ラスベガスのマッカラン国際空港から市内の移動アクセス方法・手段ガイド
【アメリカ・ラスベガス在住者執筆】ラスベガスの玄関口といえば、マッカラン国際空港。ストリップ地区(ホテル街)に大変近く、便利な空港です。空港からストリップ地区(ホテル街)へのアクセス方法をご紹介します。
▲ターミナル3、いつでもターミナル1より空いています
マッカラン国際空港に到着したら、いざ! 旅行の始まりです。まずは、荷物を持って宿泊ホテルに行く方が多いはずです。旅の始まりで失敗したり、損をしたりしないよう、空港からラスベガス市内までのアクセス方法を解説します。バスは? Uberなどの配車アプリは? といった疑問をここで一気に解決しましょう。
ラスベガス・マッカラン国際空港到着後の流れ
マッカラン国際空港には、「ターミナル1(アメリカン航空、デルタ航空、サウスウェスト航空など)」と「ターミナル3(ユナイテッド航空、エア・カナダ、アラスカ航空など)」があります。
ターミナル2は使われていません。日本からの直行便は臨時便を除いて、就航していません。ですから、日本からお越しになる際は、必ずどこかで乗り換えることになります。1番一般的なのが、アメリカ国内、ロサンゼルス・サンフランシスコ・シアトルなどで乗り換えてラスベガスに入る方法。
次に、エア・カナダを利用し、カナダ経由で入る方法。この場合、乗り換え地にてアメリカ入国審査が行われますので、ラスベガスでの入国審査はありません。ソウル・インチョン経由などのように、アメリカ・カナダ以外で乗り換えをすると、ラスベガスでアメリカの入国審査になりますが、あまり一般的な乗り継ぎ方法ではありません。ここでは、ラスベガスでアメリカの入国審査をしない流れで解説します。
注意点:モノレール乗り場が間違えやすい
飛行機を降りたら、Baggage Claim(バゲッジクレーム)という看板を探します。その看板の矢印の方に進んで行きます。到着するゲートによりますが、ほとんどのフライトがモノレールを利用し、バゲッジクレームに向かいます。
ここに、マッカラン国際空港の1番の問題点があります。モノレールは乗り場が2つあり、片方がターミナル1行き、もう片方がターミナル3行きです。ただ前の人について行って、間違えて違うターミナルに行ってしまう人が、とっっっても多くいらっしゃいます。モノレール乗り場の表示は、航空会社のマークです。ご自身が利用された航空会社の表示がある方の乗り場からモノレールにお乗りください。
モノレールを降りたら、またBaggage Claimという看板の方にお進みください。
時差、長時間のフライトの疲れから、間違えてしまう方もいらっしゃると思います。もし、間違えてしまったら、来た道を戻ることはできません。ターミナル間を移動する無料シャトルバスで移動します。他の方法はありません。
ターミナル1から3へ行くには……
バゲッジクレームのエリアの真ん中辺りにあるエレベーターで0(ゼロ)階へ。外に出て歩道を渡った右側にシャトル乗り場があります。
ターミナル3から1へ行くには……
バゲッジクレームのエリアから外に出ます。横長の建物ですが、外に出たら、真ん中よりも少し右寄りのところにシャトル乗り場があります。
▲Inter-Terminal Shuttle Stopと書いてあります。
荷物受け取り
バゲッジクレームに無事に到着したら、スーツケースなどの預けた荷物を受け取りましょう。アメリカの空港のモニターは、その他の国と異なり、時間順ではなく、出発地または目的地のアルファベット順に表示されます。ご自身のお荷物が何番のターンテーブルから出てくるかチェックして、荷物の受け取りです。カートは5$です。
荷物を受け取ったら、壊れている箇所がないかどうか、お調べください。もし壊れていたら、航空会社に申し出てください。
両替について
アメリカドルは、日本で両替した方が、断然お得です。日本で両替を済まされることをオススメします。詳しくはこちらをご覧ください。
あわせて読みたい記事:2019年ラスベガスの「日本円→アメリカドル」のおすすめ両替方法を解説
レンタカーの利用
グランドキャニオンなどに行かれる方は、レンタカーをする場合もあるでしょう。アメリカの他の空港と同じようにラスベガスも、空港の近くに大きなレンタカーセンターがあります。
空港からは、マッカランレンタカーセンター行きの無料シャトルバスが運行しています。主な会社はこちらからですが、会社によります。ご自身が予約された会社は、どこで車を受け取るのか事前に調べておきましょう。
