプリンセス」の冒頭で、駅のホームにいるハリーのもとにダンブルドア校長が現れ、ハリーを連れて”「付き添い姿現し(瞬間移動)」 で来た場所がまさにここです。

ダンブルドア校長の旧友で、元ホグワーツの教授だったホラス・スラグホーン教授が住む、バドリー・バーバトン村として撮影されました。

ロンドン・パディントン(Paddington)駅から電車(Great Western Railway)で約1時間10分。
日帰り観光もできるので、ロンドンとはまた違ったイギリスらしい田舎の街並みを楽しみたい方にはオススメです。

  • アクセス:鉄道「Chippenham」駅下車

レイコック寺院(Lacock Abbey)

ホグワーツ魔法魔術学校の内部シーンの多くが撮影された場所として有名です。
中庭はハリーが雪の中フクロウのヘドウィグを飛ばすシーンの撮影地。

中にいくつもある部屋はホグワーツの教室として使われました。

そして、その数あるシーンの中でも一番の見どころがやはり回廊!
この回廊はハリーやホグワーツの生徒たちが歩くシーンで何度も登場しています。

また、「ハリー・ポッターと賢者の石」でハリーが「みぞの鏡」を見つけ、鏡にうつる亡くなった両親の姿に魅入る印象的な場面も、この寺院がロケ地です。

その他、スネイプ教授の魔法薬の授業やクィレル先生の闇の魔術の防衛術の授業で使用された部屋もあります。ファンにはたまらないシーンがたくさんつまったレイコック寺院。

ハリポタ聖地巡礼には、はずせないロケ地ですね!

  • 住所:Lacock Chippenham SN15 2LG
  • アクセス:鉄道「Chippenham」駅下車 バス約13分
  • 開館時間:10:00am-4:00pm
  • 入場料:大人 £11〜、子供 £5.5〜(時期により入場料が変わります)
  • 公式サイトHP: https://www.nationaltrust.org.uk/visit/wiltshire/lacock

聖シリアク教会(St Cyriac's Church)

11世紀末に創建されたレイコック村のチャーチ通りにあるランドマーク的存在の教会。
ハリーポッターでは、「ゴドリックの谷の教会」として登場した場所です。映画内ではハリーの両親のお墓がこの教会にあるという設定になっています。

  • 住所:Church St, Lacock, Wiltshire, SN15 2LB
  • アクセス:鉄道「Chippenham」駅下車、バス約12分
  • 営業時間:9:00am-5:00pm
  • 入場料:無料
  • 公式サイトHP: https://www.stcyriacs.org.uk/

ハリーの両親の家・スラグホーン教授の隠れ家

ハリーの生まれた家は聖シリアク教会のすぐそばの同じチャーチ通りの端にあります。

「ハリー・ポッターと賢者の石」でヴォルデモートからハリーを守ろうとして、両親が殺されてしまった過去を振り返るシーンで登場。
ファンなら絶対押さえておきたい聖地のひとつ。

また、カンタックス・ヒル通りには「ハリー・ポッターと謎のプリンセス」でホラス・スラグホーン教授が死喰い人(デスイーター)から逃げるために隠れていた隠れ家もあります。

そのスラグホーン教授をホグワーツ魔法魔術学校に復職させるため、ダンブルドア校長とハリーが家を訪ねるシーンで使われたロケ地です。

どちらも邸宅のため外観見学のみになります。

  • アクセス:鉄道「Chippenham」駅下車、バス約12分

レイブナム(Lavenham)

ロンドン北東部のサフォーク州にある村で、15世紀に羊毛貿易で栄えた街。パステルカラーの漆喰がアクセントになった木組みの雰囲気ある家並みが、可愛くて魅力的です。

「ハリー・ポッターと死と秘宝part1」に登場するゴドリックの谷の背景がこのレイブナム村。
中世に建てられたチューダー様式の家が、大きく歪み傾いている街並みは、魔法の世界にいる錯覚に陥ります。

