フィリピン・マニラのタクシー乗り方ガイド!料金や運転手とのトラブル事例を解説
【2020年最新情報】フィリピン・マニラ旅行中の移動手段として便利なタクシー。今回はマニラのタクシーについて、タクシーの種類、料金、空港やホテルからのタクシーの乗り方、運転手とのよくあるトラブルなど、乗車前に知っておきたい情報を徹底解説します!フィリピンで人気の配車アプリ「Grab」の使い方もまとめました。
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フィリピン・マニラのタクシー基本情報
マニラ観光中の交通手段として、タクシー、電車、ジプニー、トライシクルなどがありますが、一番便利・安心して利用できるのが「タクシー」です。
とはいえ、ぼったくりタクシーが多く、運転手とのトラブルが起こりやすいとも言われているのがマニラのタクシー。
利用する時は安全なタクシーの種類を選んだり、事前に料金の相場を知っておくことが大切です。
タクシーの種類と料金
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マニラのタクシーには、「メーター制」「定額制」2種類のタクシーがあります。
それぞれの特徴や、料金の目安をまとめました。
「メーター制」のタクシー2種類
一般タクシー(白いタクシー)
マニラで最も見かける機会が多いタクシーが、この「一般タクシー」です。
英語では「レギュラータクシー(Regular taxi)」と呼ばれます。
白い車体に、タクシー会社のロゴが書かれているのが目印。
ロゴの表記がないタクシーは違法タクシーなので、乗車しないようにしましょう。
一般タクシーは一番運賃の安いタクシーですが、その分ぼったくりが起きやすかったり、運転手とのトラブルが起きやすいタクシーだとも言われています。
一般タクシーの料金の目安
- 初乗り料金 30ペソ
- 追加料金 250mごとに3.5ペソ
一般タクシーはこんな方におすすめ
- タクシー料金をセーブしたい
- 土地勘がある(または土地勘がある地元の人と行動している)
- 英語で値段の交渉やトラブル時の対応ができる
空港タクシー(黄色いタクシー)
その名の通り、空港を起点としている「空港タクシー」。
英語では「エアポートタクシー(Airport taxi)」と呼ばれます。
黄色い車体が目印です。
認可されているタクシーなので、上記の一般タクシーよりも安全だと言われています。
こちらもメーター制です。
空港タクシーの料金の目安
- 初乗り料金 60ペソ
- 追加料金 300mごとに4ペソ
空港タクシーはこんな方におすすめ
- タクシー料金をおさえつつトラブルの少ないタクシーに乗りたい
- ニノイ・アキノ空港からマニラ市内までタクシーで移動したい
「定額制」のタクシー2種類
クーポンタクシー
クーポンタクシーは、空港からマニラ市内の各所までを定額で移動できるタクシーです。
英語でも「クーポンタクシ―(Cupon taxi)」と呼ばれます。
エアコンが効いていたり、遠回りなどのトラブルもないので快適に移動できます。
料金があらかじめ決まっているので、ぼったくりの心配もありません。
マニラのニノイ・アキノ空港到着後、マニラ市内まで安全に移動したいときにおすすめのタクシーです。
クーポンタクシーの料金の目安
料金は、利用するタクシー会社や出発ターミナルによって異なります。
目安としては、
- ニノイアキノ空港からマニラシティまで 約450~600ペソ
- ニノイアキノ空港からマカティまで 約300~450ペソ
くらいです。
各ターミナルにクーポンタクシーの受付カウンターがあり、配車の手続きや料金の確認もできます。
まれに「〇〇まで〇〇ペソでいけるよ」と手持ちの料金表を見せて客引きをしている違法クーポンタクシーもいるようなので、手続きは必ず空港のターミナルで行いましょう。
クーポンタクシーはこんな方におすすめ
- ニノイ・アキノ空港から市内まで安全に移動したい
- タクシー料金を事前に知っておきたい
ホテルタクシー
ホテルのフロントに依頼して呼んでもらうタクシーです。
一部の高級ホテルでしか利用できないというデメリットはありますが、ホテルと契約しているタクシーが来るので、安心して利用できるのがメリット。
ホテルタクシーも行き先によって料金が決まっている定額制です。
高級ホテル以外のホテルでタクシーを呼ぶ場合、上記の一般タクシー・空港タクシーが来ることが多いです。
心配な方は、下記で紹介する配車サービスの「Grab」が使えないか聞いてみると良いでしょう。
ホテルタクシーの料金の目安
泊まるホテルによって異なるので、フロントデスクのスタッフに確認しましょう。
ホテルタクシーはこんな方におすすめ
- 宿泊先のホテルから安全・快適に移動したい
フィリピン・マニラで使える配車サービス「Grab」
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マニラでタクシーの配車サービスやライドシェアを使いたいときに役立つのが「Grab」というアプリです。
利用するには事前の登録が必要なので、少し手間がかかりますが、東南アジア(シンガポール、マレーシア、タイなど)で普及しているアプリなので、アジア圏をよく旅行される方は登録しておくと便利です。
Grabアプリでは、配車サービスの他にも、食べ物のデリバリーやバスの予約もできます。
