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台湾・高雄入国審査・出国手続き〜出入国カード、イミグレーション

【台湾・高雄在住者執筆】渡航前にチェックしておけば安心! スムーズに入国するために、台湾の入国審査の手続きを解説します。入国の流れや、入国カード・税関申告書の具体的な書き方をまとめました。

台湾・高雄での出入国について

台湾に入国するとき、最初に会うのがイミグレと言われる「入国審査官(Immigration officer)」の居る入国審査窓口です。その時に提出する書類が「パスポート」「帰り(または他国へ出国)の航空券」「入国登記表(ARRIVAL CARD)」の3点です。
台湾に出入国する際の手順を説明してまいりましょう。

入国の手順

入国登記表(ARRIVAL CARD)とは?

自分の身元を証明し、問題なく入国審査が行えるように記入する出入国カードです。カードは目的地の高雄到着が近くなると、機内で配布されますので、フライト中に記入を済ませておきましょう。そのため、筆記具はすぐ取り出せるように準備しておきましょう。また、書式は予告なく変更される場合があります。

入国カード(入国登記表)と記入項目は

記入する項目は、あなたの「姓名」「住所」などと、「渡航先」「滞在先住所」などの旅行先の情報です。フライト中の機内で記入するため、滞在ホテルなどの連絡先・住所はあらかじめメモを取っておきましょう。また、携帯電話で写真を撮っておくのもカンタンです。
出入国カードは、日本語表記 / 英語表記のカードのどちらも、すべて「アルファベット」で記入します。

  1. 姓 ⇒大文字ローマ字
  2. 名 ⇒大文字ローマ字
  3. パスポート・ナンバー ⇒パスポート写真頁、右上の番号
  4. 生年月日(西暦・月・日)
  5. 国籍 ⇒ JAPAN
  6. 性別 ⇒ 性別のどちらかにチェックを入れる
  7. 入国時の便名 ⇒搭乗した航空機、船便の場合も
  8. 職業 ⇒「英語での職業記入例」参照
  9. ビザの種類 ⇒取得している場合のみ記入
  10. ビザ・ナンバー ⇒取得している場合のみ記入
  11. 現住所 ⇒自分の居住所
  12. 台湾での住所 ⇒ホテル名/漢字でも可
  13. 旅行目的 ⇒該当するものを選びチェックを入れる
  14. 署名 ⇒※パスポートと同じ署名を

<記入上の注意>
※ボールペンを使用し、漢字は楷書で、ローマ字は活字体(大文字)でご記入ください。
※数字は算用数字を使用し、年号は西暦でご記入ください。

職業記入欄

自分の職業の英語表記がわからない場合は、事前に調べてメモをとっておくようにしましょうか、下記を参照してください。

<英語での職業記入例>
経営者:MANAGER
会社員:OFFICE WORKER
自営業:PROPRIETOR
営業マン:SALESMAN/BUSINESSMAN
サラリーマン/OL:OFFICE WORKER
公務員:GOVERNMENT OFFICIAL
主婦:HOUSEWIFE
学生:STUDENT
無職:NIL

出入国カードのオンライン申請について

内政部移民署の公式サイトで事前にオンライン申請することも出来ます。以下のアドレスから入手できます。
内政部移民署の公式サイト/オンライン申請はこちらから

免税申告について

台湾の免税範囲は以下の通りです。
現金・有価証券:1万USドル以内、台湾元は6万元以下
物品:2万元以下
タバコ:紙たばこ200本以下、葉巻25本以下、刻みタバコ1ポンド以下
酒:1リットル以下

これ等を超える場合は「税関申告書」に記入して、空港の赤いラインのカウンターに行きます。
申告の必要のない方は、申告書は空欄のまま緑のラインのカウンターに行きます。

「税関申告書」の書き方

参考:JAL 海外各国出入国書類の書き方:台湾

  1. 姓名:ローマ字大文字で
  2. 性別:どちらかにチェックを付けてください
  3. パスポートNo.:
  4. 国籍:
  5. 職業:(英語の職業記入例を参照してください)
  6. 生年月日:日/月/西暦
  7. 搭乗便名:
  8. 搭乗地:
  9. 同行家族がいる場合は人数を記入:
  10. 台湾での住所:(ホテル名)
  11. 意味:出国の際、免税の申告をされる方は空欄に記入し、「Good To Declare」の赤ラインのカウンターにて手続きをお願いします。ただし、申告するものがない方は、「Nothing To Declare」の緑のラインのカウンターをそのままお通りください
  12. 意味:税関申告書やカウンターに関して何か疑問のある方は、通関の前に事務所の係の者にご相談ください。
  13. 署名:パスポートと同じ署名

出国(帰国)の手順

出国(帰国)

搭乗便の出発2時間前から搭乗手続きが始まります。
まず、自分が利用する航空会社のカウンターに並びます。利用クラス別のカウンターがある場合は、自分のクラスのカウンターに並びます。航空券とパスポートを提出し、荷物を預け、搭乗券を受け取ります。
預け荷物の中に入れてはいけないものがあります。携帯電話のバッテリー、ボタン電池やPCの予備バッテリーなど(本体に入っている電池は問題ナシ)、可燃性物質、火薬は勿論です。預けた荷物が無事にX線検査を通過したことを確認してください。それから搭乗口に向かいます。

手荷物検査

係官に搭乗券を提示して、手荷物検査とボディチェックを受けます。あらかじめ上着を脱いで、機内持ち込みの手荷物をカゴに入れて、センサーに通してください。ポーチなど小さなバッグも全て見せます。ベルトのバックル金具や、腕時計、ポケットの中の小銭入れでもセンサーが鳴ることもありますの、金属類はカゴの中に入れ、同じようにセンサーに通してください。PC、タブレット、携帯電話、バッテリーも見せます。
体も手荷物もセンサーを通過したら、慌てずに、忘れずに身に付けてください。ここで良く忘れ物がある様です。注意しましょう。

出国審査

高雄の出国審査は、外国人用、台湾人用に分けておりますので、手荷物検査が終わり次第、外国人の列に並びましょう。列の先頭では係官が空いているカウンターへ振り分けていますので、その指示に従って行動しましょう。カウンターの係官に搭乗券とパスポートを提示し、審査を受けます。「居留証」を持っている方は一緒に提出してください。時期によって混み合う場合もあるので、余裕を持って受けましょう。

自動出国ゲート

自動出国ゲートも準備されています、但し、パスポートには出国印は押されませんので、証明として必要な方は、そばの窓口へ行って申し出て下さい。パスポートに出国印を押してもらえます。

以上で出国手続きは終わりました。搭乗券に示された搭乗口を確認してください。搭乗時間までゆとりのある方は免税店や喫茶で過ごすか、旅の疲れをマッサージコーナーでほぐしましょうか。出発時間が迫ってきたら、搭乗案内があるまで搭乗口付近で待ちましょう。

下記は国際線出発ターミナルの平面図です。

まとめ

入国も出国もスムーズにおこない、台湾の旅を素敵なものにしてくださいね。