台湾・高雄のタクシーの乗り方ガイド(種類・料金・トラブル情報)
【台湾・高雄在住者執筆】旅行中の移動にタクシーを検討している方や、早朝や深夜のタクシー移動に不安を感じている方必読です! タクシーの種類(色)や乗り方、料金、支払方法、配車アプリ、トラブルなど、乗る前に知っておきたいことをまとめました。
高雄のタクシー
不慣れな旅先での移動にタクシー(計程車)を利用する方も多いと思います。また、移動時間の短縮や、重い荷物がある時、確実に目的地に向かうのもタクシーの利用は欠かせません。台湾のどこでも利用方法は同じですが、特に高雄市での安全な利用方法をお伝えしましょう。車体の色は黄色で、4人乗りと6人乗りがありますのでわかりやすいでしょう。
外出先で急な雨、スコールなどに遭遇したら、無線タクシーは一斉に稼働しますので捕まえにくくなります。慌てず待ちましょう。南国特有の雨はじきにやみます。街中は喫茶店も多く、飲料店あり、歩道は倚樓と言って、雨が降っても歩道は濡れないように歩くことが出来ます。そんなところで住所を確認して無線タクシーを呼びましょう。
高雄国際空港から市内まで
市内まで所要時間 | 料金※深夜2割増し | 待機サービス料(国際線のみ) | トランク使用料 |
---|---|---|---|
15分~20分 | 200元~300元前後 | 50元 | 10元 |
高雄国際空港を出たら右の方へ行くと、タクシー乗り場があります。乗車係が待機している場合は問題ありませんが、規則違反車両には乗らないようにしましょう。
国際線の場合、別途「待機サービス料」として50元が加算されます。国内線には加算されません。
また、「トランク使用サービス」は別途10元が加算されます(2019年4月現在)。
これは運ちゃん(台湾語も同じ)の裁量で、加算されない場合もありますが、万事、値上げの世の中、いつ料金改正があるかはわかりません。しかし、運賃はメーターで計算されますので日本と比較しても安いので良く利用します。空港や新幹線の左営駅から市の中心部まで、どちらからも200元前後、渋滞が無ければ15~20分で着きます。
高雄市内では(タクシー乗り方・料金)
高雄のタクシーも他の地区と同じで、空車を見つけたら手を挙げて止めます。しかし、流しのタクシーは意外と少なく、夏の暑い日や急いでいる時はイライラします。そんな時は、タクシー呼び出しサービス(10元加算)を受けるのが良いでしょう。
今いる住所を伝えると、折り返し迎車の番号を知らせてくれます。大体3~5分で迎車が来ます。ドアーに表示されている番号、または天井に着いているランプに番号が記されています。各地域にタクシーの待合所の様な所があって、そこで待機しているタクシーが多い様です。
日本語が話せる運転手も居ますが、なかなか当たりません。しかし、地図や住所などを見せれば目的地まで行くことができますが、地図だと分かりにくいと言う運ちゃんも居ますので、その場合は住所を提示する方が良いでしょう
距離 | 料金※深夜23:00~翌6:00は2割増し |
---|---|
1500m | 85元 |
250mごと | 5元加算 |
時速5Km以下で3分毎 | 5元加算 |
全てタクシーはメーター制で、初乗り料金は、1500mで85元、250mごとに5元が追加されます。延滞チャージは、時速5Km以下で3分毎に5元が加算されます。深夜の23:00~翌6:00は2割増しになります。また、トランクを使用する場合は10元加算されることもあります。春節(旧正月)期間中も50元加算されます。
無線タクシー
以下の会社が呼び出しサービスを提供していますので、利用をお勧めします。降車時に10元加算されます。
- 大發車行タクシー:07-330-8888
- 佳雨無線タクシー:07-345-5555
- 雄風無線タクシー:07-556-1111
- 新型象無線タクシー:07-315-6666
お願いするときは、自分が待っている所、住所を伝えてください。受付の係から、配車の番号と到達時間が伝えられます。おおよそ3~5分でしょう。ドアーに表示された番号を確認して乗ってください。
客待ちタクシーが無いホテルや、レストランでもお願いできますので、気楽に利用してください。
観光タクシー
チャーター時間 | 料金 |
---|---|
4時間 | 最高2400元(平均一時間600元) |
4時間以上 | 毎時500元 |
運賃は各タクシー会社によって基準が異なります。4時間チャーターした場合、最高2400元(平均一時間600元)、4時間以上は毎時500元徴収されます。運ちゃんとの交渉も可能でしょう。
また、国際的なクルーズ船が寄港した際、停泊エリアの観光タクシーの運賃は、市内は毎時400元、市外(旧高雄県)は毎時500元となっておりますので、参考にしてください。
個人タクシーでも交渉で観光案内をしてくれますが、言葉が分かれば問題ありません。ホテルに泊まっている人はコンシェルジェに日本語の分かるタクシーをお願いするという方法もあります。
もしもタクシーでトラブルにあったら、
フロントに顔写真と名前と番号が記載された営業許可証が提示されていますので、写真を撮りましょう。それから警察に出向きます。
また、夜間の女性一人乗車は、いくら安全な台湾だからと言っても止めてください。男性に同乗してもらい、男性の目的地に遠回りでも送ってもらいましょう。また、流しのタクシーではなく、無線タクシーを呼んでください、タクシー会社に記録が残りますので、後で証拠になります。
乗車拒否されたら?
