【2024年】ホーチミンの治安・安全対策ガイド〜危険な地区・エリア、よくあるトラブル
この記事を執筆したライター:ホーチミン在住「SAI」さん
【ベトナム・ホーチミン在住者執筆】日本からの旅行先として人気のホーチミン。夜も一人で歩けるほど治安は良いとされていますが、実際の現地の治安は気になりますよね。
今回は、治安の悪いエリアやトラブルの対処法をまとめました。特に女性が気をつけたいトラブルもご紹介します。旅行へ行く前にトラブルの特徴や対策を把握して、現地では安全に楽しく過ごしてくださいね。
ホーチミンの現在の治安は?
ホーチミンに旅行に行く前に気になるのは現地の治安。
安心安全に楽しむためにも、治安情報や注意点を知っておきましょう。
ホーチミンの治安は基本良好!
ホーチミンはベトナム最大の商業都市です。ゆえに都心を中心に所得格差も大きく、ひったくりやスリ、置き引きといった事件も多発しています。ただし、殺人やテロなど凶悪な事件が町中で発生するのは稀です。
またベトナムは社会主義のため、犯罪を犯すと厳しい監視下のもとかなり重たい刑を科せられます。そのため犯罪数はほかの国と比較すると少なく、治安が良好な国と言うこともできます。
2023年のIEP - Global Peace Indexの統計を見てみると、ベトナムは全世界41位にランクイン。年々上がってきています。(2022年45位)
アジア太平洋でみると日本は3位ですが、ベトナムは7位です。治安がいいことが分かります。
筆者は約7年ホーチミンに住んでいますが、夜に遊びに出かけて危ない目にあったことはいまのところありません。女性であっても一人歩きは可能かとおもいますが、やはりホーチミンにも危険なエリアが存在します。
そういった危険地区・地域には極力近づかないようにしましょう。
ホーチミンの治安・外務省情報
最新の治安情報は、外務省のホームページからも随時確認できます。
滞在中安全に過ごすための情報や、台風情報なんかもあります。
こちらより閲覧できます。
ホーチミンの治安が悪いエリアと注意点
ホーチミンにの主に治安の悪い危険地区&エリアは下記。
1.ファングーラオエリア(1区)
2.チョロン
3.ローカルエリア(4区、8区)
上記エリアへ行く場合は、特に注意が必要です。
そのほかの代表エリアでも気になるトラブルや安全対策もあわせてご紹介いたします。
ファングーラオエリア「ブイビエン(バックパッカー街)・デタム」で多いトラブルと安全対策
ファングーラオは1区にあるベンタイン市場から徒歩10分程度の場所に広がるバックパッカー街です。多人種、多国籍に富む外国人が集まり、毎夜路上は人で溢れかえり大音量の音楽で盛り上がっています。
ビールを片手に酔っ払いも多く、また怪しげなネオンのお店もあります。
スリや喧嘩も日常茶飯事で、筆者は突然中指を立てられたこともありました。
怪しい白い風船を口にくわえている外国人観光客やベトナム人も目撃しました。ベトナム人の知り合いに聞いたところ「ハッピーバルーン」と呼ばれるそれらの中身は笑気ガスとのこと。外国人観光客が死亡したという事例もあります。絶対に手をださないようにしましょう。
スリやひったくりも多いので、最低限の現金を持って手ぶらでいくのが無難です。
日本領事館も注意を促していますが、売春や賭博を斡旋してくる人もいて、多くの外国人観光客が被害にあっているとききます。
旅行者の中には南国の風に当たって、ついついハメを外してしまう方もいます。楽しい気分になることは悪いことではありませんが、トラブルに発展することもあるので、自重することが大切です。
チョロン(中華街)で多いトラブルと安全対策
チョロンはホーチミン1区から車で西へ行くこと15分~20分で行ける一大中華街。ベトナムに暮らす華人の6割~8割はここに住んでいると言われているほどの巨大な街です。しかし、華人の町もやはり貧富の差は大きく、ベトナム人とのトラブルもしばしば発生します。
チョロンは教会や仏教寺院、卸売り市場などが観光名所にもなっていて、おしゃれな生地や手芸のパーツなどが売っているので、アクセサリーや小物などの「ものつくり」をする日本人在住者にも人気のエリアでもあります。
昼間に注意したいのはスリや市場のぼったくりくらいです。
夜は人の気配がなくなる場所を中心に危険度が高まります。少なくとも女性のみで訪れるのは賢明ではありません。
ローカルエリア(4区、8区)で多いトラブルと安全対策
