台湾・高雄旅行の持ち物リストと荷造りの注意点
【台湾・高雄在住者執筆】この記事では高雄旅行に必要な持ち物リストをまとめています。基本の持ち物に加え、季節ごとにあると便利なもの、必要ないもの、現地で調達可能なもの、飛行機での荷物の注意点や台湾への持ち込み禁止製品についてご紹介します。高雄旅行前の準備や出発前の最終チェックにご活用ください。
日本から飛行機で3時間半程度と非常に近い距離にある台湾ですが、日本と異なる部分もたくさんあります。高雄旅行に行くにあたって何を持って行くべきか悩みますよね。この記事を読んで準備を整え、万全の態勢で高雄旅行を楽しんでくださいね。
基本の持ち物チェックリスト
まず始めに基本の持ち物チェックリストをご紹介します。持ち物チェックリストは「必需品」「重要なもの・ないと不便なもの」「あると便利・旅行が楽しくなるもの」の3つのカテゴリーに分けてそれぞれ紹介していきます。優先度の高い「必需品」から参考にしてみてください。
必需品
持ち物 | 説明 |
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パスポート | 滞在日数以上の残存期間があるもの。 |
ペン | 入国カードを書く際に必要です。 |
現金 | 台湾は夜市などカードが使えないお店が多数あります。現金はある程度用意が必要です。両替は台湾に着いてから空港ですることも可能です。 |
航空券(e-チケット) | 携帯電話の中に保存してチェックインカウンターで見せられる状態にしておきましょう。 |
着替え | 現地調達も可能ですが初日の分や、下着の替えなど最低限のものは持参が必要です。 |
化粧品や洗面用具 | ホテルによってはアメニティが充実していないこともあります。事前に確認して足りないものは持参しましょう。 |
携帯電話・スマートフォン | Wi-fiルーターを借りるか、SIMカードを利用すれば日本と同じように使用できます。地図やお店の予約などに使用できます。 |
携帯電話・スマートフォン充電器 | コンセントは日本と同じです。ホテルだけでなく、カフェなどでもコンセントがあるところがあります。 |
重要なもの・ないと不便なもの
持ち物 | 説明 |
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クレジットカード | VISAやマスターカードであれば使用可能です。1枚用意しておくと安心でしょう。 |
海外旅行保険証 | 海外旅行保険はオンラインか空港で加入できます。入っておくと安心です。 |
パスポートのコピー | 紛失の際に慌てないように用意しておくと安心です。 |
日焼け止め | 台湾は夏が長く1年を通して暑いです。日差しには注意しましょう。 |
虫よけスプレー・かゆみ止め | 台湾は年間を通して蚊が多く、刺されると日本のものよりずっと腫れます。 |
帽子・日傘 | 日差しの強い高雄では帽子や日傘が必須です。熱中症にお気を付けください。 |
ティッシュ | 台湾では公共のトイレにティッシュペーパーがついていないことがあります。 |
常備薬・藥 | 普段日本で使用されている藥は日本から持っていきましょう。その他にも胃腸薬などを持っていると便利です。 |
羽織りもの | 電車や室内は冷房が強いところが多いです。羽織りものを1枚用意しておくと便利です。 |
Wi-fiルーター・SIMカード | 公共のWi-fiもありますが、あまり普及していません。Wi-fiルーターかSIMカードを空港等で購入・レンタルできます。 |
あると便利・旅行が楽しくなるもの
持ち物 | 説明 |
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マスク | 高雄は毎年11月~3月頃の空気がとても悪いです。気になる場合にはマスクがあると安心です。 |
エコバッグ・ドリンクホルダー | 台湾はビニール袋が有料化されており、コンビニなどでもお金を払わなければバッグがもらえません。 |
モバイルバッテリー | 充電ができるカフェもありますが、普及率は日本と同じ程度です。旅行中は地図などの利用で充電がなくなりやすいので準備しておくといいでしょう。 |
傘 | 高雄は5月~9月頃にかけて雨が多いです。 |
ウェットティッシュ | 屋台や小さなお店でご飯を食べると衛生面が気になると思います。またレストランでもウェットティッシュが出てこないことが多々あります。 |
季節ごとに役立つ持ち物
高雄には日本のようにはっきりした四季がなく、長い夏(4~11月)と短い冬(12~3月)、そして雨季(5月~9月)があります。夏は湿度が高くじめじめとしているため気温以上に蒸し暑く感じます。冬は昼夜の気温差が激しく、昼間は過ごしやすい気候ですが、朝晩は上着が必要な気候が続きます。
また、高雄は1年が乾季(10~4月)と雨季(5~9月)に分かれています。雨季には、台風やスコールなど雨が多い日が続きます。
夏・雨季(4月後半、5月、6月)
