【2020年最新】マニラのニノイ・アキノ空港を徹底ガイド!市内への移動方法を解説
【フィリピン・マニラ在住者執筆】初めてのフィリピン旅行でも安心!マニラの「ニノイ・アキノ国際空港」について、空港のターミナル情報と、空港からマニラ市内へのアクセス方法(バス・タクシー)をまとめました。気になる空港内の治安や、周辺のおすすめホテル情報についても解説します。
フィリピン・マニラの玄関口「ニノイ・アキノ国際空港」基本情報
マニラのニノイアキノ国際空港は、メトロマニラ首都圏の「パサイ」と「パラニャーケ」の堺に位置します。
「ニノイ・アキノ」という呼び名で知られるフィリピンの政治家「ニノイ・ペニグノ・シメオン・アキノ・ジュニア上院議員」を記念して名付けられた空港です。
以前は「世界一不便な空港」とも言われていたマニラのニノイ・アキノ国際空港ですが、フィリピン政府の改善もあり、近年は空港の治安や利便性も向上しつつあります。
ニノイ・アキノ国際空港のターミナルは4つ
ニノイ・アキノ国際空港には4つのターミナルがあります。
利用する航空会社によって発着のターミナルが異なるので、移動の際には航空券に記載されているターミナル番号をよく確認するようにしましょう。
日本人が利用する機会の多いターミナルは、「ターミナル1」と「ターミナル3」が一般的。マニラを経由してフィリピンの他の年に行く場合は、「ターミナル4」が使われることが多いです。
ニノイ・アキノ国際空港のターミナル一覧
ターミナル | 発着便 | 航空会社 |
---|---|---|
ターミナル1 | 国際線 | JAL、大韓航空、チャイナエアライン、ジェットスターなど |
ターミナル2 | 国際線・国内線 | フィリピン航空専用 |
ターミナル3 | 国際線 | セブパシフィック航空、全日本空輸(ANA)、デルタ航空等 |
ターミナル4 | 国内線 | エアーアジア・ゼスト、タイガーエアー |
ターミナル1,2は徒歩で移動できる距離にありますが、ターミナル3,4への移動は、距離が離れているので、無料のシャトルバスを使うのがおすすめです。
各ターミナルの「Terminal Transfer Counter(ターミナル移動カウンター)」で無料のシャトルバスのスケジュールや乗車場所を確認しましょう。
ニノイ・アキノ国際空港からマニラ市内までの移動方法
ニノイ・アキノ国際空港からマニラ市内への移動方法は、「タクシー」と「バス」が一般的です。
ここでは各移動方法のメリットやデメリット、料金の目安をご紹介します。
タクシーでの移動方法
ニノイ・アキノ国際空港から乗車できるタクシーには、4種類のタイプがあります。
それぞれの特徴をまとめたので、自分に合ったタクシーを選んでみてくださいね。
マニラのタクシー情報や配車アプリ「Grab」については↓コチラの記事
でも詳しくご紹介しています。
レギュラータクシー(白色のタクシー)
空港からマニラ市内まで、いちばん安く移動できるのが「レギュラータクシー」です。
初乗り料金が40ペソで、その後距離ごとの料金が加算されます。
メリット
- マニラ市内まで安く移動できる
デメリット
- メーターが壊れたなどと言い、メーターを回さない「ぼったくりタクシー」に会う可能性も。乗車する際にはメーターが使えるか確認するようにしましょう。
- フィリピン人も多く利用するタクシーなので、タクシー乗り場が混んでいることが多い。
エアポートタクシー(黄色のタクシー)
エアポートタクシーは、乗り場に係員が在中しており、レギュラータクシーよりも安全性が高いタクシーです。
乗客の氏名、行き先、タクシーのナンバーを記載した用紙を持たせてくれるので、トラブル時や緊急時にも役立ちます。
料金は、初乗り料金が70ペソ、その後300メートルで4ペソが加算されます。
メリット
- レギュラータクシーよりも安全性が高い
デメリット
- レギュラータクシーよりも割高
- まれにチップをしつこく請求するドライバーがいる
クーポンタクシー(バンタイプのタクシー)
クーポンタクシーは、行先によって距離が決まっている定額のタクシーです。
乗り場で「行き先」を告げ、「行き先、料金、タクシーのプレートナンバー&会社」を書いた用紙をもらい、目的地に着いたら指定料金を支払います。
メリット
- 料金が定額なのでぼったくりの心配がない
デメリット
- レギュラータクシーよりも割高。(値段が倍以上する場合も!)
