マドリードの免税手続き~難しくない!簡単に13%もお得にショッピングする方法~
【スペイン・マドリード在住者執筆】
スペインでのタックスフリー (免税払い戻し) の手続き方法、新システムのDIVA (ディーバ) の方法をまとめました。
ロエベ・カンペール・Zaraの商品やコスメを、最大13%もお得に購入しよう!
タックスフリー加盟店でショッピングをしたときに、免税書類を受け取ろう。
方法は簡単! 空港の税関でスタンプを押してもらったら、後は払い戻しを申請するだけ。
新システムDIVAについてもご説明します。
ブランド品や化粧品、あるいはお土産のお酒やワインを、タックスフリーでお得に購入しよう!
スペインが本拠地のロエベのバッグやカンペールの靴、Zaraの服を、最大13%も安く購入できるチャンスです。
免税払戻し手続きのやり方は、そんなに難しくありません。
免税範囲も、最小額や上限規制はありません。
免税手続きの対象
出典 : Instagram
免税対象額に、いくらからといった最少額や上限などの規定はありません。
購入金額に関わらず、旅行者はVAT還付を申請する権利があります。対象となるのは、税関印受領期限が購入日から3ヶ月以内のもの。
レシートの日付が書類発行日と違っていても、レシート発行日から3カ月以内であれば有効です。払戻申請期限は、購入日から4年以内です。
レストラン、ホテル、コンサートや演劇などのエンターテイメント、食料品などの消耗品は免税の対象になりません。
対象者は、
- 16歳以上であること
- EU圏外に居住していること
空港の税関でスタンプを押してもらうときに、購入品が未開封・未使用であることも条件のひとつです。
スペインの消費税制度と払い戻し率
日本では商品すべてに8%の消費税が課せられていますが、スペインでは物によって税率が違います。
払い戻し率は、最大13%です。
対象品 | スペインの税率 | 還付率 |
---|---|---|
一部食品類、医薬品、新聞、書籍・雑誌など | 4% | 2% |
一部食品類、交通 (バス、電車) 、ホテル、飲食店、めがね関連など | 10% | 3.5~5% |
洋服、映画、コンサートといったエンターテイメントなど | 21% | 8.5%~13% |
免税手続きができる免税店は?
出典 : Instagram
免税手続きができるお店には、Tax Free (タックス・フリー) の表示があります。
エル・コルテ・イングレス (El Corte Inges) やフナック (Fnac) などの大手のデパート、ラス・ロッサス・ビレッジ (Las Rozas Village) などのショッピングモールでも免税手続きができます。
返金(免税)の手続き方法
1.Tax Free加盟店で買い物した際に、 免税書類を発行してもらう
Tax Free加盟店にて、買い物した際に免税書類を発行してもらいます。
購入する時にレジにて、「タックスフリー、プリーズ」と伝えましょう。
この時にパスポートも見せます。
必要事項を記入した申請用紙と、レシートをもらいましょう。
免税書類の書き方
書類のフォーマットはお店によっても違います。
レシートの場合もあれば、B6サイズの用紙のときもあります。
基本的に、内容はどれも同じ。
記入はすべてローマ字で行いましょう。
書類表記 | 説明 |
---|---|
Name/Name and surname/Full Name | 名前/苗字 |
Passport No./Passport/Passport or ID no. | パスポート番号 |
Address/Permanent Address/Home Addres | 日本の住所 |
EMAIL/特に記入する必要はありません。 | |
Refund Method | 還付金の受け取り方法をCash refund received (現金) 、Bank cheque (小切手) 、Credit my credit card (クレジットカード) から選択 |
Customer Signature/Shopper signature | 署名 (漢字でもよい) |
日本の住所を英語に変換したいなら、
このページが便利です。
免税書類をもらうときの注意点
免税書類をもらうときは、必ず原本であることを確かめましょう。
店員さんが間違ってコピーを渡してしまう場合があるようです。
コピーでは免税手続きができません。
コピーの書類は黄色や薄い水色で、中央に「SHOP COPY」と印字されています。
2.空港の税関でスタンプをもらう
スペインはEU加盟国のため、EU最終出国地の税関で免税書類に輸出承認のスタンプを押してもらう必要があります。
例えば、マドリードからフィンランド航空にてヘルシンキ経由で帰国する場合は、ヘルシンキの空港で手続きします。
しかし、乗り換え時間が短くて余裕がない場合は、マドリードのバラハス空港でも受け付けてもらえます。
この手続きは、本人のみができます。
マドリード・バラハス空港の税関の場所
ターミナルT4 2階 (営業時間: 7:00-22:00)
ターミナルT4S 2階 (24時間営業)
ターミナルT1 1階 (営業時間: 7:00-22:00)
税関で提出するもの
- 免税書類
- 購入品のレシート (クレジットカード明細は不可)
- 帰国の航空券あるいはE-ticket
- パスポート
- 未使用の購入品
購入品はたいてい見せなくてもいいようですが、提出を求められることもあります。
3.還付金を受け取る
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空港で免税書類に税関のスタンプをもらったら、払い戻しを受けることができます。
空港内の払戻しカウンターにて現金で払い戻しを受ける場合
Exact Change、Global Blue (グローバルブルー) などの空港内にある銀行にて、その場で現金を受け取ることがでる。
一部のカウンターでは、免税書類1枚につき3€の手数料がかかる場合もある。
カウンターのある国の通貨で受け取るのが一番お得なので、日本円で欲しい場合は日本のカウンターで受け取ろう。
クレジットカード、 小切手にて払い戻しを受ける場合
払戻しカウンターに行く代わりに、空港内の投函箱に書類を投函する。
投函前に、名前、住所、クレジットカード番号がローマ字で正しく記載されているかを必ず確認。
クレジットカードへの払い戻しは、約2,3ヵ月後の利用明細でチェック。
1枚当たりの払い戻し金額が高額なら、クレジットカードあるいは小切手での払い戻しとなる。
書類に不備が見つかったり、有効期限が迫っている場合など、それぞれの国の条件を満たしていない場合は手続きができない恐れがあります。
税関印をもらった後は、できるだけ早く払い戻しの申請をしましょう。
免税手続きの新システムDIVA
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面倒だったスペインの免税手続きは、2016年からDIVA (ディーバ) という電子化システムが導入され、スムーズに進むようになりました。
商品を購入したお店でQRコードがついた申請用紙を受け取り、空港では係員の代わりに、機械でQRコードをスキャンして手続きします。
バラハス空港を含むスペイン各地の空港で、DIVAに対応した機械が設けられています。
まとめ
出典 : Instagram
スペインの免税手続きは、以前ほど面倒ではなくなりました。
スペインは税金が高いので、最大13%も戻ってくるなら、ぜひお得なタックスフリーを利用したいですね。
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