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タイチュウ(台中)の旅行ガイド情報

台中の電車の乗り方ガイド(路線図・乗り換え・運賃)

【台湾・台中在住者執筆】電車は台湾旅行に欠かせない移動手段です。台湾全土をぐるりと一巡りしている台湾鉄道と各都市に存在するMRT(地下鉄)を上手く利用することで、時間を有効に活用して台湾巡りが楽しめます。ここではそんな電車の乗り方を紹介いたします。

台湾の電車・路線図

台湾の鉄道は1891年に基隆・台北間が開通し、1908年には高雄まで延伸、その後も幾多の延伸を経て1991年に台湾島を一周する鉄道網が完成し、現在では市民の足として台湾の皆さんに愛用されています。
鉄道のシステムは日本のそれと非常に類似しており、台灣鐵道の各駅停車(區間車、復興號)、快速(區間快車)、急行列車(莒光號)、特急列車(自強號、太魯閣號、普悠瑪號)が台湾全土を所狭しと走っています。
更に各大都市では1996年の台北メトロ(台北捷運)の開業を皮切りに、2008年には高雄メトロ(高雄捷運)、2017年には桃園メトロ(桃園捷運)と地下鉄の開業も相次ぎ、今後も既存路線の延伸や台中、彰化、台南での地下鉄開業など鉄道業界の発展は日に日に進んでいます。
それだけではなく高雄ではライトレール(高雄輕軌)、嘉義では観光用の阿里山森林鉄道など台湾の鉄道事情はとても複雑なので、鉄道好きの方なら一度は研究してみたくなることでしょう。

台湾全土の路線図については、こちらでご覧頂けます。

乗り換えアプリ

NAVITIME Transitのダウンロード

こちらのアプリでは台湾だけではなく世界各国の鉄道路線図をダウンロードして、オフラインでも乗り換え案内を調べることができます。もちろん無料で使えますので、台湾だけでなく海外旅行好きの方はぜひダウンロードしてみてください。

運賃と交通系ICカード

運賃

台湾鉄道の運賃は台湾鉄道公式時刻表から調べることができます。「対号列車」は指定席特急列車、「非対号列車」は普通列車の意味です。

交通系ICカード

EasyCard(悠遊卡)とiPASS(一卡通)

台湾で最もよく用いられている交通系ICカードは、EasyCard(悠遊卡)とiPASS(一卡通)の2種類です。EasyCard(悠遊卡)は台北をはじめとする北部及び中部、iPASS(一卡通)は高雄をはじめとする南部でよく用いられています。最近はほとんどの交通機関で相互利用が可能になったので両者の差を気にする必要はなくなりましたが、2019年4月時点で一卡通のみに対応している高雄ライトレール(高雄輕軌)など、どちらか一方の交通系ICカードにしか対応していない交通機関も一部存在しますので、乗車前には自分の持っているカードに乗ろうとする交通機関が対応しているか確認するようにしてください。
台湾には他にもiCASH(愛金卡)やHappyCash(有錢卡)等のICカード式電子マネーが存在し、台湾鉄道ではこれら2種類のカードも利用できるようになっています。
カードによって貯まるポイントや使えるお店に違いがありますので、気になる方は調べてみると面白いかもしれません。
なお、台中では基本的にEasyCard(悠遊卡)が使われていますが、iPASS(一卡通)も使うことができます。

どこで購入するの?

EasyCard(悠遊卡)は台湾各地のEasyCardサービスセンター(悠遊卡服務中心)、台北メトロや桃園メトロの駅窓口、各地のコンビニまたは駅に設置されている自動販売機などで購入することができます。空港最寄りのメトロの駅窓口でも購入が可能ですので、台湾に着いたらまずは一枚購入し、チャージしてから街に繰り出すのがおすすめです。
iPASSも同じようにiPASSサービスセンター(一卡通服務中心)、高雄メトロの駅窓口や各地のコンビニなどで購入することができます。こちらも空港最寄りのメトロの駅窓口でも購入が可能です。

購入する際には以下の文面を係員の方に見せてください。

(EasyCard / iPASS)をください。
我要買(悠遊卡/一卡通)。
(ウォ・ヤオ・マイ(ヨウヨウカー/イッカートン))

