アラブ首長国連邦の出入国
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出入国
アラブ首長国連邦では、日本国籍者が観光目的で入国する場合には、30日以内の滞在であればビサは不要です。
入国審査時に、パスポートに30日間の観光ビザのスタンプが無料で押されます。
パスポート6か月以上の有効期限が必要になりますので、必ず事前にご確認ください。
入国カードはありません。
持ち込みが禁止されているものは、以下の通りです。必ず事前にご確認を。
麻薬類
ラマダン中の酒類
イスラム教の戒律に反するわいせつな写真や書籍や雑誌などの印刷物、映像などの物品
自家製の食品
国際条約保護対象の製品
賭博関連の製品
偽造紙幣や偽造有価証券などの模造・変造品
なお、国策として非常に厳しい薬物撲滅ポリシーが掲げられており、空港では非常に敏感な機器を使用して検査が実施されています。
入国時に薬剤を持ち込む場合、医者の処方箋が必要になります。
他国では市販されている薬物でも、UAEでは規制薬物と分類され、所持が違法になるものもあります。 例えば、コデインや類似の睡眠薬のような含有物を含む薬物を所持している場合は、処方されたもの、市販のものを問わず、逮捕・起訴されることがあります。
ついては、出発前に持ち込める薬物、持ち込めない薬物について把握しておくことが大切です。
UAEに薬剤または他の薬物を持ち込みが必要の場合には、アラブ首長国連邦の大使館または領事館に問い合わせてください。
持ち込みが可能は免税範囲は以下の通りです。
通貨 無制限(現地通貨、外貨)ただし、Dhs4万以上は申請が必要
アルコール類 合計4リットルまで、または350ml以下の缶ビール24本まで(ラマダン中は持ち込み禁止)
タバコ 巻きタバコは400本(2カートン) 21歳以上から
ギフト・香水総額Dh3000まで
ドバイ空港内では、アルコールやタバコ、香水、化粧品などを購入できる免税店がありますが、購入をする場合には免税範囲を超えないように気を付けましょう。
入国審査および入国手続き
飛行機が到着したら、「ARRIVAL」の表示に従い進んでください。ドバイは乗継便が多く、TRANSFERとして使用する乗客が多いため、間違えてTRANSFERの人たちに付いていかないよう気を付けましょう。
入国審査では、パスポートを提示してください。
UAEでは数年前より、保安体制強化の観点から、アイスクリーニング(目のスクリーニング)が実施されています。入国審査のカウンターに機械があり、数秒間、目をしっかり見開いてじっとしているだけで終了するという簡単な手順です。
入国審査が終了したらそのまま、機内に預けていたスーツケースをピックアップし、出口へ進みましょう。荷物受け取りに後、抜き打ちで声を掛けられ、荷物チェックをされる場合が稀にありますので、その場合は素直に検査を受けてください。
出国
出国カードはありません。
搭乗口へは、チェックイン、出国審査、手荷物検査の順に入ります。ドバイ空港に関しては、チェックインや出国審査に長打の列ができることが多いため、通常3時間前には空港に到着するのが基本です。(ビジネス、ファーストクラスは、専用のチェックインカウンター、出国審査場があるため、2時間前)またドバイ空港は巨大な空港のため、搭乗口への移動にも予想以上に時間がかかることがあります。ついては、時間には余裕を持って空港に到着しましょう。
UAEの空港で手荷物検査時に引っかかるものは、日本と同様に液体物、ライター、危険物などです。ペースト状、ジェル状も不可。これらはすべてスーツケース内に入れ、チェックイン時に預けてしまいましょう。
手荷物検査時には、あらかじめコート、ジャケットなどの上着を脱いでおき、ノートパソコンは手荷物から出しておきます。ポケットに入っているカギやコインも出しておきましょう。時々くつを脱ぐように指示があることもありますので、脱ぎ履きがしやすい靴がおすすめです。
以上、ドバイの出入国についての情報でした。
UAEは出入国カードが必要なく、日本国籍者はビサも必要ないため、手続き自体は非常にシンプルです。
しかしながらドバイに関しては空港が大きく、手続きや移動に予想以上の時間を要することが多いため、時間には常に余裕を持って行動することが大切です。
こちらの情報は、2018年1月時点の情報のため、今後変更となる可能性があります。