マドリードの旅行ガイド情報

スペイン・マドリードの入国・出国手続き ~ ビザ・出入国カード・免税など

【スペイン・マドリード在住者執筆】

今回は、スペイン・マドリードの玄関口、バラハス空港から入国・出国する際の手順をまとめてみました。入出国の流れや所要時間、入国カード・出国カード・税関申告書の具体的な書き方など詳しく書いていますのでぜひ最後まで読んでマドリード旅行に備えてください。

「スペインの入国審査は厳しい?」「英語で大丈夫?」「どんな質問を受けるの?」などの疑問にお答えします。
また、出入国カードやビザ、入国審査の待ち時間などについてもご紹介します。

入国手続き

スペイン入国のポイント

パスポートの有効期限

シェンゲン協定加盟国を出国する際、有効期限が3カ月以上でなければなりません。

パスポート査証欄の余白ページ数

パスポート査証欄の何も書かれていないページが、1ページ以上必要です。
残りのページ数をチェックしておきましょう。

ビザの発給

6カ月間で90日以内の滞在については、ビザがいりません。
ビザが必要な場合、申請手続きは、在日スペイン大使館あるいは総領事館で可能です。

出入国カード

海外旅行の時、国によっては「出入国カード」や「税関申告書」の提出が義務付けられています。
出入国カードとは、スムーズに入国審査が行えるように記入するためのカード。
しかしスペインでは、観光目的で入国する際、90日以内の滞在なら「出入国カード」や「税関申告書」は提出する必要がありません。

入国審査は英語で大丈夫。主な質問内容は?

入国審査では90日以内の滞在であれば、めったに目的を聞かれることはありません。

もし聞かれても英語で対応してくれるので、「観光で (サイトシーイング)」、「仕事で (ワーキング)」 などと答えれば大丈夫です。

通常、難しいことは聞かれません。

スペイン入国の流れと所要時間

スペイン・マドリードでの入国手続きは、厳しいと思っていませんか?
実は、とっても簡単。
特に日本のパスポートは信頼が高いので、手続きもスムーズに進むでしょう。

入国審査 → 手荷物受取 → (税関) → 到着ロビー の順に進んでいきます。

1. 入国審査

飛行機を降りたら、入国審査のカウンター進みます。

入国審査は90日以内の観光であれば、たいていは特別な書類を書く必要もなく、パスポートの確認とスタンプを押すだけで終了です。

90日以上の滞在であれば、出入国カードやビザなど、必要な書類も一緒に提出します。

シェンゲン条約加盟国を経由してスペインに入る際は、乗り継ぎ空港でEUへの入国審査を受けるので、スペインでの入国審査は必要ありません。
シェンゲン協定とは、EUに加盟する一部の国が結ぶ、検査廃止のための協定です。

審査の所要時間は15〜50分と、シーズンや日時によっても違います。

審査を受ける時の注意点ですが、スペインではマスクを使う習慣がありません。
怪しまれないように、マスクを外して審査を受けましょう。

2. 手荷物受け取り

入国審査が終わったら、荷物受け取りレーンまで進みましょう。
乗ってきた飛行機がどのレーンかは、電子掲示板で確認します。
荷物が出てくるまで、しばらく待つかもしれません。
もし荷物が見つからない場合は、紛失荷物カウンターへ連絡しましょう。

3. 税関

荷物受け取りロビーから到着ロビーに着くまでの間に、税関があります。
申告するものがなければ、緑色のゲートからそのまま出口を通りましょう。

申告するものがあるなら、赤いゲート (Objetos a declarar) で申告します。

4. 到着ロビー

到着ゲートをくぐって、到着ロビーに出ます。

ここから市内への行き方は、以下のページをご覧ください。

マドリード・バラハス空港から市内のホテルへのアクセスは?

出国審査

出国の流れ

出国するときは、

搭乗手続き → セキュリティチェック → 出国審査 → 搭乗ゲートへ移動

という流れになります。

空港へは、最低でも離陸の2時間前には到着していましょう。

1. 搭乗手続き(チェックイン)

利用する航空会社のカウンターにて、まずチェックイン手続きをします。
パスポートとEチケット控えを提出し、荷物を預けましょう。

搭乗券をもらったら、電子掲示板で出発ゲート確認をします。


出典 : Instagram

2. セキュリティチェック


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次にセキュリティチェック (手荷物検査) を受けましょう。

液体とジェルは、機内への持ち込み制限があります。
シャンプーや歯磨き粉、ジャムなども対象になります。


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  • 各容器100mlまで、最大1 LまでOK。

  • ジップロックのような透明な袋にそれらを入れ、手荷物検査の際に荷物から出した状態で検査を受ける。

飲料ボトルや危険物等は持ち込めないため、その場で破棄しましょう。

3. 出国審査

出国審査のカウンターで、パスポートと搭乗券を提出します。
ここでパスポートに、出国スタンプ押してもらいます。

4. 搭乗ゲートへ移動


出典 : Instagram

バラハス空港では、搭乗ゲートは出発のギリギリまで知らされないことがあります。
表示されない時はこまめにチェックして、乗り遅れないようにしましょう。

バラハス空港内はとてもに広く、エレベーターで移動したりシャトルトレインを使う場合もあるので、余裕を持って行動てください。

免税手続きが必要な場合


出典 : Instagram

免税手続きが必要な場合は、 スペインまたはEU内から最後に出国する空港で行います。
例えば、フランクフルト経由ならば、そこで免税手続きを行います。

手続きは、免税品を係の人に見せることになっていますが、実際はお店の人からもらった書類だけ出せば OK のようです。

バラハス空港で手続きするなら、出国審査を抜けた所にある税関または免税カウンターへ。

日本へ再入国する時
  • 日本に再入国する時には、出入国カードが必要です。
    帰りの飛行機でスチュワーデスさんが配ってくれるので、日本到着前に機内で記入しておきます。

  • スペイン特産の生ハムは日本では持ち込み禁止なので、気をつけましょう。

まとめ

日本人が10日間ほどの旅行でスペインへ行く場合、出入国については特に複雑な手続きはありません。

ただ日によっては混んでいたりすることもあるので入国審査に時間がかかることもあります。

バラハス空港は特にとても広い空港なので、出国する際はセキュリティチェックや出国手続きを早めにするようにしましょう。

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