ターミナル1の場合……
バゲッジクレームのエリアの真ん中辺りのRental Car Shuttleと書いてある方の出口から出て、道を渡ったところにシャトル乗り場があります。ターミナル3の場合……
バゲッジクレームのエリアから外に出て、左突き当たりと、右突き当たりシャトル乗り場があります。
▲バスの上のところにRental Carsの表示が見えます。
マッカラン国際空港からラスベガス市内までのアクセス手段
路線バス、乗り合いシャトルバス、タクシー、Uberなどの配車アプリ、の4つの方法について、詳しく解説します。
手段 | 所要時間 | 金額 | チップ |
---|---|---|---|
路線バス | 約30分 | 6ドル | |
乗り合いシャトルバス | 同乗者により時間が左右される | 8,5ドル | 荷物1つに付き1~2ドルのチップが必要 |
タクシー | 約10分~20分 | 15~25ドル | チップは金額の15~20% |
Uber・Lyft | 約10分~20分 | 10~15ドル+空港使用料2,6ドル | アプリ内でチップを選択 |
路線バスのメリットとデメリット
ラスベガスで、バスを乗り換えてどこかに行くというのは、ナンセンスです。乗り換えの時に、長いこと待たされる場合が多々あるからです。とくに夏は灼熱、空港から大荷物を持って乗り換えをするのは、おすすめできません。
宿泊ホテルが、乗り換えなしで行かれる場所にあるならば、路線バスでの移動も良いでしょう。ただし、ラスベガスのホテルはとても巨大。バスを降りてから、それぞれ15分~20分荷物を転がしながら歩かないと、各ホテルのレセプションには辿り着けないと思ってください。
また、大きな荷物は1人1つまで、たくさん荷物のある方はご遠慮ください。
- ウェストゲートホテルに宿泊&ターミナル1利用(ターミナル3には停まりません)
→108番、30分に1本程度
- トロピカーナ・フーターズ・MGMグランド・ニューヨークニューヨーク・エクスカリバーホテルに宿泊
→WAX(Westcliff Airport Express)、約40分に1本程度。土日は1時間に1本程度。
- トレジャーアイランド・ウィン・パラッツォホテルに宿泊&ターミナル3利用(ターミナル1には停まりません) →CX(Centennial Express)、朝夕は1時間に1本程度、午後12時ごろ~午後6時ごろは30分に1本程度。土日祝は、終日1時間に1本程度。
【料金】
いずれも料金は6$※そのあともバスに乗る予定があれば、24時間券8$がおすすめ
お釣りは出ません
【所要時間】
乗車時間は約30分、待ち時間と徒歩移動時間を加味すると、約1時間強でホテルに到着します。
【のりば】
ターミナル1の路線バス乗り場は、バゲッジクレームのエリアの真ん中辺りのエレベーターまたはエスカレーターで0(ゼロ)階に降りて、外に出て右側です。
ターミナル3の路線バス乗り場は、バゲッジクレームのエリアからエレベーターで3階出発階に上がり、建物の真ん中辺りから外に出て、道を渡ったところです。
詳しいバスの乗り方は、下記をご覧ください。路線図・時刻表も載せてあります。
合わせて読みたい記事:ラスベガスのバス乗り方ガイド~路線図、料金、おすすめ観光地への行き方
乗り合いシャトルバスのメリットとデメリット
乗り合いシャトルバス(実際はバン)は、とにかく時間がかかります。空港に近い方の乗客から降ろして行くので、ストリップ地区でも、南寄りのホテルに宿泊する場合は、まだ良いでしょう。同乗者の目的地により、所要時間がかなり前後します。時間に余裕のある方のみ、ご利用ください。
乗り合いシャトルバスは以下3社。
- ODS
- BellTrans
- SuperShuttle
どれも、サービス内容はほとんど変わらず、若干の料金の差があります。
【料金】
片道利用ならODSとBellTransが同料金で、8,5$。
往復利用ならBellTransが1番お得で、15,5$。それぞれ、荷物1つにつきチップ1~2$を、お別れするときに運転手に渡しましょう。
【所要時間】
所要時間は、その時々でまったく違うため、不明。早ければ10分~20分です。
往復利用の場合、帰りの日にちと時間を伝えるのですが、各所回ってくるので、時間通りに来ないことの方が多くなります。のんびり待つことが苦手で、心配性の方にはおすすめできません。特に、飛行機の時間は決まっているのに、どれだけ待たされるかわからないというのは、不安ですよね?