また、カードに残高をチャージする場合は以下の文面を係員の方に見せて、お金を渡してください。

チャージがしたいです。
我要加值。
(ウォ・ヤオ・ジャージ)

電車の乗り方

ここでは、台中駅から隣町の彰化駅まで電車に乗る際の手順を見本に、台湾での電車の乗り方をお伝えします。

1.乗降駅をチェック

先ほどもご紹介した台湾鉄道公式サイト/時刻表を使って、乗る駅と降りる駅、目的の電車、運賃などを調べることができます。

2.駅へ

こちらが台中駅(台中車站)です。手前に見えるレンガ造りの建物は日本時代の1917年に建設され2016年まで現役で使われていた旧駅舎で、奥に見える大きい建物が現在使われている新駅舎です。

3.乗車券を購入

現金で乗車券を購入する場合は窓口か券売機の2種類の購入方法があります。券売機では100元などのお札は使えませんのでご注意ください。
もしEasyCard(悠遊卡)やiPASS(一卡通)などの交通系ICカードを既にお持ちの場合は直接改札へ向かえばOKです。残高が足りない場合は付近のコンビニで事前にチャージされることをおすすめします。もし残高が分からない場合でもコンビニで以下のようにお願いすれば残高を確認することができます。

カードの残高を見ていただけますか?
可以幫我看一下裡面還有多少錢?
(カーイ・バンウォ・カンイッシャ・リミェン・ハイヨウ・ドゥオーシャオチェン?)

4.改札を通る

切符をお持ちの方は右側に見える自動改札を、交通系ICカードをお持ちの方は左側に見える交通系ICカード専用改札と右側に見える自動改札のどちらでも使うことができます。
なお、台湾の交通系ICカードの反応速度は日本の交通系ICカードより1秒ほど遅いので、しっかりと「ピッ!」という音が聞こえて改札の画面に自分の交通系ICカードの情報が映し出されるまでタッチしたままにしておきましょう。

5.乗車・下車

乗車

駅には日本と同じように発車案内板があり、北上する列車と南下する列車に分けて情報が表示されています。左から列車番号、行き先、路線名、種別、発車時刻、発車プラットフォーム、遅れの順番で表示されていますので、目的の列車の発車時刻と発車プラットフォームを確認した上で該当のプラットフォームへ向かいます。

プラットフォームの雰囲気も日本とそんなに変わりませんね。

こちらは最新鋭の通勤電車「EMU800型」です。

下車

車内のドア上部にはLCDが設置されており、2駅先までの駅名が表示されています。北京語、台湾語、客家語と英語での自動放送もありますので、中国語が分からなくても英語の放送を聞いてLCDを確認しておけば乗り過ごすことはないはずです。

電車が停車しているときは、停車している駅の名前も表示されます。

6.乗り換え

台湾鉄道は島全体をぐるっと一周しているため、分岐している路線は大変少ないのですが、ここ台中に関しては隣の彰化駅から竹南駅にかけて「山線」と「海線」に分岐しています。
台中駅は山線の駅ですので、台中駅から北上する場合は竹南駅での乗り換えに注意すれば良いのですが、南下する場合は彰化駅に行かずに成功駅から海線の追分駅に向かいそのまま海線を北上する「成追線」というルートがありますので、彰化駅へ向かう場合は間違えて乗らないようにご注意ください。
彰化駅や竹南駅から台中駅に戻る際も間違えて海線に乗ってしまうと台中港などが位置する海辺へと連れて行かれてしまうのでご注意ください。

7.改札を出る

出口までは「出口」と書かれた表示に沿っていけば問題なく辿りつけます。
改札を出るときも入ったときと同じように切符の方は切符投入口に切符を入れ、交通系ICカードの方はICカードセンサー部にICカードをかざします。

これでお隣の彰化駅に到着しました。

乗る前に知っておくと便利なQ&A

Q:空港から市内中心部への行き方は?

