セブ島の旅行ガイド情報

セブ島のコンセント・プラグ形状、電圧は?変換プラグ、変圧器は必要?

【フィリピン・セブ島在住者執筆】セブ島旅行中にiPhoneの充電や、ヘアアイロンの電源に必要なコンセントのタイプや、日本との電圧の違いについて徹底解説!

iPhoneなどのスマートフォンの充電をしたいときや日本で使っているヘアアイロンを使用したいときなど、そのままコンセントにプラグを差し込むと、火事や感電を起こす危険性もありますので、正しい方法で日本から持ってきた電化製品をセブ島で使用するためにはどうすれば良いか、その使用方法についてご紹介します。

セブ島のコンセント形状・電源プラグ、変換プラグ

セブ島のコンセントは日本と同じ形状(Aタイプ)が主流ですが、なかには別の形状もあります。セブ島には日本だけでなく海外から電化製品が輸入されており、さまざまな形状のプラグがあります。

コンセントの形状はAタイプが主流

セブ島では日本と同じAタイプ(縦長2つ)のプラグがそのまま使えるところがほとんどです。
なかには下の写真のような形状のコンセントもありますが、Aタイプのプラグをそのまま差し込んで問題ありません。穴が3つある形状もありますが、3つ目の穴はエアコンや冷蔵庫など高電圧の電気製品のアースで使用するものなので通常は使用しません。

変換プラグを買うならダイソーなどの百均で

上記の通り、日本と同じAタイプのコンセントが主流なので基本的に変換プラグは無しでも問題ありません。しかし、現地で購入した輸入品の電化製品がコンセントと合わないケースもまれにあります。
変換プラグはダイソーやセリアなどの100円ショップで買うとお得です。海外旅行に頻繁に行かれる方であれば、マルチタイプの変換プラグがひとつあると重宝します。

セブ島の電圧・周波数、変圧器

コンセントの形状は日本と同じでも、日本とセブ島では電圧が違います。間違った使い方をすると思わぬトラブルになりかねませんので注意しましょう。

セブ島の電圧は220V(ボルト)、周波数は60Hz(ヘルツ)

日本の電圧は100Vですが、セブ島は220Vで倍以上です。日本の電圧にのみ対応した電化製品をそのままコンセントに差し込むと故障したり、火事や感電の恐れがあるので十分にご注意ください。
周波数については日本では50/60Hz、セブは60Hzとなっています。電圧が問題なければ周波数は特に気にしなくても大丈夫です。

変圧器が必要ないものと必要なもの

変圧器が必要ないもの
上の写真のように全世界対応(海外対応)タイプ(100~240V)の電化製品であればそのまま使用可能です。海外旅行でよく使われる家電は全世界対応タイプであることが多いです。

変圧器が必要なもの
日本対応タイプ(100V)の電化製品は、変圧器を使用して電圧を変えることで使用が可能です(後述しますが、変圧器を使用しても使えないケースもあります)。

【iPhoneの充電】

Apple製品は全世界対応(海外対応)タイプ(100V~240V)なのでそのまま充電できます。

【デジカメの充電】

デジカメも全世界対応(海外対応)タイプである場合が多いですが、念のため仕様書や電源アダプタを見て対応している電圧を確認しましょう。

【ドライヤーやヘアアイロンの使用】

ドライヤーやヘアアイロンなど高熱を発する家電は消費電力が大きいため、小型の変圧器では使用できない場合が多いです。短期間の滞在であればホテルの備え付けのドライヤーを使用する方が無難です。滞在期間が長いのであれば現地で購入してしまうのもひとつの手です。
まれに電圧の切り替えスイッチ(200-240V / 100-120V)が付いている製品があります。コンセントに差し込む前に切り替えてから使用しましょう。

【延長コード・電源タップ】

意外に盲点なのが延長コードや電源タップ(タコ足コンセント)。日本の製品は通常100V用なのでセブ島に持ってきてそのまま使うのは危険です。どうしても必要であれば現地で簡単に購入しましょう。

