2019年ラスベガスの「日本円→アメリカドル」のおすすめ両替方法を解説
【アメリカ・ラスベガス在住者執筆】旅行が決まったら、両替方法が気になりますよね。日本と現地、どちらがお得? カジノで両替は出来る? そんな疑問を、ラスベガス在住者がまとめて解説します! お得に旅を楽しみましょう!
アメリカ・ラスベガスへの旅行が決まったら、現地で使うお金の準備です。アメリカはカード社会とはいえ、ラスベガスのカジノでは現金で遊びます。計画的に準備をして、お得にラスベガスを楽しみましょう!!
まず結論から言うと、日本円からアメリカドルへの両替は現地でするよりも、日本でする方がお得!! ですので、なるべく日本で両替を済ませた方が良いでしょう。それでも、旅にはトラブルが付き物。空港での手続きに、予想以上に時間がかかってしまい、両替の時間がなくなったり、旅行中に思ったより現金を使ってしまい、現金が足りなくなってしまったり……。現地で両替をしなくてはならない時、損をしないため、ラスベガスの両替事情をご紹介します。
アメリカの通貨の種類
アメリカの通貨は、アメリカドルです。1ドル=107,90円(2019年7月現在)。ここに、各銀行、両替所、クレジットカード会社が手数料を上乗せし、両替時、実際に手元に来る金額が決まります。
紙幣【100$、50$、20$、10$、5$、1$】
画像の上から、100$、50$、20$、10$、5$、1$。前は全て1$と同じ白色でしたが、現在1$紙幣以外は、色が付いた新しいデザインになっています。
古い紙幣は、アメリカでは使えますが、アメリカ以外の国では流通していませんので、古い紙幣をお持ちの方はなるべく早く、アメリカで使ってしまうことをオススメします。
アメリカのお札はくっつきやすく、新札の場合は、通常受け取った時点で1枚ずつ手の中でくしゃくしゃに丸めて延ばしてから財布にしまいます。そうしないと、支払いの時にくっついていることに気付かず、余計に支払ってしまうことに……。
2ドル紙幣もありますが、ほとんど流通していません。
硬貨【25¢、10¢、5¢、1¢】
画像の左から、25¢(セント)、10¢、5¢、1¢。硬貨には数字の表記はありません。1$=100¢です。
それぞれの表記は、QUARTER DOLLAR(1/4$、ONE DIME(1/10$)、特別小さな文字でFIVE CENTS(5セント)、ONE CENT(1セント)。
それぞれの呼び方(あだ名のようなもの)は、クオーター、ダイム、ニッケル、ペニーです。
覚えにくいポイントは、10セント硬貨より、5セント硬貨の方が、大きい、ということでしょう。
50セント硬貨、1ドル硬貨、2ドル硬貨もありますが、ほとんど流通していません。日本の500円玉よりも大きな硬貨が手元に来たら、この3つのうちのどれかです。
日本でよく、会計が625円だった場合に、1025円支払い、お釣りの小銭をキリ良くするということがあると思いますが、アメリカではこの支払い方はそこまで浸透していないため、相手が絶句したり、これはいらないと言って小銭を返してくることがあります。残念ですが、仕方がありません。
アメリカ・ラスベガスでのおすすめ両替方法
ここでは、3つの両替方法を紹介し、どれが1番お得か、まとめてみたいと思います。
ATMからクレジットカードで現金引き出し
為替レートは、1番お得。
ただし、1回ごとに手数料がかかります。ATMはいたるところで見かけますが、手数料は、統一されておらず、どこも違います。
ATMの場所 | ATM手数料 |
---|---|
スーパーやコンビニ | 約3ドル |
アウトレットやショッピングモール | 約5ドル |
カジノ | 約7ドル |
例えば、1番手数料が安いのは、地元民が行く、スーパーやコンビニに設置されているATMで、1回約3ドルほど。ただし、ラスベガスのホテル街や、観光地の近くにはありません。それだけのためにバスやタクシーに乗るのでは、時間とお金の無駄です。スーパーでお買い物するついでがあれば、ベストです。
次に安いのが、アウトレットや、ショッピングモールに設置されているATMで、1回約5ドル前後。観光でラスベガスを訪れる方におすすめです。
そして、1番高いのが、各ホテルのカジノ内に設置されているATMで、手数料は、1回約7ドル強です。
いずれにしても、1回ごとにかかる手数料ですから、何度もするのではなく、回数を減らし、一度にまとめてした方がお得です。
仕組みがよくわからない! という方もいらっしゃるかもしれませんが、ATMで100ドル引き落とすとすると、クレジットカードで、100ドル+手数料の買い物をしたのと同じことになります。つまり、為替レートは、クレジットカード会社のレートになります。
【ATMの使い方・例】
まずは、お持ちのクレジットカードが使えるかどうか確かめましょう。VISA、masterであれば、ほとんどのATMで対応しています。機械の外側や、画面に表示があります。こちらは、画面に表示がありました。
▼カードを挿入すると、暗証番号入力画面になります。
▼暗証番号を入力し、エンターを押したら、Cash Withdrawalを選びます。
▼レシートはいるかいらないか。欲しい場合はPrint Receiptを選択。
▼次に、引き落としのタイプを選びます。日本のクレジットカードであれば、Credit Cardを選びます。
▼次に、いくら引き出したいのか、金額を選びます。基本的に20ドルごとになっていますが、右下のOther amountを選択することも出来ます。それでも20ドルの倍数しか受け付けてもらえないことが、ほとんどです。
▼最後に、手数料は◯ドルです、よろしいですか?という画面になります。(ほとんど全てのATMで、手数料は最後に表示されますが、ここまで来てキャンセルするのは、簡単に出来ます)Yesを選択すると、現金が手に入ります!!
