サンフランシスコのバスの乗り方ガイド~路線図、料金、おすすめ観光ルート
【アメリカ・サンフランシスコ在住者執筆】交通網が発達しているサンフランシスコでは、電車や地下鉄での移動もできますが、バスの乗り方を知っていると断然便利で、行きたいところに思うように行けるようになります。今回はバスに乗る時に便利な路線図や料金体系、乗り方などをご紹介いたします。
サンフランシスコのバス事情
サンフランシスコのバスは、ミュニという名でサンフランシスコ市営交通局が運営しています。サンフランシスコ市内を網羅しているので、行きたいところに行けてとても便利です。路線も豊富で、チケットの種類もいろいろあるため、事前に計画を立て何番のバスに乗ればいいのか、どこから乗るのかなどハッキリさせると比較的簡単に観光客でもバスを乗りこなせるようになるでしょう。
バスの種類と料金
ミュニには、バス以外にミュニメトロという地下鉄と路面電車もあります。
(電車記事はこちら→「サンフランシスコの電車乗り方ガイド(路線図・料金・チケットの買い方・乗り換え)」
(路面電車の記事はこちら→ 「サンフランシスコのケーブルカー乗り方ガイド(料金・観光名所・路線図)」)
料金
ミュニバスの料金は、ミュニメトロと同じです。
アプリや交通カード(クリッパーカード)や、一日乗り放題パスなど利用するとお得ですよ。
チケットの種類 | 現金 | クリッパーカード | MuniMetro(アプリ) |
---|---|---|---|
片道チケット(一般) | $2.75 | $2.50 | $2.50 |
片道チケット(5歳から18歳、65歳以上) | $1.35 | $1.25 | $1.25 |
1DAY PASS(ケーブルカーは含まない) | --- | --- | $5.00 |
1DAY PASS(ケーブルカーを含む) | $23.00 | $12.00 | $12.00 |
3DAY PASS(ケーブルカー含む) | $34.00 | $29.00 | $29.00 |
7DAY PASS(ケーブルカー含む) | $45.00 | $39.00 | $39.00 |
新料金(2019年7月1日より)
チケットの種類 | 現金 | クリッパーカード | MuniMetro |
---|---|---|---|
片道チケット(一般) | $3.00 | $2.50 | $2.50 |
片道チケット(5歳から18歳、65歳以上) | $1.50 | $1.25 | $1.25 |
1DAY PASS(ケーブルカーは含まない) | --- | --- | $5.00 |
1DAY PASS(ケーブルカーを含む) | $23.00 | $12.00 | $12.00 |
3DAY PASS(ケーブルカー含む) | $34.00 | $29.00 | $29.00 |
7DAY PASS(ケーブルカー含む) | $45.00 | $39.00 | $39.00 |
新料金(2020年1月1日より)
チケットの種類 | 現金 | クリッパーカード | MuniMetro |
---|---|---|---|
片道チケット(一般) | $3.00 | $2.50 | $2.50 |
片道チケット(5歳から18歳、65歳以上) | $1.50 | $1.25 | $1.25 |
1DAY PASS(ケーブルカーは含まない) | --- | --- | $5.00 |
1DAY PASS(ケーブルカーを含む) | $24.00 | $13.00 | $13.00 |
3DAY PASS(ケーブルカー含む) | $36.00 | $31.00 | $31.00 |
7DAY PASS(ケーブルカー含む) | $47.00 | $41.00 | $41.00 |
※4歳以下は無料
※チケットを購入してから120分間、乗り換えができます。(以前は90分だったのですが、2018年9月1日より120分に延長されました!)
