インドネシア・バリ島の入国審査・出国手続き~税関申告書の書き方、注意点
【2020年最新情報】バリ島に到着したらスムーズに入国するために、デンパサール・ングラ・ライ国際空港での入国審査・出国手続きの流れと所要時間、税関申告書の書き方、注意することなどを解説します。インドネシアには出入国カードはありませんが、税関申告書の記入・提出は必須です。
出典 : Instagram
バリ島旅行に必要なパスポートの有効期間は? ビザは必要?
パスポートの残存有効期間は6か月以上必要
インドネシア・バリ島入国時には、パスポートの有効期間が6か月以上必要です。6か月未満だと、フライトに搭乗できても入国拒否されてしまいます。出発前にパスポートの有効期間を確認しておきましょう。
30日以内の観光はビザ不要
以前は到着時に到着ビザ(VOA:ビザ・オン・アライバル)の購入が必要でしたが、2015年より日本のパスポート保持者は、観光目的の滞在なら30日までビザが免除となりました。
その他の目的や31日以上2か月までバリ島に滞在する場合、デンパサール・ングラ・ライ国際空港の入国審査カウンター付近にビザ取得ブースがありますので、そちらで到着ビザを購入してください。
バリ島の入国審査の流れと所要時間
デンパサール・ングラ・ライ国際空港で飛行機を降りたら、入国審査→荷物受け取り→税関の順に進みます。シーズンや到着時間、混み具合にもよりますが、空いている時で入国審査に30分、空港を出るまで1時間ほど、混んでいれば入国審査に1時間以上、空港を出るまで1時間半から2時間くらい見ておくとよいでしょう。
参考:インドネシア共和国観光省公式ページ「お役立ち情報・インドネシア入国」
入国審査
入国審査(Immigration)では、インドネシア国籍以外のレーンに並びます。入国審査カウンターでパスポートを提出して、入国スタンプを押してもらえば完了です。質問は英語でされるので、観光なら「サイトシーイング」、出張なら「ビジネス」と答えれば問題ありません。マスク、サングラス、イヤフォン、帽子などは外しましょう。
荷物受け取り
乗ってきたフライト名・番号が表示されたターンテーブルで、受託手荷物を受け取ります。もし預けた荷物が破損や紛失していたら、バゲージクレームカウンターで申請して手続きをしましょう。
周辺には荷物を運ぶポーターがいますが、必要なければ断りましょう。法外な値段を請求する悪質なポーターもいるので注意してください。
税関
機内で配られる税関申告書に記入しておきましょう。税関では、申告するものがなければ免税の緑のレーン、免税範囲を超える金品をバリ島に持ち込む場合は赤いレーンに並び、税関職員にパスポートを提示して税関申告書を渡してください。
<免税範囲>
- 通貨:1億インドネシアルピア相当まで
- タバコ:紙巻タバコ200本、または葉巻25本、または刻みタバコ40gまで
- 酒:アルコール飲料1リットルまで
<持ち込み禁止品>
- 麻薬類
- 小火器
- 武器・弾薬
- 爆発物
- ポルノグラフィティ
- 向精神薬
バリ島旅行の持ち物や持ち込み禁止品などについてまとめた、こちらの記事も参考にしてくださいね。
参考:ロコタビ|バリ島旅行の持ち物チェックリスト~必需品から服装まで徹底解説!
