ドバイは治安が良いって本当?日本人が旅行中に気をつけたい犯罪や安全・危険な地域
ドバイ(アラブ首長国連邦)旅行に行く人必見!現地の治安について解説します。
現在ドバイを含めUAEは比較的安全な地域とされており女性でも安心して旅行できると言われています。しかし日本人を狙った詐欺やスリなどの軽犯罪が起こっていることも事実。
この記事では、ドバイ旅行中に現地で注意したい犯罪や、トラブルにつながりやすい宗教・法律に関するルールをまとめました。
ドバイ内で安全・危険だと言われている地域も紹介するので、ホテルをとるときの参考にしてくださいね。
ドバイ(アラブ首長国連邦)の治安は比較的良好!
ドバイは、世界的に見ても比較的治安が良い都市とされています。
2024年12月現在、外務省はアラブ首長国連邦を危険レベル0(安全)の地域に定めています。
※参照:外務省海外安全ホームページ
また、国際的な市場調査会社であるユーロモニターインターナショナルが発表した「世界の観光都市ランキング2024」においてドバイは14位を獲得。
2023年は2位と大健闘だったことを思えば順位を落としましたが、世界には観光都市が多数あることを思えば上位であることに違いありません。
ドバイ旅行中に気をつけたい犯罪と対策
ドバイ旅行中に気をつけるべき主な犯罪は以下の3つ!
- スリやひったくり
- 日本人を狙った詐欺やぼったくり
- お酒のトラブルや性犯罪
対策を含めて詳細を見ていきましょう。
スリやひったくり
残念ながらスリやひったくりは、ドバイでも発生しています。
特に人の多い観光地では注意しましょう。
カバンは体の前で持ち、チャックをしめておくことが大切です。
安全だと言われるモールやレストランでも、置き引きのリスクはあります。
貴重品は肌身離さず身に着けておいてくださいね。
日本人を狙った詐欺やぼったくり
日本人の旅行者を狙った詐欺やぼったくりにも注意が必要です。
特に、ドバイでの移動によく使われるタクシーは、ぼったくり被害も多数報告されています。
リスク回避のために、配車アプリを使うのがおすすめです。
配車アプリは現金を直接やり取りすることがないので、言葉に不安があっても使いやすく、ぼったくりに遭うこともありません。
ドバイではカリームという配車アプリが主流です。
お酒のトラブルや性犯罪
ドバイでは、お酒に関する問題や不適切な行動に注意しましょう。
レストランやホテル以外での飲酒は法律で禁止されており、指定場所以外での飲酒は罰金や懲役刑などが課される可能性があります。
また、泥酔した状態で外出することも違法です。
日本と同じ感覚でほろ酔いになり、ホテルまで歩いて帰るというような行為は慎みましょう。
お酒はホテル内で楽しんでください。
そして、女性を狙った性犯罪も残念ながら発生しています。夜間は女性1人で出歩かないようにしましょう。
昼夜問わず、過度な露出をしているとターゲットになりやすいので、服装にも注意が必要です。
ドバイは戦争の影響やテロの危険はある?
ドバイが存在する中東地域は、世界的に見ても地政学上の重要地域。
しかし、ドバイ自体は比較的安全とされています。
とはいえ、中東諸国の情勢に影響される可能性は常にあるので、渡航前は必ず最新の安全情報をチェックしてください。
外務省の海外安全ホームページを確認したり、現地在住者にリアルな声を聞いたりすると安心です。
ロコタビでは、現地在住のロコが皆様からの質問にお答えしています。
ぜひ、気軽に使ってみてくださいね。
ドバイ旅行中に治安に気をつけたい地域や場所
ドバイ旅行中、治安に気をつけるべきスポットは以下の3か所!
- ドバイモール
- ディラ(Diera)
- ソナプール(Sonapur)
詳細を見ていきましょう。
ドバイモール
観光客に大人気のドバイモールは、多くの人で賑わうスポット!
