タイ・ドンムアン国際空港での乗り継ぎ方法、待ち時間の過ごし方

【バンコク在住者執筆】ドンムアン国際空港での乗り継ぎ（トランジット）で迷わないために！ 詳しい乗り継ぎ方法を写真つきでご紹介します。また、出発前の待ち時間に体験できるサービスや施設をまとめました。ぜひ出発前にチェックして充実した待ち時間をお過ごしください。

かつてのバンコクの玄関ドンムアン国際空港

バンコクのかつて玄関といえば、「ドンムアン国際空港」です。2006年にスワンナプーム国際空港が開港するまで、東南アジアのハブ空港として機能していたのがドンムアン国際空港です。スワンナプーム国際空港が開港してからは、チャーター機、政府専用機、貨物機、そして一部のLCCなどの運航に使われていました。
しかし、LCCのエアアジアがドンムアン国際空港の利用を開始してから、需要が一気に増え、バンコク2つ目の国際空港として完全に復活しました。復活当初は、空港施設の半分を閉鎖し、残ったフロアで国際線と国内線の共用ターミナルという形で運用されていました。しかし、ＬＣＣの需要が高まるにつれ、閉鎖していた部分も国内線専用のターミナル2としてオープンしました。

乗り継ぎ方法

基本的に、空港到着後の入国審査には1時間以上余裕をみておきましょう。バンコクの出入国審査は、あまりスムースではありませんので、頭に入れておきましょう。

1.到着したら次に乗る航空便の出発ゲートを確認

1階のフロアに到着後、国内線も国際線も3階が搭乗フロアになります。ターミナル1と2がありますので、現在地をしっかりと把握し、マップを元に移動しましょう。また、空港内の電光掲示板にて、自分の乗る飛行機の時間と乗り場を確認しましょう。遅延などにより、飛行機の時間が変わる場合がありますので、掲示板はしっかりと確認しておきましょう。

2.出発ゲートに向かって移動「国際線から国内線の場合」

ドンムアン国際空港に到着後、ターミナル1の1階フロアに到着します。連絡通路を通ってターミナル2の3階フロアに行きましょう。「Transfer to Domestic」の看板が示す方へひたすら歩きましょう。
乗り継ぎがバンコクのスワンナプーム国際空港だった場合、入国審査にて手続きを済ませ、受託手荷物を受け取ってから、スワンナプーム国際空港へ移動しましょう。無料のシャトルバスが出ています。運行開始は5:00AMからで、最終便は24:00PMです。所要時間は45分～60分というところです。道路の交通状況によって、1時間半ほどかかる場合もあります。時間には余裕を持って移動しましょう。

2.出発ゲートに向かって移動「国内線から国際線の場合」

日本へ帰国する際、タイの他の都市からドンムアン国際空港を使用する場合になります。ターミナル2の2階フロアに到着後、ターミナル1への連絡通路を通って、ターミナル1の3階国際線出発フロアへ移動しましょう。

2.出発ゲートに向かって移動「国際線から国際線の場合」

ドンムアン 国際空港を経由して、他の外国へ行く場合になります。ターミナル1の1階フロアに到着後、ターミナル1の3階国際線出発フロアへ移動しましょう。出発地にて最終目的地までの手続き（スルー・チェックイン）を完了済だった場合、そのまま進めます。
乗り継ぎ手続きが完了していない場合は、3階乗り継ぎカウンター（Transfer Counter）にて手続きをしましょう。

2.出発ゲートに向かって移動（国内線から国内線の場合）

タイ国内を飛行機で乗り継ぎ移動する場合になります。ターミナル2の1階フロアに到着後、乗り継ぎ手続きを済ませ、国内線出発ゲートへ進みましょう。「Transfer to Domestic」の看板が示す方へひたすら歩きましょう。

3.セキュリティチェック

次に、セキュリティチェックを済ませましょう。セキュリティチェックが終われば、乗り継ぎの手続きはほぼ完了です。あとは出発時間に次の飛行機に乗るのみです。飛行機の出発時間まで、自由な時間を満喫しましょう。