Grabタクシー(配車サービス)
タクシーの配車アプリ「Grab」のサービスです。Grabのアプリをダウンロードしていない人でも利用ができるよう、各ターミナルにGrabタクシーの配車カウンターが設けてあります。
カウンターの係員に「行き先」「名前」「電話番号」を伝え、配車をしてもらいます。その後「運転手の名前」「ナンバープレート」「料金」が書かれた用紙をもらい、タクシーの到着を待ちましょう。
メリット
- 事前に伝えられた料金のみ支払えば良いのでトラブルが少ない
- エアポートタクシーやクーポンタクシーよりも安い
デメリット
- レギュラータクシーよりも少し割高
バスでの移動方法
バスの種類は大きく分けて2種類。荷物が多い方や、主要エリアまで快適に移動したい方にはおすすめです。
プレミアムエアポートバス(UBE Express)
プレミアムエアポートバスは、空港とマニラの主要都市部を繋ぐバス。
2016年に導入されたばかりの新しいサービスです。
項目 | 詳細 |
---|---|
運行時間 | ターミナル3は24時間運行 ターミナル1、ターミナル2は8時〜22時ごろ |
運行間隔 | 30分おきに1本間隔 |
料金 | 300ペソ |
経路 | 1. ENTER TAINMENT CITY ROUTE(SMモールオブアジアまで) 2. ROBINSONS ROUTE(エルミタのGO HOTELまで) 3. MAKATI ROUTE(アヤラマカティー) 4. GRAND PRIX ROUTE(ビクトリーライナーパサイまで) |
荷物 | 大きなスーツケースも持ち込み可能 |
チケットの購入方法 | 各ターミナルの専用カウンターで購入 |
※もっと詳しい情報はUBE Expressの公式ウェブサイトでご確認ください。
ホテルのシャトルバス(無料の場合も!)
宿泊先のホテルによっては、空港からのシャトルサービスを行っている場合があります。
シャトルサービスが無料ホテルも多いので、使わない手はないですね。
ホテルを予約する際は、シャトルサービスの有無もチェックしてみましょう。
ニノイ・アキノ国際空港の治安について
海外旅行で気になる、現地の治安情報。
ここでは、マニラで空港に滞在するときに注意したいポイントをまとめました。
空港内でも治安には注意が必要
現在、ニノイ・アキノ国際空港はセキュリティー管理が厳しくなってきているので、航空券を持つ旅行者以外は空港内に入ることができなくなっています。
身元が確認できた人だけが空港内に入れるので、空港内の治安は市内に比べても良いはずです。とはいえ、航空券のチェックがしっかり行われず、見送りの方が空港内にいるのが目撃されたという情報があったり、まだ手放しに安全だとは言えない状況のようです。
空港内で仮眠をとらない、荷物を席に残して離れない、荷物は自分で運ぶなど、特に貴重品の管理には気を配ることをおすすめします。
マニラの空港内でよくあるトラブル
仮眠は基本的にNG
荷物の管理を徹底するためにも、マニラの空港内での仮眠はおすすめしません。
また、空港のエリアによっては、仮眠が禁止されている場合もあります(違反すると罰金です!)。
マニラ出発前や到着後、仮眠をとりたい時は、空港の近くにあるホテルを利用されるのがおすすめです。
「荷物持ち」はトラブルのもと
空港を移動中、まれに「荷物を持ちましょうか?」と声をかけられることがありますが、「No,thank you(結構です)」と断るようにしましょう。
荷物の中に密輸目的の危険物をこっそり入れられたり、スリにあったり、チップを請求されたりといったトラブルに繋がる可能性が高いです。
空港利用料の不正な請求
航空券を購入するときは、空港利用料を併せて支払うことが一般的です。
しかしこの空港利用料を「まだ支払っていない」として、不正に請求されるという被害がまれにあるようです。
トラブルを防ぐためには、航空券を購入したときの控えなど、空港利用料を支払ったことが証明できる書類を携帯されると安心です。
空港の近くで泊まるなら!「リゾーツ・ワールド・マニラ」のホテルがおすすめ
マニラ到着が遅いとき、早朝にマニラを出発するときなど、空港の近くにあるホテルに泊まることができれば便利ですよね。
そんな時におすすめなのが、マニラの巨大リゾート「リゾーツ・ワールド・マニラ」です。
ニノイ・アキノ国際空港から徒歩3分ほど(ターミナル3から移動の場合)の距離なので、アクセスも抜群!
ホテルの他にもカジノやレストラン、ショッピングモール、スーパーマーケット、映画館、ミュージカルシアターなど、エンターテイメントも充実しています。
「リゾーツ・ワールド・マニラ」のホテル一覧
2020年1月現在、リゾーツ・ワールド・マニラ内には8つのホテルがあります。
- マキシムス・ホテル
- ホリデイ・イン・エクスプレス
- マリオットホテル・マニラ
- ベルモント・ホテル・マニラ
- ヒルトン・マニラ・ホテル
- シェラトン・マニラ・ホテル
- ホテル・オークラ・マニラ
- サヴォイ・ホテル・マニラ
ホテルの詳細や予約は、リゾーツ・ワールド・マニラのウェブサイトをご覧ください。
まとめ
フィリピン・マニラの「ニノイ・アキノ国際空港」について、空港のターミナル情報、市内へのアクセス方法、空港の治安、周辺のホテル情報をご紹介しました。
アクセス方法が「バス」と「タクシー」の二択なので、少しアクセスは不便ですが、Grabタクシーやエアポートタクシーなどを使えば、比較的安く・安全に移動できます。
予算に余裕のある方は、定額のクーポンタクシーやエアポートシャトルを利用するのもおすすめ。
宿泊するホテルがシャトルサービスを行っている場合もあるので、予約の際にチェックしてみましょう。
また、空港内はマニラ市内と比べれば治安が良いものの、100%安全だとは言えない環境です。
特に荷物の管理には注意が必要。仮眠も基本的にはおすすめできません。早朝や深夜に空港を利用する予定の方は、空港の近くにあるホテルに泊まるようにしましょう。
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現地在住の日本人ロコたちが、皆さんからの質問をお待ちしています。