シアトル・タコマ国際空港から市内の移動アクセス方法・手段ガイド
【アメリカ・シアトル在住者執筆】シアトルの玄関口の空港の空港といえばシアトル・タコマ国際空港。日本からの直行便も飛んでおり、アメリカの中では日本からのアクセスが良いシアトル。このシアトル・タコマ国際空港からシアトル市内へのアクセスをご紹介していきます。この記事を読めば移動はもうばっちりです!
シアトル・タコマ国際空港到着後の流れ
シアトル・タコマ国際空港はシアトルとタコマを合わせてシータックという愛称があります。そこまで大きくない空港なので、全ての手続きが終わった後の流れはスムーズです。
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シアトル・タコマ国際空港の地図、空港コードSEA
シアトルのIATA空港コード(3レターコード)は「SEA」です
空港での両替方法について
アメリカはそもそもクレジットカード社会なので現金を使う機会は少なく済みます。
ただし、チップを渡す機会や観光地の中には現金しか受け付けない小さなお店もあるので、一定の現金は必要です。
シアトル市内には両替所が非常に少ないです。レートや手数料のことを考えると日本の街中の両替所で両替を済ませておくのが一番お得ですが、それができなかった場合は空港で両替しておきましょう。
特に、ATMでドルが引き出せるタイプのクレジットカードを持っていない場合は銀行の営業時間内に窓口で手続きをしなければなりません。それよりも外国人に慣れている空港の両替所で両替を済ませておいた方が時間を無駄にせずに済むかもしれません。
一番わかりやすいのはセントラルターミナルのセキュリティの前にある両替所(上の写真参照)です。朝の8時〜夜8時までの営業です。
シアトル・タコマ国際空港からシアトル市内までのアクセス手段
空港→市内へのアクセス方法は何通りあります。
手段 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|
電車(リンクライトレール) | 40分 | $2.75 |
路線バス | 40分 | $2.75~ |
ダウンタウンエアポーター | 40分~60分 | $25.4(数ドルのチップ別) |
タクシー | 30分~ | $45~(15~20%のチップ別) |
配車アプリ | 30分~ | $30~(数ドルのチップ別) |
駐車場ビルについて
空港から移動するとなると、空港に直接車で知り合いなどの迎えがきている場合以外は、まずは駐車場ビル4階にに移動することになります。
電車(リンクライトレール)のメリットとデメリット
所要時間:40分 料金:$2.75
6~15分間隔で運行している電車です。
空港と駅はつながっているので迷うことはありません。
スカイブリッジ6を渡り、駐車場ビル4階にある専用通路を進んでいくと駅があります。
いたるところに”Link Light Rail”の表示があるのでそれに従って進んでください。
空港内からは歩いて10分ほどかかります。
downtownに行きたいのであればwestlake/Seattle stationで降りればOKです。もちろん料金を支払えばダウンタウン以外の場所で降りることもできます。
大抵は時間通りに来る、チップも予約も必要ない、大きな荷物を置く場所もあり、値段も安いのでもっともオススメの移動手段です。
一つ注意しておきたいのは台風や大雪などの災害時。こういうときはすぐにライトレールが運行を中止してしまうので、到着時の天気にご注意くださいね。
あわせて読みたい記事:シアトルの電車リンクライトレール乗り方ガイド(路線図・料金・切符の買い方・乗り換えアプリ)
路線バスのメリットとデメリット
所要時間:40分 料金:$2.75~
路線バスでもダウンタウンまで行くことができますが、毎時間そのバスがあるとは限らずアクセスが悪いです。空港からダウンタウンに行くのにバスを使う人はほとんどいません。
バスはライトリンクレールと乗車賃が同じもしくはそれより高く、所用時間もさほど変わらない。となると、一定時間ごとに発着のあるライトリンクレールの方が圧倒的に便利ですよね。
また、スーツケースなどの大きな荷物を持っている場合は大きく揺れるバスは不便で危険です。
ダウンタウンエアポーター
所要時間:40-60分 料金:$25.4(数ドルのチップ別)
ダウンタウンエアポーターはダウンタウン内のホテル(クラウンプラザ、フェアモントオリンピック、グランドハイアット、ヒルトン、ルネッサンス、シェラトン、ワーウィック、ウェスティン)に順番に停まるマイクロバスのようなものです。
上記のホテルを利用予定で、かつ体の不自由な方やお子様がいる、という場合はとても便利だと思います。
ただし事前に予約が必要なのと、支払いはクレジットカードのみなのでご注意ください。降りるときに現金で数ドルチップを渡すのが好ましいようです。
スカイブリッジ4を渡ったら、駐車場ビル3階のIsland2に乗り場があります。
予約はこちら:https://shuttleexpress.com
タクシーのメリットとデメリット
所要時間:30分~ 料金:$45~(15~20%のチップ別)
駐車場ビル3階にいくとたくさんタクシーが待っています。料金の目安としては初乗り料金が$2.60、その後1マイルごとに$2.70が加算されます。
空港から知人の家や取引先の会社に行くというようなことであれば不慣れな土地でタクシーは便利かもしれませんが、ダウンタウンや観光地に行くだけならタクシーで高額な料金を支払うメリットはあまりありません。
また、特定の場所に行くにしてもアプリが使用できるのであれば、下で紹介する配車サービスの方が数十ドルを節約することができますよ。
スカイブリッジ4を渡った先、駐車場ビル3階に乗り場があります。
配車アプリ(Uber・Lyft)のメリットとデメリット
所要時間:30分~ 料金:$30~(数ドルのチップ別)
シアトルで使える配車サービスはUberとLyftが有名です。これらは空港内ではApp-Based Lide shareと表示されます。
配車サービスはタクシー同様に行き先が細かく指定できますが、タクシーと違って移動にかかる料金はあらかじめ決まっています。
また、アプリには迎えに来る車の車種やナンバーも書かれているので、言葉が通じなくてもどの車が自分を迎えに来たのかがわかりやすいです。
チップは車から降りた後にアプリで金額を決めることができますが、15%もかかりません。
ただし事前にアプリがDLされており、インターネットや位置情報が使用できる状態でないと使用できません。
事前にアプリをダウンロードしておき、通信環境が整えられるのならば使って損のないサービスです。
配車サービスの価格は時間帯などによって変動しますが、UberよりLyftの方が安いことが多いです。どちらも日本語にも対応しています。
スカイブリッジ4を渡った先、駐車場ビル3階に乗り場があります。
Uberのサイトではあらかじめ運賃を確認することができます。
Uber
Uberのダウンロード
Lyftのダウンロード
シアトル市内からシアトル・タコマ国際空港までのアクセス手段
シアトル市内から空港に行くのにも一番オススメの方法はライトリンクレールです。ダウンタウンはもちろん、チャイナタウンやキャピトルヒル、ワシントン大学からも一本で空港まで行くことができます。
もしもライトレールの駅から遠いところにいるのであれば、配車サービスを利用するのがおすすめです。
まとめ
車社会かつ人件費が高いアメリカではライトリンクレールが最強です。
チケットの買い方も難しくないし、1本しかないから乗り換え駅などで迷うこともありません。
もしも荷物がたくさんあったり、お子様や体の不自由な方がいっしょだったりということであれば、事前に他の移動手段の予約をしたり、アプリをインストールするなどの準備をしておいてくださいね!