【2019年最新版】メルボルンの現在の治安は? 危険なエリアや注意点を紹介!
【オーストラリア・メルボルン在住者執筆】メルボルンを旅行するときに気になるのが、現地の治安情報ですよね。「世界一住みやすい街」だと言われているメルボルンですが、中には事件や犯罪の起きやすいエリアもあります。今回は、メルボルンの中でも治安の悪いエリアの特徴と注意点、女性が特に気をつけたいトラブル、緊急時の連絡先についてまとめました。
2019年現在のメルボルンの治安は?
メルボルンはオーストラリアの中でも比較的治安の良い都市なので、あまり海外旅行の経験が無い方でも安心して観光を楽しんでもらえるでしょう。
特に市内中心地は深夜でも開いているお店が多く、街灯もあります。繁華街周辺では警察の巡回も念入りにされているので心強いです。
ただ、オーストラリアは多国籍国家なので、アジア人に対する差別意識を持つ人もいるかもしれません。ナイトライフが活発な深夜の時間帯は、
飲酒トラブルや薬物の誘惑も増えやすいです。事件や犯罪に巻き込まれないためにも、夜間は特に複数人で行動するよう意識しましょう。
メルボルン全域で注意したい事件・犯罪
メルボルン全域で特に気を付けたいのが、ホームレス絡みのトラブルです。事件に発展することはほぼありませんが、相手によっては執拗に話しかけてきたり、差別用語を言われることもあります。ショッピングモールや、マクドナルドなどファーストフード店の店内で少額のお金を要求されることもあります。
ホームレスに絡まれた場合は、言い返したり反応することなく対応しましょう。
エリアごとの治安と注意したい事件・犯罪
メルボルンの中でも特にトラブルが起きやすいとされているエリアは以下の5つです。
- メルボルン市内中心部(CBD)
- フィッツロイ(Fitzroy)
- セントアルバンズ(St Albans)
- サンシャイン(Sunshine)
- ダンデノン(Dandenong)
エリアごとの特徴と、トラブルの対処法を詳しくみていきましょう。
メルボルン市内中心部(CBD)で多いトラブルと注意点
メルボルン市内中心部では、アルコールに関するトラブルが多いです。
バーやクラブ、レストランも夜遅くまで営業しているため、酔っ払いに絡まれるなどお酒絡みのトラブルが、頻度は少ないものの実際に起こっています。
東京や大阪でも同様のトラブルがあるとは思いますが、海外旅行先で、しかも英語でトラブルに巻き込まれると一層恐怖を感じるかもしれません。
対策としては、近道だからと小さな路地には入らず、多少遠回りでも常に人通りの多い大通りを選択するようにしましょう。
メルボルン市内中心部はトラムと呼ばれる無料交通機関も夜遅くまで走っているので、夜間はぜひ活用したいですね。
加えて、深夜に出かける際はなるべく複数人で、女性一人での行動は避けましょう。
フィッツロイ(Fitzroy)で多いトラブルと注意点
フィッツロイは、壁画アートや古着屋さん、おしゃれなカフェが有名で、観光地としても人気のエリアです。
日中は治安の良いエリアですが、夜間になるとクラブやバーなどで賑わいます。メルボルンCBD同様、飲酒トラブルに注意が必要です。
心配しすぎもよくないですが、クラブでは違法薬物が出回ってるという情報も聞きますのでご注意ください。
このエリアもトラムが通っているので、夜間はトラムを利用して移動すると良いでしょう。
セントアルバンズ(St Albans)で多いトラブルと注意点
セントアルバンズはメルボルンの北西にあり、特に治安が悪いエリアだと言われています。
凶悪犯罪や大きな事件が起こることもあるエリアです。
オーストラリア国外からの移民が多く住んでいるため、街の雰囲気も他のエリアと少し異なります。
このエリアには立ち寄らないことが一番ですが、万が一足を運ぶ際はタクシーやUberを利用しましょう。
サンシャイン(Sunshine)で多いトラブルと注意点
サンシャインもメルボルンの北西にあり、殺人事件の発生率が高いエリアだと言われています。
オーストラリア人もあまり近づきたがらないエリアです。
宿泊地を選ぶ時もこのエリアは避け、昼間でも1人で訪れないようにしましょう。
ダンデノン(Dandenong)で多いトラブルと注意点
現在は再開発が進んで治安が良くなりつつあるエリアですが、昔は事件や犯罪が起きやすい場所として有名でした。
もしこのエリアを訪れる際は「昔は危険な場所だった」ということを頭に入れておくと良いかもしれませんね。
