キンタマーニ高原で絶景を眺めよう!世界遺産や天然温泉などバリ島の魅力を堪能できる
バリ島にあるキンタマーニ高原とよばれるエリアには、バトゥール山をはじめとした観光スポットが点在しています。
標高が高いため美しい湖や景色を楽しむことも有名で、バリ島に行く際はぜひ一度訪れてほしいおすすめの場所です。
今回はキンタマーニ高原の行き方から魅力、おすすめスポットなどを紹介します。
避暑地としても人気のキンタマーニ高原とは?
バリ島の北東部に位置するキンタマーニ高原は、デンパサールから車で約2時間半の距離にあり、標高1,500メートルの涼しい避暑地です。
息をのむような美しい自然に囲まれており、訪れる人々を魅了して止まないリゾート地となっています。
アグン山やバトゥール山のような高山に囲まれ、その中でも特にバトゥール湖の美しさは圧巻です。三日月形をしたカルデラ湖で、活火山であるバトゥール山のクレーターに水が溜まってできたものです。
かつて、湖畔にはブラ・バトゥール寺院があり、バトゥール湖の女神デウィ・ウルンダヌが祀られていましたが、過去の噴火や地震によって破壊されました。
それでも、このエリアの魅力は変わりません。湖畔には温泉も湧いているんですよ。
バリ島の喧騒から離れ、心地よい風と緑豊かな高原でのんびりとした時間を過ごす。
キンタマーニ高原は、そんな穏やかな休暇を求める旅行者にはまさに理想的な選択肢です。
キンタマーニ高原への行き方
キンタマーニ高原へのアクセスは比較的わかりやすく、観光地や宿泊施設からは専用のツアーやタクシー、シャトルバスや車をチャーターしてアクセスできます。
バリ島の中心的な観光地「デンパサール」からは、車で約2時間程度の距離です。
デンパサールやウブドなどからは、美しい山岳地帯を通り抜けながらキンタマーニ高原に到達できますよ!
ここからは、キンタマーニ高原までの交通手段について詳しくお話しします。
■タクシー
- メリット:予約なしで気軽に利用可能
- デメリット:費用が高い
タクシーを利用する場合、乗車前にメーターで移動してくれるかどうか確認が必要です。
また、地元で評判の良い「ブルーバードタクシー」を利用すると安心です。
タクシーで行く際には往復で依頼する必要がある点も念頭におき、待機してもらうことは可能か、また、待機料金なども事前交渉した上で乗車しましょう。
場合によっては車のチャーターが安くなる場合もあるかもしれません。
■車のチャーター
- メリット
- 費用が安く抑えられる
- 事前に利用料金がわかる
- 自由度高くプランを決められる
- デメリット
- 事前予約必須
- 予約に英語が必要
車をチャーターすることで都度都度移動の費用や、移動方法に悩む心配なく旅を楽しむことが可能です。
日本からの予約も可能ですが、予約する際に英語が必要です。
■シャトルバス
- メリット
- 費用が安く抑えられる
- 地元の雰囲気を味わうことができる
- デメリット
- 利用人数に制限がある
- 本数が少ない(1日1本)
キンタマーニ高原まで最も費用を安く抑えて移動することが可能です。
しかしシャトルバスは狭く利用人数が2名以上で運行。
また1日1本と便数も少ないため時間に余裕がない方には不向きです。
しかしローカルな雰囲気などを感じたい方、旅慣れている方やバックパッカートリップを行っている方にはおすすめです!
■ツアー
- メリット
- 全ておまかせで動くことができる
- 費用が明確
- デメリット
- 自由度が低い
一番安心なのがツアーで巡るキンタマーニ高原!
旅慣れていない方にはツアーがおすすめです。
費用の中に交通費はもちろん、旅先での入場料など全て含まれているため現地で都度払いする必要はありません。
またキンタマーニ高原は日本人にも人気の観光地のため、日本の旅行会社がツアーを用意しています。
日本語ガイド付きツアーも選べるため、英語に不安がある方も気兼ねなく参加することができますよ!