【のりば】
ターミナル1の乗り合いシャトルバスのチケットカウンターは、バゲッジクレームのエリアの真ん中辺りのShuttle Busと書いてある出口から出るとすぐ近くにあります。
ターミナル3の乗り合いシャトルバスのチケットカウンターは、バゲッジクレームのエリアから外に出て、左の方と右の方にそれぞれあります。
▲画像はどちらもターミナル1、上のドアを出るとすぐにチケットカウンター。
タクシーのメリットとデメリット
ラスベガスの空港はストリップ地区(ホテル街)にとても近いため、タクシーもそこまで高額にならず、便利です。空港でタクシー乗り場を見つけるのは、とても簡単です。
【料金】
料金は約15$~25$プラス15%~20%のチップ。全てのタクシーでクレジットカードが使えます。ときどき、地元民じゃないとわかると少し遠回りをしようとする運転手がいます。大きな遠回りはほとんどありません。2~3$前後加算できるぐらいの小さな遠回りです。
【所要時間】
所要時間は宿泊ホテルにより10分~20分。
ラスベガスのタクシー乗り場には、いつでもたくさんのタクシーが待機していますので、すぐに乗れます。急いでいる方におすすめ。ただし、週末や、大きなイベントの時は、大行列ができていることも。台数が多いため、すぐに列が進みますので、ご安心ください。
【のりば】
ターミナル1のタクシー乗り場は、バゲッジクレームのエリアの真ん中辺りのTAXIと表示のあるドアから外に出て、すぐ右側です。
ターミナル3のタクシー乗り場は、バゲッジクレームのエリアから外に出て、すぐです。
Uberなどの配車アプリのメリットとデメリット
UberやLyftをご存知でしょうか?アメリカ人や地元民はみんなこちらを利用しています。乗り合いシャトルバスや、タクシーを使うのは、外国人観光客ばかりです。ラスベガスの場合、どちらも人気ですので、どちらでも良いのですが、日本ではUber Eatsも始まっているとのことで、Uberにしてはいかがですか?
まずは、必ずアプリをダウンロードする必要があります。マッカラン国際空港には無料WiFiもありますが、日本の方は、日本でダウンロードを済ませたほうが良いようです。
現地では、日本発行のクレジットカードは、セキュリティ上問題があり、ダウンロード出来ない場合があります。日本の携帯電話でダウンロードすれば、日本語のアプリになりますので、使い方は難しくないと思います。
また、空港からUberを使う際、建物の外では無料WiFiが切れてしまいますので、各自ポケットWiFiを持参する必要があります。観光中もUberが使えれば、お金と時間の節約になります。使いたい方は、Uberをダウンロードし、ポケットWiFiを借りてから日本を出発しましょう。
【Uberアプリの使い方】
- Uberのアプリを立ち上げる
- 行き先を入力する(住所でも、ホテル名でも、ホテル名はカタカナでもOK)
- 種類を選ぶ(相乗りPool2名まで、貸切X4名まで、貸切豪華comfort4名まで、貸切大型XL6名まで)この時に、かかる料金も表示されています。
- 乗車場所を選ぶ、GPSの表示のままで良ければそのまま、ずらす場合は、地図を動かす。
- 依頼する
- ドライバーの名前と、車のナンバーで間違いがないか確認後、乗車
【料金】
料金は、混雑時になると上がり、空いている時間帯は下がるシステムです。貸切のXと想定して、安い時間帯で10$前後、混雑時で15$前後。相乗りのPoolは、もう少し安価です。
空港から出発するときは、更に空港使用料の2,6$が加算されます。(空港に行くときは加算されません)
アプリをダウンロードしたときに登録したクレジットカードから自動的に支払いになります。下車したあと、チップを足しますか?という画面が表示されます。
私は、荷物1つにつき1$、ドライバーが荷物の積み下ろしを手伝ってくれたら2$、大きな荷物がない時は、チップなし、を選択しています。あくまでも目安です。
【所要時間】
所要時間は、待ち時間が3~6分ほど、乗車時間は、宿泊ホテルの場所により、10分~20分ほどです。
Uberがルートを指示するのと、依頼時に料金が確定しているため、遠回りをされることはありません。
タクシー乗り場に比べて、Uber乗り場は分かりにくく、やや遠いため、合計所要時間は約40分ほどです。タクシーよりほんの少し時間はかかってしまいますが、値段は断然Uberのほうがお得です。
空港から乗るときは?
