シンガポールのWIFI利用ガイド！日本・現地でのレンタル方法や無料WIFI
【シンガポール在住者執筆】海外旅行で気になるのが、現地のWIFI・インターネット事情。
空港など無料WIFIスポットが多いシンガポールですが、制限無しでネットを使うなら、WIFIルーターやSIMカードは必須です。
今回は、シンガポール旅行中のWIFI接続方法と、レンタルWIFIやSIMを「日本で事前に」「現地で当日」手配する方法をまとめました。
シンガポールのWIFI・インターネット事情
シンガポールは、日本と比べても無料のWIFIを提供している場所が多いです。
チャンギ国際空港、ショッピングモール、カフェ、ホテルなど、かんたんな登録やパスワードの入力だけで無料WIFIが利用できるのでとっても便利。
数日間の滞在ならばレンタルWIFIやSIMカードを手配しなくても、無料WIFIだけで十分だという方も多いです。
とはいえ無料WIFIは「速度が遅い」、「利用時間に制限がある」、「セキュリティが万全ではない」など、デメリットもあります。
シンガポールの滞在期間が数週間～と長い方や、制限なしにSNSや地図アプリを使いたいという方は、自分でレンタルWIFIを借りたり現地のSIMカードを利用するのがおすすめです。
シンガポール旅行者におすすめの無料WIFIスポット・接続方法
シンガポール政府の無料WIFIサービス「Wireless@SG」
シンガポールには、なんと政府が提供する無料のWIFIサービスがあります！
その名もWireless＠SG。
「Wireless@SG」というステッカーが貼ってある場所なら、どこでも無料でWIFIに繋ぐことができます。
初回のみユーザー登録が必要なので、チャンギ国際空港に到着後したらすぐ空港で登録することをおすすめします。
スマホから自分でユーザー登録することもできますが、SMSが受信できる現地の電話番号が必要です。
Wireless@SGへの接続方法
- チャンギ国際空港でユーザー登録する場合
空港のインフォメーションセンターで、WIFIに接続するためのユーザーIDとパスワードを発行してもらいます。
発行の際にはパスポートが必要です。
こちらのIDとパスワードを使ってログインすれば、Wireless@SGに接続することができます。
- 自分でユーザー登録する場合
スマホでWireless@SGに接続すると、ユーザー登録画面が現れます。
M1、Singtel、Starhubなど通信に利用する会社を選んで、必須事項を入力すればユーザー登録が完了です。
※ユーザーIDとパスワードはSMSで送られるため、海外ローミングや現地のSIMカードを利用してSMSを受信する必要があります。
チャンギ国際空港の無料WIFI「WiFi＠Changi」
チャンギ国際空港で使える無料のWIFIサービスです。利用上限は3時間まで。
インフォメーションセンターでパスポートを提示して、接続に必要なパスワードを受け取ります。
乗り換え時間にSNSを使うときや、到着後に地図アプリを見たいときなど重宝するので、ぜひ活用しましょう。
WiFi＠Changiへの接続方法
空港の各ターミナルにあるキオスクを利用するか、インフォメーションカウンターでパスワードを発行してもらいます。
どちらの場合もパスポートが必要です。
取得したパスワードを入力すればWIFIに接続できます。
ショッピングセンターの無料WIFI
入り口に「Free WIFI」」というサインのあるショッピングセンターでは、無料でWIFIを利用することができます。
買い物中に翻訳アプリを使ったり、友達とはぐれてしまったときの連絡手段など、何かと重宝するでしょう。
お店によってはSMSでパスワードが送られてくる場合もあるので、その際は海外ローミングか現地のSIMカードが必要になります。
カフェの無料WIFI
シンガポールには無料でWIFIを提供しているカフェが多いので、注文のときにWIFIがあるか聞いてみましょう。
お店の人からパスワードをもらって、入力すれば設定は完了です。ゆっくりコーヒーやお茶を飲みながらネットサーフィンができます。
ホテルの無料WIFI
シンガポールのホテルは、宿泊者ならば無料でWIFIが使えるところがほとんどです。
チェックイン時にWIFIのIDとパスワードをもらいましょう。
宿泊費に無料WIFIが含まれていない場合は有料になるので、予約の際に確認されることをおすすめします。
シンガポール旅行にレンタルWIFIは必要？
「海外旅行に行くときはWIFIルーターをレンタルしていく」という方も多いと思います。
