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台湾・台北への入国制限、緩和情報まとめ【2020年8月24日情報更新】

【2020年8月24日情報更新】日本から台湾・台北へはいつから行けるようになるのか?入国制限&規制はとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、台湾はもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。
いつからビジネス出張が可能なのか、旅行留学、ワーホリに行くことができるのか、現地にいる家族にいつ会えるのか、疑問や不安を感じているかたもいらっしゃると思います。
今回は、そんな疑問や不安を少しでも解消できるように、台湾への入国規制・緩和情報をまとめました。

※この記事は、外務省や公益財団法人日本台湾交流協会、台湾・台北のニュースサイトを基に作成しています。
必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。

現在の日本から台湾への入国制限・規制状況(外国人・日本人)

2020年8月24日現在、台湾では、観光以外の目的で台湾を訪れる外国人渡航者への台湾入国が認められています

ここでの「観光」とは、

  • 友人の訪問
  • 結婚式への参加
  • スポーツ試合やコンサート等の鑑賞
  • 季節の慶祝・文化活動参加等

など、特定の受入機関や親族が台湾にない渡航を指します。

それ以外の目的、たとえば

  • ビジネスや研修
  • 親族訪問
  • 国際会議や展覧会への出席
  • 国際交流事業
  • ボランティア
  • 布教活動
  • ワーキングホリデー
  • 青少年交流

などは、事前に許可を受けることにより台湾入国が認められます。

ただし、留学・就学に関連する事由での渡航に関しては、台湾教育部からの許可が降りるまでは認められないとのことです。

また、台湾入国にあたっては、

  • 必要な書類の作成
  • 外交部駐外国機関に申請・特別入境許可を得る

という手続きを完了する必要があります。

上記の入国が許可されている目的で台湾に渡航する場合でも、事前の申請で入境許可が下りなかった場合は、台湾に入国することができませんので注意が必要です。

台湾から日本へ帰国時の注意点

外務省の海外安全ホームページによると、台湾の感染危険情報レベルは「レベル3(渡航中止勧告)」です。
不要不急の理由がない場合、台湾への渡航は控えるよう推奨されています。

参考:外務省 海外安全ホームページ(台湾)

また、台湾は日本への入国制限対象地域に含まれています。そのため、台湾日本に帰ってきた際には

  • 空港の検疫所で「PCR検査」
  • 自宅またはホテルで「14日間の自己隔離」

が必要となります。

※ 台湾へのへ入国・渡航に関する制限は、新型コロナウイルスの感染状況によって変動する可能性があります。
必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、最新の情報をご確認下さい。

日本から台湾・台北入国後の自己隔離措置(在宅検疫)についての情報

台湾入国後、すべての渡航者には7~14日間の自己隔離(在宅検疫)が義務付けられます。

台湾に3ヶ月以上滞在するビジネス関係者・その他の渡航者は14日の隔離の対象

  • 台湾にビジネス目的で入国する渡航者
  • ビジネス以外の目的で入国する渡航者

には、14日間の在宅検疫が義務付けられます。

台湾に3ヶ月未満滞在するビジネス関係者は7日間の検疫の対象

台湾で感染リスクが低度、中低度とされている国・地域からビジネス目的で台湾に入国する渡航者に対しては、7日間の在宅検疫が義務付けられます。
このリストは2週間毎に見直され、現在は以下の国や地域が対象(7日間の在宅検疫)となります。

【低リスク国】ニュージーランド、マカオ、パラオ、フィジー、ブルネイ、ベトナム、タイ、モンゴル、ブータン、ラオス、カンボジア、ミャンマー
【 中低リスク国】韓国、シンガポール、マレーシア、スリランカ

これ以外の国・地域からの渡航者は、14日間の在宅検疫の対象となります。

【8月24日追記】日本からの渡航者は現在、14日間の自己隔離が必要

台湾の中央流行疫情指揮センター(CECC)は、日本国内で新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることを受け、日本に対する「中低リスク国」の指定を取り消しました。これにより、日本の短期ビジネス客は入境後の隔離期間が7日間→14日間となります。