また、キルティング・ジャケットで有名なラベンハムの創設者であるエリオット夫人もこの村に住んでいたひとり。

エリオット夫人は丈夫で保温性の高いナイロン・キルティングを使ったホースブランケットを作り、ラベンハムは乗馬用具業界で瞬く間に人気となりました。

現在では日本人の方とのコラボデザインのコートもあったりと日本でも人気の商品。
ラベンハムから車で10分程のサドベリー(Sudbury)にはFactory Shopがあります。
タイミングによってはお買い得品もあるとか。

観光ついでに足を運んでみると掘り出しものに出会えるかも。

ロンドンのリバプールストリート駅(Liverpool Street)から電車(Greateranglia)とバスで約2時間半。

  • アクセス:鉄道「Colchester」駅下車、バス1時間半

セブン・シスターズ(Seven Sisters)‐ イーストボーン


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イギリス南部にある自然が造りだした大絶景!全長約20kmにもおよぶ白亜のチョーク(石灰岩)でできた壁が、フォトジェニックで有名な観光スポットです。

フランス側から見ると、この崖が7人の姉妹のように見えたことから名づけられたといわれています。

映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」のクィディッチの世界大会が行われた場所がここです。
ポートキーのブーツに触れて大会のある場所へ瞬間移動し、たどり着いた先の背景がこの崖になります。


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ハリポタファンでなくても、この壮大な迫力ある景色に誰もが唸るパワースポット!

ぜひロンドンの街中とはちがう、イギリスの自然あふれる魅力に触れてみてほしいです。

ロンドンのビクトリア駅(Victoria)から電車(Southern)とバスで約2時間。

  • 住所:East Sussex, BN25 4AD
  • アクセス:鉄道「Eastbourne」駅下車、バス約20分
  • 営業時間(Visitor Centre):10:00am-4:00pm
  • 公式サイトHP:https://www.sevensisters.org.uk/

グロスター大聖堂(Gloucester Cathedral)- グロスター


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コッツウォルズ西部のグロスターにある大聖堂。
こちらのステンドグラスが綺麗な回廊が、ホグワーツ魔法魔術学校の廊下のシーンのロケ地です。


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この回廊といえば、「ハリー・ポッターと賢者の石」ではトロールがハーマイオニーのいる女子トイレに向かうハラハラするシーンが思い出されます。

また、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」では、この回廊の壁に描かれた有名な血文字のシーンや、トム・リドルの日記が発見されたシーンも撮影。


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こちらの大聖堂は、ファンでなくても細部まで美しい圧巻の建築に魅了されるはず。

こちらはロンドン・パディントン駅(Paddington)駅から電車(GWR: Great Western Railway)で約1時間45分。日帰りでも行ける距離です。

ただ、ロンドンのホテルへ送迎付きのオックスフォード&レイコックの1日で巡るハリポタ聖地巡礼ツアーもあります。

こちらはスタッフさんが日本人の方なので安心の日本語ガイドで周れるのが最大のポイント。気になる方は事前にチェックして、お早めのご予約をおすすめします。

ツアー予約に不安がある方は、「ロコタビ」でロンドン在住のロコにサポートを依頼してみてくださいね。

  • 住所:12 College Green, Gloucester GL1 2LX
  • アクセス:鉄道「Gloucester」駅下車、徒歩約12分
  • 入場料:無料
  • 営業時間:月-土 10:00am-5:00pm 日 12:00noon-5:00pm
  • 公式HP: https://gloucestercathedral.org.uk

シャンブルズ(Shambles)‐ ヨーク


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イングランド北部・中世の街ヨーク。
旧市街を城壁が囲んでいて、城壁の内外を歩いて回ることができる歴史の中にいるような街。


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その中に、映画で何度も出てくるダイアゴン横丁のモデルとなった商店街、シャンブルズ通りがあります。

低い木造の民家や狭い店舗がぎゅうぎゅうに軒を連ねている路地が印象的。

昔は肉屋さんでお肉をぶら下げていたなごりで、上の階が覆いかぶさるように飛び出た軒並みになっているのだとか。

まるで今にも動き出しそうな魔法の世界!

