チューリッヒの旅行ガイド情報

2019年スイス・チューリッヒの両替所レートランキング! 「日本円→スイスフラン 」のおすすめ両替方法を解説

目次

【スイス・チューリッヒ在住者執筆】チューリッヒへ旅行に行く際に気になるのが両替事情ですね。今回は現地在住者が一番レートよく両替ができて、お得に旅行を楽しめる両替方法を解説します。
スイスへ出発する前に日本でいくらぐらい両替して行こうか、と悩みますね。スイスフランはメイン通貨ではないので、銀行も限られているし面倒臭いなあ、チューリッヒ空港に着いてから両替することはできるのか、ATMでお金を簡単におろせるならそれが楽でいいんだけど、言葉の問題もあるなあ......と考えている方、両替の悩みを一挙に解決しましょう。日本とスイスとどちらで両替する方が手数料はどのくらいで、どこで両替するのがベストなのか、チューリッヒ空港や市内での両替所の位置、ATMの入力方法、チューリッヒで両替時によくあるQ&Aなどなど、両替に関することは漏れなく解説しています。便利でお得な銀行キャッシュカード紹介(エポスカードなど)や両替時の注意点も掲載して盛りだくさんの両替アラカルト、ぜひご覧ください。

スイス・チューリッヒの通貨の種類

スイスの通貨の単位はスイスフラン(CHFまたはSFr.)。補助単位はサンチーム(Ct)またはラッペン(Rp)です。2019年7月現在でCHF1=109円です。

スイスの紙幣【1000フラン・200フラン・100フラン・50フラン・20フラン・10フラン】

スイスの紙幣は1000フラン、200フラン、100フラン、50フラン、20フラン、10フランの6種類があります。これは2016年にデザインの変更が行われ、2018年3月に10、20、50スイスフラン(CHF)紙幣の流通が始まりました。

スイスの硬貨【5ラッペン・10ラッペン・20ラッペン・1/2フラン・1フラン・2フラン・5フラン】

スイスの硬貨はメイン硬貨で1フラン、2、5フランの3種類があり、補助通貨は、5、10、20、50ラッペンの4種類あります。ラッペンはサンチームと呼ばれることもありますが三チームはフランス語圏の呼び方であり、ドイツ語圏だとラッペン(Rp)です。

ユーロは使える?

スイスはEU非加盟国なので、基本的にユーロを使用できません。しかし、チューリッヒ空港・スイス国鉄・主要デパート・高級ホテルなどではユーロを使えます。

チューリッヒの両替所のレートランキング 

チューリッヒ空港やチューリッヒ市内にある両替所はどこもほとんどレートが変わらないようです。スイスではどちらかというと、よくある私有の両替所ではなく、銀行やスイス連邦鉄道(SBB)のカウンターがおすすめです。特に銀行は換金手数料を請求しませんので、一番レートがいいようです。街中にも所々に銀行は見つかります。カウンターで両替したいのであれば、営業時間にご注意ください。チューリッヒ空港では早朝から夜遅くまで営業していますが、空港以外の市内の銀行は朝9時〜17時までしか開いていませんし、土日も休日です。銀行では必ず英語を話せる行員が控えておりますので、ご安心ください。

第一位 銀行【Credit Suisse】と【UBS】 チューリッヒ空港

スイス・チューリッヒ空港とチューリッヒ市内で両替するのにいちばんのおすすめが銀行。空港にも市内にも至る所に銀行があり、カウンターでもATMでも簡単に両替ができます。その中でも「Credit Suisse」と「UBS」は大手銀行で、空港でもカウンターが開いています。空港内の両替場所と営業時間をご案内します。カウンターサービスには英語を話す係員がおります。営業時間にご注意ください。(Bancomatにはカウンターや係員のサポートはありません。)

参考記事 : Zürich Airport

Credit Suisse  

サービス種類 場所 営業時間
カウンターサービス Check-in2 6:00〜 22:00
ATMのみ Check-in 2 24時間
ATMのみ 到着出口2 24時間
ATMのみ ゲートB 24時間
ATMのみ Airport Shopping 24時間

Credit Suisse カウンターサービス (Check-in 2) 6時から22時まで営業

UBS

サービス種類 場所 営業時間
カウンターサービス Check-in1 6:00〜 22:00
ATMのみ Check-in 1 24時間
ATMのみ 到着出口1 24時間
ATMのみ Airside Center 24時間