1区の南に位置する4区と8区は、ホーチミンの発展に取り残されたようなローカル地帯。ガイドブックにも掲載されていないことから、ベトナムらしさを感じる穴場のローカルエリアとして旅慣れた人がしばしば足を運びます。
また7区のフーミンフンに行かれるかたもいると思いますが、8区は7区の北にあります。
7区は日本人学校もあり、高級マンションやコンドミニアムが立ち並び、日本人在住者が多く住んでいますが、フーミンフン以外のエリア、8区のほうには近づかないようにしましょう。
しかし、いずれの地区も地元の不良が多いほか、夜になると通りは途端に人の気配が少なくなります。また倉庫やコンテナエリアもあるため、麻薬などの密売も行われているという黒い噂もあります。
強盗、空き巣も多発しているそうですし、特に観光名所はないので、よほどの理由がない限りは立ち寄らないほうがよいでしょう。
タオディエン(2区)で多いトラブルと安全対策
在住欧米人が多いタオディエン地区。高級住宅街といわれ、町並みもヴィラが多く、おしゃれな雑貨屋さんや、カフェ、レストランで観光地としても人気が高くホーチミン観光では外せないエリアです。
住宅街でもあるのでインターナショナルスクールがたくさんあり、家族で住んでいる人たちが多いイメージがあります。
タオディエン通りや、スントゥイ通りでは、スパやショッピングを楽しむ日本人観光客が多く見受けられます。夜になるとビアバーが多く、夕方からのハッピーアワーを楽しむ人たちも!
そんなタオディエンは観光客も多く、お金持ちが多く住むイメージがあるためか、スマホやカバンを狙ったひったくりが多いです。
筆者もタオディエンで何度かスマホや、カギをさしっぱなしにして離れてしまった欧米人のバイクのひったくりをみかけました。
歩きスマホは絶対にしないようにして、カバンは壁側にもつように心がけましょう。
人気観光地1区周辺(ベンタイン市場、戦争証跡博物館)で多いトラブルと安全対策
ベンタイン市場で特に気をつけたいこと
- スリ
- ひったくり
ホーチミンの観光で外せない場所といえばベンタインマーケットでのお買い物!
地元の人も外国人観光客もたくさんの人が集まり、日々活気にあふれています。
ベンタイン市場と言えば、基本的に最初の値段をふっかけてくる傾向にあります。
値下げ交渉も市場での楽しみのひとつではありますが、喧嘩にまで発展している観光客をみかけます。
ほどほどにしておきましょう。
また、どこのエリアでも言えることですが、スマートフォンを見るときは気をつけてください。
市場まわりでスマホで地図をみて歩いていたり、交差点で立ち止まってスマホを見ている人をよく見かけますが危険です。後ろからスッと近づいてきたバイクにひったくられます。
また買い物に夢中になって貴重品の管理に気を抜いてしまうと気がついた時にはスリ被害に遭っていた、なんてこともありますので、貴重品の管理はしっかりと行ってください。
戦争証跡博物館で気をつけたいこと
博物館のまわりに、靴修理のおじさんたちがうろうろしていることがあります。
いきなり近づいてきて靴が壊れていると言われてわけがわからないまま突然自分の履いているスニーカーのかかと付近に接着剤を塗られてお金を請求されたことがあります。
お気に入りの靴に接着剤を塗られてすこし泣きそうでした。(笑)
かなり強引なので近づいてきた時点で、「NO!」と強く断りましょう。
ホーチミン全域で注意したいこと
スリに注意!
スリが発生する場所は、人の多い通りや施設内が主です。1区ファングーラオエリアは夜になると大勢の人で道が埋もれます。それを狙って犯行におよぶスリ犯が多発します。
また、市場内も要注意。つねに人で埋め尽くされているほか、値段交渉に夢中になって財布をスられることも多々あります。
【対策】
スリが犯行に及ぶ多くは、被害者がズボンのバックポケットに財布を入れている場合です。また、ファスナーのないトートバッグも犯行の対象。
これらは人込みの中だとスリに遭ってもしばらく気づくことができません。財布が必要になって取り出そうとしたときに、「あれ?ないぞ」となって初めて気づくものです。ゆえにスリを捕まえることも難しいですし、不注意で落とした可能性も否めないため、被害者は泣き寝入りするしかないのが現状です。
財布は横のポケットか、もしくはファスナーでしまるバッグなどに入れるのがいいでしょう。もちろんバッグは肌身離さず持ち歩いてください。
ひったくりに注意!
