【2024年】台湾・九份の見どころやグルメまとめ！台北からの行き方やおすすめを紹介

この記事を執筆したライター：台中在住「しーぽ」さん

台湾の真ん中、台中から発信。 ライターや旅のアテンドをしつつ、プライベートでは子育てに奮闘中。子連れに寛容な台湾の優しさに助けられる毎日を過ごす。 小籠包やマンゴーかき氷以外にも魅力いっぱいの台湾！ママ目線を添えて執筆することを心がけている。

【台湾在住者執筆】九份は「千と千尋の神隠し」のモデルにもなったと噂されていて、日本からも観光客が絶えない台湾の人気の観光スポットです。

この記事では、台湾在住ライターしーぽさんが九份観光で見ておきたいおすすめスポットや、現地で楽しみたい人気グルメをまとめました。

台北からのアクセス方法もご紹介します。

レトロでノスタルジックな雰囲気漂う九份の町並みは、一度訪れたら虜になってしまうこと間違いなしです！

千と千尋の舞台になったと噂！九份は台湾の人気観光スポット

Photo by しーぽ

九份は台湾の新北市に位置し、かつての金鉱町としての歴史を持ちます。

独特な雰囲気とノスタルジックな街並みが、「千と千尋の神隠し」の世界を彷彿とさせるとして、観光客に大人気です。

九份のレトロな風景は、まるで映画のセットのような美しさ。台湾映画「悲情城市」の舞台としても有名で、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

九份は台北市内からもアクセスしやすく1時間ほどで行けるので、日帰りで観光できるのも魅力です。

地形柄、雨が多いので足元が滑りやすいことも。歩きやすい靴と、雨具があると安心です。

台北から九份へのアクセスはバスがおすすめ

台北から九份への主なアクセス方法は4種類です。

①：バス
②：タクシー・チャーター車
③：ツアー
④：電車+バス・タクシー

乗り換えいらずでリーズナブルなバスが便利でおすすめです。

それぞれアクセス方法を紹介します。

①：バス

台北市内から直行できる、路線バスを利用する方法です。

九份行きのバスは965番と1062番の2種類が便利。それぞれ乗り場が違います。

乗車にはICカード（悠遊卡）があると便利なので、コンビニで購入・チャージしておきましょう。

965番（台北客運）

1062番（基隆客運）

台湾のバスは時刻表がないので、アプリで何分後に来るのかチェックします。
事前にダウンロードしておくと便利です。

• App Store

• Google Play

②：タクシー・チャーター車

バスよりも値は張りますが、タクシーやチャーター車も便利です。
往復のチャーター車なら、荷物や帰りの心配も不要！

人数が多い場合や、子連れ・シニア旅には特におすすめです。

台北市内から九份までの所要時間は約50分で、チャーター車料金目安は2,000～3,000元（約9,450円〜14,200円）ほど。

タクシー料金は1,000元程度（片道）が目安です。

③：ツアー

オプショナルツアーに参加するのもおすすめです。
台北市内から九份まで連れて行ってもらえるのはもちろん、日本語が可能なガイドさんに案内してもらえるツアーもあります。

④：電車+バス・タクシー

電車とバス・タクシーを組み合わせて九份まで行く方法もあります。車窓の旅を楽しみたい人にぴったりです。

台北駅から台湾鉄道で「瑞芳駅」まで行きます。運賃は50～80元程度で、各停・特急などによって変動します。

瑞芳駅からはバスかタクシーで九份老街に向かいましょう。
バス停は瑞芳駅前にあるので、825・1062・965番または台湾好行「黃金福隆線」バスに乗車します。バスの運賃は15元。

タクシーの場合は200元程度です。

九份のおすすめ観光スポット5選＆見どころ

九份で絶対行きたいおすすめ観光スポットはズバリこの5つ！

①：阿妹茶樓
②：基山街
③：豎崎路
④：昇平戯院
⑤：九彬金山岩

どこもガイドブックの常連で、外せないスポットばかりです。

①：超人気の定番写真スポット「阿妹茶樓」

Photo by しーぽ

九份の超人気＆定番写真スポット「阿妹茶樓」。
千と千尋の神隠しに出てくる建物のモデルになったと噂されている場所です。

こちらは、情緒あふれる茶芸館で、台湾茶とお茶菓子が楽しめます。店内から見える美しい景色や、夕暮れ時のライトアップされたランタンは必見です。

②：メインストリートの「基山街」でグルメを堪能

「基山街」は九份のメインストリートで、入口はセブンイレブンが目印です。
セブンイレブン脇の「舊道口」から散策スタート！

グルメや雑貨など様々なお店が並んでいるので、食べ歩きにぴったり。
400ｍほどの距離ですが、左右にひしめき合うお店を見ながら進むので「時間も胃袋も足りない！」という声が聞こえてきそうです。