4月半ばになると高雄は夏に入ります。湿度が高いのでじめじめとした日が続き気温以上に汗ばみます。日差しが強いので観光の際には帽子や日傘が必須です。
また、5月には雨季に入り、スコールのような雨が増えます。直前まで太陽が出ていたのに急に雨が降ってくるという事がありますので常に傘を持参するといいでしょう。
夏・雨季(7月、8月、9月)
この時期に気を付けなくてはいけないのが台風です。台湾は台風が多い国で、この時期の高雄は降水量が年間で1番多くなります。必ず傘は持ち歩いてください。
雨が多いものの気温は非常に高くじめじめとまとわりつくような暑さがあります。しかし、室内は冷房が効いていて冷えますので何か羽織れるものを1枚用意しておくとよいです。
夏(10月、11月)
10月11月になるとほんの少し気温が下がりますがまだまだ暑いです。しかし気温自体は下がっていても、天気が良く日差しが強い日が多いので暑く感じます。10月でも帽子や日傘を持参するなど、日差し対策が必要です。
冬(12月、1月、2月)
年の中で日中も長袖を着てられるのはこの短い期間だけです。気温は日本の春秋とあまり変わりません。しかし、朝晩と日中の寒暖差が激しく、朝晩は寒いと感じることが多いです。調整のしやすい恰好での観光をお勧めします。
また、この時期の高雄は空気が非常に悪いです。気になる場合にはマスクを持参するといいでしょう。
必要ない物
台湾では、洋服や洗面用具など大体のものを現地で揃えることができます。高雄ではWatsonやPOYAというドラッグストアがあり、店舗数も多いです。割高ですが日本のブランドの取り扱いも多く、化粧落としや日焼け止めなども安心して購入できます。また、台湾ではコンビニ等でも小分けのソフトコンタクトレンズ洗浄液が購入でき、非常に便利です。
その他にも、台湾のホテルにはドライヤーや歯ブラシなどのアメニティが揃っていることがほとんどです。一度ご自身が滞在するホテルのアメニティを確認しておくと不要な物を持っていかなくて済むでしょう。
飛行機での荷物の注意点
台湾に来る際の飛行機では荷物の持ち込みに注意が必要です。機内持ち込み禁止の物、お預け禁止の物、機内持ち込み、お預け両方禁止の物と細かい規定があります。特に、モバイルバッテリーやヘアアイロン、電子タバコなどはお預けはNGです。必ず手荷物として機内持ち込みする必要がありますので、うっかり預け荷物にしないように注意してください。
お預け・機内持ち込み 共にNG
- 化粧品、衣料品類を除くスプレー缶
- 引火性、毒性ガスを使用していないものはお預けのみ可
- 引火物(ガソリン、軽油等の燃料油、マッチ、ペイント、点火器等)
- 圧縮ガス(缶入りガス、潜水用酸素ボンベ、スプレーペイント、殺虫剤等)
- 爆発物(各種爆薬、花火、爆竹、照明弾等)
- 毒物(殺虫剤、除草剤、活性ろ過性ウイルス等)
- 放射性物品
- 酸化物((漂白剤、工業用グレードの過酸化水素)
- その他の危険物(磁化物(磁石)、攻撃性や刺激性を有す物品(例えば、刀剣、棍棒類、弓矢、護身用噴霧器等))
お預けOK・機内持ち込みNG
- ナイフ、ハサミ類
- 先の尖ったもの、バット類
- 工具類
お預けNG・機内持ち込みOK
- 電子タバコ
- モバイルバッテリー
- リチウム電池(イオン・金属)
- 液体バッテリー
- 発熱するもの(ヘアアイロン、水中ライト等)
- 喫煙者用ライター、安全マッチ類(1人につき1個まで)
液体物の持ち込みについて
機内持ち込み
100ml(g)以下の容器に入れ、容量が1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック製袋に入れた場合は、手荷物として機内持ち込みが可能です。100ml以下の容器であっても、透明のプラスチック製袋に入っていない場合は機内持ち込みできません。
機内持ち込みの際に使用する透明プラスチック製袋は縦20㎝以下×横20㎝以下です。
お預け
預け荷物の場合には、100ml(g)以上の液体物もスーツケースに入れて預けることができます。
台湾への持ち込み禁止製品
台湾国内への持ち込みが禁止されている商品は以下の通りです。
禁止品目:
貨幣、通貨、有価証券、クレジットカードなどの偽造品および偽造貨幣印刷型。
麻薬品(アヘン、コカイン、大麻、覚せい剤、MDMA)などの不法薬品及びその製剤。
銃砲(猟銃、空気銃、銛を含む)、弾薬、毒ガス、刀剣、弾丸、炸薬及びその武器および武器の部品。
偽ブランド品、海賊版などの知的財産権侵害物品、猥褻図、画動画。
制限物品外の土壌、生果物、動植物あるいはその製品、絶滅危惧動物製品など。
特に、最近は中国からのアフリカ豚コレラの影響によって、台湾国内への肉製品の持ち込みが非常に厳しくなっています。持ち込むと罰金が科せられることもありますので、お気をつけください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では高雄旅行の際に必要な持ち物のリストと、飛行機に乗る際の注意事項についてご紹介しました。
この記事を参考に準備を万全に整えて、高雄旅行を存分にお楽しみください。