観光地として有名な「ダンデノン レンジズ国立公園」は同じ地名が入っていますが、全く別のエリアにあるので安心してください。
メルボルンの人気観光スポット・ビーチを訪れるときの注意点
メルボルンは電車で20分もあれば、美しいビーチに簡単に行くことができます。
セントキルダビーチ(St Kilda Beach)やブライトンビーチ(Brighton Beach)などは観光地としても人気です。
人が多く集まる場所だからこそ、危険な目に合わないよう注意しましょう。
- 置き引き
観光名所として有名なメルボルンのビーチですが、日本のビーチのように荷物等を預かってくれる場所がありません。
そのため海水浴をする際に、貴重品の管理は全て自己管理になります。
ビーチに行く際は複数名で、そして必ず1人は荷物を監督する人が必要です。
- 深夜のビーチには立ち寄らない
夜間のビーチでは、お酒や喧嘩、場所によっては薬物関連のトラブルが起こることもあります。
声をかけられても英語が分からない振りをするか「Sorry, I don't have time now(ごめん、時間ないの)」と言い、上手くかわしましょう。
特に女性は、日が暮れる前に帰路につくようにすると更に安心です。
女性旅行者が気をつけたいトラブルと対策
女性がメルボルンを訪れる際は、バーやクラブなどのナイトスポットに気をつけましょう。
女性1人・女性だけのグループで遊んでいると外国人から話しかけられる機会は多く、その甘い誘惑に流される人が日本人に限らずアジア人には多いです。
紳士的で優しいオーラのある人はつい信用してしまいがちですが、「バーで出会った男性と意気投合し、トイレにいく少しの間、荷物を預けたらそのまま持ち逃げされてしまった」という事件も実際に起きています。
ナイトライフに出かける際はかならず複数人で行動し、油断しすぎないようお互いに注意し合いましょう。
メルボルンでトラブルにあったときの対処法
万が一トラブルに巻き込まれた場合は「000」へ電話しましょう。
オーストラリア では救急、消防、警察問わず、まずこちらの番号に電話をし、オペレーターに状況を伝え、必要な対処をしてもらいます。
円滑に情報を伝える為ためにも、出かける際は目的のお店、周辺のストリートや地域名、最寄り駅(電車やトラム)、目立つ建物名などを把握しておきましょう。
緊急を要さない、もしくは改めてトラブルの詳細について話したい場合は「在メルボルン日本国総領事館」へ連絡しましょう。
こちらには日本語対応できる職員さんがいるので、正確に状況を伝え解決方を伺うことができます
在メルボルン日本国総領事館
- 電話番号: 03-9679-4510
- 住所: Consulate-General of Japan,Level 25, 570 Bourke Street,Melbourne
- 受付時間: 月〜金 9:00~12:30、14:00~16:00
- ホームページ: https://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/index_j.html
オーストラリア 政府が運営する「24時間無料電話通訳サービス(TIS)」もおすすめです。
このサービスを利用すれば、日本語を話せるスタッフが電話口を介して日本語⇔英語の通訳をしてくれます。
あくまでも通訳サービスなので、具体的な解決方を聞くことは出来ず、みなさんと警察、弁護士の会話の橋渡し役のようなイメージです。
万が一に備えて、TISの電話番号『131450』をメモしておきましょう。
24時間無料電話通訳サービス(TIS)ホームページ
まとめ
「旅行は大好き!でも海外は少し不安も……」という方も多いと思います。だからこそ現地の治安を事前に把握しておくことは重要です。
メルボルン市内やフィッツロイを観光する際はお酒のトラブルに気を付けて、特に女性は複数人のグループで行動しましょう。
セントアルバンズとサンシャインは事件や犯罪の起きやすいエリアとして有名なので、旅行者は立ち寄らないことが賢明です。
「メルボルンの最新の治安情報が知りたい!」「一人旅は不安だから誰かに観光案内してほしい」という方は、ぜひメルボルン在住のロコに相談してみて下さい。
Q&Aでは無料でロコに質問することもできるので、ホテル選びや観光プランを立てるときにもおすすめです。
みなさんのメルボルン滞在が、楽しくより安全なものになりますように!