インチョン(仁川)の旅行ガイド情報

仁川(インチョン)の地下鉄の乗り方ガイド(路線図・料金・切符の買い方・乗り換え)

【韓国・仁川在住者執筆】仁川旅行へ行く前に読めば安心! 地下鉄の乗り方を徹底的に解説します。路線図や乗り換えアプリ、料金体系、交通カード、実際の乗り方をご紹介します。終わりにはQ&Aをまとめました。

韓国首都圏の地下鉄は、ソウル、仁川、京畿道、忠清南道までつながっており広範囲を移動できます。
また現在も新線建設、区間の延長工事を行なっており、さらに便利になっている韓国の地下鉄。
交通費も日本より安く、5~10分に1本間隔で運行している為、待ち時間もそんなになく大変便利です。

仁川の地下鉄の基本情報

仁川市内を通る線は6つ。
空港から仁川市内に出る路線は空港鉄道で、途中仁川地下鉄1・2号線などに乗り換えが可能です。

1号線 ※路線図内の青色のライン

西は仁川、北は京畿道、南は忠清南道まで結ぶとにかく広範囲なライン。
区間によっては快速もあります。
仁川の出発点はチャイナタウンのある仁川駅、途中富平(プピョン)、ソウル駅も通過します。京畿道の水原、忠清南道のアサンまで行き、現地の人たちの生活に欠かせない路線です。

空港鉄道線 ※路線図内の水色のライン

仁川空港とソウル駅を結ぶライン。
一つひとつの駅の間隔が広く、停車駅が少ないため早いです。
途中金浦空港や弘大なども通り、キャリーバックを持った観光客の利用が多いです。

【関連記事:仁川空港から仁川市内への移動アクセス方法・手段ガイド

仁川地下鉄1号線 ※路線図内の水色のライン

仁川の北は桂陽区、南は延寿区(松島)を結ぶライン。
途中南洞区も通り、仁川の広範囲を移動できます。

仁川地下鉄2号線 ※路線図内のオレンジ色のライン

仁川の西区と南洞区を結ぶライン。
2016年の7月末にできた線で無人自動運転です。

水仁線 ※路線図内の黄色のライン

仁川と水原方面を結ぶライン。(厳密には京畿道の始興市)
仁川駅を出発し、途中延寿区、南洞区を通過、京畿道へ行くことが可能。
この線が再開する前は、仁川から水原に行く際には一度ソウルに上らないといけなかったので、時間と手間が短縮され大変便利になりました。

7号線 ※路線図内のカーキー色のライン

仁川の富平(プピョン)から途中ソウル江南方面、京畿道まで続くラインです。
広範囲を走っており、仁川から江南方面へ行くときに便利な線です。

地下鉄の乗り方・切符の買い方

1. 乗降駅をチェック

地下鉄路線図を見て、どこからどこの駅へ行くのか、どこで乗り換えをするのかを確認。

2. 駅へ

柱に地下鉄のマークがあるので韓国語が読めなくても分かりやすい。

3. 乗車券または交通カードを購入

1回用カードの販売・交通カード(T-money)のチャージ機。
画面下に「日本語」があるので、スムーズに購入できます。

4. 改札を入る

緑色の矢印があるところが通れる箇所。
右側カードの絵があるところにカードをかざすと「ピッ」と音が鳴ります。

5. 乗車・下車

写真は空港鉄道車内ですが、日本語の表示と日本語放送があるので安心。
ちなみにピンクの座席は妊婦優先席、消火器横に見える3席もお年寄りや体の不自由な人のための優先席なので座らないようにしましょう。

6. 乗り換え

乗り換えの韓国語表示は갈아타는 곳
日本語がない場合もあるので、覚えておくと役に立つでしょう。
乗り換えするラインの色と矢印が出ているので、それに沿って乗り場まで行きます。
ちなみに空港鉄道から別の線に乗り換えをする場合、乗り換え改札口を通過しなければなりません。この場合カードをかざしても課金されませんのでご安心ください。

7. 改札を出る

改札を入った時の要領と同じで、カードをかざし音が鳴ったらOK!

乗り換えアプリ

地下鉄アプリ
지하철종결자: Smarterのダウンロード

このアプリで路線図が見れます。
出発駅と到着駅を選択し検索すると、所要時間と出発・到着時間、カード利用時の金額が出ます。
Wi-Fiがないところでも検索できるので旅行者には大変便利。

料金と交通カード

1回分の利用カードもありますが、交通カード「T-money」を1枚持っておくと便利です。
現金チャージした分だけカードでの支払いができるプリペイド式のICカードで、日本のSUICAやIcocaなどと同じです。
地下鉄、バスだけでなくタクシーの支払いやコインロッカー、一部のお店で買い物の支払いが可能です。