まず、乗り場を見つけるときは、UberやLyftという表示を探します。
ターミナル1のUber乗り場は、バゲッジクレームのエリアの真ん中辺りの、Lyft/Uberという表示のあるドアから外に出ます。道を渡り、突き当たりのエレベーターで2M階に行きます。(画像では左側のエレベーターで2階に行き、渡り廊下を渡り、正面のエレベーターで2M階に行くよう誘導しています。)
ターミナル3のUber乗り場は、バゲッジクレームのエリア(0階)からエスカレーターまたはエレベーターで1階に行きます。Lyft/Uberのサインに従い、渡り廊下を渡ります。エレベーターをみつけて、V階に行きます。
▲こちらは、ターミナル3に出来たばかりの表示。Ride Shareという表示だったのが、最近Uber・Lyftの表示に変わりました!
ターミナル1も3も、Uber乗り場は見つけずらいですが、空港を建設するとき、まだ存在がなかったので、無理やり乗り場を作っています。
結果どうやって移動するのがおすすめ?
とにかく1番安く済ませたい、荷物を持って多少歩くのは大丈夫!という方
→路線バス、ただし2名以上ならUberの方が安い可能性がある、3名以上ならUberの方が安く、タクシーの方が安い可能性がある安く済ませたいけれど、荷物を持って長く歩くのは嫌という方
→乗り合いシャトルバス、ただし2名以上ならUberやタクシーの方が安い可能性が高い、3名以上ならUberやタクシーの方が安いとにかく急いでるという方
→タクシーネット環境がある(ポケットWiFiを持っている)という方
→Uberなどのライドシェア、個人的には1番のオススメ
ラスベガス市内からマッカラン国際空港までのアクセス手段
さて、旅を楽しんだあと、どのように空港に行くかはお決まりですか?空港から市内の反対、簡単に言えばそれだけですが、お帰りの際の注意点を記載しておきます。
路線バス
ラスベガスからまっすぐ日本へお帰りになる場合、かなり朝早いフライトが多いはずです。空港に行く路線バスは朝6時代からの運行ですのでご注意ください。時刻表、ルートはこちらからご確認ください。
ただし、時刻表通りにバスが来るとは限りませんので、早めに動きましょう。
大きな荷物を持って、暗い時間にバス停でバスを待つことはあまりオススメ出来ません。
乗り合いシャトルバス
上にも書いたように、予約しておいても、色んなホテルを回るため、時間通りに来ないことの方が多く、イライラしたくない場合、復路は利用しない方が良いでしょう。
タクシー
深夜でも早朝でも、タクシーはたくさん走っていますので、タクシーがつかまらなくて困ることはありません。各ホテルの正面玄関や、ほかの出入口にタクシー乗り場があります。タクシー乗り場に係員がいた場合、荷物を積んでもらったら2ドルくらい、荷物がなければ1$チップを渡しましょう。運転手には、エアポート・航空会社名を伝えれば大丈夫です。
UberやLyftなどのライドシェア
本来ライドシェアはどこでも乗下車できるものですが、ラスベガスは違います。観光客の多いエリアでは乗下車場所が決められています。ホテルに到着するときは基本的に正面玄関ですが、ホテルから乗車するときは、各ホテル、場所が定められています。Ride ShareまたはUber Lyftの表示があります。正面玄関ではない場合が多くあります。
まだ新しいサービスで、利用者の増加にともない、乗り場を変更するホテルも多いので、ホテルの従業員に、「Where is Uber pick up?」(ウェア イズ ウーバー ピックアップ?)と聞いて教えてもらってください。空港に向かう場合は、前日までに乗り場を確認しておくことをオススメします。
MGMグランドなど、Uberの乗り場がレセプションからとんでもなく遠いホテルもあります。
▲画像のような表示を探します。通常UberとLyftは同じ乗車場所です。
ついでに……
早朝にホテルを出発される方も多いと思います。空港の治安については、心配無用です。安全です。
朝の3時ごろ、ホテルをチェックアウトするのに、まさか行列はないだろうと思われるかもしれませんが、24時間眠らない街、週末や大きなイベントのときは、朝の3時でもレセプションが大行列のこともあります。飛行機は待ってくれませんので、早めに動きましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?空港からどのようにホテルに行くか、決まりましたか?旅の始まり、スムーズにホテルに行かれますように。少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
「空港~ホテルの送迎をお手伝い欲しい!」 や、「Uberの乗り方教えてほしい!ついでに、オススメの観光地も教えて!」など、ありましたら、ぜひロコにご相談ください。無料で質問もできますので、旅行前に色々な不安を解消できますよ。