ひかるさん

ハルツ地方についての質問

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ひかるさん

ハルツ地方のQuedlinburgとWernigerodeに興味があり、いつか行ってみたいと思っております。
しかしインターネットで調べてみてもハルツ地方の治安に関する情報が見付けられない為、質問させていただきます。

ハルツ地方がある旧東ドイツは格差があり治安が悪いと目にしましたが、やはりハルツ地方の小さな町も治安が良くないのでしょうか。
また、上記の2つの町にも移民の方々は多く暮らしていらっしゃるのでしょうか。
そしてドイツ国内(取り分け北ドイツ)を走る鉄道内は安全なのでしょうか。

とても素敵な町なので1週間程滞在したいと考えており、1週間滞在するとなるとやはり治安が一番心配です。
自分でも色々と調べてはいるのですが分からない事が多い為、教えていただけますと幸いです。

因みに治安については夜出歩かない、バッグのファスナーは必ず閉めるなど基本的な事は日本国内でも気を付けております。
そしてドイツ語はある程度話せるレベルです。

拙い文章で申し訳ございませんが、よろしくお願い致します。

2022年10月11日 3時57分

直美さんの回答

カールスルーエ在住のロコ、直美さん

ひかるさん
こんにちは。ハルツ地方はとても良いところです。ヴェルニゲローデには一昨年の夏に行きましたが本当に魅力的な街でした。

まず、「旧東独が格差が大きくて治安が悪い」という認識は正しくありません。旧西独との所得格差はドイツ統一30余年を経て随分少なくなりました。治安が悪いというのは、おそらく極右政党支持者の多さに起因する情報でしょう。難民受け入れを機に市民の不満を煽ることで極右政党が勢力を伸ばしているのは事実です。でもそういう極端な市民はごく一部で、また移民の数は西ドイツと比べものにならないほど少ないです。西独では1950年代から移民を受け入れてきており、ドイツ社会の一部になっていますが、東独市民はまだ移民に慣れていないために抵抗感を持つ人も多かったのではないでしょうか。最近東独の大きな街であるドレスデンに行きましたが、移民の人々も社会に溶け込んできている印象を受けました。(以前には見かけなかったレバノン料理のお店があってとても流行っていました。)
「移民」と「難民」の認識も大切です。2015年頃にドイツには多くの難民が押し寄せましたが皆が難民認定されてドイツに定住しているわけではありません。「経済難民」と呼ばれる働き口や豊かな暮らしを求めてドイツにくる人々は基本的に難民認定されず、送還されます。難民認定を受けた人々は生活の基盤が出来るまでサポートを受けた後、住居と仕事を得て自活していきます。「移民=犯罪者、治安が悪い」という認識はとても差別的ですのでご注意ください。私はドイツ人の夫と結婚してドイツに住んでいますが統計的には「移民」となります。
もちろん移民のバックグラウンドがある犯罪グループもありますが、普通の暮らしをしていれば接することはまずありません。ましてやハルツ地方のような田舎はまず心配ないはずです。もし気をつけるなら移民よりネオナチですが、私自身ネオナチを間近に見たことは過去25年で一度もありません。ただ、極右のデモに遭遇したら少し距離を置いた方が賢明です。
ドイツ鉄道は基本的に安全ですが、置引きに気をつけて荷物から目を離さないようにしてください。(治安はともかく、ドイツ鉄道はよく遅れるのが困りものです。)
それでは楽しいドイツ旅行になりますように!

2022年10月11日 7時52分

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