税関申告書の書き方
機内で到着前に税関申告書が配られます。申告するものの有無にかかわらず記入が必要で、家族旅行の場合は家族で1枚記入すればOKです。ボールペンを使い、アルファベットで記入しましょう。
①姓名
②生年月日
③職業
④国籍
⑤パスポート番号
⑥インドネシアの滞在先(ホテル名/住所)
⑦便名
⑧到着日
⑨同伴者数(本人を除く)
⑩a-携帯荷物の総数、b-別送荷物の総数
⑪持ち込み品:持っていればYES、持っていなければNOにチェック
a-動物、魚類、植物(動物製品、魚類製品、野菜製品を含む)
b-麻薬類、向精神薬、前駆物質、医薬品、小火器、空気銃、刃物類(刀、ナイフ等)、弾薬、爆発物、ポルノグラフィ
c-1億インドネシアルピア以上の現金又は無記名譲渡可能証券、又は相当外貨
d-旅客1人につき紙巻きタバコ200本以上、葉巻25本又はきざみタバコ100g以上、また、アルコール飲料1Lを超える量。乗務員1人につき紙巻きタバコ40本以上、葉巻25本又は以上又はきざみタバコ40g以上、また、アルコール飲料350mlを超える量。
e-商業用商品(販売品、商品サンプル、産業用品、又は携行品とは見なされないもの。)
f-乗務員1人につき50米ドル;旅客1人につき250米ドル又は1家族につき1,000米ドルを超えるインドネシアへ持ち込む外国製品で、インドネシアを離れる際に持ち帰らないもの。
⑫サイン
⑬日付(日/月/年)
バリ島の出国手続きの流れと所要時間
デンパサール・ングラ・ライ国際空港では、シーズンや時間帯により出国審査やセキュリティチェックに思ったより時間がかかることがあります。遅くともフライト出発時刻の2時間前には空港に到着するようにしましょう。
搭乗手続き・チェックイン
利用航空会社のカウンターで、チェックインをして搭乗券を受け取り、受託手荷物にタグをつけてもらいます。事前にオンラインチェックインをしておけば時短になります。
免税手続き
バリ島を含むインドネシア滞在中に、「VAT Refund for Tourists」の表示がある店舗で1回に50万ルピア以上のお買い物をした場合、デンパサール・ングラ・ライ国際空港のVATリファンドカウンターでVAT(10%、日本の消費税にあたります)の還付手続きができます。購入時にお店でレシートと免税申請書類をもらい、未開封未使用のまま、購入日から1か月以内に出国する場合が対象です。還付手続きには、パスポート、レシート、免税申請書類、購入した商品、航空券または搭乗券が必要です。
商品を預け入れ荷物に入れる場合はチェックイン前、機内持ち込みにする場合はチェックイン後に手続きしてください。
出国審査・セキュリティチェック
出国審査カウンターでパスポートと搭乗券を提示して、出国審査を受けます。パスポートに出国スタンプを押してもらえば完了です。
出国審査が終わったらセキュリティチェックへ向かい、手荷物の検査とボディチェックを受けます。液体物を機内に持ち込む場合は注意が必要です。
<液体物の機内持ち込みについて>
液体物は100ml(g)以下の容器に入れ、容量1リットル以下の再封可能なジッパー付きの透明プラスチック袋(ジップロックなど)に余裕をもって入れてください。
液体物には、ジェル状やペースト状のもの(歯磨き、ヘアジェル等)、エアゾール、スプレーなども含まれます。
1人につき1袋まで機内に持ち込めます。
搭乗ゲート
セキュリティチェックが終わったら、搭乗ゲートを確認して、飛行機の搭乗時刻までに搭乗ゲートに向かいましょう。免税店やレストランでショッピングやグルメに夢中になって、搭乗時刻に遅れないように気をつけてください。
参考:ングラ・ライ国際空港公式サイト「国際線ターミナル・搭乗ゲート・ショップマップ」
出典 : Instagram
まとめ
バリ島に到着したらできるだけ早く空港から出て、ホテルに向かいたいですね。飛行機からなるべく早く降りて入国審査の列に並ぶことをおすすめします。5歳以下の子ども連れや60歳以上、障がい者向けに優先レーンがありますので、該当する方はそちらに並ぶと時間を短縮できます。
バリ島の入国審査についてさらに知りたい方や、疑問点のある方は、ロコタビのサービスを利用して、バリ島在住の日本人ロコに聞いてみるのもおすすめです。Q&Aは無料なので、お気軽に書き込んでみてくださいね。