台中では残念ながら、台中国際空港(台中國際機場)から市内中心部までの路線はまだ開通していません。2028年に台中メトロ(台中捷運)空港線が開業予定ですが、それまでは空港から台湾鉄道台中駅までは中台湾交通(中台灣客運)302番バスまたは国光交通(國光客運)A2番バスを、台湾新幹線台中駅までは台中交通(台中客運)156番バスまたは捷順交通(捷順客運)A1番バスをそれぞれご利用ください。

Q:時刻表はどこを見れば分かる?

台湾鉄道公式サイト時刻表をご覧ください。また先ほど紹介したNAVITIME Transitというアプリでも路線検索をすると時刻が表示されます。

Q:交通系ICカードの残額は戻ってくる?チャージ方法は?

EasyCard(悠遊卡)の場合

EasyCardサービスセンター(悠遊卡服務中心)またはセブンイレブンで払い戻しをすることで、手数料20元を引いた残高が払い戻されます。チャージする場合はEasyCardサービスセンター(悠遊卡服務中心)、各コンビニか台北・桃園・高雄メトロの駅に設置されているチャージ機で手続きが可能です。

iPASS(一卡通)の場合

iPASSサービスセンター(一卡通服務中心)で払い戻しをすることで、手数料20元を引いた残高が払い戻されます。チャージする場合はiPASSサービスセンター(一卡通服務中心)、各コンビニか台北・桃園・高雄メトロの駅に設置されているチャージ機で手続きが可能です。

Q:割引はあるの?

交通系ICカードでの割引

台湾鉄道では、交通系ICカードで乗車した場合は各種急行・特急列車に普通列車の運賃で無座席乗車が可能となっており、普通列車運賃は現金で支払った場合の10%引きとなっています。また、バスやメトロでもそれぞれ交通系ICカードに対する割引を独自に実施している事業者が数多く存在します。

外国人旅行者向けの割引

台湾鉄道が発行している乗り放題券「TR-PASS」を使えば、3日間(1,800元)または5日間(2,500元)、台湾全土の普通列車、急行列車、特急列車に指定席で乗車することが可能です。台中駅や新烏日駅をはじめとする大型駅で購入が可能です。

Q:間違えて改札を通ってしまったときは?

電車に乗る予定がないのに駅に入ってしまった場合や、乗り過ごしてしまった場合は必ず改札脇の窓口にて申し出てください。その際は以下の文面を係員の方にお見せください。

間違えて駅に入ってしまったので外に出たいです。我不小心進入車站了,現在想要出站。(ウォ・ブシャオシン・ジンルー・チャージャンラ、シェンザイ・ヤオ・チュージャン)


乗り過ごしてしまいました。
我不小心錯過了本來要下車的火車站。
(ウォ・ブシャオシン・ツオグオラ、ベンライ・ヤオ・シアチャーダ・フォーチャージャン)

Q:電車内や駅構内に忘れ物をしてしまったときは?

忘れ物をしてしまった場合は、駅の窓口や警察にその旨を申し出る必要があります。以下の文面をお使いください。

荷物を(車内/構内)に忘れてしまいました。
我把東西忘在(車廂/火車站)裡面了。
(ウォ・バ・ドンシー・ワンザイ(チャーシャン/フォーチャージャン)リミェンラ)。

Q:駅にコインロッカーはある?

台中駅のように、特急列車が停まるような主要駅にはコインロッカーの設備もありますが、小さい駅にはそのような設備はありません。主要駅にはコインロッカーと併せて荷物室(行李房)があり、コインロッカーより安価に荷物を保管してもらうことができます。24時間営業ではありませんので時間に注意する必要はありますが、上手く使えばとても便利なサービスです。

まとめ

ここでは台湾・台中の鉄道事情について簡単にご紹介いたしました。台中はまだまだメトロも建設工事の真っ最中で、台中の街中は大型の基幹バスが街を貫くように走っています。鉄道は南側の彰化縣のターミナル駅・彰化駅から山線と海線に分かれ台中一帯をぐるりと囲うように竹南駅まで延びており、台中駅は山線側に位置し、有名な観光地である高美濕地などへは海線清水駅からバスが出ています。台中はまだまだこれから発展していく伸びしろのある都市です。今後の鉄道事情の発展が筆者としても楽しみでなりません。

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