イギリスのコンセントと電圧!旅行前に知っておきたい注意点と変換プラグの選び方
【イギリス在住者執筆】イギリス旅行を計画中のあなたへ!日本とは異なるイギリスのコンセント形状や電圧について、事前に知っておくべきポイントをわかりやすく解説します。
どの変換プラグが必要なのか、スマホや家電を安全に使うための注意点もご紹介。
この記事を読めば、安心してイギリス旅行の準備を整えられますよ。
イギリス旅行について何か疑問点や相談があれば、「ロコタビ」で現地在住日本人のロコにサポートを依頼してみましょう!
イギリスのコンセントとプラグの形状は「BFタイプ」
イギリスで使われているコンセントの形状は「BFタイプ」と呼ばれるもので、三つ又の角ばったピンが特徴です。
日本で一般的なAタイプのコンセントとは異なるため、旅行や出張の際には変換プラグが必要です。
電圧が強いため、写真のようにスイッチがついているのが一般的。
マレーシアやシンガポールも同じBFタイプを採用しているため、どちらかの国に行かれたことがある方は同タイプの変換プラグをお持ちかもしれません。
変換プラグは日本で購入しておこう
イギリス旅行に欠かせない変換プラグは、日本で事前に購入しておくのがおすすめです。現地でも購入可能ですが、空港や観光地では割高だったり、探す手間がかかることもあります。
日本では、家電量販店やAmazonや楽天などのオンラインショップで簡単に見つけることができ、BFタイプ専用や、複数の形状に対応したマルチタイプの変換プラグも選べます。
海外旅行によく行く計画のある方は、世界中で使える世界マルチ対応の変換アダプターの購入をおすすめします。
急な準備で慌てないよう、出発前に準備しておきましょう!
イギリスの電圧は230V!
イギリスの電圧は230V、周波数は50Hzです。
項目 | イギリス | 日本 |
---|---|---|
電圧 | 230V | 100V |
周波数 | 50Hz | 50Hz(東日本)/60Hz(西日本) |
コンセント形状 | BFタイプ(タイプG) | Aタイプ |
日本の電圧(100V)とは大きく異なるため、電化製品をそのまま使用すると故障やショートの原因になることがあります。
最近では、多くのスマートフォンやノートパソコンの充電器が100V〜240Vに対応していますが、対応していない機器を使う場合は変圧器が必要です。
旅行前に持参する家電が対応しているかを確認し、安全に使えるよう準備しましょう。
変圧器が必要な場合のチェックポイント
電化製品に記載されている「INPUT」欄をチェックしましょう。
例えば、写真のように「100-240V」と書かれていれば、変圧器は不要です。この場合、変換プラグだけで対応可能です。
スマホやパソコンの充電には変圧器は必要なし
最近のスマートフォンやノートパソコンの充電器は、ほとんどが100V〜240Vの電圧に対応しているため、イギリスでの使用時に変圧器は必要ありません。充電器に記載されている「INPUT」欄を確認すると、「100-240V」と表記されているはずです。
ただし、プラグ形状が異なるため、変換プラグ(BFタイプ)は必ず準備しましょう。変換プラグさえあれば、スマホやパソコンを安全に充電できます。また、イギリスのホテルやカフェにはUSBポートが備わっている場合も多いので、直接ケーブルを使う方法も便利です。
旅行中、スマホやパソコンを安全に使うためにも、必要なアクセサリーを事前に準備しておくと安心です!
ドライヤーやヘアアイロンの使用には変圧器が必要
ドライヤーやヘアアイロンは高い消費電力が必要なため、日本の製品をイギリスで使う場合は注意が必要です。これらの家電は100V専用で設計されていることが多く、そのまま230Vのイギリス電圧で使用すると故障や火災の原因になることがあります。
イギリス現地で対応製品を購入するのもありです。特に、イギリスで購入したドライヤーやヘアアイロンはそのまま現地のコンセントで使えるため、手軽で安全です。
お気に入りのヘアアイロンやドライヤーを使いたい場合は、全世界対応のものを購入しておくと安心ですよ。その場合は、変換プラグのみでOKです。
イギリス街中の充電スポットは?
