ドイツ・フランクフルトの現在の治安は? 2019年最新情報
【ドイツ・フランクフルト在住者執筆】ドイツは治安の良い国とされていますが、フランクフルトには治安の悪い地区もあります。難民問題や様々な国籍の人が移住してくるドイツの治安情報は気になるところです。今回は、治安の悪いエリアやトラブルの対処法をまとめました。特に女性が気をつけたいトラブルもご紹介します。旅行へ行く前にトラブルの特徴や対策を把握して、現地では安全に楽しく過ごしてください。
楽しい旅行も安全に終えてこその旅行です。ヨーロッパ内では比較的安全な国ドイツですが、フランクフルトはドイツ国内では犯罪率の高い市になります。空港や中央駅があり、ビジネス、観光、留学など様々な目的の人たちが訪れます。情報不足の旅の前半、慣れてくる旅の後半、いつ犯罪に巻き込まれるかわかりませんので事前に情報収集を行い、用心することに越したことはありません。是非以下の情報を参考に安全な旅をお楽しみください。
フランクフルトの現在の治安は?
ドイツ国内で犯罪率の高いフランクフルトですが、大半はスリや置き引きなどの軽犯罪です。観光や生活するうえで危険を感じたことはありませんが、最新の治安情報は外務省・海外安全ホームページなどをチェックしておきましょう。
治安が悪いエリアと注意点
フランクフルト全域で注意したいこと
フランクフルトで治安が悪いエリアは中央駅正面口を出て、道路と線路を超えた左側になります。
Kaiser Str.(カイザー通り)の北側にある、Taunus Str.(タウヌス通り)やNidda Str.(ニッダ通り)付近が治安の悪いとされているエリアです。
このエリアは風俗街で特に夜にひとりでは行かないようにしましょう。
ブンデスリーガ観戦
フランクフルトの旅の目的のひとつにブンデスリーガ(サッカー)観戦に訪れる人もいるでしょう。普段温厚な人もサッカーとなると熱が入ってしまう人もとても多いです。また負け試合の後やアウェイチームのファンにも注意をはらいましょう。手を出すより口を出す文化ですので、喧嘩になることは少ないですが、抗論に巻き込まれないようにしましょう。
スリや置き引きなどに対する注意点や対策
スリや置き引きが多い場所は、ホテルのロビー・食事場所・客室・レストラン・空港・中央駅・電車内・プラットホーム・観光地などがあげられます。危険なシチュエーションと対策についてまとめました。
常に注意しておくこと
- 貴重品の管理
- 財布や携帯電話は後ろのポケットでなく、前のポケットを使いましょう。
- パスポートは貴重品袋などに入れ、すぐに取れるところにはしまわないようにしましょう。
- 混雑したときのリュックやバックなどには注意しましょう。
ホテル
一番安心できるホテルですが、多くの人が利用する場所にはスリや置き引きの危険性があります。ロビーで荷物を置きっぱなしにして受付を行う、食事場所でテーブルに荷物を置いておいて食事を取りに行く、客室の金庫を使わずにそのまま貴重品などを置いておく。
- ロビー
- 荷物は常に近くに置いておきましょう。
- 食事場所
- ちょっとした時間でも荷物を置きっぱなしにしてテーブルを離れないようにしましょう。大きい荷物は部屋に置き、小さい荷物は常に持ち運びましょう。
- 客室
- 貴重品は金庫を使い、スーツケースにも鍵をかけておきましょう。
- 大切なものは出しっぱなしにしないようにしましょう。
空港や駅
一番多くの人が行き来をする場所です。国籍も様々でそれぞれの文化を持っています。荷物を置いてその場所を離れる。友達と話に夢中になる。電車の乗り降り、混雑した車内、移動時。
- 周りには注意をはらいましょう。
- 荷物から離れないようにしましょう。
- 電車の乗り降り時、混雑した車内、移動中の貴重品管理は特に気をつけましょう。
レストラン
トイレなどでちょっと席を離れるときや、飲み屋で酔っぱらってしまう、酔っぱらった人がいるところ。
観光地やイベント会場
多くの人が集まり、周りに夢中になるのが観光地やイベントです。
- 必要なもの以外は持ち歩かないようにしましょう。
- 貴重品の管理は徹底しましょう。
- 荷物から離れないようにしましょう。
女性が気をつけたいトラブルと対策
- 日本人女性好みの外国人も多いです。もちろん大半は犯罪に関与する人ではありませんが、声をかけられても見知らぬ人には十分に注意をはらいましょう。
- 大きいカバンなどはスリに狙われやすいです。持ち運ぶカバンには注意しましょう。
- 男女問わず、夜道、暗い道、細い道はなるべく通らないようにしましょう。
- ひとりの行動は避け、なるべく複数で行動するようにしましょう。
- お酒の場でのトラブルには十分に注意しましょう。
トラブルにあったときの対処法
個人で何とかしないようにしましょう。危険を感じたら、その場を離れる。まずは身の安全を第一に考える。まわりに人がいるときは助けを求める。安全が確保できたら、警察や在フランクフルト日本国総領事館などに連絡をしましょう。
またクレジットカードに関する被害の場合には早急にクレジットカード会社へ連絡しましょう。
緊急連絡先
- 警察
- 110
- 消防・救急車
- 112
在フランクフルト日本国総領事館
- 住所
- MesseTurm, 34. OG , Friedrich-Ebert-Anlage 49, 60327 Frankfurt am Main
- 電話
- +49 (0) 69 238573 0
- メール
- 開館時間
- 月曜日~金曜日:9:00 - 12:30/ 14:30 - 16:30
- ホームページ
まとめ
近年は難民問題、テロ、さまざまなデモなどで情勢は日々変わっています。比較的安全な国のドイツですが、用心するに越したことはありません。事前に準備、情報収集を行い、安全な楽しい旅にしましょう。