バンコクの旅行ガイド情報

バンコクの高架鉄道BTS・地下鉄MRT・空港線ARLの乗り方ガイド

【タイ・バンコク在住者執筆】バンコク旅行へ行く前に知っておきたい、BTS・MRT・ARL完全マスターガイドです。料金体系、交通カード、実際の乗り方をまとめました。
バンコク旅行へ旅立つ前に、空港からホテルまでの路線や乗り換え方法など、地下鉄の情報はしっかり調べておきたいですよね。料金体系、交通カード、実際の乗り方まで、知っておけば安心の地下鉄情報をご紹介します。終わりにはよくあるQ&Aをまとめました。

バンコク市内を走る公共交通手段

バンコク市内には、モノレール(高架鉄道)のBTS(スカイトレイン)、地下鉄のMRT(MassRapidTansit)、中心部から空港を繋ぐARL(エアポートリンク)が有り、他の路線と連絡道がある駅もあり、乗り換えもスムーズにできます。

乗り換えアプリ「タイ路線図」

日本人のためにつくられた、日本語対応の路線図アプリです。BTS・MRT・ARLだけではなくタイ国鉄にも対応しておりバンコク郊外への路線も調べることができます。
タイ路線図アプリのダウンロードはこちらから
App StoreGoogle Play で手に入れよう

全ライン共通ICカード、メンムムカード情報

日本のSuicaのようにBTS・MRT・ARL共通で使えるICカードがタイでも2018年に始まりました!といっても、今のところ利用できるのはMRTのみ、そして使用できるのはタイ人のみ。今後に期待です。

乗り方

BTS・MRT・ARL共に乗り方はほぼ同じで乗り方は簡単。また、どの券売機もお札は使用できないので、小銭を用意しておくとスムーズです。

1.乗車駅をチェック

路線アプリなどで、現在地に近い駅と行きたい場所に一番近い駅を検索。駅の名前はタイ語と英語で読みや表記が違い場合があるのでご注意を。乗換駅も調べておくと安心です。

2.駅へ

駅に向かいましょう。入口がわかりにくい場合があるので、グーグルマップなどを見ながら行くとわかりやすいです。駅により入口でセキュリティチェックがある場合があります。

3.乗車券または交通カードを購入

乗車券を購入する
自動券売機で購入。どのラインも硬貨しか対応していないため、硬貨がない場合は窓口で両替することができます。特に話す必要はなく、紙幣だけ渡せば両替してくれます。
自動券売機の操作はとても簡単です。行きたい駅にタッチをし、硬貨を入れるだけです。タイ語と英語で表示されます。切符かたちは路線により変わります。
BTS:カード状の切符
MRT・ARL:トークン(プラスチックコイン)

交通カードを購入する
各駅の窓口で交通カード(ICカード)を購入することができます。注意したいのが、BTS・MRT・ARL共通ではないので各路線ごとに購入しなければいけません。初期発行費は共に各100バーツです。

4.乗改札を入る

改札の通り方は切符の場合ラインで変わりますが、交通カードの場合は各路線共通でゲートにタッチして入ります。スーツケースなどの大きな荷物は改札後に検査をされる場合があります。
切符の場合の改札の入り方
BTS:ゲートにカードを通す
MRT・ARL:ゲートにトークンをタッチ 

5.乗車・下車

交通カードの場合は入る時と同じく改札ゲートにタッチして出ます。
切符の場合の改札からの出方

6.乗り換え

予めアプリなどで乗り換えの駅を調べておきましょう。大きく乗り換え案内看板が出ているので案内に沿って進みます。もしわからない場合はプラットホームや窓口のスタッフに尋ねましょう。

7.改札を出る

交通カードの場合は入る時と同じく改札ゲートにタッチして出ます。
切符の場合の改札からの出方
BTS:ゲートにカードを通す
MRT・ARL:ゲートにあるトークン投入口に入れる。

BTS(スカイトレイン)

