台湾旅行中のインターネット・Wi-Fi利用方法
【台湾・台中在住者執筆】普段使っているパソコンやスマートフォンを、台湾でも普段通りに使えたら楽ちんですよね。でも、海外でのインターネットは高額になりがちだと思っていませんか?ここでは現地のサービスを賢く活用して、台湾旅行中でもインターネットに困らない方法をお伝えします!
台湾でスマホをネットにつなぐ4つの方法
世界中から多くの旅行者が訪れる台湾、旅行者向けのインターネット接続サービスも豊富に揃っています。ここでは街中で利用できるフリーWi-Fi、日本で手続きのできる海外Wi-Fiルーターのレンタル、格安のプリペイドSIM、そして費用はかかるが最も気軽に使える海外パケット定額と4種類の方法をご紹介します。
フリーWi-Fiを利用
Taipei FreeとiTaiwan
台湾で最もよく見かけるフリーWi-Fiで、「Taipei Free」と「iTaiwan」というものがあります。前者は台北、後者は台湾全土でアクセスポイントを展開しているサービスです。
この2種類のフリーWi-Fiですが、MRTの駅、鉄道駅、公共施設、公園や観光名所など、台湾全土の至る所にアクセスポイントが整備されているので、常にインターネットに接続する必要のない方はこれらのフリーWi-Fiを上手く活用するのが最もお得です。
ただし事前登録が必要なので、こちらのページからパスポート番号と生年月日を入力し、アカウントを作成しておきましょう。
実際の利用時にはID欄にパスポート番号を、パスワード欄に生年月日を入力すればログインができます。
なおページにはiTaiwanと書いてありますが、登録したアカウントはTaipei FreeとiTaiwanで共通して使うことができますのでご安心ください。
Taipei Freeのアクセスポイント一覧はこちらから、iTaiwanのアクセスポイント一覧はこちらからそれぞれ確認ができます。
喫茶店や食堂のフリーWi-Fi
上記のフリーWi-Fiに加え、いくつかの喫茶店や食堂でもWi-Fiを提供している場所があります。上記のフリーWi-Fiと比べ速度も速く安定しているので、食事をしながら次の観光予定を確認するのにとても便利です。
多くのお店では壁や机にWi-FiのIDとパスワードが掲示されていますが、中には店員さんからIDとパスワードを教えてもらわないといけない場所もあります。
お店にWi-Fiがあるかどうか確認したい場合や、パスワードを教えてもらう場合は以下のように店員さんに話しかけてみてください。
- すみません、ここにフリーWi-Fiはありますか?
- 請問，這裡有免費Wi-Fi嗎?(チンウェン、ジェリ・ヨウ・ミェンフェイ・ワイファイ・マ?)
- すみません、Wi-Fiのパスワードを教えてください。
- 不好意思，可以告訴我Wi-Fi的密碼嗎?(ブハオイース、カーイ・ガオスー・ウォ、ワイファイ・ダ・ミーマ・マ?)
ただしマクドナルドやスターバックスなど、一部のお店では接続時に台湾の電話番号が必要な場合もありますのでご注意ください。
海外Wi-Fiルーターをレンタル
日本で手続きを行い、受け取りも返却も全て自宅や空港で行えるのが海外Wi-Fiルーターの魅力です。料金も海外パケット定額よりずっと安いですが、旅行中常にWi-Fiルーターを持ち歩かないといけなかったり、Wi-Fiルーターの充電が切れたり事前に契約した容量を使い切ってしまうとインターネットが使えなくなってしまうことに気をつけないといけません。
気になる料金は?
参考に大手数社の料金プランをいくつかご紹介します。
| 社名 | データ容量(日) | 料金(日) |
|---|---|---|
| イモトのWi-Fi | 1GB | 1,580円 |
| グローバルWi-Fi | 1.1GB | 1,370円 |
| グローバルWi-Fi | 無制限 | 1,870円 |
| Wi-Ho! | 1GB | 1,090円 |
| Wi-Ho! | 無制限 | 1,590円 |
この他に各社規定の手数料などが加算される場合や、オプションの選択により料金が変化する場合もありますのでご注意ください。
詳しい料金やプランの説明などは各社のWebサイトをご覧ください。
レンタルの際には必ずオプションの盗難補償に加入することをおすすめします。また、事業者によっては旅行に便利なマルチタップやモバイルバッテリーを追加で借りられる場合もあります。
プリペイド式のSIMカードを購入
実は各種のインターネット接続方法の中で、最もお得なのがこの方法です。
台湾では各空港の到着ロビーに必ず通信会社のカウンターがありプリペイド式SIMカードを販売しています。そちらで購入するのが一般的ですが、受付の方は台湾人ですので中国語か英語を使ってのやりとりになります。簡単な英会話ができれば問題ありませんが、気になる方は上で紹介した海外Wi-Fiルーターをレンタルされることをおすすめします。
SIMロックの有無にご注意!
プリペイド式SIMカードの購入にあたっては今使っているスマートフォンがSIMフリースマートフォンであるか、SIMロック解除されている必要があります。
自分のスマートフォンがSIMフリーかどうか分からないという方は、契約している通信事業者のお店などでご確認ください。まだSIMロックを解除していなかった、という場合も通信事業者のお店またはインターネット上でのSIMロック解除の作業が必要になります。
SIMロック解除の手続きについては以下のWebサイトをご覧ください。
気になる料金は?
