カンボジア・シェムリアップの天気と気温、旅行中のおすすめの服装
【カンボジア・シェムリアップ在住者執筆】シェムリアップへの旅行が決まったら持ち物の準備です。現地の気候が分からないとどんな服を持っていくべきか迷いますよね。ここでは、年間の気候の特徴や、旅行中におすすめの服装をまとめました。あなたが旅行へ行く時期の最適な服装をチェックして、旅行準備を万全に整え、旅行を楽しみましょう。
シェムリアップの年間の天気・気候
カンボジア・シェムリアップは北緯13.4°, 東経103.9°に位置しています。熱帯モンスーン気候と言われ、高温多湿です。年間を通して気温の差は少なく四季はありませんが、乾季と雨季があります。
シェムリアップの年間の気温と降水量
シェムリアップは熱帯モンスーン気候のため年間を通して暑いです。年間を通して平均気温は30℃に少し届かないくらいです。年間の平均最高気温は32.6℃、平均最低気温は23.8℃です。基本的には1年中クーラーをかけています。
また降水量については、乾季と雨季により大きく異なります。ただし、雨季でもスコールのため1から2時間程度で雨はやみます。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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シェムリアップ 平均気温(℃) | 29.8 | 33.2 | 34.5 | 35.5 | 33.3 | 32.8 | 32.9 | 32.9 | 31.6 | 31.0 | 31.2 | 31.6 |
シェムリアップ 降水量(mm) | 3.6 | 4.5 | 28.0 | 54.9 | 149.5 | 213.1 | 189.7 | 204.7 | 295.1 | 199.7 | 52.3 | 7.3 |
東京 平均気温(℃) | 4.7 | 5.4 | 11.5 | 17.0 | 19.8 | 22.4 | 28.3 | 28.1 | 22.9 | 19.1 | 14.0 | 8.3 |
東京 降水量(mm) | 48.5 | 20.0 | 220.0 | 109.0 | 165.5 | 155.5 | 107.0 | 86.5 | 365.0 | 61.5 | 63.0 | 44.0 |
※スマホのかたはスライドできます。
出典:日本気象庁
乾季(11月上旬、12月、1月、2月、3月、4月、5月中旬)のシェムリアップ
カンボジア・シェムリアップでは11月上旬から5月中旬が乾季となります。乾季の中にも涼しく過ごしやすい季節と、年間で最も暑くなり外出が大変になる時期があります。涼しい時期は最高の観光シーズンとなり、暑い時期は昼間の外出者がかなり少なくなるという特徴があります。
アンコールワットなどの遺跡周辺は赤土の道が多いです。灼熱の中、雨がほぼ降らない道はカラカラになってしまいます。
そのため服や頭、カバンなどはすぐに砂まみれになってしまうので覚悟が必要です。
砂から目を保護するためにサングラスや、砂を吸い込まないためにもマスクや肩からタオルをかけておくといいかもしれません。
雨季(5月下旬、6月、7月、8月、9月、10月下旬)のシェムリアップ
5月下旬から10月中旬が雨季です。ただし、カンボジアの雨季は日本の梅雨とは異なり一日中雨が降るわけではありません。夕方の1,2時間ほど強い雨が降るという傾向があります。
旅行中におすすめの服装
カンボジアでは年間を通して夏服で過ごします。服装自体は日本の夏服と変わりませんがここでは、参考に男女別のコーディネートを紹介しましょう。
シェムリアップでオススメの服装(男性)
男性はこの写真のような服装をしています。日傘や帽子で暑さ対策をしています。
シェムリアップでオススメの服装(女性)
一方、女性はこのように薄めの服装を着ています。日本の夏服を着るので全く問題ありません。日中に外出する場合は日焼対策を万全にしましょう。乾季には赤土の砂ぼこりが付くので白い服は少し汚れてしまう恐れがあるので注意が必要です。
気をつけたい服装
男性女性共通して気をつけたい服装として「肌を露出しすぎないこと」です。
じりじりと暑い日差し、たくさんの紫外線によって肌が焼かれて傷んでしまいますし、
いくら常夏で暑いといっても、遺跡などの一部施設では肌の露出が多いと拝観を断られることがあります。
また、東南アジア全域では蚊に刺されて「デング熱」にかかることもあり、カンボジアでも感染報告がありました。
レストランなんかでは冷房が効きすぎて寒いなんてこともありますので、一枚薄い上着(シャツやパーカー、カーディガン)をもっておくと良いでしょう。
雨の日のシェムリアップの楽しみ方
カンボジアには雨季と乾季があり、観光するなら一見乾季のほうが良さそうに思えますが、実は雨季がおすすめです。
雨が降ることで空気が澄み遺跡などの観光地は観光客も少なくなりゆっくり見て回れます。
特にシェムリアップ観光で人気の「アンコールワット朝焼け」が美しいのです。
また、雨季は雨がふるおかげで大地に水分が行き渡り砂埃が少なくなります。
一方、乾季は大地の水分がないため、風が強いときなどは砂埃がひどいときがあるので注意が必要です。
そして、雨季のシェムリアップでも雨が降る時間は限定的です。
南国独特のスコールが降るため、2時間ほど経てば雨がやむことが多いです。
スコールが降ってきたらカフェやホテル、またはマッサージなどして時間をつぶすのがいいでしょう。
雨季は宿泊費が安くなることも。お得です。
活発な活動は、雨がやんでからでも十分で、逆にスコールの中の活動は非常に困難であることを覚えておいてもらえたら幸いです。
まとめ
いかがでしたか?カンボジアは常夏の暑い国です。
シェムリアップ観光となると、アンコールワットかと思いますが、日陰がないところが多いです。そのため、暑さ対策はしっかり行って訪問してください。
それでは、シェムリアップの旅行をお楽しみください。