また、マニラのニノイ・アキノ空港ではGrab専用の配車カウンターもあるので、ご自身のアプリが無い方はこちらを利用するのもおすすめ。
Grabの配車サービス3種類を紹介
Grab taxi(グラブタクシー)
「Grab taxi」は、Grabのアプリを介してタクシーを呼ぶことができるサービス。
料金はメーター料金+呼び出し料金で50ペソがかかります。
基本的には上記で紹介した一般タクシーと同じですが、運転手の評価システムがあるため、ぼったくりやトラブルの危険性が低いというメリットがあります。
Grab taxiのメリット・デメリット
- 〇料金が安い
- 〇Grab carよりもつかまりやすい
- ×メーター制なので遠回りされるトラブルもたまにある
- ×乗車前に料金を知ることができない
Grab car(グラブカー)
「Grab car」は、Grabに登録している一般のドライバーによる配車サービス。
乗車する車もタクシーではなく一般の車なので、快適に移動したい方に人気です。
料金は乗車前にアプリ内で確認できるので、ぼったくりの心配もありません。
ただし、Grab taxiよりも割高であることが多いです。
Grab carには、6人乗り以上の大型車を選べる「6 seater」や、ハイエンドな車種を選べる「Premium」などのオプションもあります。
Grab carのメリット・デメリット
- 〇事前に料金を知ることができる
- 〇タクシーよりも車内が快適なことが多い
- 〇オプションが多い
- ×人気のためつかまりにくい
- ×Grab taxiよりも割高なことが多い
Grab share(グラブシェア)
「Grab share」は、複数の乗客で1台の車を相乗りするライドシェアサービスです。
それどれの目的地を巡りながら移動するので、遠回りになりますが、その分料金はGrab carよりも安いです。
Grab shareのメリット・デメリット
- 〇料金を事前に知ることができる
- 〇料金がGrab carよりも安い
- ×他の乗客の目的地にも寄るので遠回りになる
- ×相乗りなので車内がすこし窮屈になことも
Grabアプリのダウンロード
Iphoneの方はこちら
Androidの方はこちら
マニラのタクシーの乗り方を解説
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マニラでタクシーを手配→目的地に移動するまでの流れをご紹介します。
ニノイ・アキノ国際空港からの詳しいタクシー移動方法は↓コチラの記事
で詳しく解説しています。
1.乗車するタクシーを決め、手配する
乗車するタクシーの種類を決めたら、それぞれの方法でタクシーの手配をします。
空港から乗車する場合
一般タクシーや空港タクシーを利用する場合、専用のタクシープールに並びます。
クーポンタクシーやGrabを利用する場合は、専用のカウンターで手続きします。
ショッピングモールから乗車する場合
ショッピングモールにもタクシープールがある場合が多いので、並んで乗車を待ちます。
街中でタクシーを拾う場合
日本と同様に手を挙げてタクシーを止めます。
車体に「TAXI」という表記や「タクシー会社のロゴ」が表記されているか確認しましょう。
2.乗車して運転手に行き先を伝える
タクシーが来たら、ドアを自分で開けて乗車します。
その後、運転手に行き先を伝えるか、手書きの住所を見せましょう。
- 例「Please take me to〇〇」(〇〇まで連れて行ってください)
※メータータクシーの場合、メーターを回すように必ず伝えましょう。
- 例「Can you turn the meter on?」(メーターを回してくれますか?)
3.目的地に着いたら料金を支払う
目的地に着いたら、料金を支払います。
クレジットカードは使えないことがほとんどなので、現金が主流です。
500ペソや1000ペソなど高額紙幣の場合、お釣りがないこともあるので、100ペソ以下の小額紙幣を多めに持っておきましょう。
端数はチップとして運転手に渡すと喜ばれます。
4.降車する
料金を支払ったら、車内に忘れ物がないかよく確認してから降車しましょう。
タクシー乗車時によくあるトラブルと注意点
料金のボッタクリ
タクシーの運転手とのトラブルで、一番多いのがぼったくりです。
- メーターが使えるか乗車の時に必ず確認する
- 「〇〇まで〇〇ペソ」と料金を指定してくるメーター制タクシーに乗らない
- 少し割高でも定額タクシーやGrabを選ぶ
ことを徹底することでトラブルを避けることが出来ます。
車内に忘れ物をしてしまった
車内に忘れ物をしてしまったら、利用したタクシー会社に問い合わせます。
そのためにも、タクシーに乗る際は
- タクシー会社の名前
- 乗車・降車の場所と時間
- 車のナンバープレート
を控えておくと安心です。
まとめ
フィリピン・マニラのタクシー事情についてご紹介しました。
「トラブルが多い」というイメージが大きいフィリピンのタクシーですが、定額タクシーやGrabの配車サービスを利用すると、比較的安全に乗車できます。
特に、空港から乗る一般タクシーや、街中で捕まえる流しのタクシーでのトラブルが多いので、少し手間でもショッピングモールなどのタクシープールから乗るのが安全です。
後でトラブルに気づいたときのためにも、乗車したタクシーの会社名やナンバープレートを控えておくと良いでしょう。
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