amegoさん

タイでの求人について

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amegoさん

はじめまして、タイへの移住を考えて仕事を探しています。
現在、農家に農業技術の指導をする仕事に従事しています。タイでも同じような仕事を希望していますが、農業指導の求人がありません。または農薬メーカーや農業機械を販売するような会社を探しています。
タイでは農業の技術職のニーズはないのでしょうか?
ご存知の方よろしくお願いします。

2023年11月16日 22時39分

青山幹雄さんの回答

バンコク在住のロコ、青山幹雄さん

🍃 タイは農業国で、仕事はあります 🍃

1988年から高度経済成長が始まったタイ王国
日系企業が退去して押し寄せ年率二桁のGDPの伸び
現在はそれが終わり新たにアセアンのコアとして活躍してます

確かにその経済成長の主役は「 工業 」であり
現在では大きく育った工業団地がタイ経済の牽引役です
毎日のように更新される求人もその殆どが工業に関するものです

しかしながらタイは元々が「 農業国 」であり
現在でも労働人口に占める農民の割合はトップです
つまり国の輸出金額においても、農業は工業と並ぶ主要な産業です

◼️四十代までの独身者という事で書かせて頂きます
五十代以降では極端に求人への幅が狭まってしまいます
今どきタイで仕事した事がある、タイ語が堪能な若手はいくらでもいるからです

また妻帯者で、同居するか、日本に仕送りする場合
ここでは雇用形態 (駐在員または現地採用) で数倍の給料の差
うまく就職できない場合は生活資金が不足するなど、人生設計に問題が生じます

◼️最も生活水準が高く就労できるのは「 駐在員 」です
上記で触れたように、やはりタイで働くなら駐在員がお勧めです
身分措置から各種手当、生活環境に至るまで手厚い保護が受けられるのが魅力です

ですが基本的に駐在員は社内から選抜し、派遣するのが普通です
なので余程のコネや実力が無いと、入社して直ぐにタイへの駐在は困難です

しかしながら現地採用でその会社に入り、駐在員になる道もある
特に実力のある人や、博士号を持っていて独自の技術がある人は優遇されます

◼️現地採用でも農機具メーカーへ就職できます
現在募集していない企業でも、日本本社へ問い合せしてみることです
日本本社からタイの現地法人に問い合せしてもらえます

例えば日本の三大農機具メーカーはすべてタイに事業拠点があります
即ち、クボタ・イセキ・ヤンマーの御三家ですが、それぞれスタイルが違います

◼️肥料・農薬などでは「 CP 」から始めるのが良いです
同社は、業界では世界第五位の農業コングロマリットであり
グループ企業数が多過ぎて、各会社に勤める社員でさえ全体を知らず
都心のシーロムにあるHQ (CPは三つHQがある) に通うことになります

タイの農業分野でのローカル企業はあまたあります
CPのような財閥系や大企業、例えばベタグロなどの大手も多い
それでもCPは横綱級として、農業省や国と連携して事業開発を行っています

例えば「 F1 」などの研究や事業開発には積極的で
プラーニンと呼ばれる大衆魚、日本でも一時期流行った泉鯛ですが
このティラピアを品種改良して、淡水魚でも臭みのないプリプリの魚を創りました

◼️タイ人農家への技術指導は個別案件になります
一番良いのは日本政府か公共団体、あるいはタイ政府や地方自治体です
日本側でもタイ側でも、それぞれ個別に当たってみることです

私も1985年にこの国へ来たのは外務省の青年海外協力隊です
今ではシニアボランティアも加えられ、一回応募してみるのも良いかも知れません

ただ派遣国は希望は聞いてもらえますがその時の要請国あり次第です
ですので国際協力事業団 (JICA) へ問い合せ、タイでの活動先を探る手もあります

タイ政府や地方自治体などは面白く、彼らも興味を持つでしょうが
いかんせんタイ語ができないとあまり話が進みませんのでハードルがあります

以上ですが、前職でタイの厚生省や通産省へ相談に行ったとき
やっぱりタイ人は親切だな〜〜と思いました、日本なら本省は一見さんオコトワリ

トマト農家へ日本式の最新栽培技術を教える
NFT+独立ポット耕栽培+24時間IT生産管理による安定生産で
糖度が8度のプレミアムトマトを作って売るなんて、とっても夢がありそうです (^^)

2023年11月17日 16時15分

この回答への評価

amegoさん
★★★★

回答ありがとうございます。
お礼が遅くなり大変申し訳ありません。
タイは農業国で農業に関する仕事に大きな可能性があることがわかりました。タイは物価が安い反面、教育には日本以上にお金がかかり、何とか駐在員待遇で行けるとこを探しています。
一般の求人サイトではそのような求人は全く出てこなかったので、諦めかけていました。肥料や農薬メーカー検索してみます。
果菜類を日本で指導していますので、その方面ではお役に立てるのではと思います。タイは年間を通じて暖かいため、コストをかけず果菜類が作れるし、とても伸び代があると思います。そして、何よりタイの農家の所得が上がり、農家に喜んで貰えれば嬉しいです。困っている農家の為になる仕事を是非タイでしたいです。

2023年11月24日 20時32分

追記

バンコク在住のロコ、青山幹雄さん

生活を考えれば駐在員で来るのが良いです
しかし、当たり前ですが会社の事業方針に従わねばなりません

それは貴方の場合、必ずしも幸せに働くことには繋がらないかも知れません
若いうち、人生に「 熱 」があるうちは、力一杯自分を試しても良い

私も1985年に、外務省の青年海外協力隊でこの国に来ました
それは一途に、タイ王国の、タイ人の、役に立ちたいという願いからです

◾️取り敢えず駐在員、そして飛翔へ
この国で働いていない訳ですから、右も左も分かりません
観光で来るというシーンと、まったく別の世界が広がっています

なので駐在員の就職先を見つけてこの国で働き
そして時期を見て、まだ「 熱 」があるのなら飛び出せば良いと思います

◾️どんな分野でも、農業・水産業なら先ずはCP
世界第五位の農業コングロマリットという事業体は、この国そのものです
傘下にどれだけの会社があるか、セブンイレブンもここではただの子会社です

つまり食料の生産 → 食品の加工 → 食品の販売という
一気通貫型の総合・統合ビジネスが「 食 」の分野でも展開されています

もちろん通信事業体まで持っているコングロマリットな企業です
その傘下に、農業分野の開発では「 Chia Tai Co., Ltd. 」という会社があります

もちろん肥料や土壌改良剤なども取り扱っていますが
植物工場などの新しい農業 (それはもう農業ではなくバイオ工業ですが)

などにも取り組んでいる、CPグループの子会社で本社がバンコクにあります
なのでもしCPでの就職を考えているのなら、ここに来て門を叩くことになります

タイ人は親切です、垣根も低い、以前は厚生省や通産省の本局にノーアポで行き
担当官と商品開発の問い合せをしたこともありますが、日本では考えられませんよね

電話やメールではなかなか伝わらないものです、ここで就職活動することは
貴方にとって良い、素晴らしい経験に繋がると信じてやみません、どうか御幸運を!

2023年11月25日 12時45分

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