ホーチミンの旅行ガイド情報

ベトナム・ホーチミンへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年7月情報】

【ホーチミン在住者執筆・7月14日追記】日本からベトナムへはいつから行けるようになるのか?入国制限&規制はとても気なる情報です。2020年新型コロナウイルスの影響により、ベトナムはもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。

いつから旅行に行くことができるのか、現地にいる家族にいつ会えるのか、疑問や不安を感じているかたもいらっしゃると思います。

今回はそんな疑問や不安を少しでも解消できるように、ベトナムへの入国規制・緩和情報をまとめました。

※この記事は外務省、ベトナム日本大使館、ベトナムの現地のニュースサイトの情報を基に作成しています。必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。

現在の日本からベトナムへの入国制限・規制状況(外国人・日本人)

ベトナム政府は2020年3月22日0時より、2020年7月14日現在まで、外交・公用用務、ビジネス関係者を除き、外国人(日本人)の入国を制限しています。

つまり2020年7月14日現在は、ビジネス関係者以外の観光目的の日本人は日本からベトナムに入国することはできません。

ただし外交・公用目的、高技能労働者や、ビジネス関係者そのほか特別な場合は入国できる特例もあるようですが、一般人のかたの入国は極めて困難です。

フック首相は、6月24日午後に行われた、新型コロナウイルス(COVID-19)感染予防に関する政府常務会合にて観光客はまだ受入れないことを強調しつつも、適切な隔離措置を実施すればあらゆる専門家、高度労働者及び投資家はベトナムに入国することができると発言していますので、今後も入国に関して緩和する可能性は高いといえます。

日本とベトナム 相互に入国制限緩和で合意

茂木外務大臣は6月19日、記者会見で外国人の入国制限措置についてビジネス関係者らにかぎり、PCR検査の実施などを条件に、段階的に相互に入国を認めることで合意したとの速報情報が入りました。
感染がほぼ終息したといえるベトナムが、日本にとって感染拡大以降のはじめての緩和措置国となります。

相互入国となると感染がまた広がるのではと不安の声もあがっていますが、お互い入国時にPCR検査必須などの徹底した対策もあるようですので、今後の動きに注目されています。

6月25日に日本からの入国制限一部緩和

ビジネス関係者らに限り、PCR検査で陰性証明必須を条件に、6月25日からその一部が緩和されました。
政府が、ベトナムと相互に入国制限を緩和することで合意して以降、初めてとなるベトナム行きの臨時便が、25日昼前、日本のビジネス関係者を乗せて成田空港を出発し、日本人のビジネスマンや技術者など約440人が臨時便でベトナムに入国したようです。
この臨時便は制限緩和の第一弾として試験的に実施されたものであり、ベトナムと日本は今後は段階的に往来の制限を緩和することで合意しています。

ただし、入国時に14日間の隔離措置も適応されるようですので、短期出張などはまだ先の話になりそうです。

2020年7月1日以降のベトナムへの入国制限情報

電子ビザの取得が許可される

2020年5月25日にベトナム政府ポータルサイトによると、「世界80ヵ国の人々を対象に7月1日より電子ビザの取得を許可する」と政府決議第79号/NQ-CPを公布しました。

出典:©VIET NAM GOVERNMENT PORTAL ベトナム語

【電子ビザの入国を受け入れる8空港】

  • ノイバイ国際空港(ハノイ)
  • タンソンニャット国際空港(ホーチミン)
  • カムラン国際空港(カインホア省)
  • ダナン国際空港(ダナン )
  • カットビ国際空港(ハイフォン)
  • カントー国際空港(カントー)
  • フーコック国際空港(キエンザン省)
  • フバイ国際空港(トゥアティエン=フエ省)

ただし、気をつけたいのは、今回の公布は電子ビザ取得の許可のみであり、外国人の入国を約束するものではないようです。

VIETNAM EXPLORER NEWS CHANNELの6月2日のニュース記事によると、外国人観光客の入国規制は引き続き続け、観光客の入国については再開しないと政府の発表があり、まだ現時点での日本人のベトナムへの観光目的の入国は叶いません。

電子ビザの申請方法

電子ビザは、ベトナム公安省出入国管理局のウェブサイトで必要事項を入力して申請ができます。
※英語・ベトナム語

値段:25ドル※クレジットカード払い可能
発給までの所要日数:3業務日

※繰り返しますが、電子ビザを取得できても現在は観光目的の日本からのベトナムへの入国はできませんのでご注意ください。

入国後の流れ(PCR検査・入院/隔離措置)

ベトナムでは現在、すべての入国者に対して、PCR検査を行っています。
結果が出ると、陽性者は病院に入院、陰性者は隔離施設にて14日間の隔離措置となります。

また入国者は全員「医療申告フォーマット」を記入する必要があります。

ベトナム医療申告の申請方法

申告方法は、オンライン申告と空港に到着してから紙で申告する2通りです。
ただし、オンラインは日本語で申請できますし、円滑に入国するためにはオンラインで申請しておくことをおすすめします。

オンライン申請の方法は下記のオンライン医療申請のサイトにアクセスし質問に従って記入していきます。
サイトリンク:https://tokhaiyte.vn/ ※日本語表示可能

詳しくは在ベトナム大使館の医療申告の申請方法をご確認ください。

【注意点】

入国の24時間前から実施可能ですが、それ以前に実施すると無効となる可能性があります。

現在のベトナムホーチミンの様子

出典 :Image by Rene Desenik from Pixabay

2020年7月14日現在、保健省によると、ベトナム国内の感染者373人のうち、既に352人が回復済みで、治療中患者21人のうち、現在も検査で陽性判定が出ているのは15人のみとの発表がありました。
なお、国内では新型コロナによる死者は現時点で一人も出ていません。

まだしばらくは観光目的でベトナムに行くことはできませんが、ベトナムは、新型コロナウイルスの新規感染者数が少なく、封じ込めに成功しているといえます。
ホーチミンはすでに学校や会社も始まり、飲食店や娯楽施設もオープンし日常が戻ってきたといえます。

以前と違うことは観光客がいないので、観光地まわりの市場や飲食店が閑散としてしまっていることです。

日本からベトナムへの入国制限・緩和情報まとめ

結論からいうと2020年7月14日現在、ベトナムへの入国はビジネス関係者の特例を除き、まだできません。
そして日本の外務省海外安全ホームページでも、ベトナムについて感染症危険情報レベル3(渡航中止勧告)を出していますのでまだ日本からベトナムへの移動は難しいのが現状です。

しかし、日本とベトナムの間で出入国制限の緩和が開始するなど、ベトナム入国緩和に向けての動きがみられます。

一日でも早く新型コロナウイルスが終息し、ベトナム旅行やビジネス目的で、たくさんの人々が訪れる日々が戻ることを祈っております。

また政府からの追加発表があり次第更新させていただきます。



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