シンガポールの天気(年間の気温・降水・UV・湿度)、おすすめの服装・アプリ
【シンガポール在住者執筆】気になるシンガポールの年間の天気・気候を徹底解説! 気温・降水量・UV(紫外線)・湿度などの基本情報に加え、おすすめの服装やお天気アプリについてまとめました。雨の日の観光情報もご紹介するので、ぜひ旅行前にチェックしてみてください。
シンガポールの天気予報は気にしない!
まず、旅行に先立って気になるのが現地の天気予報ですよね。
2019年某日にGoogleで「シンガポール 天気」と調べて出た結果がこちら。
一週間ずっと雨か雷雨…。
せっかくの旅行なのにこんな天気予報だったらがっかりしますよね。
でもご心配なく!
シンガポールの天気予報は大体いつもこんな感じです。
雨マークがついていても、日本のようにしとしと降り続く雨ではありません。
1日のうちごく短い時間だけ「スコール」と呼ばれる激しい雷雨が降り、スコールの後は気持ちの良い快晴が広がるのがシンガポールの天気の特徴です。
なので、
「シンガポールの天気は変わりやすい」
「シンガポールの天気予報はあってないようなもの」
と心がけておくことが、シンガポールの天気とうまく付き合い、旅行を楽しむカギのひとつとなります。
それでは次に、年間の天気・気候をご紹介します。
シンガポールの年間の天気・気候データ
赤道近くに位置するシンガポールは、年間を通して高温多湿の「熱帯モンスーン気候」に属しています。
熱帯モンスーン気候の特徴を過去のデータ(気温・降水量・UV・湿度)を参照しながらご紹介します。
シンガポールの年間の最高・平均・最低気温
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シンガ最高気温(℃) | 30.1 | 31.2 | 31.6 | 31.7 | 31.6 | 31.3 | 30.9 | 30.9 | 30.9 | 31.1 | 30.6 | 30.0 |
シンガ平均気温(℃) | 26.7 | 27.4 | 27.8 | 28.1 | 28.2 | 28.1 | 27.8 | 27.7 | 27.6 | 27.6 | 27.2 | 26.8 |
シンガ最低気温(℃) | 23.3 | 23.6 | 23.9 | 24.4 | 24.8 | 24.8 | 24.6 | 24.5 | 24.2 | 24.1 | 23.7 | 23.5 |
東京最高気温(℃) | 9.6 | 10.4 | 13.6 | 19.0 | 22.9 | 25.5 | 29.2 | 30.8 | 26.9 | 21.5 | 16.3 | 11.9 |
東京平均気温(℃) | 5.3 | 6.1 | 9.0 | 14.2 | 18.5 | 21.8 | 25.5 | 26.9 | 23.3 | 17.9 | 12.3 | 7.7 |
東京最低気温(℃) | 0.9 | 1.7 | 4.4 | 9.4 | 14.0 | 18.0 | 21.8 | 23.0 | 19.7 | 14.2 | 8.3 | 3.5 |
参考元:Weather Atlas
年間を通して最高気温30度と、文字通りの「常夏」です。
7月、8月はスコールが多く、11月、12月、1月は降雨量が多いので若干気温が下がります。
最低気温が20度を下回ることがほとんどないので、寒い冬のある日本にとってはうってつけの避寒地といえるでしょう。
シンガポールの年間の降水量・降水日数
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シンガ降水量(mm) | 243.2 | 159.9 | 185.7 | 178.9 | 171.3 | 162.1 | 158.7 | 175.4 | 169.2 | 193.8 | 256.9 | 287.4 |
東京降水量(mm) | 65.3 | 58.2 | 77.0 | 118.4 | 145.4 | 134.7 | 80.9 | 112.6 | 131.1 | 132.1 | 128.2 | 108.7 |
シンガ降水日数(日) | 15.0 | 11.0 | 14.0 | 15.0 | 15.0 | 13.0 | 13.0 | 14.0 | 14.0 | 16.0 | 19.0 | 19.0 |
東京降水日数(日) | 10.3 | 9.1 | 10.8 | 9.9 | 11.7 | 9.3 | 8.4 | 11.0 | 11.6 | 13.0 | 11.1 | 11.8 |
参考元:Weather Atlas
年末年始は降水量が250mmもあり、年間を通して東京より降水日数・降水量が多いです。
データだけ見るとかなり多く見えますが、これは短時間に大量の雨が降るスコールの影響が大きいといえます。
1日あたりの降雨時間はせいぜい1~2時間、長くても数時間といったところです。
シンガポールの年間のUV(紫外線)指数・湿度
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シンガUV指数 | 12 | 12 | 12 | 12 | 12 | 11 | 11 | 12 | 12 | 12 | 12 | 12 |
東京UV指数 | 2 | 3 | 5 | 7 | 9 | 10 | 10 | 10 | 8 | 5 | 3 | 2 |
シンガ平均湿度(%) | 84.7 | 82.8 | 83.8 | 84.8 | 84.4 | 83.0 | 82.8 | 83.0 | 83.4 | 84.1 | 86.4 | 86.9 |
東京平均湿度(%) | 52.0 | 53.0 | 56.0 | 62.0 | 69.0 | 75.0 | 77.0 | 73.0 | 75.0 | 68.0 | 65.0 | 56.0 |
参考元:Weather Atlas
湿度はずっと80%以上、UV指数は6月、7月以外がMAXの12となっています。
特に3月、4月、5月はギラギラと照りつける太陽なので、外出する際は紫外線対策が必須となります。
蒸し暑く日差しの強い東京の7月、8月をイメージしていただければ、少しは想像がつくのではないでしょうか……。
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以上のデータをまとめると、シンガポールの気候は、
『年中蒸し暑くて、雨がドバっと降る日が多い気候』
であるといえます。
シンガポールの季節ごとの天気・気候、ベストシーズン
単調にみえるシンガポールの気候ですが、厳密には乾季(2月~10月)と雨季(11月~2月)という2つの季節に分けることができます。
乾季(2月~10月)
比較的雨が少なく、晴れの日が多いのが乾季の特徴です。
旧正月が終わった2月ごろから日差しがかなり強くなり、6月ごろには一旦少し和らぎます。
6月から9月ごろには、日本の台風レベルの強風が吹き荒れるスコールがくることもあります。
基本的には気温が高く日差しが強い日が続くので、紫外線対策や水分補給をしっかり行い、熱中症にご注意ください。
雨季(11月~2月)
逆に雨季は雨が降る日が増えます。
といっても日本の梅雨や、他の東南アジアの雨季のように長く降る雨ではなく、ざっと降ってさっと止む雨がほとんどです。
雨が多い分、気温が少し下がるので在住者にとっては比較的過ごしやすい季節です。しかしかわりに湿度が上がるので、日本から旅行で来た人にとっては余計に蒸し暑く感じるかもしれません。
ベストシーズンはいつ?