ひったくりもスリと同じくらい気を付けなければなりません。人の気配が少なくなる夕方以降に多発します。
ベトナムのひったくりはバイクに乗った二人組が定番。後ろに乗った犯人が通行人のポーチやバッグをひったくり、そのままバイクで逃走するので走って追いかけることができません。これには多くのベトナム人も被害にあっています。
【対策】
ポーチやバッグは肩にかけるだけでは駄目です。紐の細いポーチは引きちぎられてしまいます。
また、たすき掛けも本当はおすすめではありません。もしバイクに乗って引っ張られたら、紐はちぎれることなく、体ごと引きずられてしまう可能性があります。現にそれで頭を強く打ち、重症を負った旅行者も外務省より報告されています。
一番いいのは、ポシェットやメッセンジャーバッグなどに財布を入れて、さらに服や上着で隠すことです。
置き引きに注意!
置き引きの被害はそれほど多くはありません。というのも、ベトナム人はもとより、旅行者であっても置き引きに対しては注意深いからです。
ただし、よくあるのがタクシーによる置き引き被害です。深夜着の便に乗って、タクシーで市内のホテルまで移動したときに、荷物を車内に忘れてしまうことです。
また、走っている途中どうしても我慢できなく、車を止めてトイレに寄っている最中に、タクシーが荷物を乗せたまま逃走してしまう例もあります。
【対策】
例えばレストランやカフェで席を立つときは、同行者は必ずいるようにするのが基本です。
もしそれがかなわない場合、もしくは一人の場合は、盗まれてしまっては困るような貴重品だけ持つようにするか、お店の人に、「トイレに行きたいから見ておいてくれませんか?」とお願いするのも一つの方法です。
ベトナム人はしばしばこの方法を用います。
違法タクシーに注意!
ホーチミン旅行中は移動に比較的安価なタクシーを使うことがほとんどかと思います。
しかし中にはおつりを渡さなかったり、外国人観光客が慣れない桁のお金であたふたしているとぼったくってくる人もいます。
【対策】
空港の外にでて「TAXI!」と客引きしているおじさんたちはまず無視しましょう。白タクです。
支払い時は慌てず、ゆっくりでいいので落ち着いてカウントしましょう。
空港の中にあるカウンターでTAXIと言っている人たちがいますが、こちらは正規のタクシーカウンターのため割高ではありますが安心して大丈夫です。
流しでおすすめのタクシーは白い車体に赤と緑のラインの入った「Vinasun(ビナサン)」、か緑の車体の「Mai linh(メイリン)」です。これらのタクシーは比較的安心して乗っていいでしょう。
ぼったくりが心配な人は配車アプリの「Grab(グラブ)」を利用するとよいでしょう。
配車から支払いまでアプリ内で完結していますし、何より自分が今どこを走っているか、目的地までの料金も最初から決まっているので変更はありません。
※降りるときに現金払いも選択できます。
あわせて読みたい記事:ホーチミンのタクシーの乗り方ガイド〜料金・カード払い・便利なアプリ〜
シクロ・バイクタクシーに注意!
1区周辺ではシクロという自転車のような乗り物を運転している、バイクタクシーのおじさんたちが「乗ってく?」と陽気に話しかけてきます。
気を付けたいのは、ぼったくり。相場以上の値段をふっかけられる場合があります。
乗車前に料金交渉はあたりまえですが、お互いに料金に納得して乗車したにも関わらず、降りるときには交渉した額よりも高い金額を平気で請求してくるというぼったくりが発生しています。
人によって値段がちがうので、相場はあってないようなものですが、たいだい6km区間の乗車で乗車料金は10万ドン(約500円)と言われています。
50万ドン(約2500円)で「楽しかった!また乗りたい!」と言っていた友人もいましたが、安いのか高いのか、人それぞれですが50万ドンはぼったくられています。(笑)
売春・違法薬物に注意!
売春と違法薬物もベトナムでは依然として深刻な社会問題。
特に旅行者を狙った犯人が多く見受けられます。
多発エリアは1区のドンコイ通り周辺やファングーラオエリア。カタコトの日本語で話しかけてきて、売春やマリファナの斡旋をしてきます。「ハッパ」と声をかけられたらマリファナで間違いありません。
無視して通り過ぎましょう。
【対策】
甘い誘惑には決してついていかない。これに限ります。
売春もマリファナも自分の危機管理一つで未然に防ぐことができます。また、これらはベトナムの法律でも違法となります。外国人でも見つかった場合は逮捕されてしまうので、気を付けてください。
もし薬物所持をして逮捕された場合には、死刑となる可能性もあります。絶対にやめましょう。
賭博詐欺に注意!
