ドバイの旅行ガイド情報

ドバイ(アラブ首長国連邦)への入国制限、緩和情報まとめ【2020年8月情報】

【2020年8月15日更新】7月7日より日本からドバイ(アラブ首長国連邦)へ旅行やビジネス出張に行けるようになりましたが、入国の条件や現地の様子などはとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。
アラブ首長国連邦に旅行や出張に行っても大丈夫なのか、現地で制限や規制を受けないのか、疑問や不安を感じているかたもいらっしゃると思います。

今回はそんな疑問や不安を少しでも解消できるように、アラブ首長国連邦・ドバイへの入国規制・緩和情報をまとめました。

※この記事は外務省、在ドバイ日本国総領事館やアラブ首長国連邦政府のサイト、ドバイのニュースサイト、エミレーツ航空のサイトを基に作成しています。必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。

外務省 海外安全ホームページ・アラブ首長国連邦(UAE)

外務省「日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限」

在ドバイ日本国総領事館

アラブ首長国連邦政府(英語)

エミレーツ航空

現在の日本からアラブ首長国連邦・ドバイへの入国制限・規制状況(外国人・日本人)

外国人観光客の受け入れ再開

2020年7月7日から、ドバイ空港で日本人のオンアライバルビザ運用(無料)が再開され、観光や出張など30日以内の短期滞在目的のアラブ首長国連邦への出入国が認められました。
※ただし当面の間はドバイ空港のみからの入国となります。

<入国の条件>

  • 出発の96時間前以降に発行されたPCR検査陰性証明を携行(8月1日より義務化)
  • 有効な海外旅行保険に加入していること
  • 出発地の飛行機搭乗前に健康申告書(Health Declaration Form)に記入すること
  • スマホなどに専用アプリ「COVID-19 DXB」をインストールして登録

UAE在留資格保持者の出入国再開

2020年6月23日から、アラブ首長国連邦(UAE)在留資格を持つ人の出国・再入国が認められていますが、出国・再入国時には以下の条件が適用されます。

<ドバイ出発時>

  • 搭乗前に、健康申告書(Health Declaration Form)と検疫誓約書(Quarantine Undertaking Form)に記入

<ドバイ到着(再入国)時>

  • 出国前に、ドバイ入国管理局(GDRFAドバイ)から再入国許可を取得
  • 出発の96時間前以降に発行されたPCR検査陰性証明を携行(8月1日より義務化)
  • 搭乗前に、健康申告書 (Health Declaration Form)と検疫誓約書(Quarantine Undertaking Form)に記入
  • ドバイ到着時に空港で健康申告書を提出
  • スマホなどに専用アプリ「COVID-19 DXB」をインストールして登録

再入国許可に関して、すでに連邦ID国籍庁(ICA)の再入国許可を取得済みでも、在留資格がドバイで発行されている場合はドバイ入国管理局(GDRFAドバイ)の許可が必要となります。在留資格の発行地がドバイ以外の場合、ICAの許可取得が必要です。

日本からドバイ入国後の14日間の自己隔離措置についての情報

隔離対象者は?

ドバイ入国時に自己隔離義務はありませんが、到着時に空港でPCR検査の対象となった場合は陰性の結果が出るまで自宅やホテル等で自己隔離が必要です。陽性の結果が出た場合は、14日間の自己隔離が義務となります。
ドバイでの滞在先がルームシェアや人口密集集合住宅の場合は、UAE当局指定の施設の利用を求められる可能性があります(費用は自己負担)。

空港からの移動手段について

ドバイメトロ(地下鉄)やタクシー、自家用車などで移動できますが、マスク着用は義務で、ソーシャルディスタンスに留意しなければなりません。
車両の利用は運転手を含む3人以内という規則があり(私用車の2親等以内の親族利用をのぞく)、タクシーの利用には注意が必要です。

ドバイでの乗り継ぎ(トランジット)制限

乗り継ぎ可能

8月1日より、ドバイで入国を伴わない乗り継ぎ(トランジット)をする場合でも、出発の96時間前以降に発行されたPCR検査陰性証明の携行が義務となりました。

それに加えて、空港でのサーモスクリーンや、症状が見られた場合に空港や保健当局が検査を行う可能性はあります。
また、空港内でのマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保が求められます。

現在のドバイの様子

ショッピングモール、レジャー施設などの営業再開

マスク着用、入場時の検温、2m以上のソーシャルディスタンス確保を条件に、各施設が営業を再開しています。
6月24日の制限解除で、ショッピングモールや店舗、プール、フィットネスセンター、ウォーターパーク、映画館、公園やビーチ、遊び場などが、時間制限・年齢制限なしで利用できるようになりました。

夜間外出制限の解除

23:00~翌朝6:00の間の夜間外出制限は、6月24日に解除されました。

その他の規制

親族や友人訪問の自粛、外出時のマスク着用義務、2m以上のソーシャルディスタンスを守る、車両の乗車人数は運転手を含めて3人以内(私用車で2親等以内の場合は4人以上も可能)、集会やパーティーの禁止など、引き続き規制が続いています。違反すると罰金が科されます。

日本からドバイへの入国制限・緩和情報まとめ

中東経済の中心地ドバイでは、引き続き予防策を取りながら、7月7日にいち早く観光やビジネスでの訪問が解禁されました。
エミレーツ航空のドバイ直行便も、大阪関西国際空港と成田空港から就航を再開しています。

しかし、外務省の感染症危険情報ではアラブ首長国連邦に「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」が出ています。
また、日本政府が7月22日に決定した「水際対策強化に係る新たな措置」では、アラブ首長国連邦は日本への入国制限対象地域に入っているため、アラブ首長国連邦・ドバイから日本への帰国時には、空港の検疫所でPCR検査と自宅やホテルなどで14日間の自己隔離が必要です。

早く安心してドバイを訪問できるようになるといいですね。
現地では日々緩和が進み、情報は常に更新されますので、アラブ首長国連邦やドバイへ行かれる方、乗り継ぎをされる方は、最新情報をチェックしてくださいね。




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