香港・マカオの物価を徹底解説！～旅行・カジノ予算、ホテル・レストラン料金など

【2020最新情報】東洋のラスベガス・マカオの旅行に関するお金の事情を徹底解説！　現在の物価や通貨・為替の情報に加え、旅行の予算目安や、ホテル・レストランの料金相場、気になるカジノの予算などもご紹介します。
お得で楽しい旅行にしたい方はぜひ参考にしてくださいね。

2020年現在の物価指数・消費税率は？

まずはマカオの現在の物価がどれくらいなのかをイメージしやすいように、物価指数や消費税率を日本や他のアジアの都市と比較しながらご紹介します。

マカオの物価は日本（東京・大阪）より安い？

マカオの物価は、お隣の香港をベースに見てみましょう。
世界中の生活関連データを集めたデータベースサイトNUMBEOによると、昨年2019年の香港の物価指数順位は、433都市中40位となっています。

世界都市別物価指数ランキング（2019）

出典：NUMBEO - Cost of Living Index 2019

香港の地価（土地代）は世界でもトップクラスに高く、それに伴いホテルの宿泊料金なども高くなっています。
マカオは香港に比べてホテルの料金や生活費用が安いので、上のランキングでいうと香港とシンガポールの間の60～80位くらいになると考えられます。

よって、マカオの全体的な物価は東京や大阪で生活するより少し安く感じるといえるでしょう。

⇒【関連記事】香港の物価事情2019〜値段比較【食費・交通費・宿泊費・観光費用を調査】

マカオは消費税の代わりにカジノ税！？

アジア各国が5～10%以上の消費税（付加価値税）がかかるなか、マカオでは消費税に相当する税金がありません。
それはマカオがカジノの収益の一部「カジノ税」で税金のほとんどを補っているためです。カジノの収益は年間約4兆円で世界ダントツ1位で、カジノ税の税率は35％となっています。

どのお店で買い物をしても税金がかからないので、もちろん付加価値税還付などはありません。
ちなみにホテルや高級レストランでは、あらかじめ10％のサービス料が上乗せされているので、チップは少額でOKです。

マカオの通貨・為替レート

続いてちょっとややこしいマカオの通貨事情についてご説明します。
なるべくお得に旅行へ行きたい方は為替の動向もチェックしておきましょう！

通貨：パタカ

マカオの通貨単位はパタカ（通貨コード：MOP）と、補助単位のアボス（Avos）となっています（1パタカ＝100アボス）。

現在流通している紙幣・硬貨は以下の通り。

• 紙幣（6種類）：1,000パタカ、500パタカ、100パタカ、50パタカ、20パタカ、10パタカ
• 硬貨（7種類）：10パタカ、5パタカ、2パタカ、1パタカ、50アボス、20アボス、10アボス

マカオではパタカの他に香港ドルも流通しており、「1香港ドル＝1.03パタカ」とほぼ等価の固定レートです。
マカオ内で買い物する際はパタカを使用する方がお得ですが、パタカは香港では使用できず、日本でも両替できないので、両替する際は最低限の金額のみにしておきましょう。
高額な支払いをする場合はクレジットカードの利用がおすすめです。通貨を選択できる場合はパタカを選ぶと少しだけお得になるかもしれません。

為替（日本円・パタカ）の推移

2019年は1パタカ＝13.5円前後で推移していました。
ちなみに1香港ドルは、13.5～14.2円ほどでした。

参考サイト：Investing.com HKD/JPY

マカオへ旅行に行くなら円高（日本円の価値が高い）のときの方がお得です。
「1パタカ＝〇〇円」の〇〇の数字が小さければ小さいほど、日本円の価値が高いということなので、日本円をパタカに両替して旅行するのがお得ということになります。
同じ10万円でも、1パタカ13円と1パタカ14円では両替したときに550パタカ（約7,400円）以上の差が出るので、為替の影響は侮れないですね。

なお、この記事でご紹介する値段や相場は分かりやすいように1パタカ＝14円で換算しています。

マカオ旅行（2泊3日）の旅費の予算目安

では、マカオ旅行に行くのに一体いくらくらい準備すればよいのでしょうか？　シーズンや旅程、現地でのホテルのランクやアクティビティによっても費用は変わりますが、2泊3日でだいたい5～10万円の予算が必要と考えておきましょう。

以下に2泊3日の大まかな旅費の目安を「格安旅行」と「プチ贅沢旅行」の2つのパターンでご紹介します。

参考サイト：スカイスキャナー、Booking.com

とにかく低予算で旅行したい！「格安旅行2泊3日」

航空券や宿泊費をかなり安く抑えれば、4万円以下で旅行することも可能です。

ちょっとリッチに旅行したい！「プチ贅沢旅行2泊3日」

ホテルもそこそこのところに泊まりたい、ご飯も美味しいランチ・ディナーを堪能したいのであれば、最低10万以上は必要になります。

マカオの物価情報

ここからはマカオの物価を食事編、観光・宿泊編、買い物編の3つに分けて細かくご紹介していきます。
より具体的な旅行の予算を立てる参考にしてください。

食事編

チェーン店やファストフードの値段

ランチやカフェの値段相場

ディナーやお酒の値段相場

観光・宿泊編

交通費

ホテルの宿泊費

週末や祝日の料金は1.4倍～2倍ほど高くなります。

観光の料金（入場料など）

カジノの予算

マカオのカジノでは主に香港ドルが使われています。パタカも使用できますが、換金のことを考えると香港ドルの利用をおすすめします。
カジノの雰囲気だけ味わいたい方は1万円程度でもOK。ちゃんと遊びたい方は最低5～10万円は用意しておきましょう。

買い物編

食料品・日用品の価格

お土産の価格

まとめ

マカオの物価は日本より安いので格安で観光することも可能ですが、カジノなどで思い切り遊んだり、ブランド品のショッピングを楽しんだりするとなると、それなりに予算が必要になります。

この記事を参考にして、それぞれの旅行プランに合った予算の計画を立ててみてはいかがでしょうか？

マカオの物価事情についてもっと詳しく知りたい方は、現地在住の日本人（ロコ）に無料で質問・相談してみましょう！

• マカオ在住ロコ一覧
• マカオの無料Q&A