注意点

乗り継ぎの際の注意点があります。まず、もし次の便の航空券を持っていない場合、3階の乗り継ぎカウンター（Transfer Counter）にて、手続きを済ませましょう。
また、預け荷物はスルーチェックインや乗り継ぎカウンターを利用する人は、出発地から到着地まで受託手荷物を届けてくれるスルーバゲッジです。心配する必要はありません。しかし、入国審査をする必要があった人は荷物のピックアップが必要です。例えば、スワンナプーム国際空港に行かなければならない人です。この場合、荷物を忘れないように気をつけましょう。

出発までの過ごし方

空港内には、タイ料理をはじめとしたレストランやカフェ、フードコートなどに飲食店が数軒あります。また、空港内のインターネットも使用できますし、お店によってWi-Fiが無料で利用できることもあります。また、空港内のお土産品を見てまわるのもいいでしょう。タイの魅力の商品がたくさんあります。

観光

トランジットの時間で観光をするには、入国審査を終えて、タイに入国をしなければなりません。トランジットビザを取得する方法もありますが、観光目的であれば、ビザ無しで入国可能です。
入国ができたら、空港からバンコク都内までは、タクシーを利用しましょう。およそ2300バーツで、1時間ほどかかります。ただ、バンコクは渋滞で有名な都市です。観光の際は、くれぐれも時間に余裕を持って動きましょう。

バンコクで1番の都会であるサイアム地区で買い物を楽しむ観光プランをご紹介します。

スケジュール：3時間〜からのプラン

1.空港からタクシーでサイアム・パラゴンへ（約1時間）
2.サイアム駅直結のサイアム・パラゴンで買い物（1時間〜）
3.サイアムスクエアで食事（約30分）
4.タクシーで「空港」へ（約1時間）

食事

ドンムアン国際空港の4階には、フードコートがあります。フードコートでは、タイ料理だけでなく、日本食もあります。タイ料理が苦手な人にも嬉しい場所です。タイ料理を食べたことのない人は、乗り継ぎとはいえせっかくタイに来たのですからタイ料理に挑戦してみましょう。パッタイやトムヤンクンなどの有名なタイ料理は全てあります。この機会に、ぜひ挑戦してくださいね。

買い物

タイで買い物といえば、ドライフルーツやコットン製品、お茶が人気です。
ドライフルーツは、一番人気のマンゴーをはじめ、パッションフルーツ、ドリアン、ライチなど様々な種類があります。自分で食べるお土産としてもいいでしょう。ドンムアン国際空港には、日本人にも人気のタイ発のコットンバッグのブランドNaRaYaもあり、お得な価格で購入できます。また、タイティーの有名店、ChaTraMueの店舗もあります。
もちろん免税店の品揃えも豊富です。
お菓子やカップ麺レトルト食品も充実しているのでお土産にいかがですか。

休憩

ドンムアン国際空港にあるラウンジをご紹介します。プライオリティパスを持っていないと使えないラウンジや、お金を払えば使えるラウンジもありますのでご注意ください。
またダイナーズカードを持っていれば、プライオリティパスがなくても、空港内ラウンジを無料(※)で利用することも可能になります。
(※注：全てのラウンジが無料になるわけではありません。詳しくはこちら)

また、2階の連絡通路にマッサージのお店もあります。移動の疲れをマッサージで癒すのもいいかもしれません。

宿泊

ドンムアン国際空港内には、簡易宿泊施設スリープボックスがあります。料金は下記の通りで、シャワー使用可能です。空港内にしてはリーズナブルな価格設定です。また、使いたい時間を自由に選べるのは便利ですね。

以上が、ドンムアン国際空港での乗り継ぎ方法と待ち時間の過ごし方になります。トランジットが不安なことも多いですが、空港で過ごす時間も旅の思い出になります。空港での過ごし方も工夫して、旅行を満喫してください。