町中に無料WIFIがたくさんあるシンガポールなら、旅行にレンタルWIFIは必要ないと感じるもいらっしゃるかもしれませんが、
快適なネット環境を整えたいなら、WIFIルーターやSIMカードの準備が必要になってきます。
現地の無料WIFIは
- 速度が遅い
- 利用時間に制限がる
- 混み合うと接続できない場合もある
- セキュリティが弱い
といったデメリットがある場合も多く、あまり快適な環境だとは言えません。
それに比べてWIFIルーターやSIMカードを利用してのネット接続は、速度も早くセキュリティも安心。
「旅行中にSNSや地図アプリ、翻訳アプリを活用したい！」という方は、レンタルWIFIやSIMカードの利用がおすすめです。
日本でレンタルWIFIを借りていく場合
日本でレンタルWIFIを借りていく場合、事前にネットで予約して空港でルーターを受け取るのがおすすめです。
1. ネットで利用日やルーターの種類を選んでレンタルの予約をする
2. ルーターの受け取り・返却場所を空港に設定する
3. 日本出発日、空港でWIFIルーターを受け取る
4. シンガポールに到着後、現地でWIFIを利用する
5. 日本に帰国後、空港でルーターを返却する
という流れになります。
各レンタル会社ごとにキャンペーンをしていることも多いので、
ルーターを選ぶ際は数社のウェブサイトをみて値段を比較すると良いでしょう。
参考：
シンガポール到着の当日、現地でレンタルWIFIを借りる場合
シンガポールに到着後、チャンギ国際空港でWIFIルーターをレンタルすることもできます。
人気なのはこちらの「Changi Recommends」という会社です。
レンタル料金はS$10/１日ほど。
シンガポールの空港でルーターの受け取り・返却はできるものの、利用には事前の予約が必要です。
また、予約は英語のウェブサイトからのみ受け付けています。
「数カ国を回るからその国ごとにWIFIを手配したい」という方にはおすすめの方法ですが、
基本的には日本からルーターをレンタルするか、下記のSIMカードを購入するほうが便利だといえるでしょう。
シンガポールで現地のSIMカードを利用する場合
「旅行中につかえる電話番号がほしい」「WIFIルーターを持ち歩きたくない」という方は、現地でSIMカードを購入しましょう。
電話番号があればSMSも使えるので、各無料WIFIのユーザー登録をするときも重宝します。
「SIMカード」＋「現地の無料WIFI」という使い方をすればデータの消費を抑えつつ常にネットに繋げるのでおすすめです。。
プリペイド式のSIMカードはチャンギ国際空港で手軽に購入できます。
１日（２GB/S$7）、1週間（14GB/30SGD）など、旅行者向けのお得なプランもあります。
※現地のSIMカードを使うにはSIMフリーのスマホが必要です。
ご自身のスマホはSIMロックが掛かっていないか旅行前に確認しておきましょう。
SIMカード不要？！ 話題のクラウドSIM
WiFiルーターをレンタルする人も多いと思いますが、海外でネットを使う手段のひとつに、今話題の「クラウドSIM」というサービスがあります。
なんとSIMカードが不要で、全世界100ヶ国以上で使用可能です。
こちらはレンタルではなくクラウドSIM搭載の機種の購入が必要ですが、海外に着いたらスイッチひとつでインターネットへの接続が可能です。
旅行から帰ってきてからも日本国内でも利用可能なので、WiFiサービスはこれ一台でOKです。
特に一度に複数の国に行かれる方には断然おすすめなサービスです。
おすすめはグローカルネット。
こちら初期費用として、機種代、月額基本料金プラス海外利用料が780円（300MB）/日～で利用可能です。
- 参考：グローカルネット
まとめ
シンガポールは無料のWIFIスポットが多いので、旅行者にとってはありがたいですよね。
しかし便利な無料WIFIにも、通信速度やセキュリティが不安定だというデメリットもあります。
旅行中は無料のWIFIだけに頼るのではなく、自分でもネット環境を確保しておけると安心ですね。
今回ご紹介したように、日本からWIFIルーターをレンタルしていくか、現地の空港でSIMカードを購入するのがおすすめの方法です。
ぜひご自身の滞在期間や利用したい通信データ量をもとに、ぴったりの方法を検討してみてください！
また、シンガポールのおすすめのWIFIスポットを知りたい方や、旅行中のネット環境に関して不安のある方にはロコタビの無料Q&Aがおすすめです。
現地在住の日本人ロコたちがあなたの疑問にお答えしますので、ぜひ気軽に質問してみてください。
