日本人学校への通学について
m3twさん
今夏に旅行兼移住検討のためバンコク訪問を予定しています。
小学生の娘がおり、日本人学校について情報が欲しいです。
どなたかお子様が日本人学校に通われている、もしくは過去通っていたことがあるロコ様はいらっしゃいませんか。
または日本人学校の情報に詳しい方はいませんでしょうか。
現地でお話しを聞かせていただきたいです。
2024年5月23日 23時21分
キヨさんの回答
こんにちは。
東南アジアに仕事で関わり30年、バンコクに拠点を移し19年になります。
先ずは「バンコク日本人学校」で検索してHPをご確認いただくのが良いと思います。
一応ざっくり紹介すると…
■児童数:小学部の生徒数2000人を超え、各学年9-14クラスで構成されるマンモス校。
中学部は400名あまり。
高校部はありません。
10年ほど前に中高合わせて3000人を超えましたがここ2年でまた増加傾向になっています。
■学費:入学金16万バーツ(約64万円)、学費が年間約15万バーツ(約60万円)。ですので初年度は130万円程かかります。
タイローカル校よりは歴然と高く、多くのインター校よりは安い設定。
その他教材費等が必要。
■通学:立地が多くの日本人が居住するエリアからはやや離れており(道程にして6-7㎞)、通学は多くの子供がスクールバスを利用。
電車等は無く、それに代わる手段となると自家用車あるいはタクシーになります。(要・親の同伴)
バスの運営は民間のモントリー社に委託しており学校の管理外。
バス代は通学日数分の日割りチャーター代を、学年ごとに頭割りしており変動しますが、概ね学期ごとに2‐3万バーツ(8-12万円)ほど。年間で30万円程かかります。
対象範囲やルートもモントリー社に委ねられていますが、概ね東西はソイ・エカマイ~アソーク・モントリ通り、南北はラマ4世通り~ニューペップリー通りの範囲。渋滞を避けるために朝は6時半前後に自宅でピックアップ。
帰宅時は雨など悪条件が重なると渋滞で最長2時間ほど掛かることもあります。
■教科書:日本領事館で無償配布されます。(要・事前申請)
などなど…
通学方法や一年中プールの授業があるとか(笑)等に違いはありますが「日本の街なかにある普通の小学校」と理解頂いてズレは無いと思います。良くも悪くも日本そのものです。
ただし駐在員家庭の子女が中心…という事で結果的に家庭のエデュケーションレベルもスクリーニングされていますので、学力平均値は日本の公立に比べると高い。勿論親の教育熱も高め。
中学から日本に戻る(中学受験する)子も多いので6年生は少な目。
一方で基本的には「いずれ日本に戻る子のための小学校」なので、普通に通って英語やタイ語が堪能になる…とかは無いです。
上記したように高校部が無い(それとは別に日本語カリキュラムの高校「如水館」がありましたが、この春閉校になりました)ので、質問に書かれている通り「移住」ということであればお子様がその学齢に達したときに進学はどうされるか?を考えておく必要があります。
オプションとして、大きくは下記の3択。
1.日本に帰って進学(帰国子女枠が使える)
2.N高、S高などのオンライン高校に進学
3.インター校に進学
仮に3.のインターの場合は当然英語カリキュラムとなりますので、できるだけ早い段階(小3以下が理想。遅くとも小学校卒業までには…)でのインター編入を強くお勧めします。
詳しくお知りになりたければ改めて質問ください。
では!
2024年5月24日 12時10分
この回答への評価
詳細なご回答をいただきありがとうございます。高校やその先を見据える必要がありそうですね。大変参考になりました。検討いたします。
2024年5月25日 0時24分
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