③：石階段の路地「豎崎路」でおみやげ探し

「豎崎路」は九分を代表する風景としても知られる、細い階段の路地です。
階段は300段以上あり、夜になると提灯が灯って幻想的な雰囲気に。

階段を登り切ると、鶏籠山や離島の基隆嶼まで見渡せる絶景が広がります。
写真撮影する人でいつもにぎわっていますよ。

お土産やさんや茶屋が立ち並ぶ通りで、道の両側にお店があります。
茶器や筆、オカリナなどが人気です。

人が多い通りなので、貴重品の管理には気を付けましょう。

④：九份で最古の劇場「昇平戯院」

「昇平戯院」は、日本統治時代に建てられた九份最古の映画館です。
九份は金鉱採掘の街として栄えましたが、1986年、金鉱産業の衰退とともに廃業。

九份が観光地として発展したことを受け、2010年に改修を経て博物館として一般公開されました。1960年代の劇場の様子が再現された館内は、レトロな雰囲気がたまりません。

入館無料なので、ぜひ立ち寄ってみてください。
（比較的きれいなトイレなので、休憩場所としてもおすすめ。）

⑤：「九彬金山岩」の展望台で九份の街を一望！

メインストリートの基山街を進んだ先にある「九彬金山岩」は、九份の景色を一望できるお寺です。1917年、日本統治時代に建てられました。

お寺にある展望台からは、九份の山や街並み、海、深澳湾、海に浮かぶ基隆島が見える絶景スポットです。

山の斜面を開拓して発展した、九份らしい姿を眺めてみてください。

九份旅行でぜったい食べたい人気のグルメ・飲食店5選

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九份に行ったら外せないグルメをご紹介します！

階段の上り下りでおなかをすかせて、おいしい九份グルメを堪能してくださいね。

【阿柑姨芋圓】お芋で作ったもちもちのお団子「芋圓」の名店

「阿柑姨芋圓」は、もちもちの芋圓（ユーユエン）が有名なお店です。蒸したタロイモやサツマイモを練って丸めて湯がいた団子で、日本の白玉団子のような感じです。

お芋の甘さが感じられて、ツルモチ食感が大人気の台湾スイーツ！甘く煮た小豆・大豆・緑豆をトッピングしていただきます。夏はアイス、冬はホットで楽しめます。

【金枝紅糟肉圓】ぷるぷる食感の新感覚グルメ「肉圓」が食べられるお店

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「金枝紅糟肉圓」は、台湾のB級グルメとして有名な肉圓（ロウユエン / バーワン）のお店です。「千と千尋の神隠し」でお父さんが食べていたものでは？と言われる食べ物。

さつまいもや片栗粉でできた皮でお肉の餡を包み、蒸して揚げたものです。甘辛いタレをかけていただきます。食感が楽しく、ペロッと食べられますよ。

【阿珠雪在燒】ピーナッツとパクチーの組み合わせがクセになるクレープ

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「阿珠雪在燒」は食べ歩きスイーツとして有名。ピーナッツキャンディーの塊をかんなで削り、春巻きの皮の様なものにアイスとパクチーと一緒に包んだものです。

薄いのにもっちりした皮に、カリカリのピーナッツとひんやりしたアイスがベストマッチ！パクチーがアクセントです。
パクチーが苦手な場合は、注文時に「不要香菜（ブーヤオシャンツァイ）」と伝えましょう。

【阿蘭草仔粿】おいしい草餅が食べられる老舗の人気店

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「阿蘭草仔粿」は草仔粿（草餅）が楽しめる人気店です。モチモチでやわらかい草餅に、小豆や切り干し大根などが包まれています。

甜紅豆（小豆）、鹹緑豆（塩味の緑豆）、鹹菜（高菜）、菜蒲（切り干し大根）、芋粿（タロイモ）とラインナップは全5種類。手のひらサイズで1つ20元とリーズナブルです。

【九份茶坊】雰囲気の良さバツグンのお茶屋さん

「九份茶坊」は、台湾茶やお茶菓子を楽しめる茶芸館です。晴れた日におすすめなテラス席からは、九份の街並みを眺められます。

アンティーク調な家具やインテリアで、店内も雰囲気が良くリラックスできる空間。茶器や茶葉も購入できるので、休憩がてらのお土産探しにもおすすめです。

まとめ：台湾の人気観光スポット「九份」を楽しみつくそう

九份はノスタルジックな雰囲気、幻想的な風景、歴史を感じさせてくれます。日本人だけでなく、世界中から観光客が訪れる観光地としても有名。

台北市内からアクセスがしやすく、日帰りでも楽しめるので、台湾に来たらぜひ足を運んでみてください。

日中と夕方・夜に表情を変える姿や、グルメなど、いつでも九份の魅力を感じられるはず！