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ロンドンの時計台ビッグベン(国会議事堂)徹底ガイド!イギリスを象徴する人気スポット

この記事を執筆したライター:ロンドン在住「三井」さん

BBCを使って英語を勉強していましたが、こんなにイギリスが好きになるとは思っていませんでした。 イギリスでは中部とロンドンに住んだことがあり、ロンドンの雰囲気やバイブはとても魅力的ですが、各地域にはそれぞれの魅力があります。個人的には郊外にいる時の方が人や文化にイギリスらしさを感じます。そんな私のおすすめは街から一歩出て町歩きをすることで、テムズ川沿いの町・景色はロンドンからのアクセスも悪くないのでおすすめです。 また、日常生活を大事にしているので、近所の人から教えてもらった?目撃した?普段の生活のことや、スーパーや台所事情にも詳しいです。 イギリスは天気も変わりやすく、風も強いので、遊びに来る人には歩きやすくて乾きやすい靴やコンパクトに持ち運べるウィンドブレーカーを持ってくることをおすすめしています!

【イギリス・ロンドン在住者執筆】イギリスを象徴する建物は?と聞かれて、大きな時計台を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

ロンドンにある時計台、通称「ビッグベン」はイギリスの国会議事堂で、時計台以外にも見どころがたくさんあります。

この記事では、ロンドン在住者がMiiさんがビッグベンの基本情報やアクセス方法、観光で外せない必見スポットをまとめました。

思わず人に教えたくなるビッグベンの豆知識もご紹介します。


Photo by Mii

ロンドンを象徴する時計台「ビッグベン(Big Ben)」とは


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ビッグベンは、ウェストミンスター宮殿の北端にある時計台の愛称です。

1859 年に完成した高さ96メートルの時計台とそのタワーは、英国国会議事堂の入ったウェストミンスター宮殿を見下ろすように立ち、ロンドンの象徴として愛されています。

建物には天然の石や鉄の素材が使われ、文字盤はガラス製、その美しさはゴシックリバイバルの傑作といえるでしょう。

2022年に修復工事がおわり、ヨーロッパ・世界各国からの旅行者・観光客を魅了し、歴史を刻み続けています。

ビッグベンの基本情報

ビックベンの基本情報は以下の通りです。

  • 住所:Westminster, London SW1A 0AA, United Kindgom
  • 営業時間:午前09:00-午後16:15(ツアー以外は外観のみ24時間楽しめます)
  • 入場料:大人£25、子ども£10(11-17歳)、11歳未満は入場不可
  • 公式ウェブサイト(ツアー):https://www.parliament.uk/visiting/visiting-and-tours/big-ben-tour/
  • 電話番号:+44(0)20-7219-4272

ロンドン市内から時計台(ビックベン)へのアクセス方法


ビッグベンはロンドン市内にあり高さが96メートルもあるため、見つけるのが簡単と思われる方もいるかもしれません。

しかし周辺にはたくさんの建物があり、離れたエリアからビッグベンを見つけることは簡単ではありません!

事前にルートを確認して時間も体力も節約しましょう!

地下鉄でのアクセス方法

最寄りの駅はウェストミンスター駅で、以下の名前がついた地下鉄が乗り入れています。
駅を出たらテムズ川の方向に向かうと、ビッグベンを真下から見ることができます。

  1. ジュビリー線:バラマーケットやバーモンジーに行くときもこの線を使うことができます。
  2. ディストリクト線:冷房がついているので夏場の移動には特におすすめです。
  3. サークル線:名前の通りロンドンを一周するように走っています。冷房もついています。

車・タクシーでのアクセス方法

ハリーポッターで有名なキングスクロス駅から、ビッグベンまでの約5キロ。時間帯によりますが£20-30で行くことができます。

ロンドンでは空港のターミナルや駅を出たところにあるタクシー乗り場は安心して使うことができます。

最近ではUberも普及しているので街並みを眺めながら車で移動するのもおすすめです。

タクシー移動が不安な方はロコタビで移動のサポートを依頼しよう!

知ってたらイギリス通?!ビッグベンに関する5つの豆知識


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時計台としてロンドンの代名詞のようなビッグベンですが、ビッグベンとはもともとは時計台の中にある13.5トンもある大鐘の愛称を指していました。

以下のビッグベンに関するトリビアからは、その歴史と文化的重要性について興味深い洞察が得られるはずです。

①時計台のある建物はイギリスの国会議事堂

時計台として有名なビッグベンですが、その下にある建物は国会議事堂として現役で使われています。

そして、1859年にビッグベンが建てられる以前から国会議事堂のあるウェストミンスター宮殿は王室、政治の舞台になってきました。

ビッグベンはロンドンのシンボルであるだけではなく、現代の最も古い議会君主制の歴史と憲法制度の発展の歴史を象徴するものでもあるのです。

②元々はウェストミンスター宮殿という宮殿だった

ウェストミンスター宮殿には1000年の歴史があり、16世紀までは王室が使っていました。
16世紀にホワイトホール宮殿に移ってからも王室の管理のもと、政治的な場所として使われ続けています。

なお、現在の宮殿は 1834 年に火災で大部分が焼失した中世の建物を修復したものです。
ビッグベンはウェストミンスター宮殿の一部で、ウェストミンスター宮殿は以前は宮殿として、現在は国会議事堂として使われています。

