ヘルシンキの旅行ガイド情報

フィンランドのコンセントタイプはC /SEタイプ!日本との電圧の違いや変換プラグの使い方

フィンランドへ観光などで訪れる際に事前にチェックしておきたいコンセント事情。
日本とは形状も電圧も違うため、日本の電化製品を持っていってもそのまま使えない場合があります。

旅行に行く前に持っていく電化製品の許容電圧を確認したり、現地の電源の形状にあった変換プラグの購入がおすすめです。

今回はフィンランドのコンセントタイプや電圧、周波数からプラグの使い方などについて紹介していきます。

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フィンランドの気になるコンセント事情

フィンランド旅行の計画を立てたら気になることの一つに「電源事情」があります。

最近は海外でも日本から持って行ったスマホを使うのが当たり前の時代になりましたね。

スマホにタブレット、モバイルバッテリーやイヤホンなど、充電を必要とする電化製品を殆どの人が海外旅行の時にも持っていきます。

ヘルシンキやオスロなど、フィンランド旅行を思いっきり楽しい旅にするためにも、出かける前にフィンランドのコンセント事情をしっかりと確認しておきましょう。

フィンランドのコンセントはC・SEタイプ

フィンランドで使用できるコンセントの差し込み口の形状(プラグ)はCタイプかSEタイプ(Fタイプ)です。

丸ピンが平行に2本並んでいるタイプで、日本のAタイプとは全く形が違います。
フィンランドで日本の電化製品を使用する場合は変換プラグが必要です。

Cタイプはヨーロッパで広く使用されているプラグで、SEタイプはCタイプよりもプラグ部分がより太く安定性が高くなっています。(Cタイプは約4mm、SEタイプは約4.8mm)

通常のコンセントはCタイプで、冷蔵庫などの消費電力が大きな電化製品にはSEタイプが使われていることが多いです。

フィンランドに変換プラグを持っていく場合は、CタイプとSE(F)タイプの両方あれば安心ですね。

変換プラグは100均や電化製品店で手ごろに購入できる


変換プラグは、100均や電化製品店、オンライン通販などで安価に手に入れることができます。

現地や出国前に空港で購入することもできますが、価格が高くなる可能性があるのであらかじめ購入しておくのがおすすめ。

変換プラグには大きくわけて

・簡易型(1つのタイプしか使えない)
・マルチ型(複数タイプに対応している)

の2種類があります。

フィンランドに行くだけなら簡易型でも十分ですが、今後も色々な国に海外旅行に行くのであればマルチ型の購入を検討しましょう。

マルチ型には、USB付きのタイプもあり、USBの電子機器も同時に充電できるのでおすすめです。

また、海外のホテルには日本のようにたくさんのコンセントはありません。
マルチ型であれば1つコンセントに差し込んでおけば複数充電も可能になり非常に便利です。

フィンランドの電圧は?周波数もチェック

フィンランドの電圧は220V〜230V、周波数は50Hzです。
ちなみに日本の電圧は100V、周波数は50Hzと60Hz。

日本の電化製品は、ほとんどが50Hzと60Hzどちらの周波数でも使えるようになっているので、そこは気にしなくても大丈夫。

問題は電圧です。
日本のドアライアーやヘアアイロン、シェーバーなどの家電をフィンランドで使用する場合はそのまま使うと壊れてしまうため、変圧器が必要になります。

変圧器をもっていけば日本の電化製品でも使えるけど……


日本の100V対応の家電を、フィンランドの電圧(220V〜230V)で使用したい場合は、電圧が高いので壊れてしまいます。そのまま使用せずに必ず変圧器を使用しましょう。

しかし、変圧器を使ったとしても全ての製品が安全に使えるかというと実はそうではありません。
物によっては壊れてしまうという可能性も頭に入れておく必要があります。

最近では100V〜240Vまで対応しているグローバル対応製品が増えてきています。
変圧器を使用するより、持って行く家電をグローバル対応製品に買い換える方が故障のリスクも抑えられるでしょう。