滞在するホテルはもちろん、空港やカフェ、駅などでの電源事情がどうなっているのかご紹介します。
ホテル
ホテルの部屋にはもちろんいくつかコンセントが設置されていますが、一つ日本と違う点はバスルームにコンセントがないこと。
ホテルによっては髭剃り用のコンセントが設置されているところもありますが基本的にイギリスでは水回りにコンセントがありません。
空港
イギリスの主要空港では、パソコンやスマートフォンを充電するための専用エリアが設けられています。
特にロンドン・ヒースロー空港などの大規模な空港では、USBポートやコンセントが備わった快適な充電スポットがあり、旅行者に便利です。
カフェ
カフェでは、スターバックスをはじめ、充電可能な店舗が増えています。
特に、一部のスターバックスではiPhone専用のワイヤレス充電システムが導入されています。ただし、カフェでコンセントを利用する際は、デバイスから目を離さないよう注意が必要です。
イギリスでは、置き引きの被害が報告されているため、慎重に行動しましょう。
高速鉄道
空港と市街地を結ぶ高速鉄道の一部では、列車内での充電が可能です。
コンセントにパソコンや携帯電話の充電用イラストが描かれている場合は、利用して問題ありません。
しかし、通常の電車のコンセントは基本的に普通の電車の中のコンセントは掃除用に設置されているものなので使うと法に触れてしまうことに。
無断で使用すると罰金を科されることがあります。
注意深く確認してから利用しましょう。
イギリスのコンセントについているスイッチの使い方と注意点
イギリスのコンセントには、日本では見かけないオン/オフのスイッチがついています。
このスイッチを使うことで、電流の流れを手動で制御することが可能です。
以下で、正しい使い方と注意点について詳しく説明します。
使い方
まずスイッチがオフ(白)になっていることを確認し、変換プラグを差し込みます。
その後、BFタイプ変換プラグを差し込んた日本のプラグを接続し、スイッチをオン(オレンジ)に切り替えます。スイッチをオンにすると電流が流れる仕組みになっています。
使用後はスイッチをオフにしてからプラグを抜きましょう。これを怠ると火花が散る場合があります。
オフの時は白、オンの時にはオレンジ色の部分が見えます。
注意点
「海外対応」の電化製品を選べばよほどの失敗はありませんが、電圧の違う電化製品を使ってしまうと、火花やショートの原因となり危険です。特にドライヤーやヘアアイロンには注意が必要です。
ドライヤー自体が一瞬にしてショートして焦げたような臭いがし始めたという話も。
電圧違いの電化製品の利用は本当に危険ですので気を付けてください。
タコ足コンセント(USB付き)があると便利
旅行中は、スマホやカメラを同時に充電する機会が多いですよね。そんなときに役立つのがUSBポート付きのタコ足コンセントです。これがあれば、複数のデバイスを同時に充電できるため、変換プラグの数を増やす必要もありません。
変換プラグは最低1つあればOK。USBポート付きのタコ足コンセントを使えば、1つのプラグでスマホやカメラ、モバイルバッテリーまで一気に充電可能です。荷物も減り、旅先での充電ストレスを大幅に軽減できます。
旅行前に1つ用意しておけば、夜の充電時間をより効率的に使えますよ!
まとめ
イギリスのコンセント事情を理解しておけば、旅行中の電化製品のトラブルを防げます。イギリス特有のBFタイプのコンセントやスイッチの使い方に加え、変圧器や変換プラグの必要性を事前に確認することが重要です。
特に、USBポート付きのタコ足コンセントを準備すると、スマホやカメラなど複数のデバイスを効率的に充電できて便利です。安全な使い方を守り、快適な旅行を楽しんでください!
イギリス旅行について何か疑問点や相談があれば、「ロコタビ」で現地在住日本人のロコにサポートを依頼してみましょう!