仁川（インチョン）空港入国審査・出国手続き〜出入国カード、イミグレーション
【韓国・仁川在住者執筆】渡航前にチェックしておけば安心！ スムーズに入国するために、韓国の入国審査の手続きを解説します。入出国の流れや所要時間、入国カード・出国カード・税関申告書の具体的な書き方をまとめました。
仁川空港の入国手続きの流れと所要時間
入国手続きにかかる時間は1時間前後。
スムーズに手続きが完了する場合は40分くらいで済む時もあれば、お昼前～夕方の利用が多い時間帯であれば1時間半かかることもあります。またシャトルトレインに乗って移動する場合はさらに時間がかかるでしょう。
到着当日は余裕をもってスケジュールを立てるようにしましょう。
1. 入国審査
飛行機を降りてから「到着Arrival」の案内表示に沿って入国審査エリアへ。
「韓国旅券」と「外国旅券」で分かれていますから、外国旅券のカウンターに並びます。
順番が来たら、審査員にパスポートと入国カードを提出、画面の指示通りに指紋や顔写真の登録をします。
入国審査に必要なもの
- パスポート
- 入国カード
入国審査で聞かれること
質問されることはほぼありません。何か聞かれるとしても日本語okな場合が多いです。
TIP
お手洗いは我慢できる程度であれば、飛行機から降りてすぐに行かずに、入国審査を通過してから行きましょう！
特に込み合っている時など、わずかな差で団体と被ってしまったり、別の飛行機の入国者が先にどっと並んでしまう場合があります。結果ここで待つ時間が長くなってしまいます。
お手洗いに行くおススメのタイミングは、入国審査後、預け荷物受け取りの前です。（受け取ってからだと、荷物が増えて大変になるので）
2. 手荷物受け取り
入国審査を通過したら預けた手荷物の受け取りです。
どこで受け取るかは、짐찾는곳と書かれた電光掲示板に荷物受け取り場所の番号が示されています。（時間、航空会社、便名、出発地、荷物受け取り場所の番号と向かう方向の矢印）
エスカレーターで1階に移動し、ターンテーブルまで移動しましょう。
また手荷物の破損や紛失があった場合は、手荷物紛失案内カウンターに行き、航空会社の係員に対応してもらいましょう。
仁川空港ホームページ手荷物紛失・破損
3. 手荷物検査・税関申告
税関申告書は旅行者1人につき1枚、家族同伴の場合は家族で1枚です。
申告するものがなくても必ず書いて渡さなければなりません。機内で事前に記入しておきましょう。
免税範囲は以下の通りです。
- 酒類1本（1L以下で400ドル以下）
- 香水60ML
- たばこ200本
- その他の品物は600ドル以下
4. 到着ロビー
出口はA、B、C、D、E、Fのようにアルファベットで分かれており、出るゲートが決まっています。
電光掲示板にEntで表示されているので確認して出るようにしましょう。
到着ゲートは1階です。
空港から市内までの行き方は下記の記事を参考にしてください。
関連記事：仁川空港から仁川市内への移動アクセス方法・手段ガイド
仁川空港の出国手続きの流れと所要時間
通常はそれほど込み合っていませんが、韓国の大型連休や旧名節、夏の休暇の時期など時期によっては大変混雑しています。
チェックイン自体3時間前から可能なので、早めに行って時間にゆとりを持って行動されることをおススメします。
1. チェックイン・荷物預け
仁川空港に着いたら、3階の出発階へ。
電光掲示板で、チェックインカウンターの番号（アルファベット）を確認して移動。
チェックインの列に並びます。航空会社によっては自動チェックイン機もあるので、並ばずに手短にチェックインを済ませることもできます。
また、預け荷物に関しても自動で手続きできるようになったので並ばずに手続きがスムーズです。
仁川空港ホームページ自動預け荷物について
写真:自動預け荷物委託ゾーン
2. 手荷物検査・保安検査
チェックイン手続きが終わったら出国場へ。
出国場の混雑状況は「4.出国前の準備」から確認できます。仁川空港ホームページ
パスポートと搭乗券をスタッフに見せ、出国場へ入場。
申告対象物品があれば、ここで税関に申告しましょう。
この時点でペットボトルの水など液体物は飲むなり処分するなりしましょう。中には持ち込めません。
順番が来たら、持っている荷物をX線検査台の上へ。
係員に搭乗券とパスポートを提示し、手荷物検査とボディーチェックを受けます。
前もって上着は脱いで待機、ブーツなど履いている場合は脱ぐ可能性もあります。パソコンやタブレットPCなどもカバンから出しておきましょう。
3. 出国審査
外国人用の出国審査窓口に並び、係員にパスポートを提示。聞かれることはほぼありません。
仁川空港ホームページ審査の手続き
外国人の自動ゲート利用について
2019年7月10日より、外国人訪問者も韓国から出国する際にのみ自動ゲートで出国審査を受けられるようになりました。
条件として17歳以上で韓国入国時に顔と指紋情報を提供した人、短期訪問を目的としていることです。
自動ゲート利用について
出入国カード・税関申告書の書き方
機内で日本語で書かれているものをもらえるので、難しいことはないです。
入国カード
入国申告書の記入は韓国語または英語。一人1枚記入しなければなりません。
記入例は裏にあるので、分からない場合は確認しながら記入すればよいです。
税関申告書
赤ペンは記入例。税関で申告する免税品等あれば「有」にチェックをつけます。
こちらも英語か韓国語で記入しましょう。
税関申告書は家族で1枚です。
まとめ
実は今までの韓国での入国審査はパラレル並び（窓口ごとに列を作る方式）だったので審査官によって進むスピードが全然違い、それによって入国審査にかかる時間が左右されていたのですが、現在はフォーク並び（列を1つにして空いたところに振り分けられる方式）になり時間が平等になった気がします。
入国審査は複雑で難しそうに見えますし、韓国語が話せないとなおさら不安ですよね。
また韓国に到着して一番にすることでもあり、入国の手続きによってもその後の時間の使い方が左右されます。
カードを記入しておくなど、事前にできることは準備しておき、直前になってバタバタにならないようにしましょう。
分からないことがあれば、仁川在住の日本人ロコに質問してみましょう。