スリやひったくりなどの軽犯罪には注意が必要です。
買い物や試着中は特に警戒心が緩みがち。
気づいたら財布を盗まれていたという方もいます。
貴重品の扱いと、外国であることを意識してショッピングを楽しんでくださいね。
ディラ(Diera)
ディラは、オールドドバイとして親しまれているエリアです。
昔ながらの雰囲気が人気ですが、低所得者が多い地区でもあります。
出稼ぎ労働者も多く、金目の物を狙ったスリやひったくりが多い傾向です。
観光客を狙った詐欺が発生することもあります。
街歩きをする場合は、周囲をきちんと見て警戒していることを示すようにしましょう。
また、同地区にあるスークと呼ばれる伝統市場も要注意スポットです。
日本人だとわかると、強引に商品を売りつけられることもあります。
断りづらい雰囲気を感じるかもしれませんが、ハッキリ意思表示をしましょう。
ソナプール(Sonapur)
ディラ同様、低所得層の労働者が集まるエリアです。
観光地としては一般的ではなく、必要以上に近づかない方がいいでしょう。
ホテルをとるのにもおすすめ!ドバイで治安の良い地域
ドバイで特に治安の良いエリアは以下の3か所!
- ダウンタウン
- ジュメイラ
- ドバイマリーナ
滞在先のホテルもこのエリアにするのがおすすめです。
ダウンタウン(Downtown)
世界一高い建物、ブルジュ・ハリファがあるダウンタウンは、治安が良く安全なエリアです。高級ホテルやレストランも多く、快適に過ごせます。
ドバイの中心部なので、定番の観光スポットへのアクセスも抜群!
女性の1人旅にもおすすめです。
ジュメイラ(Jumeirah)
海岸沿いのジュメイラは、美しいビーチと高級リゾートが特徴のエリアです。
富裕層が住む地区でもあり、厳重なセキュリティ体制が敷かれています。
リゾートホテルも多く、リラックスした雰囲気と治安の良さが魅力。
家族連れにも人気があります。
ドバイマリーナ(Dubai Marina)
高層ビルとヨットハーバーが並ぶドバイマリーナは、モダンな街並み。
外国人居住者も多く、治安管理が徹底されています。
ビーチやきれいな夜景を楽しみたい方にはぴったりのエリアです。
ドバイ旅行中に注意したい法律や宗教上のルール
ドバイ旅行中に注意していただきたいのが、法律や宗教上のルールです。
日本と同じ感覚で過ごしていると、マナー違反や犯罪になることもあります。
特に注意が必要なのは以下4点です。
- 他人の写真を無許可で撮らない
- 指定場所以外での飲酒は禁止
- 肌の露出が高い服装はNG
- 地下鉄での飲食や居眠りは法律違反
他人の写真を無許可で撮らない
ドバイでは、他人の写真を無許可で撮影することは法律で禁止されています。
特に女性を撮影した場合は、宗教上の理由から大きなトラブルとなるケースも。
また、空港内外・軍事施設・イスラム教礼拝所・インフラ施設などは写真撮影が禁止されています。日本にはない建築物を前に写真を撮りたくなるものですが、注意しましょう。
ホテルや飲食店など決められた場所以外での飲酒はNG
ドバイでは、公共の場での飲酒は禁止されています。
泥酔状態で出歩くことも違法です。
違反した場合は国外追放となる場合もあるので、注意してください。
お酒は許可されたレストランやホテルなどで楽しむようにしましょう。
お酒の販売も、免許を持つ一部の人だけが許可されていて、スーパーやコンビニでは売られていません。
肌の露出が高い服装は男女ともに避ける
ドバイはイスラム教国家のアラブ首長国連邦にあります。
イスラム教では露出した服装は好まれません。
男女問わず、脚や腕などを露出しないような服装を選びましょう。
また、モスクでは肌を露出していると入場できません。
女性は特に厳しく、首と手首から先をのぞいて全てを隠す必要があります。
民族衣装のアバヤの着用がおすすめです。
地下鉄での飲食や居眠りは法律違反
ドバイの地下鉄(メトロ)では、飲食や居眠りは法律で禁止されています。
違反した場合は罰金が科される可能性があるので、注意が必要です。
水やガム、飴などの飲食も禁止です。
ついうっかり口にしてしまわないように注意してくださいね。
女性の旅行先にも人気!ドバイ(アラブ首長国連邦)は治安が良い
ドバイは治安がよく、世界中から多くの観光客が訪れています。
女性の1人旅にも人気です!
ただし、日本人観光客を狙った軽犯罪や、混雑した場所でのスリなどには注意が必要です。また、宗教や法律に関するルールもあるので、渡航前にかならずチェックしておいてくださいね。
ドバイは安全な旅行先ですが、治安のよいエリアを選べばより安心で楽しい旅になること間違いなしです。