シンガポール旅行のベストシーズンは一般的には乾季であるといわれています。
できるだけ雨が少ない方が予定が組みやすいですもんね。
しかし乾季も雨季も蒸し暑く、スコールがあることには変わりません。そのため、あまりベストシーズンという考えにこだわらず、他の条件を重視して旅行の日程を決めましょう。
航空券やホテルの宿泊料金が安くなる時期(GW直後や夏休み前)を狙って行く、というものひとつの手ですよ!
雨の日のおすすめ観光スポット
もし旅行中に雨が降っても大丈夫!
シンガポールには雨の日でも楽しめる観光スポットがたくさんあります。屋内アクティビティ、アート鑑賞、グルメ、ショッピングなど楽しみ方はいろいろ。ここではなかでもおすすめの雨天時観光スポットをご紹介します。
シーアクアリウム
セントーサ島にある世界最大級の水族館。800種もの海洋生物を見ることができます。
子どもも大人も楽しめる定番観光スポットです。
Webサイト:S.E.A. Aquarium
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
世界最大級のドーム型巨大植物園です。「クラウドフォレスト」「フラワーガーデン」の光景は圧巻!
雨じゃなくても訪れたい最人気スポットです。
Webサイト:GARDENS BY THE BAY
シンガポール国立博物館
出典 : Instagram
19世紀に開館したシンガポール最古の博物館。シンガポールの歴史や文化を学びたい方におすすめです。
現代アートやインスタレーション作品の展示も行っていますよ。
Webサイト:National Museum of Singapore
TWG Tea Garden
出典 : Instagram
シンガポールのアフタヌーンティーといえばここ。様々な茶葉が揃っており、お土産にもおすすめです。
Webサイト:TWG Tea
ラッフルズ・ホテル Tiffin Room
出典 : Instagram
ちょっと贅沢にランチorアフタヌーンティーをしたいならこちら。2019年8月にリニューアルオープンしました。高級感のある空間で、貴族気分を味わってください。
Webサイト:RAFFLES TIFFIN ROOM
シンガポール旅行の服装
基本的に一年中夏服でOKです。
通常のお買い物やお出かけであれば、Tシャツやノースリーブのトップス・短パンやジーンズ・サンダルといったカジュアルな恰好で問題ありません。
ドレスコードは必要?
高級レストランでの食事やカジノに遊びに行くような場合は、短パンやサンダルは避け、シャツやワンピースといった「スマートカジュアル」な格好でお出かけください。
ドレスコード指定のない一般的なお買い物スポットやレストラン・カフェであれば、カジュアルスタイルが浸透しています。
紫外線対策はしっかりと!
年間を通じてかなり日差し強いので、紫外線対策をお忘れなく。
日傘、帽子やサングラス、薄手の長袖があると直射日光が肌に当たらないのでおすすめです。日焼けが気になる方は、日傘や日焼け止めクリームも活用しましょう。
室内では冷房が強く効いているところもあるので、ストールや薄手のシャツなど羽織れるものがあると安心ですよ!
おすすめのお天気情報サイト・アプリ
最後におすすめのお天気情報サイト・アプリをご紹介します。
最初に「天気予報はあってないようなもの」といいましたが、雨がいつ降りそうか、「ヘイズ」という大気汚染の状況はどうかを調べることは楽しい旅行にするためにも大切です。ぜひ旅行前や旅行中にご活用ください。
ウェブサイト『National Environment Agency』
- 雨の情報:https://www.nea.gov.sg/
- ヘイズの情報:http://www.haze.gov.sg/
シンガポール政府機関による情報です。大気汚染やデング熱といったシンガポールの環境に関する情報が揃っています。
iPhoneアプリ『Singapore Rain Map』
現在地で急な雨が降りそうなときに通知してくれたり、ヘイズの状況を表示する機能などがあります。
雨レーダーマップが5~10分おきに更新されるので、おおまかな降雨予想をすることが可能です。
Androidアプリ『myENV』
上記ウェブサイトのアプリ版です。こちらも同様の機能があります。
まとめ
蒸し暑さ、日差し、急な雨への対策がシンガポールで快適に楽しく過ごすためのカギとなります。紫外線・冷房対策の服装や持ち物の準備だけでなく、雨や大気の情報をチェックすることもお忘れなく。
シンガポールの天気についてもっと詳しく知りたい方は、現地在住の日本人(ロコ)に聞いてみましょう!