バンコクで一番便利な路線BTS。サイアムやアソークなど主要エリアにスムーズに行ける路線です。運行時間は6:00〜24:00と長く、時刻表はなく運行間隔は大体2分〜8分と次から次へと出発します。

運賃

1駅 2駅 3駅 4駅 5駅 6駅 7駅 8駅~
16バーツ 23バーツ 26バーツ 30バーツ 33バーツ 37バーツ 40バーツ 44バーツ

交通カード「ラビットカード」

BTSの専用交通カード、ラビットカード。電子マネーとしても使用でき、3路線の交通カードの中で一番便利です。マクドナルドなどでも色々な店舗で提携をしていて、ラビットカードで支払うと割引されるキャンペーンなどもあります。

MRT(地下鉄)

MRTはバンコクの地下鉄のことです。日本との大きな違いは時刻表がないことです!なぜ時刻表がないのかと言うと運行間隔が短く、最大でも8分で常に行き来してるためです。ホーム内には、画面が設置してあり次の地下鉄の到着時間も表示されるので、そちらも参考にしてみてください。

運賃

駅名 運賃 所要時間
フワランポーン駅 28バーツ                     8〜9分
サムヤーン駅 25バーツ                     8〜9分
シーロム駅 23バーツ                     8〜9分
ルンピ二駅 21バーツ                     8〜9分
クロントーイ駅 19バーツ                      8〜9分
QSナショナルコンベンションセンター駅 16バーツ                      8〜9分
ペッチャブリー駅 16バーツ                     8〜9分
ラマ9世駅 19バーツ                      8〜9分
タイランドカルチャーセンター駅 21バーツ                     8〜9分

交通カード「MRTカード」

BTSのラビットカードと同じく、チャージ式のプリペイドICカードです。MRT全ての鉄道で使うことができます。BTSのラビットカードのように電子マネーとして買い物をすることはできません。

エアポートリンクの乗り方

スワナプーム空港から早くそして安くバンコクの中心部まで行けるエアポートリンク。空港B階から駅へと接続されています。

運賃

サイアムからエアポートリンクでマッカサン駅(バンコク市内)に行く場合の運賃は、35バーツです。パヤタイ駅(ラチャテウィー区)に行く運賃は、40バーツです。どちらもタクシー利用するより安いです。
スワナプーム空港発主要駅運賃

ラムカムへン駅 マッカサン駅 ラチャダー駅 パヤタイ駅
30バーツ 35バーツ 40バーツ 45バーツ

交通カード「スマートパス」

こちらも同じく、チャージ式のプリペイドICカードです。ARL全ての鉄道で使うことができます。MRTカードと同じく、電子マネーとして買い物をすることはできません。

乗る前に知っておくと便利なQ&A

Q:空港から市内中心部までの行き方は?

スワナプーム空港からはエアポートリンク(ARL)で市内中心部まで行くことができ、BTSにも接続しているパヤタイ駅まで約30分、45バーツ。スワナプーム空港からの始発は6:05分、終電は24:00です。

Q:時刻表はどこを見ればわかる?

BTS・MRT・ARLには時刻表かありません。BTS・MRTは2~10分間隔、ARLは10分~15分間隔で始発から終電まで運行しています。

Q:交通カードのデポジットは戻ってくる?

Q:割引はあるの?

特に割り引きはなく、初回は発行費がかかるのでお得とはいえませんが、切符を買うための長での列に並ばずに済むのが利点です。

Q:間違えて改札を通ってしまったときは?

交通カードの場合は出口から無料で出ることができます。切符の場合は窓口のスタッフに相談しましょう。

Q:地下鉄に忘れ物をしてしまったときは?

最寄りの駅の窓口に相談しましょう。

Q:駅にコインロッカーはある?

バンコク自体コインロッカーがありません。大体のホテルは快く荷物を預かってくれるのでホテルに預けましょう。

渋滞が多いタイ・バンコク。グループでの移動は場合によってタクシーの方が安くなりますが、電車を利用した方がストレスなく時間短縮できるので、ぜひ利用してみてくださいね。