UBS カウンターサービス(Check-in 1) 6時から22時まで営業

第二位 SBB(スイス連邦鉄道)チケットオフィス

銀行は手数料がかからないのですが、空港以外の銀行は平日9時〜17時のみの営業なので、レートランキング二位の両替場所は、SBB(スイス連邦鉄道)のチケットオフィスとなります。チケットオフィスの隣のカウンターで両替をしてもらえます。下の写真のように両替のサインのある駅では必ず両替をしてもらえます。手数料は4フランかかりますが、ここのレートも銀行と同じぐらいで、便利なのが銀行は土日が休みである一方、SBBのチケットオフィスは土日も営業していることです。チューリッヒ空港はAirport Center(到着出口2を外に出てすぐ向かい側)内にあります。チケットカウンターのすぐ横にありますが、チケットカウンターででも、切符を購入したついでなら両替してもらえます。もちろん英語で話してくれます。チューリッヒ空港の他に、チューリッヒ中央駅や主要駅でも両替が可能です。

▲左から2番目のように、お金のサインのあるSBBの駅チケットセンターでは両替ができます。

チューリッヒ空港・市内の両替可能な駅

SBB チューリッヒ空港駅  ロケーション

SBB チューリッヒ中央駅 ロケーション

SBB チューリッヒStadelhofen駅 ロケーション

SBB チューリッヒOerlikon駅 ロケーション

SBB チューリッヒEnge駅 ロケーション

SBB両替所の手数料

SBBで両替をする場合、レート自体は銀行と同じぐらいです。ただ、手数料が4スイスフランかかります。この手数料は両替金額に関わらず、一度の両替手数料として4スイスフランとなります。

第三位 Travelex

チューリッヒ空港にある、両替所「Travelex」は、チューリッヒ空港の到着出口2にあります。営業時間は、毎日6時〜22時30分まで。TEL+41-(0)43-816-5838
Travelexは手数料をとりませんということですが、これも両替合計が6万円以上でないとやはり手数料を取られるようです。レートも銀行やSBBの方が良いでしょう。それでも、両替する金額が少額なら、レートの違いもそれほど大きくはないですね。

参考記事 : Zürich Airport

チューリッヒ空港

あまりおすすめしない両替場所は......【 ホテル】

ホテルは基本的に手数料が一番高くつきますし、レートも決していいとは言えません。手数料はホテルによって異なりますが、できれば、ホテルでの両替は避けましょう。特に小刻みに両替を依頼するとその時その時に手数料を取られますので、どうしてもホテルで両替したい場合は、なるべくまとめて依頼した方が良いでしょう。

チューリッヒでは空港と市内どちらで両替すべきか?【結論】

チューリッヒでは私有の両替所より、銀行やスイス連邦鉄道などで主に両替をする方がレートも手数料もお得となります。結論としては空港でも市内でもこのような施設で両替をする時はほぼ同じレートでできます。とりあえず空港の銀行またはATMで、もしくはAir Center(空港隣接)内にあるチューリッヒ空港駅にて最低限の両替をしておくのがいいでしょう。

チューリッヒのATMでキャッシングをする方法

クレジットカードのキャッシングや国際キャッシュカードでの現金引き落としに利用するATMとキャッシュディスペンサー(CD)。スイスのATM/CDは英語でも対応可能です。キャッシングの際、セキュリティの面で、周りに暗証番号を覗こうとしている人がいないかどうか気をつけてくださいね。

おすすめのATMは〇〇(場所)

おすすめのATMは銀行か郵便局です。銀行はどこも同じぐらいのレートで、特にこの銀行がいいということはありません。

ATMのキャッシング方法

  1. ATMのキャシングの方法は次の通りです。
  2. カードを挿入する。
  3. 言語を「英語」で選択する。
  4. 暗証番号を入力する。
  5. 「ENTER」を押す。
  6. 「WITHDRAWAL」または「GET CASH」を選択する。
  7. 金額を指定して「ENTER」を押す。(金額を打ち込むか、表示の金額を選ぶ。)
  8. カードを抜く。
  9. 現金とレシートを取る。

全て終わったら、画面が元に戻っているかしっかりチェックしてください。辺りに忘れ物をしていないかチェックしてからその場を離れてください。やり方がはっきりしなければ、係員に聞いてください。