宿泊先や外出先の電源事情

気になるセブ島の電源事情をご紹介します。

ホテル・ゲストハウス

ホテルでは主にAタイプのコンセントが部屋のサイズに応じて必要な分設置されています。
ゲストハウスは一つの部屋に2~3つほどの最低限のコンセントしか設置されていない場合が多いので、後述する電源タップ(タコ足コンセント)などがあると便利です。

空港

搭乗エリアの待合席付近に充電スポットがあります。USB差込口もあるので、スマホなどの電子機器が充電できます。
"MICA T2 PUBLIC WIFI"という無料Wi-Fiも利用可能です。

⇒【関連記事】【2019年版】マクタン・セブ国際空港から市内への移動アクセス方法・手段ガイド

カフェ・コーヒーショップ

Bo's Coffee(ボスコーヒー)などのコーヒーショップであれば、店舗にもよりますが壁側やカウンター、ソファー席などで電源が利用できます。留学生やビジネスマンが多いので、大抵のカフェでは無料Wi-Fiが利用でき、パソコン作業が可能です。

⇒【関連記事】フィリピン・セブ旅行中のインターネット&WiFi利用方法ガイド〜SIMカードの購入方法を紹介します!

図書館

電源があって静かに長時間作業したい場合は、セブ公共図書館もオススメです。無料Wi-Fiは1日30分までしか利用できませんが、なんと24時間開いているので集中して作業をしたいときにどうぞ。

Cebu City Public Library

  • 住所:G/F, Rizal Memorial Library and Museum Bldg, Osmeña Blvd, Lungsod ng Cebu, 6000 Lalawigan ng Cebu
  • 営業時間:24時間営業 / 年中無休
  • 席数:100席以上

スマホやパソコンを充電する

スマホやパソコンを充電するのに苦労することはほぼないといってよいでしょう。スマホやパソコンなど海外でも使用することが多い電化製品は電圧もグローバル対応しているので心配ありません。

よくあるトラブル・注意点や対処法

コンセントやプラグに関してよくあるトラブルや対処法をご紹介します。

変換プラグや変圧器を忘れてしまったときは?

【ホテルの貸出サービスを利用する】

変換プラグの貸出を行っているホテルが多いです。部屋に置いてある場合が多いですが、もし無い場合はフロントで以下のように尋ねて下さい。

「変換プラグ/変圧器を貸していただけませんか?」
⇒May I borrow a plug adapter / a transformer please?

心配な方は事前にホテルに変換プラグの有無を問い合わせてみるとよいでしょう。

【現地で調達する】

セブ島は英語圏のため多くの日本人留学生やビジネスマンがいます。そのためiPhoneやAndroidの充電器などの需要が多く、ショッピングセンターの正規ショップ、家電売り場やD.I.Yショップに行けば簡単に購入できます。またヘアドライヤーなどは、特にこだわりがなければ現地で安価に購入できるので、日本で高額な変圧器を買う必要はありません。

いろいろなメーカーの正規品から格安品まで購入できる大型ショッピングセンターを2件紹介します。

  • アヤラ・センター・セブ

  • SMシティ・セブ

コンセントが足りない場合は?

ホテルなどでコンセントの数が限られている場合は、電源タップ(タコ足コンセント)やUSB充電器などの電源グッズがあると便利です。旅行に持っていく電化製品の数に合わせてサイズを選びましょう。
ただし、長時間タコ足配線をすると発熱して発火する危険性が高くなるので、使用する際はくれぐれもご注意ください。

変圧器を使う前に消費電力を確認

変圧器には最大消費電力があります。変圧器は電化製品の消費電力によっては使えないことがありますので許容量をチェックし問題ないかどうか確かめてから購入してください。

  • 消費電力(W) = 電圧(セブは220V) × 電流(A)

ドライヤーやヘアアイロンは消費電力が多く、変圧器を使っても使えない場合があります。

主な電化製品の消費電力の目安

電化製品 消費電力
携帯電話 10W
デジタルカメラ・シェーバー 20W
ノートパソコン 50W
ドライヤー 1,500W

最後に

留学生やビジネスマンも多く訪れるセブ島は、きれいなエメラルドグリーンの海や山の大自然など魅力がいっぱいです。楽しい思い出の写真やビデオを確実に残しておきたいですよね。日本を出発する前に電化製品・電源事情をしっかりチェックして、思いっきりセブ島を満喫してください!