つまり現在、日本からの渡航者には一律で14日間の隔離が求められます。

在宅検疫のルールや罰則

在宅検疫のルール

  • 台湾入国後、隔離の対象者には「旅客入境健康声明及び在宅検疫通知書」が発行されます。
  • 健康確認のため,里長(※)しくは里幹事が毎日1-2回電話で健康状態を確認、健康確認表を記録します。
  • 空港から隔離を行う施設までは、友人や家族の送迎・タクシーを使って移動します(公共交通機関は利用できません)。
  • 検疫期間中は自宅または指定の場所に待機が義務付けられており、外出や台湾出国は禁止です。
  • 検疫期間中は公共交通機関の使用が禁止されます。
  • 症状のある者は指定医療機関へ送り検査を行い、衛生主管機関は主体的にモニタリングを開始します。
  • 「在宅検疫」期間終了後、対象者は引き続き7日間の「自主健康管理」を実施します(対象者には「在宅検疫」期間終了前にショートメッセージで通知があるとのことです)。

※里長とは、エリアをとりまとめる町内会長のような存在です。

違反者への罰則

  • 同措置の違反者には10万元以上100万元以下の罰金が科されます。
  • 違反者は集中隔離施設に強制隔離されます。
  • 防疫補償の受給は認められないほか、必要経費が徴収されます。

※自己隔離に関するさらに詳しい情報は、以下のウェブサイトでご確認下さい

台湾での乗り継ぎ(トランジット)制限

2020年8月24日現在、台湾・台北での乗り継ぎ(トランジット)は、条件付きで認められています。

6月25日午前0時以降、台北・桃園国際空港での乗り継ぎは、以下の条件を満たす場合に限って認められています。

  • 同じグループの航空会社が運航する便を利用する
  • 空港での滞在時間が8時間以内

ただし、中国との間を往復する旅客の乗り継ぎ(トランジット)は、引き続き禁止されています。

現在の台湾・台北の様子

2020年8月24日現在、台湾本土での新型コロナウイルス感染者の総数は487人です。
8月に入ってからも数日に1人~2人という僅かなペースでの新規感染者が確認されていますが、クラスターの発生など、大規模な感染拡大は4月以降みられていません。

6月以降からは台湾全体で生活や観光、イベントに対して様々な規制の緩和が実施され、国民の生活もほぼ元通りになってきました。

九份など台湾の有名な観光地も、外国人旅行者の姿こそ見られないものの、国内旅行を楽しむ台湾人たちで賑わいを見せています。

とはいえ、外出時の感染予防対策は、未だに強く推奨されています。
「マスクの着用」や「ソーシャルディスタンスの確保」といった基本的な感染予防対策はもちろんのこと、観光地や公共の施設に入る際には、検温や連絡先の記入が求められる場合もあります。

新しい生活様式での日常生活に、台湾の人々も徐々に慣れ始めていっているといった状況です。

日本から台湾への入国制限・緩和情報まとめ

2020年8月24日現在の、日本から台湾への入国制限情報、自己隔離情報、現在の台湾・台北の状況についてまとめました。

世界的に見ても、新型コロナウイルス感染の封じ込めに成功していると言える台湾。

6月29日には、観光以外の目的で台湾を訪れる外国人渡航者の入国が認られるようになりました(※事前に申請の上、許可を得る必要があります)。

「現地に住む友人に会いに行く」
「知り合いの結婚式に参列する」

といったような目的での台湾入国はまだ認められていませんが、

ビジネスや会議・展示会への参加、ワーキングホリデーなど、徐々に台湾入国が認められる外国人渡航者は増えてきました。

ただし、台湾から日本に帰国の際には
「空港でのPCR検査」「14日間の自己隔離」が求められますので、台湾渡航を検討中の方はご注意下さい!

日本からの気軽な海外旅行先としても人気が高い、台湾・台北。
「はやくまた台湾グルメを楽しみに行きたい!」と願っている方も多かもしれません。

このまま感染状況が落ち着いていけば、台湾旅行を楽しむことができる日がくるのも、そう遠くはないのかもしれませんね。

※コロナウイルスに関する規制・緩和の情報は、日々更新されています。
この記事の内容に加えて、台湾や台北に関するニュースや以下のウェブサイトを参考に、最新の情報をご確認下さい。




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