ロンドン・キングスクロス駅(King’s Cross)から電車(LNER: London North Eastern Railway)で約2時間。朝早めに出発すれば、ロンドンからの日帰りも可能です。

グレンフィナン高架橋(The Glenfinnan Viaduct)‐ スコットランド

スコットランドにある蒸気機関車「West highland 鉄道」の鉄道高架橋。

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」と「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」で登場します。この橋を渡る赤が綺麗な列車ジャゴバイト号が「ホグワーツ・エクスプレス」のモデル。

この列車は大人気で、何ヶ月も先まで予約が埋まっているので、乗りたい方はかなり早めの予約が必須です!

グレンフィナン駅から15分程歩いたところに絶好の撮影スポットがあります。
ここは列車の写真を撮るのに最高のロケーションで、世界中のハリポタファンや鉄道ファンがカメラを持って待ち構えている場所です。
ここまで来たら、映画のワンシーンのような大自然を爽快に走る列車をカメラにおさめたいですよね!

ロンドンからは、グラスゴーやエディンバラまで飛行機(約1時間半)で行き、空港から車で約3時間。グラスゴー発やエディンバラ発の日帰りツアーもあります。

ツアー予約や英語に不安がある方は、「ロコタビ」でロンドン在住のロコにサポートを依頼してみてくださいね。

アニック城(Alnwick Castle)‐ アニック

イギリス北部のアニックにあるお城。ハリーポッターだけでなく「トランスフォーマー」や「ロビン・フッド」など、数々の映画の舞台となっている場所です。

このお城はホグワーツ魔法魔術学校の外観のモデル地。そして、ここでぜひ体験していただきたいのが、ハリー・ポッターの空を飛ぶ授業を擬似体験できる、ブルームスティック・トレーニングです。

実際にハリーたちがほうきに乗って空を飛ぶ授業をしたシーンと同じ場所で体験できるのが魅力。
一日3-4回の開催で、事前チケット制なので、到着後すぐにイベントスケジュールをチェックして早めにチケットを入手することを忘れずに!

ロンドンのキングスクロス駅(King’s Cross)から電車(Lumo)とバスで約4時間。
エディンバラ駅(Edinburgh)から電車(LNER)とバスで約1時間半。

※冬季期間のためアニック城は現在閉館しています。(2024年3月29日より再開予定)

  • 住所:Alnwick Castle, Alnwick, Northumberland, NE66 1NQ
  • アクセス:鉄道「Morpeth」駅下車、バス約1時間
  • 開場時間:10:00am-5:30pm(最終入場 3:45pm)
  • 入場料:大人 £19.5 シニア/学生 £15.7 子供 £10.25(4際以下無料)
  • 公式HP: https://www.alnwickcastle.com/

ロケ地ではないけれどロンドン周辺にあるハリーポッターの関連施設

撮影場所でなくても、ハリーポッターの世界観にひたれるスポットはイギリスにはたくさん!その中でもロンドン中心部から近いおすすめの人気の場所を、いくつかご紹介。

日本では味わえないハリポタの貴重な体験を、本場イギリスで満喫していきませんか?

パレス・シアター(Palace Theatre)‐ ロンドン


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1891年にイギリスの王立オペラハウスとして創建。

ロンドンのSOHOの一角にそびえ立つ赤煉瓦の外観が印象的な劇場です。

現在ではオペラ以外にもミュージカルや映画、音楽、ダンスなど上演し、演劇やアートを志す人の憧れの地となっています。


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ここでは現在「ハリー・ポッターと呪いの子」を上演中。

日本は一回で終わりますが、イギリスでは二部制です。
同じ日に一部(2pm-)/二部(7pm-)両方観るか別の日にするか、また一部だけにするかをチケット購入時に選べます。

この舞台目当てにロンドンへ来る方も多いのでは?

全編英語劇になりますが、内容がわかっている方なら英語が少しくらいわからなくても十分楽しめます。
雨の多いイギリスでも、こちらはお天気も気にせず行けるのもポイント。
雨予報の日には、本場のイギリスでハリー・ポッターの迫力ある舞台を楽しむのもいいかもしれないですね!