③ビッグベンは愛称で、正式名称は「エリザベスタワー」

エリザベス 2 世女王の即位 60 周年であるダイヤモンドジュビリーに、長年にわたるイギリスへの奉仕と名誉を記念して、2012 年にエリザベスタワーに名前が変更されました。

ビッグベンやウェストミンスター宮殿といったイギリスの著名なシンボルが、国家の歴史と深いつながりがあることを強調するものでもありました。

正式名称は「エリザベスタワー」ですが、いまでもビッグベンとしても多くのひとに愛されています。

④ビッグベンは世界遺産に登録されている

イギリスとして33か所の世界遺産が登録されているということでも驚きの一つです。

ビッグベンの入っているウェストミンスター宮殿と近隣のウェストミンスター寺院がユネスコの世界遺産に登録されています。

数々の議会、王室の戴冠式や埋葬が行われたウェストミンスターの地に歴史的な価値が認められています。

ただの観光スポットではなく、実は何世紀にもわたるイギリスの政治、宗教、建築の遺産のシンボルなのです。

⑤鐘の音は日本の学校のチャイムと同じ

ビッグベンの鐘の音が日本の学校のチャイムと同じだということを知っていましたか?

誰が、いつ日本に導入したのかは諸説あるようですが、「ウエストミンスタークォーター」と呼ばれるメロディは、「ケンブリッジクォーター」として18世紀の当時、大学教会のために作曲されました。

イギリス各地の教会でも鳴り響くメロディーは、時計を鳴らすために最も一般的に使用されているチャイムの 1 つとされています。

時計台だけじゃない!国会議事堂の見どころ


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ビッグベンの魅力は時計台の美しさ、壮大さにとどまりません。

眼下にある国会議事堂とウェストミンスター宮殿には、何世紀にもわたる王室や議会の歴史との深いつながりがあります。

国会議事堂のツアーも事前に予約して、イギリスの文化と歴史を一度に楽しみましょう。

注意点として写真撮影は議事堂に入る前のエントランスまでです。
撮影OKの場所も、フラッシュは消しておきましょう。

チケットの予約サポートや観光のアテンドはロコタビで依頼しよう!

ウェストミンスター・ホール

一般公開で最初に足を踏み入れる場所になります。

建物の歴史は1097年にまでさかのぼり、何世紀にもわたる歴史の壮大な証人といえるかもしれません。

ゴシック建築の特徴でもあるハンマービーム屋根がひと際目をひくこのホールは、ウェストミンスター宮殿の中でも古い部分で、戴冠式の晩餐会、裁判、歴史的な出来事が行われてきました。

足を踏み入れるその歴史と、君主や政治家の足跡をたどることができます。

セントラル・ロビー


出典:Saint George for England by Sir Edward Poynter and Saint Patrick for Ireland by Robert Anning Bell are two of the four mosaics decorating the Central Lobby.(Wikipedia)

チャールズ・バリーによって設計されたセントラル・ロビーは、庶民院と貴族院の議会をつなぐ、その名の通りウェストミンスター宮殿の中心になっています。

八角形にデザインされた石造りの空間や精緻なモザイク調の床、イギリスとスコットランドの君主の彫像が象徴的なロビーです。

このセントラル・ロビーでは、上院下院の国会議員との面会もできる政治的にも開かれた場所になっています。

リチャード獅子心王の銅像


リチャード獅子心王は、12世紀にイングランドを統治した中世の君主、リチャード1世です。

そびえ立つように建てられたこの像は、リチャード獅子心王の強さと勇気を伝えるとともに、複雑に精緻に作られた芸術作品として目をひきます。

国会議事堂の敷地内でも道路から眺めることができるので、中に入って見学する時間がない人も見ることができます。

国会議事堂傍聴

なんと傍聴はだれでも無料で、実際の議事の場を見学することができます。

原則として月曜から木曜は一般入場が可能で、議事の内容によっては見学ができない場合もあります。

議場の上に位置する傍聴席からの眺めは遮るものがなく、イギリスの議会制民主主義の伝統を無料で経験することができる貴重な場ということができます。

ギフトショップ


国会議事堂にはギフト ショップがあり、エレガントな文房具からビッグベンなど象徴的なシンボルのレプリカなど、ユニークで厳選されたお土産が取り揃えられています。

私のおすすめはラインナップが豊富なプリント絵で、購入した品物が2kg未満であれば£21.95で発送できる国際郵便を利用して15-20日でゲットすることもできます!

ロンドン観光の定番!時計台(国会議事堂)を見に行こう


ロンドンの象徴ともいえるビッグ ベンと歴史的な国会議事堂を探索しながら、時間と伝統を巡る旅に出かけましょう!

ビッグ ベンの正式名称エリザベス タワーが奏でる鐘の音に畏敬の念を抱くはずです!

何世紀にもわたる王室と政治の歴史が展開される国会議事堂では英国民主主義の中心にどっぷり浸ってください。

建築の壮大さ、文化的重要性、民主主義の伝統の共鳴の魅力を前に忘れられない経験を約束します。天気があなたの味方をしてくれることを祈っています!

ロンドンの時計台ビッグベンについてもっとくわしく知りたい方は、現地在住のロコにサポートを依頼してみよう!