旅行前に確認!フィリピンのコンセント・電圧・変換プラグ完全ガイド
【フィリピン在住者執筆】フィリピン旅行や留学を計画中に気になるのが現地の電源事情です。フィリピンのコンセント形状や電圧は、日本と異なる「Cタイプ」や「Aタイプ」が主流で、電圧は220Vと高め。
そのため、変換プラグや電圧に対応した準備が必要です。この記事では、フィリピンのコンセント事情をわかりやすく解説!
旅行中に便利な変換プラグの選び方や、スマホや家電の使用方法まで、知っておきたい情報をぎゅっとまとめました。快適でストレスフリーな旅を楽しむために、ぜひ参考にしてください!
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フィリピンのコンセントはAタイプ・B3タイプ・Cタイプの3種類!
フィリピンのコンセント形状は主にAタイプ、B3タイプ、Cタイプの3種類が使われています。
この中でも、日本と同じAタイプが最も一般的で、多くのホテルやレストランで使用されています。
とはいえ、場所によってはB3タイプやCタイプのコンセントも見られるため、複数のタイプに対応できるマルチ変換プラグを持って行くと安心です。
ちなみに3つ穴があるB3タイプははエアコンや冷蔵庫など高電圧の電気製品のアースで使用するものなので旅行者は通常は使用しません。
フィリピンには日本だけでなく海外から電化製品が輸入されており、さまざまな形状のプラグがあります。
コンセントの形状はAタイプが主流
フィリピンでは日本と同じAタイプ(縦長2つ)のプラグがそのまま使えるところがほとんどです。そのため変換プラグは基本必要ありません。
写真のような形状のコンセントが多いですが、Aタイプのプラグをそのまま差し込んで問題ありません。
しかし、地方や古い施設では、Aタイプ以外のCタイプの形状が使われていることもあるため注意が必要です。
旅行の際には、念のため変換プラグを用意しておくと、どのような状況でも安心できますね。
変換プラグを買うなら日本で買って行こう
フィリピン旅行を予定しているなら、変換プラグは日本で事前に購入しておくのがおすすめです。
現地でも購入できますが、観光エリアや空港では価格が高く設定されていることが多く、種類が限られる場合もあります。日本国内では、家電量販店やAmazonや楽天などのオンラインショップで幅広いタイプの変換プラグを安価で手に入れることができるため、事前準備がスムーズですよ。
また、Aタイプが主流のフィリピンですが、B3タイプやCタイプのコンセントも使用されているため、マルチ対応の変換プラグを選ぶと安心です。準備をしっかりしておけば、現地での充電や電化製品の使用に困ることはありません。
マルチは必要ないという方は、Cタイプを買っておけば問題ないでしょう。
フィリピンの電圧について
フィリピン・マニラの電圧は220V、周波数は60Hzです。日本の電圧100V、周波数50/60Hzとは異なります。
このため、マニラで日本の電化製品を使用する際は注意が必要です。
特徴 | 日本 | フィリピン(マニラ) |
---|---|---|
電圧 | 100V | 220V |
周波数 | 50Hz(東日本)、60Hz(西日本) | 60Hz |
プラグのタイプ | Aタイプ | Aタイプ、B3タイプ、Cタイプ |
ほとんどのスマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどの電化製品は「100V〜240V」に対応しているため、そのまま使用できますが、電圧が100Vのみに対応している家電製品(特にドライヤーやヘアアイロンなど)は変圧器が必要です。
コンセントの形状は日本と同じでも、日本とフィリピンでは電圧が違います。
間違った使い方をすると思わぬトラブルになりかねませんので注意しましょう。
変圧器が必要ないものと必要なもの
「電圧が違うなら、変圧器が必要?」と思うかもしれませんが、実際は一般的な旅行であればあまり必要ありません。
上の写真のように「100V-240V」と記載されているものは、「海外対応タイプ」といって世界中の電圧に対応しているため変圧器を通さずに使用することができます。海外旅行で使用するようなスマホやカメラなど、多くの電化製品がこの「海外対応タイプ」となっています。
上の写真のように、対応電圧が100Vとなっている製品を使用する場合は変圧器が必要です。
ただし、消費電力(ワット数)が大きい製品には対応電力が大きめの変圧機を使用しなければなりません。ワット数がそこまで大きくない場合は、小型の変圧器を使用して電圧を変えることで使用可能になります。
【変圧器が必要か確認するポイント】
①:使用する製品の電圧範囲を確認する(アダプターや製品本体に記載)。
電圧表示が100Vの場合:変圧器が必要
電圧表示が100V-240Vの場合:変圧器は不要
②:変圧器が必要な場合は、消費電力(W数)に応じた変圧器を用意する。
【スマホ(iPhone・Android)、パソコンの充電】
Apple製品やその他のスマホは全世界対応(海外対応)タイプ(100V~240V)なので、そのまま充電できます。プラグもAタイプが使えるので変換プラグは必要ありません。
【ドライヤーやヘアアイロンの使用】
日本のドライヤーやヘアアイロンは、対応電圧が100V-120Vの製品が多いため、そのままフィリピンで使用することは難しいです。
モーターを内蔵しているドライヤーや電熱器具であるヘアアイロンは、消費電力の2~3倍の対応電力を持った大型の変圧器が必要になります。
そのため旅行用の小型の変圧器では使用できないケースがほとんどです。
対応策としては以下の3つがあります。
- 現地のホテルに備え付けられたものを利用する
- 海外対応のもの(100V-240V)を購入する
- 現地で購入する
カール用ドライヤーなどどうしても使用したいものがあれば、海外対応タイプのものを1つ持っておくと良いです。
以下のように、真ん中の切り替えスイッチで100-120V/200-240Vの切り替えが出来ます。
使用する際はくれぐれも切り替えをお忘れなく!