長く客待ちしているタクシーは目的地があまりに近い所や、基本料金以下の距離だと嫌な顔をされることがあります。そんな時は先に「100元」を出してお願いしましょう。また、荷物の多い時もチップをはずんで下さい。台湾にはチップの習慣はありませんが、気持ちよく乗車できた時は、つり銭のチップも良いものです。運ちゃんの笑顔がその日を明るくしてくれるでしょう。
タクシー料金をボッタクられたら……?
高雄は田舎の大都会ですが、ボッタくられた話は聞いたことありません。遠回りされたことはあります。自分ならこっちの道を行くのに、運ちゃんは遠回りすることがあります。それは住所を提示すると、その住所の前で下ろしてくれるので、お客さんが道路を横切ることの無いように走るためです。また、一方通行があるために迂回していく場合もあります。本来の料金より10~20元くらいが多くなるくらいでしょう。高雄のタクシーは安いですよ。
タクシーに忘れ物をしたことに気づいたら……?
タクシーに忘れ物をしたときは、無線で呼び出した係に、車のナンバーと降りた場所を告げてください。運ちゃんが気が付けば届けに戻ってきますよ。また、お客さんが携帯電話をタクシーに忘れたとき、その携帯に電話を掛けて、運ちゃんはお客さんの滞在ホテルまで届けに来てくれました。
タクシーに乗るときに使うと便利な言葉
タクシーを1台お願いします⇒ 我要一部車(ウォ ヤオ イブ チャー)
私は〇〇(住所)に居ます⇒ 我在〇〇(ウォ ツァイ 〇〇)
(この時の注意は、自分の住まいの住所ではなく、隣の住所か、近くの分かりやすいお店を指定しましょう。自宅の不在を知られない為です。)
現地の言葉で下記セリフやよく使う言葉を翻訳
荷物をトランクに積んでもらえますか?⇒ 這個包装在行李箱中?(チェイ ガ パオツオン ザイ シンリ シャン ツォン?)
〇〇までお願いします⇒ 請到〇〇(チン タオ 〇〇)
行き先が2ヶ所あります⇒ 有両個目的地(ヨウ リャング ムウ ディデ)
まず〇〇に行き⇒ 先去〇〇(シェン チュイ 〇〇)
それから〇〇に行ってもらえますか?⇒ 那你可以去〇〇嗎?(ナ ニ クウ イ チュイ 〇〇 マ?)
そこまでどれくらいかかりますか?(所要時間)⇒ 到達那裡需要多長時間?(ダァォ ダナリ シイ ヤオ ドウ チョウ シジェン?)
そこまでいくらくらいかかりますか?(金額)⇒ 這需要多少銭?(ジェイ シイヤオ ドウ シャォ チエン?)
急いでもらえますか⇒ 你能快點間嗎?(ニィ ヌン クワィ テン マ?)
〇〇時までに着けますか?⇒ 你會在〇〇點鐘到達碼?(ニィ ホエ ツァイ 〇〇 デイェン ダオ ダマ?)
ここで待っていてもらえますか?⇒ 你能在這兒等嗎?(ニィ ノン ザイ チャ アル ドン マ?)
ここで降ろしてください⇒ 請放在這裡(チン ファン ザイ ツウリ)
料金はいくらですか?⇒ 多少銭?(ドウ シャォ チェン?)
クレジットカードで払えますか?⇒ 我可以用信用卡款嗎?(ウォ クウイ ヨ ン シンヨン カ フ クァン マ?)
おつりはいりません⇒ 不需要零銭(ブゥ シイ ヤオ リン チェン)
中国語が話せず不自由している方には
メモ用紙を必ず持参し、漢字で行先名、住所を書いて見せましょう。
携帯電話のAPPで「VoiceTra」をダウンロードして音声通訳として使えます。個人旅行の為のアプリで、話しかけると外国語に翻訳してくれる音声翻訳アプリです。31言語に対応し、ダウンロード、ご利用もすべて無料です。見やすい画面で操作も簡単、翻訳結果が正しいかどうかも確認できます。
VoiceTraのダウンロード
まとめ
海外での移動手段として、電車・タクシーはかかせません。特に荷物が多い場合は頼りになります。流しの車を捕まえる場合は出来るだけ綺麗な、掃除の行き届いたタクシーを選んでください。
運転免許証を持っている方には、レンタカーと言う手段もありますが、あまりお奨めしません。台湾にある多くの日本企業、駐在者には運転を許可しない企業が多いようです。高雄は道幅も広く、多くの車は車間距離をあまりとらずに走りますので、事故に繋がりやすいです。
また、高雄式右折というのがあります。それは赤信号でも右折の為、突っ込んできますので、横断歩道を渡る時でも、左を見てから右を、そして渡りましょう。
海外で事件・事故に遭遇すると面倒な手続きをしなければなりません、旅も台無しです。そこで、レンタカーを借りる場合は運転手付きでお願いするか、タクシーをチャーターすることが賢明でしょう。