キンタマーニ高原エリアで楽しめる観光スポットを紹介
キンタマーニ高原のおすすめスポットをご紹介します!
バトゥール山(Mount Batur)
キンタマーニ高原の象徴とも言えるバトゥール山。
タイミング良ければ山から蒸気を噴き上げている様子を見ることもできる現役の活火山ですが登山やトレッキングを楽しめます!
夜明け前に頂上に登り、山頂からご来光を楽しむツアーが人気です。
バトゥール山はガイドなしでは登れません。
事前にツアーを予約することも可能ですが、駐車場や登山センターにガイドさんがたくさん待機しているので、現地についてから現場にいるガイドさんをハントして登るのも良いでしょう。
標高は1,717mと易しい中級者向けの山ですが、ツアーガイドがついた登山なので初心者でも安心して参加できますよ!
しっかりスニーカーを履いて、登山に挑みましょう。
バトゥール湖(Lake Batur)
バトゥール湖はバトゥール山の火山活動により形成されたカルデラ湖です。
三日月の形をした透明度が高く美しい湖の周りにはバトゥール山の他アバン山が囲んでおり、とても綺麗な景観から世界遺産にも登録されています。
湖畔でのピクニックやボートツアーに参加して景色を楽しむのもおすすめです。
このエリアには眺めの良いレストランがたくさんあるため、湖畔の景色に癒されながら静かなランチタイムを過ごすことができます。
カフェでの利用もおすすめです!
ゆったりとした空気と壮大な自然や絶景を堪能してみてくださいね。
トゥルニャン村(Trunyan)
バトゥール湖の東側に位置するトゥルニャン村は、その独自の葬儀儀式で知られています。
巨大なバラの木の下に亡くなった人々を埋葬する伝統的な儀式は、バリ文化の深い一面を垣間見ることができます。
トゥルニャン村へのアクセス方法はボートのみです。
現地のガイドさんにアテンドしてもらうことで安全に観光することができます。
ウルン・ダヌ・バトゥール寺院(Pura Ulun Danu Batur)
キンタマーニ高原に佇むこの寺院は、世界遺産に登録されています。
この寺院ではバトゥール湖を守る女神「デウィ・ウルン・ダヌ」と仏を祀っています。
この寺院の魅力は湖と山々の美しさを一望できることです。
寺院は、湖を見下ろす位置に立っており、素晴らしい絶景を楽しむことができます。
ウルン・ダヌ・バトゥール寺院・バトゥール湖、この2つの世界遺産を同時に楽しめるおすすめの観光スポットです。
テガララン村(Tegallalang)
ウルン・ダヌ・バトゥール寺院までの道のりには、バリ島で有名な美しい棚田が広がるテガララン村にも訪れることができます。
緑豊かな景観は、写真好きな方にもおすすめ!
田んぼの畦道や田んぼを眺めながら、ゆっくりと過ごせるカフェで一息つくのもおすすめです。
田舎に帰った気持ちでゆっくりとした時間を味わえる癒しスポットですよ。
ブサキ寺院(Besakih Temple)
バリ島で最も重要な寺院であるブサキ寺院は、ヒンドゥー教徒の総本山です。
標高約3,014メートルの場所に位置するこの寺院は、大小30もの寺が立ち並ぶ複合型の寺院でパワースポットとしても知られています!
観光客もサロンという腰布を巻けば参拝可能です。
寺院に立ち寄る際は肌の露出が少ない服、もしくはカーディガンなどを持参することもおすすめです。
マナーに気をつけて参拝しましょう。
彫刻が施された建築やバリ島の景色、バリの宗教文化を堪能できる見応えがあります。
ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
キンタマーニ高原でコーヒーを嗜もう
地元のコーヒー農園では、新鮮で豊かな味わいのバリコーヒーを楽しむことができます。
コーヒーは産地によって味わいが異なります。
キンタマーニで育てているコーヒーの種類はアラビカ種で、フルーティーな香りでマイルドな口当たりが特徴です。
このフルーティーな香りはコーヒーと一緒に育てている、野菜やフルーツの香りを吸収しているからと言われています。
コーヒー好きなら、キンタマーニの高原で採れた現地のコーヒーも味わってみてみてください。
インスタスポットにもなっているおしゃれなカフェもいくつかありますよ。
温泉もいくつか点在しているので楽しめる
出典:INSIGHT BALI
キンタマーニ高原には、自然の温泉も点在しています。
山々に囲まれながら温泉に浸かり、世界遺産に指定されているバトゥール湖を眺めながら、贅沢なひとときを過ごすことができます。
特におすすめなのがトヤ バシャ温泉!
