バンコクから行ける水上マーケット徹底解説ガイド!おすすめ7選や楽しみ方を紹介
この記事を執筆したライター:チェンマイ在住「ash」さん
【タイ在住ライター執筆】タイで観光と言えば市場めぐりが有名ですが、その中でもバンコクの水上マーケットは人気の高い観光スポットです。
観光客はもちろん地元の人が多く利用し、活気のある市場はタイならではの異国の雰囲気を感じられる場所でしょう。
今回はバンコクのおすすめ水上マーケットや楽しみ方、注意点などを徹底解説していきます。
旅行先にも人気!タイはなぜ水上マーケットが盛んなの?
バンコクは「東洋のヴェネツィア」と呼ばれるほどの水の街であることをご存知でしょうか?
チャオプラヤー川を中心に網目状に広がる運河では、古くから周辺に住む人々が交通手段としてボートを利用していました。
そうした地元の人々の生活の一部として存在していたのが「水上マーケット(フローティングマーケット)」です。
現在でも庶民の台所として親しまれており、また歴史や文化を知る場所として観光客にも人気のスポットとなっています。
そんな水上マーケットの魅力や楽しみ方、おすすめのマーケット、訪れる際の注意点をご紹介します。
水上マーケットの魅力と楽しみ方
異国感あふれるエキゾチックな雰囲気が味わえる水上マーケット。
カメラ片手にぶらぶら散策するだけでも楽しいですが、地元の人たちに交じって買い物やグルメを満喫してみましょう!
写真映えもする!水の上で非日常感を感じながら買い物ができる
舟の上に並ぶ色とりどりの南国フルーツや野菜、それらを売り子が元気よく声を張り上げながら売っている様子は水上マーケットならではの光景です。
橋の上から撮影した写真はインスタ映えすること間違いなし!
また運河沿いの桟橋には、昔ながらのお店や今風のオシャレなショップが立ち並び、買い物や食事を楽しむことができます。
時間のある方は、観光用の舟に乗ってすれ違う舟からお土産や食べ物を買うのも面白いですよ。
地元の人の暮らしが垣間見える
地域に根ざした水上マーケットでは、都会ではあまり見られない庶民の生活を垣間見ることができます。
舟を自由自在に操って移動する行商を相手に、地元民が食材や日用品の買い物をする昔ながらの光景は、他の場所ではなかなか見ることができません。
ボートツアーに参加して、運河周辺に住む人々の暮らしぶりを眺めるのも面白いですよ。
地元のタイ人たちと同じように、舟で料理をオーダーして運河に降りる階段に座って食べると、一緒にローカル気分を味わえますよ。
現地の人にも人気があるだけ美味しいものが多い
地元の人や観光客が集まる水上マーケットはグルメスポットとしても人気です。
安くて美味しいと評判のタイの果物やアイスクリーム、ストリートフードはもちろん、ランチタイムには屋台舟で海鮮料理や伝統料理をいただくこともできます。
美味しい料理を堪能した後に美味しいコーヒーはいかがでしょうか?
運河沿いにはオシャレなカフェもあり、疲れた体を休めてリラックスするのにぴったりです。
バンコクのおすすめ水上マーケット7選
ここからは、観光客向けの人気スポットから旅行者の少ないローカルな市場まで、おすすめの水上マーケットを7箇所ご紹介します。
場所によって雰囲気が違うので、いろいろな水上マーケットをはしごしてみるのも楽しいですよ。
ダムヌンサドゥアク水上マーケット
ダムヌン・サドゥアック水上マーケットは、1974年のジェームズ・ボンド映画の舞台として使われたタイで最も有名な水上マーケットです。
タイの伝統文化を保存し観光資源として開発された場所で、色鮮やかなボートや買い物をする観光客でいつも賑わっています。
バンコクから約80km離れており自力でいくのは難しいので、ツアーを予約して行くのが良いでしょう。
日本語や英語を喋れるタイ人も多いので、初めての水上マーケット見学におすすめです。
■ダムヌンサドゥアク水上マーケットの基本情報
- 所在地:Damnoen Saduak, Ratchaburi 70130
- 営業時間:毎日 7:00-17:00
アンパワー水上マーケット
タイの歴史ある町アンパワー(アムパワー)の運河で開催される、古き良きタイの雰囲気を楽しめる水上マーケットです。
全長500メートルにわたる運河沿いには、伝統的な家屋を活かしたお店が並び、お土産やタイ料理、スイーツなどが購入できます。
ここは夜のツアークルーズが人気で、特に5月から10月にかけてランプーの木に集まるホタルの観賞が楽しめます。
ノスタルジックな雰囲気に包まれ、一味違ったバンコクの夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
■アンパワー水上マーケットの基本情報
- 所在地:Amphawa, Samut Songkhram 75110
- 営業時間:金~日 11:00-21:30
タリンチャン水上マーケット
タリンチャン水上マーケットは上2つの有名どころとは異なり、地元の雰囲気が楽しめるバンコク近郊の市場です。
土日限定でアクセスが良いため、観光客やローカルの食文化を楽しむ人々に人気があります。
MRTブルーラインのバーンクンノン駅から週末限定で運行している路線バスをご利用ください。
水上レストランで美味しい海鮮ランチを食べるも良し、ロングテールボートに乗ってのんびりクルーズを満喫するも良しのおすすめ観光スポットです。
■タリンチャン水上マーケットの基本情報
- 所在地:Khlong Chak Phra, Taling Chan 10170
- 営業時間:土日 8:00-17:00
クローンラットマヨム水上マーケット