ホーチミンのファングーラオエリアを中心に、旅行者を狙った賭博詐欺が報告されています。手口は大体決まっているので、下記をご確認ください。
道端やカフェで仲良くなったベトナム人、外国人(フィリピン人が多い)に「賭博をやらないか?二人で組めば絶対勝てる」と誘われます。
賭博はベトナムでは違法なので、彼らのアジトに連れていかれます。賭博の内容はブラックジャックやポーカーといったトランプゲームが主。
最初は勝てますが、「最後に大きく賭けてやめにしよう」と誘ってきます。
その最終ゲームで必ず負けます。
その場で払えなかった場合は、ATMまで連れていかれたり、キャッシングを強制されたり、時には暴力に及ぶこともあります。
【対策】
この手の犯罪は仲間が全員グルであることは言うまでもありません。売春やマリファナと同様に、自分の気一つで防ぐことができます。どんなに仲良くなったとしても、「ゲームをやらないか」と言われたら、まず間違いなく賭博詐欺だと思ってください。
虫刺されに注意!
東南アジアでは蚊にさされることで「デング熱」にかかってしまうことがあります。
デング熱に予防接種や予防薬はなく、蚊に刺されないことが一番の予防方法です。
日本から虫よけスプレーを持ってくることが大事ですが、忘れても大丈夫です。
子供も安心して使える「ロート製薬」から出ている虫よけスプレーがあります。上記写真の虫よけスプレーがそれです。
スーパーやファミリーマートで売っているのを見かけましたので忘れてしまった人はぜひ購入してみてください。
女性が気をつけたいトラブルと対策
女性が夜一人で歩くことができるくらい治安のよいベトナムですが、それでも一人歩きはなるべくしないほうがよいです。
一区やメインの観光地はひとも多く安心ですが、上記で紹介したローカルエリアでは暗いヘム(小道)につれこまれ女性が危険な目にあうこともある可能性もあります。
またベトナム旅行で注意が必要なポイントは高価なアクセサリーやカバンを持たないことです。
おしゃれを楽しみたい女性は、ファッションに気を使っていますし、身に着けるアクセサリーにもこだわりがあるとおもいます。しかし高価な装飾品、アクセサリーやバックは、「私はお金を持っています」とアピールしているように見られてスリやひったくりのターゲットとなることも。
男性にも言えますが、高価な装飾品は極力持って行かないようにしましょう。
高級ホテルやレストランでディナーがある場合はドレスコードは気になるところですが、普段の観光の場合はホテルの金庫にあずけておきましょう。
女性の一人歩きと夜遊びはできる?
ホーチミンは夜の散策も楽しみたいところです。ナイトマーケット、屋台、雑貨ショップ巡り、バーなど楽しみどころは満載です。
ホーチミン市内は一部の場所を除いて、女性同士の夜歩きも問題ありません。
また、一人歩きであっても危険地区以外は可能です。ただし、貴重品は持ち歩かない、過度に露出が高い服は着ない、危険地区、エリアには行かないといった基本的な危機管理は必要です。
ホーチミンでトラブルにあった時の対処法
トラブルにあった際は、慌てず冷静に対処することが大切です。
ベトナムでは英語が通じないことが多いため、通訳や在住者に助けを求めるのも一つです。
ホーチミンで助けが必要な場合は、現地在住の日本人(ロコ)に相談してください。
パトカー・救急車・消防車を呼ぶとき
警察・パトカーを呼ぶ
番号:113
ホーチミン市の警察へ電話するときは英語は通じません。ベトナム語しか通じないと思ってください。
何かあればホテルのフロントの人に頼んだり、通訳を見つけてください。
また、ロコタビの現地在住日本人のベトナム語が話せるロコに依頼するという手もあります。
ホーチミンで助けが必要な場合は、現地在住の日本人(ロコ)に相談してください。
消防車を呼ぶ
番号:114
旅行中に消防車を呼ぶことはほぼないかと思いますが、消防署へ電話するときも、警察署同様英語は通じません。
ホーチミンで助けが必要な場合は、現地在住の日本人(ロコ)に相談してください。
救急車を呼ぶ
番号:115
公共の救急車は病院の指定が可能と聞きますがあまり信用できません。
一部英語が通じるようですが、ほぼ通じない可能性がありますのでその時は通訳が必要です。
ホーチミンで助けが必要な場合は、現地在住の日本人(ロコ)に相談してください。
インターナショナルな病院は病院専用の救急車がありますので、事前に調べて登録しておくのも手です。
▼おすすめなのがこちらの病院
Family Medical Practice Vietnam(ファミリーメディカルプラクティス)
