ロンドンで気軽に入れるパブが知りたい
YASUさん
英語がしゃべれなくても気軽に入れるパブ、いいところあれば教えてください。
2019年6月20日 13時44分
あむりさんの回答
パブというところにどういうイメージを持っておられるのかわかりませんが、イギリスのパブにはだいたいにおいて2種類あります。
地元の人間にとって、パブでランチとかディナーというと、ちょっときょうは奮発するぞという感じになります。こういった場合のパブは、中高級レストランです。毎日日替わりのメニューがあり、飲んで食べるとけっこうお財布にきます。中の調度もシックな感じやアンティーク調に整えてあるところが多く、裏にはガーデンがあって、外でも飲食できるようになっており(冬にはヒーターが出ます)、場所によっては小さい子供が遊べるように、ちょっとした遊具がおいてあるところもあります。こういうパブは、言ってみれば日本のレストランに近い感じですから、普通に入って普通にメニューから注文して座って食べればいいです。英語もメニューさえ読めればOKで、特に自分がいっしょに行った人以外と話す必要も機会もありません。もちろんパブですから、ドリンクはカウンターで注文ですが、バーテンダーの後ろに素通しの冷蔵庫があるので、指させばいいですし、生ビールは目の前にそれぞれ銘柄が表示されていてこれまた指させばOKですので、話す必要はありません。
もう一つのタイプのパブは、あまり食事を出さず、勤め帰りの人達などが主に飲みにくるパブです。ホットドリンクは冬でもありません。お酒とソフトドリンク、あとは乾きもののおつまみがちょっとあるくらいです。こういうところは、大画面のTVがあって、男の人達がわいわいいいながらスポーツ観戦していたりします。今日はどこどこのマッチがあるよ!というような黒板がそとに出ていて、それを見て入ってくる人も多いです。そういう群れに入っていっしょに観戦したり語り合ったりしたいのでしたら、こういうところがいいでしょう。こういう庶民的なパブでは、月曜がクイズナイト、火曜はカラオケ、水曜はバンド演奏というように、毎週イベントが決まっていて(外の黒板に書いてあります)、そういうイベントが好きで参加したければ、そういう日を狙っていけばいいでしょう。こっちのタイプのパブは、基本はずっと立ちです。つまり座っている人はほとんどいません。ですから、足が疲れているときにはお勧めしません。こっちのタイプのパブでも、ガーデンがあるところもあります。
ロンドンセンターの観光客狙いのパブはちょっとイレギュラーですから、庶民的で気軽に入れるパブをお望みでしたら、住宅街のパブをお勧めします。パブはほんとにどんな地方都市にいってもどこにでもありますので、歩いていてここはよさそうだなと思ったら入ればいいのです。「気軽に入れないパブ」という方が珍しいくらい、パブというのはそもそも庶民的な場所です。Public Bar(庶民のバー)がそもそもの名前の由来ですから。ただちょっと覗いてみて、深閑としてカップルがキャンドルの明かりを前に座って食事をしているような感じだったら、ここは上記前者のタイプのパブだなと思って、避けるか、またはレストランとしておおいに利用されたらいいと思います。どちらにしましても、英語はまったく(メニューさえ読めれば)不要です。
2019年6月20日 17時21分
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