仁川(インチョン)空港から仁川(インチョン)市内への移動アクセス方法・手段ガイド
【仁川在住者執筆】韓国の玄関口の空港といえば仁川国際空港。
今回は、日本からの便も多くLCCも数多く就航している空港、仁川国際空港から仁川市内へのアクセスをご紹介していきます。
仁川空港到着後の流れ
写真:仁川国際空港第2ターミナルの様子
2018年1月にオープン。主な利用航空社は大韓航空、デルタ航空、エアフランス、チャイナエアライン等。
仁川国際空港に到着したら、入国審査、荷物受け取り、税関を経て外に出られます。
空港内は広いので入国審査場までの移動距離も長いですし、イミグレーションで込み合っているとだいぶ時間を取られます。
到着してからの予定はゆとりをもって立てておきましょう。
空港での両替について
写真:仁川国際空港第2ターミナルのウリ銀行
韓国ウォンを全く持ち合わせてない場合は、交通費が必要なため空港で両替をしなければなりません。
また、週末を挟んでいたり遅い時間帯であれば空港でまとめて両替しておくことをおすすめします。
その理由は、仁川はソウルの観光地のように街の小さな両替所がほとんどないので、結局は銀行ですることになるからです。
韓国の銀行も営業時間は4時までで、週末は休みなため、旅行に必要な分の両替を空港でしておくとよいでしょう。
仁川空港から仁川市内までのアクセス手段
地下鉄、バス、タクシーの3つです。
1. 地下鉄(一般列車:空港鉄道線)
一般列車空港鉄道を利用してから、途中仁川地下鉄1・2号線やその他の線に乗り換えが可能です。
乗り換えや所要時間、交通費等はこちらのアプリがおすすめ。
地下鉄アプリ
지하철종결자: Smarterのダウンロード
出発駅と到着駅を選択すると検索可能。このアプリはWi-Fiがないところでも使えるので便利です。
地下鉄空港鉄道乗り場は、第1・2ターミナルともに空港内直結、交通センターの地下1階にあります。「一般列車」と「直通列車AREX」の入口がありますが「一般列車」の改札へ進んでください。
【関連記事:仁川の地下鉄の乗り方ガイド(路線図・料金・切符の買い方・乗り換え)】
2. バス(市内バス・リムジンバス)
仁川空港⇔仁川市内を通過するバスは以下の通りです。
- e6100(九月洞)
- 111(富平)
- 202(ハヌル都市, 青羅国際都市)
- 203(空港新都市, 永宗ハヌル都市)
- 2-1(チャムジン島)
- 222(チャムジン島)
- 223(空港新都市)
- 302(松内駅)※桂陽通過
- 302(ウルワンリ)
- 303(十井洞)
- 303-1(十井洞)
- 306(東仁川)※青羅通過
- 306(ウルワンリ)
- 307(空港新都市、青羅)
- 598(雲西洞)
- 6707B(松島)
- e6104(西昌洞)
- 310(黔丹)
- 330(新興洞)
- 308(金浦)※黔岩駅通過
第2ターミナルまで運航しておらず、第1ターミナル止まりのバスもあるので、必要であれば無料のシャトルバスを利用し第1ターミナルまで移動後、仁川行きのバスに乗りましょう。
3. タクシー
初乗り(基本料金)は3800ウォンで、第1・第2ターミナルそれぞれの決められたタクシー乗り場から乗車します。
仁川国際空港 タクシー利用案内停車場案内を参照。
トラブルや忘れ物、何かあった際に後から確認しやすいように、できればカードで支払い、必ずレシートをもらうようにしましょう。
「レシートいただけますか?」영수증 주시겠어요?(ヨンスジュン ジュシゲッソヨ?)