- 1 DAY VISITOR PASSPORT (一日乗り放題のパスです。ミュニバスの他、ミュニメトロ、ケーブルカーも乗れます。)
- 3 DAY VISITOR PASSPORT(三日間乗り放題のパスです。)
- 7 DAY VISITOR PASSPORT(七日間乗り放題のパスです。)
※MuniMobileのアプリにはケーブルカーが含まれない一日乗り放題パスもあります。
バスの路線図・時刻表
路線図
※路線図は、パウエル駅のケーブルカー乗り場のところにあるチケットブースで紙の地図(路線図含む)が無料で貰えます。
▲パウエル駅のケーブルカー乗り場のチケットブース
▲無料でもらえるMAP
時刻表
サンフランシスコ市営交通局の公式ホームページの「Muni Routes & Stops」で乗りたいバスを調べると、だいたい何分おきに走っているのか、何時から何時まで走っているのか、今どこを走っているのかがわかるLive Mapが見られます。旅の計画を立てるときにも役立ちます。
サンフランシスコ市営交通局Muni Routes & Stops
バスの乗り方・降り方
1. 地図などを見て計画を立てましょう。
観光したいエリアや行きたい場所を決めましょう。
2. 支払い方法を決めます。
- 現金の場合は、お釣りが出ないので小銭を用意しましょう。
- MuniMobileの場合は、アプリをダウンロードして、基本情報など入力し、チケットを購入しましょう。
- 一日乗り放題パスなどは、事前に購入しましょう。購入できる場所はミュニメトロの駅の自販機、Walgreen’s(ドラッグストア)、ケーブルカーのチケットブースなどで取り扱っています。
サンフランシスコ市営交通局チケットの買える場所
3. 行き先に合ったバス停で待つ
▲バス停
4. バスに乗る
- 現金の場合は、運転手さんのいる前のドアから乗り料金を支払います。乗り換えする場合は、トランスファーチケットを受け取りましょう。
- クリッパーカードの場合は、前方後方のドアどちらからでも乗れます。乗車時にクリッパーカードをタッチする部分にカードをかざしてください。(クリッパーカードの絵が描いてあります)
- アプリの場合は、購入したチケットを有効化し、そのQRコードをかざすか運転手さんに見せます。
5. 降車したい場所が近づいたら、ケーブルコードを引っ張るかボタンを押します。
クリッパーカードは、降車時にタップする必要はありません。乗車時にタップした時間が自動的に計算され、乗り継ぎも120分以内であれば、追加料金なしで乗れます。乗り継ぎの時にタップするのを忘れずに。
バスや電車に便利なクリッパーカード
日本のSuicaやPASMOのような交通カードで、ミュニバス、ミュニメトロ、ケーブルカー、そしてサンフランシスコ国際空港をはじめオークランドやバークレーなど郊外まで行けるバート(BART)やシリコンバレー方面へ行けるカルトレイン、フェリーにまで使える便利なカードです。
カード料金
3ドルかかりますが、小銭を用意する手間も省け、サンフランシスコ市内はもちろん周辺へもクリッパーカードがあると快適に移動できるのでおすすめです。
購入できる場所
サンフランシスコ国際空港のインフォメーションカウンター、ミュニメトロの駅の自動販売機、ケーブルカーのチケットブースなどで購入できます。
クリッパーカードの購入できる場所
写真の右側はシニア用のカードです。65歳以上であれば、パスポートなどのIDを見せれば購入できます。
アプリMuniMobile
MuniMobileは、サンフランシスコ市営交通局の公式アプリで、アプリをiPhoneやAndroidにダウンロードをし、基本情報を入力するとチケットが現金で購入するより安く買えたり、MuniMobileしか買えないパスがあったり、券売機でチケットを購入する手間も省けるので便利でお得なアプリです。
MuniMobileのダウンロード
MuniMobileの使い方
MuniMobileをダウンロードします。
「Create account」をタップし、基本情報を入力します。
「Buy Tickets」より、乗る人の年齢等当てはまるものを選びます。
4.「Choose Your Fare」 より買いたいチケットを選びます。
- チケットを購入します。追加購入したい場合は「Add Another Ticket」より追加できます。
【使い方動画】
バスで行くおすすめの観光ルート
『76X』でゴールデンゲートブリッジを撮影!
76Xのミュニバスは、週末しか運行していませんが、ゴールデンゲートブリッジを渡り、ゴールデンゲートブリッジとサンフランシスコの街並みを写真に収められるスポットに行けます。
車がないとなかなか行きづらい場所ですが、週末であればバスで行け、サンフランシスコらしい素敵な風景を一望できるのでおすすめです。
『25番』でベイブリッジからサンフランシスコを臨む
ミュニバス25番は、ベイブリッジを渡ってトレジャーアイランドに行く路線ですが、ベイブリッジから見るサンフランシスコの街並みは、ゴールデンゲートブリッジからの街並みと少し違って魅力があります。
トレジャーアイランドには、お洒落で素敵なシーフードレストランやカフェもありますので、ぜひおすすめな路線です。
晴れている日には、アルカトラズ島やゴールデンゲートブリッジも遠くに見えます。
まとめ
いかがでしたか?今回はサンフラシスコ市内を走る市営バス、ミュニバスについてご紹介いたしました。アプリを使ったり、クリッパーカードを利用して、お得に快適にサンフランシスコを観光してみてくださいね。バスの乗り方に不安があったり、質問がある時は、サンフランシスコのロコを頼ってみてくださいね。