ドライヤーなどはホテルに備え付けられていることも多く、部屋に無くてもフロントに連絡すれば貸出してくれることも多々あり。
変圧器の購入は最終手段と考えるほうが無難ですね。

スマホはタブレット、ノートパソコンなども基本的には100V〜240Vまで対応しているものがほとんど。
iPhoneやiPadなどのアップル社製品は全て海外対応になっています。

変圧器の選び方は「ダウントランス」と「アップトランス」をチェック

変圧器には、「ダウントランス」と「アップトランス」があります。

トランスとは変圧器のこと。

電圧を下げるものをダウントランス、上げるものをアップトランスといいます。

日本の電化製品をフィンランドで使用する場合は、フィンランドの電圧を下げる必要があるので、ダウントランスが必要になり、「アップダウントランス」という電圧を上げることと下げることの両方の機能を兼ね備えたものも販売されています。

フィンランドで実際に変換プラグを使ってみよう


フィンランドで変換プラグを使う方法はいたって簡単。

ホテルのコンセントの差込口は丸い形(Cタイプ)をしています。
そこに持参した変換プラグを差し込むと、日本でおなじみの細長いコンセントの差込口になります。

あとはいつもの通り、コンセントに使用したい電化製品のコードを差し込むだけでOK。
iPhoneを差し込むと、いつもの充電マークが表示されました。

日本の海外対応延長コードがあると便利!


フィンランドなどの多くの海外のホテルでは、コンセントが1つしかないことが多いです。

そんな時に活躍するのが日本で販売されている海外対応の延長コード。
変換プラグが1つとこの延長コードがあれば、延長コードの差し込み口の口数分使う事が可能になりますね。
USBポートも一緒に付いているものならなお良いでしょう。

それにプラスして、ひとつのUSBで複数同時に充電ができるUSBマルチケーブルもあると非常に便利です。

最近はスマホやモバイルバッテリー・タブレット・イヤホンなど多くの充電を必要とする機器があります。

差し込み口数が多く、USBポートが付いている延長コードに、USBマルチケーブルがあればもう無敵です。

一度に使う場合は「消費電力」にも注意が必要

延長コードが非常に便利だとお伝えしましたが、一度に使う場合は「消費電力」にも注意が必要です。

延長コードの消費電力はトータルで1500W以下。

一般的にスマホの充電は20W、タブレットは45W、ノートパソコンだと65Wになります。
これらを一度に使用しても問題はなく、まだ余裕がありますね。

しかしヘアドライヤーなどの熱を発する家電は、1台使用するのに1200W〜1400Wも消費するため、他の電化製品と一緒に使う場合は注意しましょう。

変換プラグを買い忘れた場合は現地調達か貸し出ししているものを借りる


変換プラグを持って行くのを忘れてしまっても、フィンランドをはじめ、ほとんどの国で現地調達が可能です。

変換プラグではなくても、USBポートがあるプラグが販売されているので、スマホの充電などには現地調達のものでも重宝しますね。

またホテルでは変換プラグの貸出もあります。
しかし、レンタルする場合は数に限りがあることは覚えておきましょう。

ヘルシンキの電気屋さん「Power Helsinki Stockmann

まとめ:フィンランド旅行の前に必ずチェックして準備をしていこう

北欧の魅力満載のフィンランド。

森、湖、サウナでリラックスし、白夜やオーロラの幻想的な光景を目撃できることも。ヘルシンキの洗練された文化、美味しいフィンランド料理や暖かい人々を思うと、今からワクワクしますね。

思いっきりフィンランド旅行を楽しむためにも、手持ちの電化製品の数と充電方法を確認し、持ち物をチェックしましょう。

変換プラグCタイプです!変換プラグは必ず必要ですが、変圧器は場合によっては必要ありません。

フィンランドのコンセント事情、しっかり把握して楽しい旅にしてくださいね。

フィンランド旅行についてもっとくわしく知りたい方は、「ロコタビ」で現地在住のロコにサポートを依頼してみましょう!