各社共に5日間使い放題で300元、7日間使い放題で500元などといった料金です。
詳しい料金やプランの説明などは各社のWebサイトをご覧ください。
購入の流れ
まずは空港のカウンターへと向かいます。プランの一覧が掲示されていますので、その中から今回購入するプランを選び係の方へと伝えましょう。その際にパスポートをコピーし、書類にサインをした上で料金を支払います。その後スマートフォンを係の方に渡し、SIMの入れ替えやAPN(接続先)の設定をしてもらい完了です。元々入っていたSIMは小袋などに入れて渡してもらえますので、日本に帰るまで大切に保管しておきましょう。日本に帰ったら元々入っていたSIMを挿しなおし、通信ができない場合はAPNの設定を確認すれば完了です。
APNの設定については各通信事業者およびお使いのスマートフォンの取扱説明書をご確認ください。
また、未成年(20歳未満)の方は規定によりプリペイド式SIMカードの購入はできません。ご注意ください。
通信会社の海外パケット定額を利用(国際ローミング)
今回ご紹介する中で最も手軽かつ簡単な方法である反面、使い方によっては高額な利用料が発生する恐れがありますので注意が必要です。
使い方は簡単、普段使っているスマートフォンを何もせずそのまま台湾で使うだけです。
気になる料金は?
1日最大2,980円の場合が多いようです。なお、電話やSMSの発着信を行った場合は料金が加算される場合がありますのでご注意ください。
詳しい料金やプランの説明などは各社のWebサイトをご覧ください。
旅行出発前に準備しておきたいこと
ここでは簡単に、旅行出発前に準備をしておきたいいくつかのポイントをご紹介します。
高額請求の恐れがある国際ローミング
先ほども書いたように、国際ローミングは最大で1日2,980円、通話をした場合は更に国際電話料金が加算されます。
お金に余裕がある方は手間を省くために国際ローミングを使うのもひとつの賢い方法ですが、節約をしたい方は一手間かけて海外Wi-Fiルーターやプリペイド式SIMカードを購入するのが良い方法でしょう。
アプリの自動更新をオフ
旅行中、不本意に貴重なデータ容量を消費してしまわないためにも、スマートフォンのアプリを自動更新する機能はオフにしておくことをおすすめします。
iPhoneの場合
[設定]>[iTunes StoreとApp Store]>[自動ダウンロード]欄の[App]と[アップデート]をオフにする。
特に使わない場合は念のため他の項目もオフにしておくことをおすすめします。
Androidの場合
[Playストア]>[設定]>[アプリの自動更新]を[アプリを自動更新しない]に設定
今後のアップデートにより操作方法が変わる可能性もありますのでご注意ください。
クラウドサービスの同期設定をオフ
スマートフォンを使っていない間でも、実は裏でFacebookやTwitterにLINEなどのさまざまなサービスが情報をやりとりしています。これが原因で気付かないうちにデータ容量が消費されてしまうこともあるので、旅行中はこの機能をオフにしておくことがおすすめです。
iPhoneの場合
[設定]>[一般]>[Appのバックグラウンド更新]>[Appのバックグラウンド更新]を[オフ]に設定
Androidの場合
[設定]>[ユーザーとアカウント]>[自動的にデータを同期]をオフにする
機種によって一部表記が異なる場合があります。詳しくはお使いのスマートフォンの取扱説明書をご覧ください。
今後のアップデートにより操作方法が変わる可能性もありますのでご注意ください。
便利な「機内モード」
「機内モードって、飛行機に乗るときのためのモードじゃないの?」とお思いの方も多いのではないでしょうか。
実はこの機内モード、もちろん飛行機に乗るときのためのモードなのですが、全ての通信を遮断することができるモードなのです。
海外旅行先で不本意な通信を避けるには、飛行機から降りた後もこの機内モードを有効にしておくのが一番の対策です。
一部機種を除き機内モードでもWi-FiやBluetoothは個別にオンとオフが切り替えられるので、フリーWi-Fiに接続する際や海外Wi-Fiルーターをレンタルした場合は都度切り替えて利用するようにしましょう。
SIMカード不要？！ 話題のクラウドSIM
WiFiルーターをレンタルする人も多いと思いますが、海外でネットを使う手段のひとつに、今話題の「クラウドSIM」というサービスがあります。
なんとSIMカードが不要で、全世界100ヶ国以上で使用可能です。
こちらはレンタルではなくクラウドSIM搭載の機種の購入が必要ですが、海外に着いたらスイッチひとつでインターネットへの接続が可能です。
旅行から帰ってきてからも日本国内でも利用可能なので、WiFiサービスはこれ一台でOKです。
特に一度に複数の国に行かれる方には断然おすすめなサービスです。
おすすめはグローカルネット。
こちら初期費用として、機種代、月額基本料金プラス海外利用料が780円（300MB）/日～で利用可能です。
- 参考：グローカルネット
まとめ
フリーWi-Fi、プリペイド式SIMカード、海外データ定額、あなたにピッタリのインターネット接続方法は見つかりましたでしょうか?
ここまで記事を読んで頂いた方なら、もう台湾でのインターネットはバッチリ使いこなせるはずです。
綺麗な景色や美味しい食べ物はすぐにSNSにアップロードして友達とシェアしたいですよね。さまざまなサービスと上手に付き合って、楽しい台湾旅行にしてください!
不安なく台中滞在を楽しみたい方を現地のロコがお手伝いしています。
旅行前・旅行中に無料で質問もできます。ぜひロコタビをご活用ください！
