サンフランシスコの旅行ガイド情報

サンフランシスコ国際空港から市内の移動アクセス方法・手段ガイド

【アメリカ・サンフランシスコ在住者執筆】サンフランシスコの玄関口と言えばサンフランシスコ国際空港。今回は、日本からの直行便もあるサンフランシスコ国際空港から市内へのアクセス方法をご紹介いたします。

サンフランシスコ国際空港到着後からの流れ

1. 入国審査

サンフランシスコ国際空港に到着したら、まずは入国審査を受けます。

日本はアメリカの査証免除プログラム対象国なので、日本のパスポート保持者でなおかつ90日以内で渡航目的が観光及び商用であれば、VISAなしで入国可能です。
ただし、事前にESTA取得が必要になります。

ESTAに関してはこちら→在日米国大使館・領事館のESTAに関して

※2016年4月からESTAを取得し渡航する場合、ICチップ搭載のパスポートを所持していることが条件に追加されました。ICチップ搭載のパスポートではない場合、VISAの申請が必要となります。

※90日以内の観光や商用での渡航以外は、VISA取得が必須になります。

入国審査に必要な書類

  • パスポート
  • 税関申告書(ESTA取得者は必要ありません)
  • 帰りの航空券(電子チケット)
  • VISA(必要な人のみ)

APCキオスク(自動入国審査端末)での入国審査

サンフランシスコ国際空港では、下記の条件をいずれかを満たす方は、APCキオスク(自動入国審査端末)で入国審査を受けられます。

  • 米国国籍の方
  • 米国永住権所持者
  • B1、B2のVISA取得者
  • ESTA取得者

※APCキオスクを使っての入国審査は、言語を選択でき、日本語もあります。
言語を選択したら、画面の指示に従ってパスポートの読み取り、指紋検査、写真撮影、税関申告の質問に答えます。最後に紙が発行されるのでなくさないようにしましょう。

2. 荷物受け取り

乗った飛行機の便名が表示されているターンテーブルで、自分のスーツケースなどの荷物を受け取ります。

3. 税関検査

入国審査を受けた後は、税関の検査を受けます。

ここではパスポートとAPCキオスクで発行された紙(APCキオスク以外の人は税関申告書)を提出します。

申告するものがある人は、ここで申告してください。

検査後、パスポートは返却され、APCキオスクで発行された紙(税関申告書)は没収されます。

4. 到着ロビーへ

税関検査後は、到着ロビーへ向かいましょう。

5. 到着ロビー

到着ロビーには、インフォメーションカウンターや両替所などがあり、BART(高速鉄道)やタクシー乗り場への案内表示もあります。

空港での両替方法について


サンフランシスコ国際空港に両替所はありますが、かなりレートが悪く、手数料も高いので、日本で日本円からアメリカドルに両替することを強くおすすめします。

それでもサンフランシスコ国際空港で両替する場合は、パスポートと日本円を準備して、外貨両替所でアメリカドルに両替できます。

サンフランシスコ国際空港からサンフランシスコ市内へのアクセス手段

サンフランシスコ国際空港からサンフランシスコ市内への交通手段は、電車(BART高速鉄道)、路線バス、シャトルバス、タクシー、配車アプリ(Uber、Lyftなど)、レンタカーがあります。
利用する交通手段によって、時間や料金、快適さなどに違いがありますので、旅行前にチェックして自分に最適な交通手段で市内へと向かいましょう。

荷物がスーツケース一つの場合は、電車(BART)が所要時間・料金ともにおすすめです。
宿泊先がBARTの駅から離れていたり、荷物が多い場合は、Uberなど(配車アプリ)をおすすめします。空港から宿泊先まで快適に移動でき、また料金も乗る前に把握でき、英語ができなくても大丈夫です。
BARTとUberの組み合わせもおすすめです。

交通手段 所要時間 料金(現金) 料金(クリッパーカード)
電車(BART) 約30分~40分 9.65ドル 9.15ドル
路線バス 約60分 4.00ドル 3.60ドル
シャトルバス 約40~50分 19~23ドル(会社によって異なる) -
タクシー 30分~50分 35ドル~55ドル -
配車アプリ(Uber) 30分~50分 30ドル前後 -

料金は2019年7月現在

※ホテルによっては、ホテルと空港間の無料送迎サービスがあるので、チェックしてみるといいでしょう。

※レンタカーは、日本から予約すると一日1万円前後から、一週間だと4万円から借りられます。
サンフランシスコ郊外へ行く場合は、レンタカーを検討してもいいかもしれませんが、市内のみの場合は、公共交通機関で十分でしょう。(市内での駐車場確保や一方通行などはとても難しいです)