ファミリーメディカルプラクティスが運営する、救急サポート・救急車サービスがあります。
- 加入費 – VND575,000 (約2875円)(お一人様/年間)
※非加入者の場合の1回の救急車搬送は、カバレージゾーン内、午前8時~午後7時 の時間帯では VND 1,880,000(約9400円)、
それ以外の時間帯では VND 5,287,500(約26400円)。
搬送中に使用される薬剤費は別途かかるようです。
ホーチミン市内が対象で、日本語通訳 ・サポートも可能です。
加入者は、回数無制限で、カバレージゾーン内にて救急医療・搬送サービスを受けることができるので加入しておくと安心です。
パスポートのトラブルは日本領事館へ
もしホーチミン滞在中、パスポートで何かしらの被害に遭った場合は、「日本国総領事館」に連絡してください。日本語ができるベトナム人スタッフが常駐しているほか、日本人職員も数名勤務しています。
ひったくりでパスポートを紛失した場合も、ここで再発行や帰国の手続きをすることになります。
【連絡先】
名称:在ホーチミン日本国総領事館
住所:261 Dien Bien Phu St. Dist.3. Ho Chi Minh
連絡先:+84-8-3933-3510
執務時間:8:30~12:00、13:00~17:15
ホームページ:http://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
※夜間・休日は代表電話が留守番電話になります。
人命に関わる場合や事件・事故の場合は留守番電話のメッセージに従い番号を押すと緊急対応の方が対応してくれます。
現地での緊急連絡先
申し込んだ旅行会社のヘルプデスクの番号もひかえておきましょう。現地で何か困ったことがあった場合、真っ先に頼れるのは日本人であることに変わりありません。不安になっている自分の気持ちも安心することができます。
クレジットカード紛失時
クレジットカードの紛失・盗難に気づいたら、すぐにクレジット会社に連絡をしましょう。
各クレジット会社に盗難サポートの窓口がありますので、気が付いた時点で無効にする手続きを行ってください。
カード発行会社の緊急連絡先は事前に調べておきましょう。
再発行の有無は各カード会社やケースによって異なります。
「ベトナム カード 盗難 海外」
「ベトナム カード 紛失 海外」
で検索するとJCB、Visa、Mastercardなどのカード会社のお問い合わせ先がでてきます。
海外からなので電話する際にはコレクトコールでかけるようにしましょう。
旅行前に準備すること
旅先でトラブルにあってもスムーズに対処できるように、ベトナム・ホーチミンの注意情報や海外治安・安全情報を調べて、以下のことを事前に済ませておきましょう。
- 外務省 海外安全ホームページ・ベトナムの治安・安全情報を確認し、「たびレジ」または「在留届」に登録する
- 海外旅行保険に加入する
- 各種緊急連絡先を携帯・スマホおよび紙にメモしておく
- 家族・友人に大まかな旅程を報告しておく
危機管理をしっかりと持とう
▲ホーチミン一区の夕方の渋滞風景。バイクも車も右往左往しています。
日本は世界的にみても稀に見る治安のいい国です。その日本にずっと暮らしていると、ついつい危機管理を疎かにしてしまいがちです。ベトナムは日本とは違うことを再確認して、想定されるトラブルを未然に防ぐよう努力をする必要があります。特にベトナムに初めて訪れる方は、ここで紹介した対策を心がけてください。
まとめ
ホーチミン在住者目線でベトナムホーチミンの治安情報をお伝えしました。
スリやひったくりが多いと書きましたが、7年ホーチミンに住んで思うのはホーチミンの人たちはみんな優しくあたたかい人たちが多いということです。子供好きも多く、困ったときはいつも助けてくれます。
どこの国であってもトラブルや事件はおこります。ホーチミンの治安について気にしすぎても旅行は楽しめませんが、なにかトラブルに巻き込まれると楽しい旅は一気に台無しとなってしまいます。
万が一には備えて危機管理をもってホーチミン観光やグルメを楽しんでくださいね。
困ったことや知りたいことがある場合は、ホーチミン在住の日本人のロコたちに助けをもとめてみるのもおすすめです。
ガイドブックには載っていないローカル穴場なレストラン、今流行りのおすすめお土産など在住者ならではの情報を知ることができますよ。
まずは無料Q&Aで情報を集めてみるのもひとつの手ですね!