料金

基本料金

区分 交通カード 1回用カード
一般 1250ウォン 1350ウォン
青少年 720ウォン 1350ウォン
小学生 450ウォン 450ウォン

※1回用カードは運賃とは別に保証金500ウォンが必要(払い戻し可能)
10km以内の移動は基本料金。
追加料金:10~50㎞区間は5㎞ごとに100ウォン追加、50㎞越えると8㎞ごとに100ウォン追加。

一般列車空港鉄道料金(交通カード使用の場合)

駅名 ソウル駅 コンドク ホンデ入口 デジタルメディアシティ 金浦空港 ケヤン コマム 青羅国際都市 ウンソ 空港貨物庁舎
コンドク 1,250
ホンデ入口 1,250 1,250
デジタルメディアシティ 1,250 1,250 1,250
金浦空港 1,450 1,450 1,350 1,350
ケヤン 1,650 1,550 1,550 1,450 1,250
コマム 1,750 1,650 1,650 1,550 1,350 1,250
青羅国際都市 1,850 1,750 1,750 1,650 1,450 1,350 1,250
ウンソ 3,250 3,150 3,150 3,050 2,850 2,650 1,900 1,400
空港貨物庁舎 3,850 3,750 3,750 3,650 3,450 3,050 2,300 2,000 900
仁川国際空港 4,150 4,050 4,050 3,950 3,750 3,250 2,600 2,300 900 900

※スマホの方はスライドできます。
TAGO国家大衆交通情報センター参照

【T-money(交通カード)】

プリペイド式のICカードで、地下鉄・バスで利用できます。
T-money利用でカード割引料金適用、乗り換え割引や早朝割引もあるので、旅行中にぜひ購入しましょう。

  • カード割引料金
    基本料金が1回用カードよりも100ウォン安い。

  • 乗り換え割引
    地下鉄からバスに乗り換える場合、通常だと地下鉄、バスのそれぞれで支払いが必要なのですが、30分以内であれば通し運賃扱いとなります。
    但しバス↔地下鉄の乗り換え、バス↔違う番号のバスの乗り換えのみに適用されます。

  • 早朝割引
    始発~6:30以前で基本料金の20%割引、通常1250ウォンが1000ウォンになる。

T-moneyの購入とチャージ

コンビニや地下鉄の券売機で購入が可能です。
空港のコンビニでも購入・チャージが可能なので、持ってない方は着いてすぐに空港のコンビニで購入するのもよいでしょう。
コンビニでチャージしてもらう際は、店員さんに現金とカードを渡し、충전 좀 해주시겠어요?チュンジョン チョム ヘジュシゲッソヨ?(チャージしていただけませんか?)と言えば良いです。
また駅でのチャージは、先に紹介した「3. 乗車券または交通カードを購入」の機械で「日本語」を選択した後、赤矢印のカードのところを押すと金額が出るので、チャージ金額を選択。

T-moneyカードの使い方

カードの絵があるところにカードをかざすと「ピッ」と音が鳴ります。
数字は上が今支払った金額、下が残金。

T-moneyカードの返却

交通カードは持っていても損はしないので、ほとんどの人が次の旅行の際に使おうと持って帰ると思いますが、払い戻しを希望する場合は駅舎で尋ねるか、清算可能なコンビニで払い戻しをします。カード本体の代金と手数料500ウォンを除いた金額を受け取れます。

韓国観光公社公式サイト交通カードについて

乗る前に知っておくと便利なQ&A

Q : 空港から市内中心部への行き方は?

富平(プピョン)まで行く場合
→空港鉄道に乗ってケヤン駅で仁川地下鉄1号線に乗り換え。

  • 仁川空港第1ターミナル発
    始発―5:25
    終電―23:39(ソウル駅行)

  • 仁川空港第2ターミナル発
    始発―5:18
    終電―23:32(ソウル駅行)
    ※2019.5.30現在

【関連記事:仁川空港から仁川市内への移動アクセス方法・手段ガイド

Q : 時刻表はどこを見れば分かる?

地下鉄アプリで、駅を選択した後に시간표(時刻表)を選択。

Q : 間違えて反対側の改札を通ってしまった時は?

改札端にある優先ゲート。
右側のオレンジ色のところにある緑のボタンを押し、駅員さんへ間違って入ってしまった旨を伝えると開けてくれます。
반대편에 타버렸어요.パンデピョネ タボリョッソヨ(反対側に入ってしまいました)

Q : 地下鉄に忘れ物をしてしまった時は?

降りてすぐに気がついた場合は、すぐに駅の案内センター(役務室)に申告。
時間がたってから気がついた場合は、地下鉄忘れ物管理所(仁川市庁駅)032-451-3650へ電話。(06:00 ~ 23:00年中無休)
仁川交通公社忘れ物処理案内 参照

Q : 駅にコインロッカーはある?

あります。

まとめ

韓国旅行では交通手段として欠かせない地下鉄。
広範囲を移動でき、料金も安いため大変便利です。
韓国地下鉄の乗り方をマスターして、いろんなところに足を延ばしてみてください。