また、運転手さんのネームプレートに車両番号等書いてあるので、念のためにも写真に撮っておくとよいでしょう。
写真:こちらのタクシーでは車両番号、名前、車庫地、申告センターの番号が後部座席に見えるように貼ってありました。
仁川は広いので、目的地によっても所要時間や料金は変わってきます。
目安として有名なエリアをいくつか挙げておきます。
【富平(プピョン)駅まで】
交通手段 | 所要時間 | 料金(カード利用) |
---|---|---|
地下鉄 | 1時間程度 | 3850ウォン |
バス111番 | 1時間半~1時間30分程度 | 2350ウォン |
タクシー | 1時間程度 | 5万ウォン程度 |
【松島(ソンド)方面】
交通手段 | 所要時間 | 料金(カード利用) |
---|---|---|
地下鉄 | 1時間半程度 | 4050ウォン |
リムジンバス6707B | 1時間程度 | 7000ウォン |
バス303、330、303-1 | 1時間程度 | 2050ウォン |
タクシー | 30分程度 | 3万ウォン程度 |
【東仁川方面】
交通手段 | 所要時間 | 料金(カード利用) |
---|---|---|
地下鉄 | 1時間10分程度 | 3850ウォン |
バス306番 | 1時間程度 | 2250ウォン |
タクシー | 45分程度 | 35000ウォン程度 |
地下鉄のメリットとデメリット
メリット:渋滞に巻き込まれないため、時間に遅れることがなく確実。
車内日本語放送や日本語表示があるので分かりやすい。安い。
デメリット:乗り換えなどあるので荷物が多いと大変。
仁川の松島(ソンド)の方だと地下鉄路線上、遠回りすることになる。(所要時間はバスと同じくらい)
出勤・退勤時間に重なると、車内に人が多いためキャリーバックが邪魔になる。
【関連記事:仁川の地下鉄の乗り方ガイド(路線図・料金・切符の買い方・乗り換え)】
バスのメリットとデメリット
- 市内バス
メリット:乗り換えなく目的地周辺まで行ける。安い。
デメリット:退勤時間等に重なると渋滞する可能性がある。
車内日本語放送なし。韓国語が分からない人や、韓国のバスに乗り慣れていない人は降りる時に多少難しいかもしれない。
退勤時間等に重なり乗車する人が多いと、乗れずに何台か見送ることになる可能性がある。
荷物が大きいと乗車拒否をされる。(303-1、302、303、306、308、111番バスは一人当たり10kg以上の重さ、50×40×20㎤以上の大きさの荷物は持ち込めない。目安としては膝の上に置けるくらいならOK。参考に302番はバス前方に荷物置きスペースあり)
- リムジンバス
メリット:乗り換えなく目的地周辺まで行ける。荷物等の心配は無し。
座席がゆとりある広さなので楽。
デメリット:退勤時間等に重なると渋滞する可能性もある。そこまで安くはない。
タクシーのメリットとデメリット
メリット:運転手さんに伝えるだけで、目的地まで楽に行ける。早い。
デメリット:退勤時間等に重なると渋滞する可能性もある。高い。
仁川市内から仁川空港までのアクセス手段
写真:一般列車、空港鉄道車内の様子
航空会社にもよるかもしれませんが、仁川国際空港では3時間前からチェックインが可能です。時間に余裕をもって行動しましょう。
また第1ターミナルと第2ターミナルを間違えないように事前に確認しておきましょう。
1・2ターミナル間を移動しようとすると、シャトルバスで20分程度、地下鉄で1駅8分かかります。
1. 地下鉄
渋滞の心配や朝の通勤ラッシュのことを考えると地下鉄が一番確実で安心。
仁川市内から空港に向かう際は、第1ターミナル駅の次に第2ターミナル駅の順に停車、第2ターミナル駅が終点です。
先で紹介した地下鉄アプリで時間や料金、始発等を確認しましょう。
2. バス
先でご紹介した通り、乗車している人が多く席が埋まっていると、何台も見送ることになります。また市内バスは荷物の大きさ制限があり、乗せてもらえない可能性があるので、荷物が大きい場合は市内バスは諦めましょう。
仁川は市内バスは多くても、空港リムジンバスが少ないので、荷物が多い観光客はバスの利用が不便です。
また、第1ターミナルまでしか行かないものもあるので、第2ターミナルまで行きたい場合は、第1ターミナルから出ている無料シャトルバスか地下鉄(有料)で移動しましょう。
3. タクシー
込み具合にもよりますが、時間がない時はタクシーが一番早いでしょう。
運転手さんに「時間がありません、すみませんが急いで下さい。」시간이 없어요. 죄송하지만 빨리 가주세요.(シガニオプソヨ、パリカジュセヨ)と伝えましょう。
飛ばしてくれますが危険なので、時間に余裕をもって行動してください。
まとめ
初心者の方、朝早い出発の場合(遅れられない場合)はバスよりも地下鉄の方が安心確実で分かりやすいです。
韓国のバスに乗り慣れている方、荷物が少なく時間に余裕がある場合や、バスの乗車が少ない時間帯(11時頃~16時くらいまで)であれば市内バスの移動も安くて便利です。
公共交通機関の動いていない夜中や朝方、何人かでの利用でタクシーが安くつくと判断した場合はタクシーも楽で良いです。
何を優先させるか、自分にできるかできないか、金額は納得するものであるかを考慮して、ベストなアクセス方法を選んでください。