シチリア陶器とシチリアの布や織物 | パレルモ在住かっちんさんのおすすめお土産

シチリア陶器とシチリアの布や織物

現地語表記:Ceramiche Siciliane e Tessuti Siciliani

【オススメ度】

★★★★★ by かっちん (5個満点)

シチリア陶器とシチリアの布や織物

基本情報

シチリア陶器の起源は古代ギリシャ・ローマ時代にさかのぼり、9世紀にはアラブ人によって釉薬(ゆうやく)の技術がもたらされ、15世紀以降にはスペインからマヨルカ焼きの技法が伝わりました。こうしたさまざまな文化の影響を受け、シチリア独自のスタイルが生まれました。

代表的な産地には、トラーパニのエリチェ、陶器の町として知られるカルタジローネや、芸術性の高いデザインで知られるサント・ステーファノ・ディ・カマストラがあります。特に「ムーア人の頭(Testa di Moro)」と呼ばれる花瓶は、シチリア陶器を象徴する作品として広く知られています。

エリチェにあるお勧めのシチリア陶器と布の店舗
店舗名:Ceramica Ericina
所在地:Via Gian Filippo Guarnotti, 15, 91016 Erice TP
エリチェ唯一のUfficio Postale Poste Italianeのすぐ近くにあります

おすすめする理由と説明

シチリアの陶器は、カラフルで明るい独特なデザインが特徴で、家の中の飾りとして、また普段の食卓用の食器としてもお洒落にお皿に料理を盛り付けるのも楽しくなります。手描きの模様や絵柄は、地中海の影響を強く受けており、花や動物、神話の登場人物などが描かれています。お皿以外にも花瓶、タイル、装飾用の面など多種多様なアイテムが作られています。

シチリアの布と織物もまた、その豊かな文化と歴史を反映したカラフルで魅力的なデザインが特徴です。地中海の陽光や自然、シチリア独自の伝統が織り込まれたこれらの布地は、家庭用のテーブルクロスやカーテン、クッションカバーなどのインテリアに使われるほか、ファッションアイテムとしても人気があります。
特に手織りや手染めの技法による製品は、模様に温かみがあり、植物や果物、幾何学模様、民族的なモチーフが多く見られます。アラブ、ノルマン、スペインなど多様な文化の影響を受けた柄や色使いは、シチリアならではの魅力を醸し出しています。布製品の中にはタペストリーやランナー、バッグ、スカーフなど、実用性と装飾性を兼ね備えたアイテムも多く、日常の中に彩りと豊かさを添えてくれます。

パレルモ在住のロコ、かっちんさん
情報の提供者(ロコ):

かっちん

国内外観光業に関わる仕事(航空会社空港勤務、東京都と鉄道会社の訪日外国人観光案内所、海外ホテル)にトータル9年程従事経験有。 2020年夏~シチリア島パレルモ郊外在住。 2018年〜ドバイ滞在時ロコタビ(当時はトラベロコ)登録、ロコ活動開始。 2023年~シチリア島のロコ活動開始。 専用車での移動、レストラン予約、パレルモ中心地観光アテンド、パレルモ郊外・近郊の街散策等シチリア島...

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