チケット購入や英語に不安がある方は、「ロコタビ」でロンドン在住のロコにサポートを依頼してみてくださいね。

  • 住所:113 Shaftesbury Ave, Soho,London W1D 5AY
  • アクセス:地下鉄「Leicester Square」駅下車、徒歩4分
  • 営業時間:月-金 7:30pm- 、木土 2:30pm-、日 休館
  • 公式サイトHP:https://palace.londontheatres.co.uk/

ハウス・オブ・ミナリナ(House of MINALIMA)‐ ロンドン


Photo by miholoco

ロンドン中心部にある、ハリー・ポッターとファンタスティックビーストの小道具類のデザインを手掛けたEduardo LimaとMiraphora Minaによるグラフィックハウス。


Photo by miholoco

ハリー・ポッターの世界観満載のお店兼ミュージアムです。
雰囲気はまるでダイアゴン横丁にありそうな外観。お店に入る前からファンの気持ちを高ぶらせてくれます。

店内は指名手配のポスターなど実際に映画に使用されたアイテムのレプリカが多く展示されていて、見ているだけでもワクワクする空間。
大量に手紙が溢れ出している暖炉はお店を訪れたファンの撮影スポットにもなっています。
お土産品もたくさんあるので、世界中のハリーポッター好きが集まる場所としても有名。

お土産品に困ったら、ここに駆け込むのが間違いなさそう。

入場料無料で中心部にあるので、お買い物ついでにフラッと立ち寄れるのもポイント!

  • 住所:157 Wardour Street, Soho, London, W1F 8WQ
  • アクセス:地下鉄「Tottenham Court」駅下車、徒歩約6分
  • 入場料:無料
  • 定休日:なし
  • 営業時間:11am-7pm(最終入場 6:45pm)
  • 公式サイトHP: https://minalima.com

ワーナーブラザーズ・スタジオツアー・ロンドン(Warner Bros. Studio Tour London )‐ ワトフォード

ハリーポッターの世界をそのまま体験できるテーマパーク。

実際に撮影に使用されたセットや小道具・衣装などを見学することができるのが魅力となっています。


Photo by miholoco


Photo by miholoco

ホグワーツエクスプレスやホグワーツ魔法魔術学校の模型などハリポタ好きにはたまらない展示ばかり。

場所はロンドン郊外のワトフォードにあり、ロンドン中心部より1時間弱で行けます。
個人旅行で行くのも、ロンドン中心部からの往復バス付きツアーで行くのもよし、オプショナルツアーで行くのもよし、ぜひファンなら一度は行ってみてほしい空間です。

こちらのチケットは大変人気のため、当日販売をしておりません。

そのため、必ず事前のチケット予約が必須となります。早めに公式サイトでこまめにチェックすることをおすすめします!

日本語のデジタルガイド(有料)を借りると安心して広い館内をくまなく楽しめますよ。

チケット予約に不安がある方は、「ロコタビ」でロンドン在住のロコにサポートを依頼してみてくださいね。

  • 住所:Warner Bros. Studio Tour London, Studio Tour Drive, Leavesden, WD25 7LR
  • アクセス:鉄道「Watford Junction」駅下車、バス約15分
  • 営業時間(参考):月-金 9:20am-8:00pm 土日 8:15am-10:00pm ※日によって営業時間が異なります
  • 入場料:大人 £51.50 (16歳以上) 子供 £40.00 (4歳以下無料)
  • 公式サイトHP:https://www.wbstudiotour.co.uk/

まとめ:ロケ地巡りをしながら魔法にかかったような時間を過ごそう

今回紹介したスポットは有名なところばかり。

どこもハリーポッターの世界そのもので、ハリポタファンなら興奮と感動に包まれること間違いなしの場所です。

ロケ地巡りをしながら映画の世界に入り込んだロンドン観光は格別。

姿現しの魔法を使ったと思って、いろんな名シーンのある地へ足を運んでみてくださいね!

ロンドンに行ってハリーポッターの世界に飛び込む前に、ツアーや英語に不安がある方は、「ロコタビ」でロンドン在住のロコにサポートを依頼してみてくださいね。