ハノイの治安・安全対策ガイド〜危険な地区・エリア、トラブルと対策
【2020年最新情報】ベトナム・ハノイの現在の治安の情報や、よくあるトラブル、注意してほしいことや危険な地区などをまとめて紹介します。折角の旅行で嫌な目に遭わないためにもしっかりと対策していきましょう。
ベトナム・ハノイの現在の治安は?
ベトナム・ハノイの現在の治安は、そこまで悪くありません。
テロの警戒レベルも低く、重犯罪も思いの外少なく、比較的治安の良いエリアとされています。ですがその点、旅行者が狙われるスリ・置き引き・ぼったくりなどの軽犯罪は横行しており、観光の際は十分に気をつける必要があります。
テロや治安についての注意喚起などは、こちらのサイトで確認することができます。
ハノイの治安が悪いエリアと注意点
ハノイ全域で注意したいこと
スリ・ひったくり対策
これはどの国でも多い軽犯罪の一つですが、観光をしている旅行者は格好の餌食です。
鞄を開いて無防備のまま歩いたり、貴重品が目に見える場所にあると、瞬時に盗まれてしまう可能性があります。
対策としては、貴重品は極力持ち歩かない・貴重品袋などにいれて、目の見えない場所にみにつける。鞄は前にしてもちあるくか、口がしっかりしまって取られないよう工夫するなどしましょう。警戒している旅行者にみすみす近づくような真似はほとんどしないでしょう。
ひったくりの場合はバイクを使った手口もあるので、あまり車道側を歩いたり、路地などですれ違った際にひったくられないよう意識しながら歩くことが大切です。
タクシーなどのぼったくり対策
タクシーの場合は、乗車するときにしっかりとメーターを確認しましょう。メーターが動いてないのに乗っていると、ぼったくられる可能性が高くなります。
また、露店などで買い物をする際、ほとんどの人が相場より高値で売りつけてきます。現地価格と旅行者価格があるんです。
これは、買う側がどう思うかでいいですが、そこまで高くないと思ったり、これぐらいなら全然買うよと思えるなら、無理に交渉せず買うことも、現地の人の生活の糧になると思えばいい場合もあります。(※ぼったくりの程度によりますが、大体は300円程度の違いです)
ただし、交渉次第ではぼったくりを防ぐこともできるので、事前に買いたいものリストを作り、おおよその目安の値段を確認しておくといいでしょう。
置き引き対策
話しかけられてるうちに……ということは、滅多にないですが、鞄や貴重品をぽんと置いたまま目を話したりすると、置き引きされる可能性があります。
対策としては、荷物や貴重品をむやみやたらに置いたり、手放したりしないこと。それに限ります。
ホアンキアム湖で多いトラブルと安全対策
観光客が多いこともあるのか、売り物の押し売りや、呼び込みが多く、試食をさせて買わせたりなどの強引な手法があったりします。
他には、写真スポットを背にいきなり撮影され、それを売りつけてきたり、迷惑な商法もありますが、無理なものは無理だとはっきりと断ることが大切です。
また、金曜の夜から日曜にかけ歩行者天国になるエリアがあったりと、休日は露店が増えるのでそういった機会も増えます。
ぼったくりなどもあるため、買いたいものと、そうでないもの、許容範囲の値段をしっかりと把握しておくことで、いらないものといるものの区別がつきます。
押し売られたからといって、全て買う必要はないので、自己判断できる基準を作っておきましょう。
また、どのエリアでもいえますが、道を歩いていると、靴を触られたり指摘されることがあります。そこで足を止めたり、靴を差し出してしまうと、たちまち靴磨きや修理をされて、高額請求をされるなんてことも!大体日本円で2000~3000円ほどの請求をされることが多いそう。ベトナムではかなりの高額請求です。
あっけにとられて支払ってしまわぬように、道端で座ってる人に声をかけられても無視をするのがいいでしょう。
旧市街で多いトラブルと安全対策
旧市街は基本的に安全なエリアが多く、旅行者の量も多いです。日本人観光客を筆頭に、韓国人や中国人、欧米の旅行者など、さまざまな観光客をみかけるでしょう。