バトゥール湖畔にあるインフィニティースタイルの温泉です。
温度は比較的ぬるめなのですが、高原地帯のひんやりとした空気が肌寒い日もあり、とても心地よく長時間入れてしまう温泉です。
- 入場料:150,000ルピア (約1200円)
- ランチ付き:180,000ルピア (約1500円)
また、この辺りはパワースポットとしても知られています。
ヒーリング効果が高いとされているため、温泉で身を清めて運気アップを狙いたいですね!
海外の温泉は日本の温泉と違い、水着を着用して入浴します。温水プールといえばイメージしやすいですね。
キンタマーニで温泉に入浴したい場合は必ず水着を持参しましょう!
公式サイト:https://toyadevasya.com/
バリ島の自然を感じながらのアクティビティも充実!
キンタマーニ高原では自然に触れながらアクティブに過ごすことができる様々なアクティビティが用意されています。
- トレッキング
- 登山
- サイクリング
- パドル
- クワッドバイク
- 農園ツアー
など
地元のガイドやツアーに参加し、アクティビティを通してキンタマーニを堪能するのもおすすめです。
キンタマーニ高原に個人で行くなら現地で1泊2日、もしくは送迎付きのツアーがおすすめ!
バリ各地から2~3時間かかるため、他のエリアからの往復で4〜6時間を要するキンタマーニ高原。
個人でじっくりまわるなら最低でも1泊2日が理想的です。
しかしホテルに送迎が付いたツアーなら、朝早く出発して効率的に観光スポットをまわり、日帰りでも満喫可能です。
初めての訪問者は特に、送迎付きのツアーや現地宿泊プランを活用して、夜明け前のバトゥール山登山や湖畔でのリラックスな時間をゆっくり楽しむことがおすすめです。
キンタマーニ高原に行く際に気をつけたい注意点や持ち物
キンタマーニ高原は山間部に位置しているため、バリのビーチエリアとは気候などが異なります。
しっかり準備を整えて出発しましょう。
1.寒暖差に備える
キンタマーニ高原は標高が高いため、昼と夜の気温差が大きいことがあります。
軽いジャケットやセーターなど、寒冷な気温に備えた服装を持参しましょう。
2.歩きやすい靴
観光スポットやトレッキングで歩くことが多いため、歩きやすい靴が必要です。
特にバトゥール山登山や棚田散策など、アクティビティに合った靴を選びましょう。
3.日焼け対策
高原地帯は紫外線が強いことがあります。
日焼け止め・帽子・サングラスなどを持参することをおすすめします。
4.飲料水と軽食
観光中に喉が渇いたり小腹が空いた時のために、飲料水と軽食を携帯すると便利です。
5.水着
温泉に入る際は水着の着用が必須です。
持参しましょう。
6.地元通貨の準備
市街地とは異なり田舎のエリアでは現金が主要な支払い手段となることがあります。
地元通貨であるルピアを用意しておくと安心です。
まとめ:キンタマーニ高原エリアの魅力を味わいつくそう
キンタマーニ高原は、大自然も文化体験もどちらも楽しめる、訪れる観光客を魅了するエリアです。
バトゥール山や湖でのアクティビティ・歴史的な寺院・美味しいコーヒー、そして観光スポット巡りを通じてその魅力を堪能しましょう。
無理なスケジュールで観光せず快適な滞在を心がけ、送迎付きのツアーや現地宿泊でキンタマーニ高原の美しい瞬間を存分に楽しんでくださいね!