※クリッパーカードとは、サンフランシスコの交通カード(日本のSuicaやPASMOみたいなカード)です。カード料金は3ドルかかりますが、サンフランシスコで地下鉄やバス、ケーブルカー、フェリーなど乗る場合に割引料金で乗れるので、お得です。
サンフランシスコ国際空港のインフォメーションカウンターで購入できます。
詳しくは、下記の記事を参考にしてくださいね。

【参考記事】

電車のメリットとデメリット(BART 高速鉄道)


(BARTの車内)

空港から市内へ走っている電車は、BART(バート)という高速鉄道です。

BARTは、到着ロビーから案内表示に沿って歩いていくと、BARTの駅があります。


チケットや乗り方については、「サンフランシスコの電車乗り方ガイド(路線図・料金・チケットの買い方・乗り換え)」をご覧ください。

メリット

サンフランシスコ国際空港から市内へは乗り換えなしで行けるので大変便利です。
また、タクシーやUberなどと比べる料金も安く、渋滞に巻き込まれる心配もありません。

デメリット

サンフランシスコ市内のBARTの駅が限られているため、泊まるホテルによっては、駅から地下鉄やバス、タクシーなどを利用することになります。
荷物が多いときは、電車の乗り降りなどは不便でしょう。

路線バスのメリットとデメリット

空港から走っている路線バスは、サムトランズといいます。

お釣りは出ませんので、小銭を用意しておく必要があります。

メリット

路線バスのメリットは、なんと言っても料金が安いということでしょう。

デメリット

路線バスなので、大きな荷物は持ち込めず、基本荷物は一つのみです。

タクシーのメリットとデメリット

サンフランシスコ国際空港到着ロビーの外にある正規のタクシー乗り場から乗ります。

タクシーの乗り方や料金などは、「サンフランシスコのタクシー(Uber、Lyft)の乗り方ガイド~料金、便利なアプリ」をご覧ください。

メリット

タクシーのメリットは、空港から宿泊先など目的地まで、乗り換えなしに一直線で移動できることです。特に天候の悪い日などは快適に移動でき、荷物が重くても問題なく目的地まで行けます。

デメリット

タクシーのデメリットは、料金が高いこと。また、時間帯によっては渋滞に巻き込まれ、到着まで時間がかかります。
正規の乗り場から乗らないと、違法のタクシーに引っかかることもありますので注意してください。

配車アプリのメリットとデメリット

Uber、Lyftはサンフランシスコ発祥の配車アプリで、サンフランシスコ市内はもちろん、サンフランシスコ周辺でも多くの人が利用しています。

乗り方や料金などは、サンフランシスコのタクシー(Uber、Lyft)の乗り方ガイド~料金、便利なアプリをご覧ください。

メリット

タクシーと同じく、目的地まで一直線に移動でき、そして乗る前に料金がわかり、大きな荷物や重い荷物でも移動が快適で、感じのよいドライバーが比較的多いことなど、メリットはたくさんあります。

デメリット

アプリなので、スマホにダウンロードする必要があること、通信環境が必要なことなどがありますが、日本でスマホにアプリをダウンロードして、サンフランシスコ国際空港で空港の無料のwifiにつなげて利用できます。
タクシーやバスと同じで、渋滞に巻き込まれると目的地到着の時間が読めないというデメリットがあります。

Uberサンフランシスコ・ベイエリアの日本語の公式ホームページ

サンフランシスコ市内からサンフランシスコ国際空港までのアクセス手段

市内から空港へ向かう場合も同じです。
ただ暗い時間帯にスーツケースを持っての移動は危険ですので、早朝便や深夜便の飛行機に乗る場合は、タクシーやUberをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?今回はサンフランシスコ国際空港に到着後の流れ、サンフランシスコ市内へのアクセス手段についてご紹介しました。
サンフランシスコ国際空港の入国審査では、混みあう時間帯などはかなりの時間(一時間以上)待ちますので、飛行機を降りる前、もしくは入国審査の列に並ぶ前にお手洗いに行っておくことをおすすめします。またシャトルバスの予約なども入国審査で待つことを考慮して予約しましょう。
わからないことや聞きたいことがあれば、サンフランシスコのロコを頼ってみてくださいね。