こちらでは、ナイトマーケットなど、見えづらい時間帯に人混みの中で歩いていると、スリにあったりする可能性が高くなります。
逆に日中だとあまり危険は感じませんが、店の前で捕まって、店の奥へ連れてかれるなんてことも珍しくありません。押し売りやぼったくりなどに注意して、買い物や観光を楽しみましょう。
ターヒエン通りで多いトラブルと安全対策
旧市街の中心にある通りで、昼間はカフェや観光客用のお土産屋があり、夜になるとパブが現れ、ビアホイを飲みにやってくる地元民と観光客がごったになります。
飲み屋が多いため、人々の喧嘩に巻き込まれたり、酔っぱらいに絡まれるリスクはありますが、夜が浅い時間帯ならそこまで気にしなくても楽しめる場所となっています。
もしも酔っ払いを見かけたら、刺激しないようその場を離れたり、節度のある行動をしておけば、トラブルは回避できるでしょう。
スアン・ジウ通りで多いトラブルと安全対策
日本人駐在員など、外国人が多く住むエリアで、日本語を話せる現地人もいたりします。異国の地で自分たちの言語を話されると気を許してしまいがちですが、親日のふりをして騙そうと考える人もいるので、妙に馴れ馴れしかったり、荷物を触ってきたりするなど、怪しいなとおもったらすぐにそばから離れることをおすすめします。
女性が気をつけたいトラブルと対策
特に女性に気をつけてほしいのが、夜道の1人歩き。外に多くの人が出歩いている時間や、店や露店が空いている時間は特に問題はありませんが、ハノイのお店は0時までに閉めなくてはいけないというルールがあるので、だいたいの店は22時を境に一斉にしまりはじめます。
それと同時に人通りも一気にひいていくので、ホテルに帰る時間を見誤らず、人気がなくなったら外を出歩くのはおすすめしません。
殺人などの事件はそうそうないようですが、女性1人、しかも観光客となると、標的にされるリスクも高まります。
自分の身は自分で守るためにも、ある程度の予定をたてて行動しましょう。
ハノイでトラブルにあった時の対処法
パトカー・救急車・消防車を呼ぶとき
下記が、ベトナム全土の緊急連絡先の番号となっています。
- 警察:113
- 救急車:115
- 消防署:114
ハノイの専門機関の番号はこちらとなっています。
- ハノイ市警察公安 (024)3939-6777、(024)3939-6100(24時間体制)
- ハノイ市交通警察 (024)3942-4451
- ハノイ市出入国管理局 (024)3822-0579、(024)3939-1506(24時間体制)
パスポートのトラブルは日本大使館へ
ハノイでの旅行中にパスポートを紛失した場合は、すぐに日本大使館へ連絡しましょう。
また、紛失した際の再発行を助ける「パスポートのコピー」は旅行に持っておき、万が一の場合でも対応できるようにしておきましょう。
ハノイにある在ベトナム日本国大使館の番号は(024)3846-3000。
HPはこちらになります。→在ベトナム日本国大使館
クレジットカード紛失時
旅行でクレジットカードを紛失した場合は、お使いのクレジットカード会社に連絡をとり、停止、不正しようがないかの確認をしてもらいましょう。
クレジットカードを紛失した際に必要なのは冷静な判断力とスピート、的確なカード情報です。日本でも同じですが、なくしてしまっても自分の持っていたカードの情報をしっかり把握することで最悪の事態を免れることができるので、情報を控えるなりしましょう。
まとめ
ハノイも日本と比べても同じくらいの治安情勢なので、あまり神経質になる必要はありません。普通に考えて危険だと思うことを避けて観光をすれば、なんの問題も感じないでしょう。
ハノイにきたからには、美味しい料理にベトナムならではの熱帯気候、カフェ文化、観光スポットを楽しんでくださいね。
ロコタビでは現地在住者「ロコ」が、旅行に関する相談や、情報の提供を無料Q&Aで受けていますので、お気軽にお問い合わせください。
また、ハノイ近郊の観光ツアーや、空港送迎、レストランの予約、ホテルの手配など依頼することができます。
以上、ベトナム・ハノイの治安についてでした。