バクテーもしくはパクテー | クアラルンプール在住PHさんのおすすめ料理・食べ物

バクテーもしくはパクテー

現地語表記:Bak Kuk Teh

【オススメ度】

★★★★★ by PH (5個満点)

バクテーもしくはパクテー

基本情報

マレーシアがまだ英国の植民地であった頃、中国本土よりやってきた中国人(福建人)が故郷の料理に習って作り出したのが発祥である。彼らは主に港で苦力として働いていたが、重労働の彼らにとって安くて良い栄養補給源になった。低賃金の苦力は解体した後に残った「削ぎ落しきれなかった肉片がついた骨」を利用したため、それが「肉骨」の名の由来と言われている。そしてそれが広がり今では肉もかなり良くついた骨を使って作るマレーシアの地元料理となった。クアラルンプール近郊の港町クラン (Klang /旧 Kelang) は発祥の地として知られ、店も多い。

おすすめする理由と説明

マレーシアでは、日本のラーメン屋さんのように「肉骨茶」ショップがいたるところにあり、それぞれ具の中味や漢方の配合が違っています。食べ方も千差万別ですが、必ずあるのがダークソイソース。独特の黒いソースは深いコクと味わいがあり、肉骨茶をさらに引き立たせます。

もともとスープご飯だっただけに、今でもスープをご飯にかけたり、ご飯をスープに浸したりして食すのがマレーシアスタイル。スペアリブをホロホロになるまで煮込んだスープは、にんにくと漢方の作用もあって、意外にもさっぱりしていてとっても美味です。