ドイツ・フランクフルトの天気と気温、旅行中のおすすめの服装
目次
【ドイツ・フランクフルト在住者執筆】フランクフルトの天気と気温、年間の気候の特徴や、旅行中におすすめの服装を写真付きで解説します。ドイツといえば寒いイメージを持つ人もいるかと思いますが、気候は四季折々です。あなたが旅行へ行く時期の最適な服装をチェックして、旅行準備を万端に整え、旅行を楽しみましょう。
ドイツ・フランクフルトの年間の天気と気候
フランクフルトはドイツのやや南西に位置します。北緯は約50度で北海道の稚内市(北緯45度)より北になります。
日本同様に四季があります。夏は暑く冬はとても寒いです。近年の温暖化の影響などで夏に35℃を超える日もありますが、湿度は日本より低く過ごしやすいです。冬に雪はそれほど多く降らないものの気温は0℃やマイナスになることも珍しくありません。その年によって気温や天候にも差があるのが近年の特徴です。
フランクフルトと東京の年間の気温と降水量など
春(3月・4月・5月)のフランクフルト
冬から夏への季節の変わり目の時期です。最低気温は10℃を下回る日も多く寒い日が続きます。4月に入れば20℃を超える日もあります。また風も吹いたり、安定しない天気が多い季節です。
夏(6月・7月・8月)のフランクフルト
ドイツの夏は湿度も低く、日本よりは過ごしやすいですが、近年の温暖化により、真夏では35℃を超える日もあります。エアコンがないところも多いので、団扇や扇子などがあれば便利です。
秋(9月・10月・11月)のフランクフルト
夏も終わり、冬への移行期間になります。10月からは気温も下がり、冬の時期と考えてもいいでしょう。
冬(12月・1月・2月)のフランクフルト
冬というよりは真冬という方がいいでしょう。気温もマイナスまで下がることも珍しくありません。雪のイメージをもつ方も多いとは思いますが、フランクフルトでは雪の量はそこまで多くありません。
フランクフルト旅行中におすすめの服装
月ごとのおすすめの服装をまとめました。日中と日が沈んでからでは気温の差も激しいので参考にしていただき、最新の天気予報は確認するようにしましょう。
3月・4月の服装
まだまだ寒い日が多いです。
- 平均気温 :10℃前後
- 平均最高気温:15℃前後
- 平均最低気温: 5℃前後
ニット帽やマフラーこそいらないものの、厚手のアウターは用意しておいたほうがいいでしょう。日中と日が沈んだあとでは気温差が大きい季節です。温度調整できる服装をおすすめします。
5月の服装
夏に近づき、暖かい日も多くなります。
- 平均気温 :16℃前後
- 平均最高気温:21℃前後
- 平均最低気温:10℃前後
日が沈めば涼しくなります。日中は薄着で大丈夫ですが、薄手のアウターを用意しておいたほうがいいでしょう。
6月・7月・8月の服装
ドイツの夏は湿度が低く日本よりは過ごしやすいです。
- 平均気温 :20℃前後
- 平均最高気温:25℃前後
- 平均最低気温:15℃前後
近年の温暖化で30℃を超える日も珍しくありません。半袖、短パンなど薄着で十分です。帽子やサングラス、日焼け止めクリームなども用意しておくといいでしょう。
9月の服装
夏も終わり、涼しい日も多くなります。
- 平均気温 :16℃前後
- 平均最高気温:21℃前後
- 平均最低気温:12℃前後
アウターは必要な季節です。厚手のアウター、もしくは重ね着で寒さ対策をしましょう。
10月・11月の服装
平均して寒い日が多くなります。
- 平均気温 :10℃前後
- 平均最高気温:12℃前後
- 平均最低気温: 6℃前後
コートなど、厚手のアウターは必要不可欠です。ニット帽やマフラー、手袋なども用意しておくといいでしょう。
12月・1月・2月の服装
とても寒い季節です。
- 平均気温 :4℃前後
- 平均最高気温:6℃前後
- 平均最低気温:2℃前後
コートなど厚手のアウターに厚手の防寒具、ヒートテックなどのインナーも厚手のものがあるといいでしょう。特にクリスマスマーケットなどで屋外にいる場合は、カイロもあると重宝します。
フランクフルトの天気予報をチェック!
日本気象協会Webサイト・フランクフルトの天気
日本の主要都市とフランクフルトの1週間の天気、気温と湿度を比較できます。AccuWeather・フランクフルトの天気
世界中の天気予報を日本語で見られるサイトで、天気や紫外線指数、最大90日間の予報、過去1年間の毎日の気温を知ることができます。
雨の日のフランクフルトの楽しみ方・おすすめの観光スポット
シュテーデル美術館と博物館通り
フランクフルトを代表する美術館。フランクフルトの銀行家シュテーデル寄贈のコレクションを中心に、フェルメール「地理学者」、ボッティチェリ「女性理想像」、モネ「朝食」、ピカソ「フェルナン・オリビエ像」、ティッシュバイン「カンパーニャのゲーテ」など、14世紀から現代までの10万点以上もの作品を所蔵しています。雨でなくてもおすすめの観光スポットです。
シュテーデル美術館のあるマイン川沿いのエリアは、15もの美術館・博物館が集まる「博物館通り」と呼ばれています。ドイツ映画博物館、ドイツ建築博物館、フランクフルト歴史博物館、現代美術館などがあります。
シュテーデル美術館(Das Städel)
所在地:Schaumainkai 63, 60596 Frankfurt am Main
公式Webサイト
ゲーテハウス・ゲーテ博物館
フランクフルト出身の文豪ゲーテが青年期まで過ごした生家が公開されており、当時のゲーテの生活を知ることができます。生家は第二次世界大戦中に破壊されてしまったため、復元されました。すぐ隣には、ゲーテのゆかりの品々や、ゲーテと同じ時代の画家の作品を展示した「ゲーテ博物館」があります。
ゲーテハウス(Goethe House)
所在地:Grosser Hirschgraben 23-25, 60311 Frankfurt am Main
公式Webサイト
クラインマルクトハレ市場
現地の人や、飲食店の人も仕入れに訪れる屋内市場。ハム・ソーセージ類、ドイツパン、チーズ、野菜、果物、ワイン、ビールなど、見ているだけでも楽しいですが、飲食コーナーもあるので休憩やランチにもおすすめです。
クラインマルクトハレ市場(Kleinmarkthalle)
所在地:Hasengasse 5-7, 60311 Frankfurt am Main
※日・祝定休
まとめ
夏は日本より過ごしやすいですが、冬はとても寒いです。近年の温暖化や異常気象によって大きく天候が変わることも珍しくないので、最新の情報はチェックしておきましょう。
現地の天気や気温、持って行った方がよい服装についてもっと詳しく知りたい方は、ロコタビでフランクフルト在住の日本人ロコに質問もできますので、ぜひ利用してみてくださいね。