銀行キャッシュカード

【PLUS】のマークのキャッシュカード

下の写真の【PLUS】のマークのついているキャッシュカードを持っていけば、現地のATMで現金を引き出せます。実際にスイスのATMにこのマークが付いているものなら尚更手数料が安く済みます。これは郵便局で発行したもの。他に、新生銀行や楽天銀行などで、海外ATM対応のキャッシュカードを発行しています。スイスに行くとどんなに田舎の町でもATMがあります。英語での説明があるのでとても便利です。

参考記事 : ゆうちょ銀行

参考記事 : 新生銀行

参考記事 : 楽天銀行

エポスカード

海外旅行用の「最強カード」と人気の高いマルイが発行している【エポスカード】。人気の理由は4つあります。

  1. 年会費が無料!
  2. 海外旅行保険つき。(三井住友海上火災保険)
  3. 2000円分のポイントがもらえる。
  4. 旅行の直前でも即日発行可能。

参考記事 : エポスカード

チューリッヒでの両替時によくある質問【Q&A】

Q.両替時に必要なものを教えてください。

両替時には自分の身分を証明するもの(パスポートや在住証明書)が一つ必要となります。

Q.深夜便で行く予定なのですが市内の両替所はやっていますか?

市内の両替所は全て19時ごろまでに閉店します。SBB(国鉄)の駅の両替コーナーはかなり遅くまで営業していますので、それをご利用いただくか、銀行の24時間営業しているところが多いATMをご利用ください。

Q.Line Payに対応しているATMはチューリッヒ空港にありますか?

チューリッヒ空港にはありません。スイスではまだ普及しておりません。

Q.両替レートの見方を教えてください。

スイスで両替をする場合の相場表の見方を説明しましょう。スイスでは「買い」をBuying「売り」をSellingだということを覚えておきましょう。銀行や両替所の立場で、「買い」とは外貨を引き取る行為のこと。一方「売り」は外貨を払い出す行為という意味を示しています。
「WE BUY」と書いてあると、日本の通貨を一通貨買うのにいくら出せばいいかがわかります。 「WE SELL」と表記されている場合は、日本の通貨を一通貨売るのにいくらスイスフランを出せばいいかがわかります。

Q.余ったスイスフランはどうすればいいですか?

余ったスイスフランは銀行などで再度日本円に両替してもらえますが、金額が多すぎると手元に日本円がない場合が多いので予約が必要となります。空港の銀行や両替所であれば、ほとんどの場合日本円に両替ができます。

Q.両替所は休日や祝日でもやっていますか?

銀行は土曜日と休日・祝日はお休みです。SBBのチューリッヒ中央駅などの主要駅は休日や祝日も開いております。空港の両替所もやっております。

Q.両替所とATMどちらがお得に両替できますか?

ATMの方が安く済みます。両替所では手数料が3〜10%取られますが、ATMを利用すれば、手数料は1.63%前後で済みます。クレジットカード決済時かかる手数料は10万円使っても1630円で済む一方、両替の場合は10万円を使うと3000円〜1万円の手数料がかかります。海外旅行保険付きのカードであれば、節約効果もアップするのでおすすめです。

チューリッヒでの両替時の注意点【在住者目線で解説】

注意点①パスポートは持参する。

両替をする時に、写真付きの本人確認書類を用意してください。スイスでは通常、パスポートを提出することになります。日本の免許証は無効です。

注意点②まとめて両替をする。

銀行以外は、両替の場合手数料がかかります。金額につきではなく、一回につき幾らという風に手数料がかかるので、なるべく両替はまとめて行いましょう。

注意点③両替後は金額が正しいか必ず確認する。

両替金額を受け取る時に、カウンターの前ですぐ金額を確認しない限り、後からクレームを出しても信用性に欠けますので、必ず受け取った直後にお金が合っているか数えておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。両替のこと、少しは解明しましたか。結論から言うとATMでのキャッシングがいちばんお得でおすすめします。ただ、海外でどのくらい引き出せるかなどは前もって銀行と確認していた方がいいですね。カウンターでの場合は、基本的には両替金額が少額であれば、あまりレートの違いはないので、手数料のない銀行か、手数料が4フランですがとても便利なSBBの駅での両替が一番いいですね。もしくはいつでも開いているATMのキャッシングは一度できることがわかれば、これがベストだと思います。また、スイスに着いてからお時間のない人は、とりあえずいくらか日本で両替していくのもいいかと思います。NO STRESSで時間に余裕があるときに両替をするのがいいでしょう。