各ホテルのカジノのキャッシャー(両替所)にて、現金から両替
日本で両替するよりレートは悪いですが、現金からラスベガスで両替するならこの方法が1番お得です。カジノの両替所は、少しでもみなさんにカジノでお金を落としてもらうため、銀行や両替所よりも、レートがお得に設定されています。両替して、あれ? 思ったよりレートが良いな、と、思ったら、もう少しカジノで遊んでも良いかも? という気分になりませんか?
大体平均して、日本で両替するよりも、10円弱高いくらいのレートです。例えば、日本で1$=110円で両替したとすると、高めに見ても、1$=120円くらいで両替出来るということです。これは、アメリカでは大分お得なレートになります。ラスベガスだけではなく、ロサンゼルス、サンフランシスコなどを周遊される場合で、現金からの両替が必要になったら、ラスベガスのカジノの両替所でされると、1番お得です。
ラスベガスのカジノ内は、写真撮影が禁止されているので、画像を掲載することは出来ませんが、各ホテルのカジノに、鉄格子がついていて、Casherという看板が出ている場所があり、そこで両替が出来ます。
また、カジノは21歳以上でないと、遊べませんが、子供は、通り抜けることのみ許されています。子供を連れていると、両替も断られますのでご注意ください。
銀行・両替所にて現金から両替
まず、銀行での両替は現実的ではありません。ラスベガスのホテル街や観光地に銀行はないので、わざわざバスやタクシーを使って行く意味がないでしょう。レートもカジノのキャッシャーの方がお得です。
両替所は、空港にありますが、カジノのキャッシャーに比べるとレートが良くありません。日本で両替するのと比べると、1$辺り、20円ほど損することになります。例えば、日本で1$=110円だったとすれば、空港の両替所では、1$=130円くらいになります。空港からホテルに行くために、どうしても必要であれば、最小限両替し、残りは宿泊ホテルのカジノのキャッシャーで両替しましょう。ちなみに、ラスベガスのタクシーは、全てクレジットカード払い可能ですので、現金がなくても、空港からホテルに行かれます。
結果どこで両替するのがお得??
正確なレートは、クレジットカード会社、宿泊ホテル、日時によって変動します。よって、正確な計算は出来ませんが……。
ざっと計算すると、1万円前後までの金額の両替ならば、ATMでクレジットカードから引き落とすのと、カジノのキャッシャーで両替するのでは、大差ありません。
それ以上の金額を両替したいのならば、断然クレジットカードから現金を引き出すのがお得です。ただし、1回ごとに手数料を取られますので、まとめてした方が良いでしょう。
ラスベガスでの両替時によくある質問【Q&A】
Q.両替時に必要なものを教えてください。
A.パスポートと現金
身分証明書(ID)が必要ですが、日本からの旅行者は、パスポートのみが身分証明書になります。
Q.深夜便で行く予定なのですが夜中でも両替はできますか?
A.ATM、宿泊ホテルのカジノのキャッシャー(両替所)は、24時間365日、両替できます。空港の両替所は22時で終了してしまいます。
Q.LINE Payに対応しているATMはラスベガスにありますか?
A.ありません。
Q.両替レートの見方を教えてください。
A.日本では、1$=108,69円というような表示になっていますが、アメリカでは、1円=0,0092$という表示になっています。これを、日本式の表示にするには、1÷0,0092 という計算をします。すると、1$が幾らなのかわかります。
Q.余ったアメリカドルはどうすれば良いですか?
A.次回のアメリカ旅行や、後進国への旅行のために、取っておかれるのが、1番損のない方法です。お札でしたら、日本で日本円に戻すこともできます。
Q.両替所は休日や祝日でもやっていますか?
A.カジノのキャッシャー(両替所)は、24時間365日やっています。
Q.両替所とATMどちらがお得に両替できますか?
A.日によって、また、お使いのクレジットカード会社によって異なりますので、細かい計算はできませんが、1万円前後くらいなら、大差なし。それ以上の金額ならATMです。金額が増えれば増えるほど、ATMがお得になります。
ラスベガスでの両替時の注意点
パスポートをお忘れなく
IDプリーズ、と言われますので、パスポートを見せましょう。
まとめて両替する
手数料をその都度払うことになってしまうので、1度で済ませた方がお得です。
カジノでの両替は子連れNG
20歳以下の子供と一緒に行くと、両替はしてもらえません。
現金はその場で確認
現金を受け取ったら、その場で相手の前で金額を確認しましょう。その場を離れてしまってから、あとで戻っても、相手にしてもらえません。
こまかめに両替する
チップ渡すときには、1ドル、5ドル紙幣が便利です。また、50ドル、100ドル紙幣は、お釣りがないから、と断られてしまうことがあります。
「Small bills please.スモール ビル プリーズ」
と言うと良いでしょう。
ちなみに、チップは硬貨で渡さないようにしましょう。枕チップ、レストラン、共にです。サービスに満足しなかった、という、嫌味の意味になってしまいます。(徐々にそうでもなくなって来てはいますが、中高年層は、今でもそのように受け取ります)
ラスベガスでの両替に関する疑問は解決しましたでしょうか? 少しでも不安なく、ラスベガスへの旅行を楽しんでいただくお手伝いが出来ていれば、光栄です。ラスベガスはカジノの街。両替で得をした分、カジノで遊んでみてはいかがですか?
もし、「私の旅のプランでは、両替は幾らしたら良いか?」など、ご質問があれば、無料で現地在住者に質問できる、ロコタビをご利用ください。