タリンチャン水上マーケットから2~3キロ離れた場所にあり、こちらも先述の路線バスでアクセス可能なマーケットです。
市場は食材エリア、服・雑貨商品エリア、カフェ・飲食店エリアなど分かりやすく6つのゾーンに分かれており、地元の料理や雰囲気を楽しみたい方におすすめ。
ボートツアーや市場周辺の観光スポットを巡る1時間のツアーが人気で、自然豊かなタイの風景や地元の生活を楽しむことができます。
■クローンラットマヨム水上マーケットの基本情報
- 所在地:15170/1 Bang Ramat Rd, Bang Ramat, Taling Chan, Bangkok 10170
- 営業時間:土日 8:00-17:00
バーンナムプン水上マーケット
こちらはバンコク中心部から車で約40分の場所に位置し、チャオプラヤー川に面した小さな水上マーケットです。
このエリアは「バンコクの肺」と呼ばれ、周囲には熱帯林や州立公園が広がり、バードウォッチングなどのアクティビティも楽しめます。
マーケットではローカルフードや農産物、スイーツ、民芸品などが販売されており、舟用に小さなサイズで提供する名物タイ風ラーメン「クイッティアオ・ルア」がおすすめ。
■バーンナムプン水上マーケットの基本情報
- 所在地:Bang Nam Phueng, Phra Pradaeng, Samut Prakan 10130
- 営業時間:金~日 8:00-14:00
クワンリアム水上マーケット
観光客がほとんどいない地元民向けの水上マーケットに行ってみたいなら要チェック。
中心地から20kmほど離れたバンコク東郊にあり、最近は「気軽に行けるローカル」としてバンコクリピーターに人気です。
水上マーケットといっても舟は運河を巡るツアーボートのみで、メインの楽しみ方は屋台の食べ歩きや魚や動物たちの餌やり体験などになります。
1時間弱で見て回れるので、スキマ時間にさくっと行けるのもポイントです。
■クワンリアム水上マーケットの基本情報
- 所在地:45 Ramkhamhaeng 185 Alley, Min Buri, Bangkok 10510
- 営業時間:土日 7:00-18:00
ドンワイ水上マーケット
こちらも観光客向けではないバンコク旅行上級者向けのマーケットです。東南アジアの市場特有の雰囲気をのんびり味わいたい方におすすめ。
お寺「ワット・ドーンワイ」の周りに市場があり、果物や庶民向けの食材・料理が所狭しと売られています。
歩き疲れたら80バーツで約1時間マーケットの周囲をまわるボートツアーに参加してみてはいかがでしょうか?
■ドンワイ水上マーケットの基本情報
- 所在地:Don Wai-Highway 3414, Bang Krathuek, Sam Phran District, Nakhon Pathom 73110
- 営業時間:毎日 8:00-18:00
水上マーケットへ行く際の注意点
最後に水上マーケットへ行く際の注意点をいくつかご説明します。
せっかくの旅行なので思い切り楽しめるよう、事前によく確認しておきましょう!
貴重品はしっかりと管理!セキュリティポーチなどで身に着けるのがおすすめ
多くの地元民や旅行客で賑わう水上マーケットは、スリやひったくりに遭いやすい環境です。
できるだけ持ち物を少なくして、セキュリティポーチなどを肌身離さず持ち歩くようにしましょう。
やむを得ず大きなカバンを持っていく場合は、体の前に持ち、貴重品はなるべく内側の方に入れること。
間違っても財布などをお尻のポケットに入れるのはやめてください。
小銭が必要になることもあるので両替をしていく
バンコクの他の市場と同様に、現金での支払いが一般的です。
1,000バーツなどの高額紙幣はお釣りがないため使用できない可能性があります。
舟で売られているフルーツやお菓子などの値段はせいぜい数十バーツ程度ですので、20・50・100バーツなどの小銭を持っていくようにしましょう。
子連れの場合は落ちないようにしっかりと手をつなぐなど対策を
水上マーケットは歩道のすぐ横に運河が流れています。
誤って川に落ちてしまうこともありますので、小さな子どもを連れて歩く場合は必ず手をつなぐようにしてください。
週末など混雑する時間は、大人でも人混みに飲まれてはぐれてしまう可能性があります。
万が一に備えて、事前に目立つ待ち合わせ場所を決めておくと良いでしょう。
行く前にマーケットの営業時間などを再確認しておこう
水上マーケットによって営業日や営業時間が異なります。
ダムヌンサドゥアク水上マーケットのような観光客向け市場で毎日営業しているところはまれで、週末に朝から夕方ごろまで開催しているところが多いです。
上でご紹介している営業時間は変更される可能性があるため、事前にウェブサイトなどでご確認下さい。
行くなら活気のある朝一番が断然おすすめです!
食べ物は状態を確認してから購入する
これも東南アジアあるあるですが、市場で買う食べ物には十分に注意しましょう。
せっかく美味しいものを食べても、お腹を壊してしまっては元も子もありません。
なるべく新鮮な見た目のものや火を通したものを買うようにしてください。
ただ気をつけていてもあたるときはあたるので、そのときは大人しく薬を飲んで安静にしていましょう。
まとめ:バンコク旅行に行く際はぜひ水上マーケットにも行ってみよう
以上、バンコクの水上マーケットについてご紹介しました。
バンコク旅行が初めての方もリピーターの方も、普通の市場とは一味違った雰囲気の中で買い物やグルメを堪能できる水上マーケット。
バンコク旅行の際にぜひ一度は訪れてみてください!
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