ヘアアイロンは、小さいものであれば現地でも1000円程度で購入できるので、マニラやセブ島・ルソン島などによく行く方は、現地での購入することも検討しましょう。
【延長コード・電源タップ】
意外に盲点なのが延長コードや電源タップ(タコ足コンセント)。日本の製品は通常100V用なのでマニラに持ってきてそのまま使うのは危険です。どうしても必要であれば現地で簡単に購入しましょう。
フィリピンの街中の充電スポット
フィリピンの観光中、スマホの充電がしたい場合に充電ができる電源のある場所をご紹介します。
空港
ニノイ・アキノ国際空港など、待合エリアに『CHARGING STATION』と書かれた充電スポットがあります。数十箇所コンセントが設置されていますので、iPhoneやノートパソコンなどの電圧が対応した電化製品であれば、そのまま充電することができます。
空港では「GlobeFreeWiFi@NAIA」などの無料Wi-Fiも利用できるので、ちょっとした調べ物や連絡を空港で済ませてしまうことも可能です。
⇒【関連記事】ニノイ・アキノ空港を徹底ガイド!市内への移動方法を解説
ホテル・ゲストハウス
以下のような日本人がよく利用するホテルでは、主にAタイプ・マルチタイプのコンセントが、部屋のサイズに応じて必要な分設置されています。
- シェラトン・マニラベイ
- ニューワールドマニラベイホテル
- パン・パシフィックマニラ
- ネットワールドホテル
ゲストハウスは一つの部屋に2~3つほどの最低限のコンセントしか設置されていない場合が多いので、電源タップ(タコ足コンセント)などがあると便利です。
カフェ・コーヒーショップ
フィリピンのカフェでは電源が使用できることが多いです。
例えばマニラのBo's Coffee(ボスコーヒー)などのコーヒーショップであれば、店舗にもよりますが壁側やカウンター、ソファー席などで電源が利用できます。
留学生やビジネスマンが多いので、大抵のカフェでは無料Wi-Fiが利用でき、パソコン作業が可能です。
よくあるトラブル・注意点や対処法
コンセントやプラグに関してよくあるトラブルや対処法をご紹介します。
変換プラグや変圧器を忘れてしまったときは?
一部のホテルでは貸し出しサービスを行っているので、ホテルのスタッフに確認してみましょう。
【役立つフレーズ】
「変換プラグ/変圧器を貸していただけませんか?」
⇒May I borrow a plug adapter / a transformer please?
中級レベル以上のホテルであれば、変換プラグを貸し出している場合がありますが、変圧器を貸し出しているホテルはまれです。
心配な方は事前にホテルに変換プラグや変圧器の有無を問い合わせてみるとよいでしょう。
スマホやパソコンなどの充電なら変圧器は必要ありません。
変圧器購入の際に気を付けるべきポイントは?
変圧器は日本の家電量販店はもちろん、ネット通販でも手軽に購入することができます。
容量に大きく左右されますが、価格は3,000円から5,000円といったところ。購入の際は様々な注意点がありますので、以下を参考にしてください。
変圧器の選び方
消費電力が大きい電化製品を使用する場合や、長時間連続して使用したい場合は、定格容量の大きな変圧器を用意する必要があります。以下を目安にしてください。
モーター内蔵器具や電熱器具を使いたい場合 → 消費電力の3倍以上の定格容量を持つ変圧器を購入する。
電化製品を30分以上連続して使用したい場合 → 消費電力の1.25倍以上の定格容量を持つ変圧器を購入する。
コンセントが足りない場合は?
滞在先で使えるコンセントの数が足りない場合は電源タップ(延長コード付き)の購入を検討しましょう。最近ではスマートフォン、電動歯ブラシ、シェーバーなどUSBで充電できる電子機器が多いので、USB差し込み口がついた電源タップがあると重宝します。
まとめ
フィリピンのコンセントはAタイプ!変換プラグは必要ありません。
フィリピン旅行中に電源探しや充電で困ることは比較的少ないと思いますが、スマホで写真やビデオをよく撮る方は、モバイルバッテリーなどを持参すると安心ですね。
事前に持っていく電化製品の電圧をちゃんと調べておいて、快適で楽しい旅行にしましょう!
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